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パン職人編
12-3
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「もし、クレスのことがヴェールアリア様の耳にでも入ったら大事だ。
いや、リザリ様が知っていらしたのんだ……知らないわけがない」
口元に親指を添え、深刻な顔を見せるラクース。
可能性はなきしもあらずだが、話が飛躍しているような気がする。
クレスは椅子の背もたれに寄りかかりマーガが持って来た調書を手に取った。
ヴェールアリアの四女はリザリという名前だけで本名は明かされていない。
魔王デゼルガルドの一族は純血の悪魔だと言われている。
そのことから彼女、リザリも悪魔だと伺える。
アスターレアは土を操作して様々なものを形成する。
先の戦いでも判明していたが、あのゴーレムもまた彼女の能力による産物である。
それ以外は年齢や趣味、特技と言った感じで特に目ぼしい情報はない。
というか、なさすぎる。
一応、前科はないようだが……魔都の魔法学校を中退した以降の履歴がない。
「マーガさん、これって」
「はい。彼女は個人的な事情から魔法学校を出た後、引きこもったまま一度も外には出ていませんでしたから」
「そんな彼女が急に、外に出て暴れ出したのか……裏で何者かが手引きしている可能性があるな」
「その辺を踏まえましてリザリ様の近況を調べましたところ、魔導ネットを利用し彼女にコンタクトを取った者がいたことが判明しました」
魔導ネット――――魔都スイーツパン対決の際にも使用されて魔族専用携帯端末型の魔道具である。
用途は様々だが、いわゆる通信デバイスの役割が大きい。
リザリは、これを使用し特定の相手とやり取りしていたという。
ただし、肝心なリザリも相手の素性までは知らないようだ。
「リザリ嬢が輝石の樹海で暴れていた目的は判明したのか?」
「いいえ、その理由さえも覚えてないそうです」
首横に振るマーガが微妙に表情を曇らせていた。
相手は、魔王の妹の娘。話を聞きだすにしても手荒な真似はできない。
背もたれから身を起こしたクレスは質問を切り替えた。
「キルシュの足取りはどうだ?」
今回の事件、元四魔皇が一人キルシュが何らかのカタチで関わっている。
そう睨んでいたクレスは早くも給仕部隊を動かしていた。
世間的にはメイドという認識しか持たれていない彼女たちだが、
全員、マーガが才能を見出し集めた精鋭だ。
クレスと直接の接点を持つ者はトップの二人しかいないが、魔族のために日夜、秘密裏に活動している。
その調査網に引っかからないものなど無いに等しい。
「依然として魔族領に戻った形跡は無いようです。
人族の領地に潜入している者の話では北西の寒村で、雪かきをしている姿が目撃されたそうです」
「何をやっているんだ……あの人は」
「聞いてくれ、クレス!」マーガとやり取りをしていると長机をバンと叩く音がした。
ラクースだった。
彼女の懸念はもっぱらヴェールアリアへの火消しだ。
四魔皇たちはクレスの存在を未だ周囲に隠している。
ヴェールアリアが事実を知れば、自分だけ除け者扱いされたと激怒するだろう。
場合によっては内戦の火種になるかもしれない。
生真面目なラクースがそれを楽観視できるわけもなかった。
「分かった、君の意見を聞かせてくれないか」
「無論だとも。リザリ様の件に関しては一度、四魔皇の方々にも相談するべきだ」
「ガレット卿とロンパオ老子か。
リザリ嬢の目的が判明しないうちは下手に口外しない方がいい。
共犯者が潜んでいる可能性が大いにある以上、リザリ嬢の件が表立てば彼女の命が危険にさらされることも考えられる。そうなった時、君は責任を持てるのか?」
「そ、それは……」
「やはり、リザリ様のことは我々だけに留めるべきですよ、ラクース」
「ああ、もうー。分かったよ、二人はリザリ様を保護したまま調査を進めるべきだって言いたいんだろ」
クレスたちに説き伏せられたラークスは身体を丸めて着席した。
基本はクレスたちに賛同している。
頭では理解できているけど不安を払拭できないというところが本音だろう。
傍から見てもそう見えてしまうほど、彼女は国家のシガラミに捕らわれていた。
「なぁ、俺ッチは結局どう動けばいいんだ。まずはそこを決めるのが肝心ジャン」
ランディの言う通りだ。
ここで、いくら成否を求めていても正解だとは限らない。
答えを求めるというのであれば、やるべきことは必然と見えてくる。
「引き続き、マーガさんたちにはリザリ嬢の調査と取り調べをお願いするよ」
「ランディには休暇を与えるから、実家に戻っててくれ」
「ラクースはそうだな。俺と一緒にベルベットカンパニーの見学にでも行こうか?」
想像の斜め上ゆくオーダーにより、困惑の声が室内に飛び交った。
「さすがに、実家に戻れと言われても意味がわかんねぇよ」
「そうだ。何をどうすればベルベットカンパニーに行き着くんだ。納得いくまで私は動かないからな」
「仕方ない。二人がやらないというのならば他の者に頼むか」
何を意図して、そう発現したのかは、そこでは明かされなかった。
ただ、クレスの言葉には意味があることを二人はよく知っていた。
一頻り、言いたい事を各々が告げ、最終的にはクレスの意見に承諾するかたちとなった。
12-3
「ベルベットカンパニーを見に行くということは、ベルベットが怪しいと考えているんだな?」
「さあーね。でも、リザリ嬢が空振りであればベルベットの方に聞くしかない」
城内にある食料庫に向かう。
その途中でもラクースの疑問は尽きない。
彼女にとってはクレスの行動が予測不能でしかないようだ。
そもそも最初からベルベットカンパニーに行くこと自体に無理がある。
カンパニーの食客を何人か打ち倒した調理人が彼らに歓迎されるわけもない。
答えは明白なのに、クレスはお構いなしに準備を進めてゆく。
棚の上の食材をいくつかカバンに詰め込むと、小型の魔導窯を背中に背負う。
「ん? どうかしたのかい?」
「――――いや、何でもない。質問ばかりしていても私の方が疲弊するだけだ」
額に手をあてがいながら、ラークスは左右に首を振っていた。
観念した彼女をみて「心配ないよ。万事上手く行くから」とクレスは宣言した。
食料庫の脇ある大瓶の蓋を外しラクースを招き入れる。
この瓶の中は、ケアン遺跡に繋がっている。
給仕部隊の調査によれば、ベルベットカンパニーの本社は、ケアン遺跡より東。
魔族領と境にある湖の街ギャリィーレイクにあるという。
帝国で知らない者はいないと言われるほど、有名なユボ湖を中心にできた観光街。
リゾート開発により近年は目覚しい成長を遂げていると噂程度には聞き及んでいる。
ベルベットカンパニーがこの街にやってきたのは今から三年ほど前。
別会社の社屋を買収というカタチでベルベットがもらい受け事業を展開することとなったようだ。
ケアン遺跡からジェットトランクを飛ばし、二人はギャリィーレイクに到着した。
帝国内であっても魔族領が近いため、ここでの魔族は珍しくない。
ラークスは懸念していたが、クレスの方は怪人化したまま堂々と街へと向かってゆく。
すぐさま、彼女もクレスの後に続いてきた。
「相も変わらず、人間たちは幸せそうだな」
街中を歩きながらラクースが呟いた。
皮肉を込めた言葉だったが、本心ではないのはクレスにも分かっている。
上官の命令とはいえ、一度は人里を襲撃しようと加担したのだ。
こうして雑踏の中に身を置くだけで自身の行いに対する罪悪感が押し寄せてくるのだろう。
この街にきてから、ずっと浮かない顔をしている。
「カンパニーに行く前に少し休憩しよう。向こうにフードコートがある」
「そうだな。私も一息いれたいところだ。けれど、クレス……覚悟は出来ているよな?」
「覚悟? ……ああ、あれね」
ジャンク通りと呼ばれている、この周辺はまんまジャンクフード屋台が軒を連ねて並んでいた。
燻りソーセージにポン菓子、定番のホートドックに龍肉のから揚げ、発酵豆腐など。
古今東西、ありとあらゆるジャンクフードがここには集結している。
見ていて楽しい、嗅いで香しい場所であり、来訪がてら寄ってゆくには最適のスポットだ。
ただ一つ、屋台を提供しているスポンサーがベルベットカンパニーであるということを除いては……。
いや、リザリ様が知っていらしたのんだ……知らないわけがない」
口元に親指を添え、深刻な顔を見せるラクース。
可能性はなきしもあらずだが、話が飛躍しているような気がする。
クレスは椅子の背もたれに寄りかかりマーガが持って来た調書を手に取った。
ヴェールアリアの四女はリザリという名前だけで本名は明かされていない。
魔王デゼルガルドの一族は純血の悪魔だと言われている。
そのことから彼女、リザリも悪魔だと伺える。
アスターレアは土を操作して様々なものを形成する。
先の戦いでも判明していたが、あのゴーレムもまた彼女の能力による産物である。
それ以外は年齢や趣味、特技と言った感じで特に目ぼしい情報はない。
というか、なさすぎる。
一応、前科はないようだが……魔都の魔法学校を中退した以降の履歴がない。
「マーガさん、これって」
「はい。彼女は個人的な事情から魔法学校を出た後、引きこもったまま一度も外には出ていませんでしたから」
「そんな彼女が急に、外に出て暴れ出したのか……裏で何者かが手引きしている可能性があるな」
「その辺を踏まえましてリザリ様の近況を調べましたところ、魔導ネットを利用し彼女にコンタクトを取った者がいたことが判明しました」
魔導ネット――――魔都スイーツパン対決の際にも使用されて魔族専用携帯端末型の魔道具である。
用途は様々だが、いわゆる通信デバイスの役割が大きい。
リザリは、これを使用し特定の相手とやり取りしていたという。
ただし、肝心なリザリも相手の素性までは知らないようだ。
「リザリ嬢が輝石の樹海で暴れていた目的は判明したのか?」
「いいえ、その理由さえも覚えてないそうです」
首横に振るマーガが微妙に表情を曇らせていた。
相手は、魔王の妹の娘。話を聞きだすにしても手荒な真似はできない。
背もたれから身を起こしたクレスは質問を切り替えた。
「キルシュの足取りはどうだ?」
今回の事件、元四魔皇が一人キルシュが何らかのカタチで関わっている。
そう睨んでいたクレスは早くも給仕部隊を動かしていた。
世間的にはメイドという認識しか持たれていない彼女たちだが、
全員、マーガが才能を見出し集めた精鋭だ。
クレスと直接の接点を持つ者はトップの二人しかいないが、魔族のために日夜、秘密裏に活動している。
その調査網に引っかからないものなど無いに等しい。
「依然として魔族領に戻った形跡は無いようです。
人族の領地に潜入している者の話では北西の寒村で、雪かきをしている姿が目撃されたそうです」
「何をやっているんだ……あの人は」
「聞いてくれ、クレス!」マーガとやり取りをしていると長机をバンと叩く音がした。
ラクースだった。
彼女の懸念はもっぱらヴェールアリアへの火消しだ。
四魔皇たちはクレスの存在を未だ周囲に隠している。
ヴェールアリアが事実を知れば、自分だけ除け者扱いされたと激怒するだろう。
場合によっては内戦の火種になるかもしれない。
生真面目なラクースがそれを楽観視できるわけもなかった。
「分かった、君の意見を聞かせてくれないか」
「無論だとも。リザリ様の件に関しては一度、四魔皇の方々にも相談するべきだ」
「ガレット卿とロンパオ老子か。
リザリ嬢の目的が判明しないうちは下手に口外しない方がいい。
共犯者が潜んでいる可能性が大いにある以上、リザリ嬢の件が表立てば彼女の命が危険にさらされることも考えられる。そうなった時、君は責任を持てるのか?」
「そ、それは……」
「やはり、リザリ様のことは我々だけに留めるべきですよ、ラクース」
「ああ、もうー。分かったよ、二人はリザリ様を保護したまま調査を進めるべきだって言いたいんだろ」
クレスたちに説き伏せられたラークスは身体を丸めて着席した。
基本はクレスたちに賛同している。
頭では理解できているけど不安を払拭できないというところが本音だろう。
傍から見てもそう見えてしまうほど、彼女は国家のシガラミに捕らわれていた。
「なぁ、俺ッチは結局どう動けばいいんだ。まずはそこを決めるのが肝心ジャン」
ランディの言う通りだ。
ここで、いくら成否を求めていても正解だとは限らない。
答えを求めるというのであれば、やるべきことは必然と見えてくる。
「引き続き、マーガさんたちにはリザリ嬢の調査と取り調べをお願いするよ」
「ランディには休暇を与えるから、実家に戻っててくれ」
「ラクースはそうだな。俺と一緒にベルベットカンパニーの見学にでも行こうか?」
想像の斜め上ゆくオーダーにより、困惑の声が室内に飛び交った。
「さすがに、実家に戻れと言われても意味がわかんねぇよ」
「そうだ。何をどうすればベルベットカンパニーに行き着くんだ。納得いくまで私は動かないからな」
「仕方ない。二人がやらないというのならば他の者に頼むか」
何を意図して、そう発現したのかは、そこでは明かされなかった。
ただ、クレスの言葉には意味があることを二人はよく知っていた。
一頻り、言いたい事を各々が告げ、最終的にはクレスの意見に承諾するかたちとなった。
12-3
「ベルベットカンパニーを見に行くということは、ベルベットが怪しいと考えているんだな?」
「さあーね。でも、リザリ嬢が空振りであればベルベットの方に聞くしかない」
城内にある食料庫に向かう。
その途中でもラクースの疑問は尽きない。
彼女にとってはクレスの行動が予測不能でしかないようだ。
そもそも最初からベルベットカンパニーに行くこと自体に無理がある。
カンパニーの食客を何人か打ち倒した調理人が彼らに歓迎されるわけもない。
答えは明白なのに、クレスはお構いなしに準備を進めてゆく。
棚の上の食材をいくつかカバンに詰め込むと、小型の魔導窯を背中に背負う。
「ん? どうかしたのかい?」
「――――いや、何でもない。質問ばかりしていても私の方が疲弊するだけだ」
額に手をあてがいながら、ラークスは左右に首を振っていた。
観念した彼女をみて「心配ないよ。万事上手く行くから」とクレスは宣言した。
食料庫の脇ある大瓶の蓋を外しラクースを招き入れる。
この瓶の中は、ケアン遺跡に繋がっている。
給仕部隊の調査によれば、ベルベットカンパニーの本社は、ケアン遺跡より東。
魔族領と境にある湖の街ギャリィーレイクにあるという。
帝国で知らない者はいないと言われるほど、有名なユボ湖を中心にできた観光街。
リゾート開発により近年は目覚しい成長を遂げていると噂程度には聞き及んでいる。
ベルベットカンパニーがこの街にやってきたのは今から三年ほど前。
別会社の社屋を買収というカタチでベルベットがもらい受け事業を展開することとなったようだ。
ケアン遺跡からジェットトランクを飛ばし、二人はギャリィーレイクに到着した。
帝国内であっても魔族領が近いため、ここでの魔族は珍しくない。
ラークスは懸念していたが、クレスの方は怪人化したまま堂々と街へと向かってゆく。
すぐさま、彼女もクレスの後に続いてきた。
「相も変わらず、人間たちは幸せそうだな」
街中を歩きながらラクースが呟いた。
皮肉を込めた言葉だったが、本心ではないのはクレスにも分かっている。
上官の命令とはいえ、一度は人里を襲撃しようと加担したのだ。
こうして雑踏の中に身を置くだけで自身の行いに対する罪悪感が押し寄せてくるのだろう。
この街にきてから、ずっと浮かない顔をしている。
「カンパニーに行く前に少し休憩しよう。向こうにフードコートがある」
「そうだな。私も一息いれたいところだ。けれど、クレス……覚悟は出来ているよな?」
「覚悟? ……ああ、あれね」
ジャンク通りと呼ばれている、この周辺はまんまジャンクフード屋台が軒を連ねて並んでいた。
燻りソーセージにポン菓子、定番のホートドックに龍肉のから揚げ、発酵豆腐など。
古今東西、ありとあらゆるジャンクフードがここには集結している。
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