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第1話 エントリーの朝
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全国市区町村カードバトル!
第1話 エントリーの朝
朝の陽光がカーテンの隙間から差し込み、誠一の部屋を優しく照らしていた。「うーん……もう朝か」ベッドから這い出した誠一は、机の上に置かれたスマートフォンを手に取った。画面には昨夜遅くまで見ていたウェブサイトがそのまま開かれている。『第47回全国市区町村カード大会 三重県地区予選 参加者募集! 高校生の部 エントリー締切まであと3日!』誠一はため息をつきながらも、どこかワクワクした表情を浮かべた。「やっぱり……出ちゃおうかな」彼は旅行が大好きで、写真撮影が趣味だ。小さい頃から家族と全国を回り、訪れた市区町村の風景をカメラに収めてきた。その過程で自然と市区町村の面積や特徴を覚えていった。特に面積ランキングは得意で、高山市が日本一広いこと(2177.61km²)や、浜松市、日光市、北見市、静岡市などが上位に入ることも頭に叩き込まれている。そんな誠一にとって、この「全国市町区村カード大会」はまさに天職のような競技だった。カードに書かれた市区町村の面積を競うシンプルなルール。でも、運と知識と読み合いが絡み合う奥深いゲーム。部屋の隅のケージから、小さな足音が聞こえてきた。「ピコピコ」ハムスターのハモが、回し車から降りて誠一を見上げている。「朝だぞ、ハモ。おはよう」誠一はケージを開けてハモを抱き上げ、頰をすり寄せた。ふわふわの毛並みが心地いい。そのとき、部屋のドアが勢いよく開いた。「誠一! 朝よ! いつまで寝てるの!」入ってきたのはピンク色の髪をポニーテールにした少女――幼なじみの祐奈だった。制服の委員長バッジが朝日に光っている。「うわっ、祐奈!? ノックくらいしろよ!」誠一は慌ててハモをケージに戻し、ベッドに座り直した。「ノックしたわよ。返事がないから入ってきただけ。……それより、朝ごはんできてるから早く降りてきなさい。琴美が待ってるわ」祐奈はそう言いながら、誠一の机の上に置かれたスマホの画面に目を止めた。「……これ、まさか全国市区町村カード大会のページ?」「え、あ、ああ……」「本当にエントリーするつもりなの?」祐奈の声に少し心配が混じる。「うん。ちょっと前から考えてたんだ。旅行好きだし、面積とか得意だし……全国1位、目指してみたくて」誠一は照れくさそうに頭をかいた。祐奈は少し眉をひそめたが、すぐにため息をついた。「……バカね。あなた一人で大丈夫なの? 相手は全国の猛者よ?」「一人じゃないよ。個人戦だけど……仲間もできるだろうし」「仲間って…真剣勝負の大会で友情なんてできるわけないでしょ」祐奈の言葉に、誠一は苦笑いした。「変じゃないよ。面白いゲームだよ。それに、旅行の知識が活かせるんだ」そのとき、下の階から明るい声が響いた。「お兄ちゃーん! 祐奈お姉ちゃん! 朝ごはんだよー!」妹の琴美の声だ。ド天然でドジっ子だが、家族みんなの人気者だ。「はーい、今行くー!」祐奈が返事をしながら、誠一に視線を戻した。「……まあ、あなたが本気なら、止めないけど。でも、無理しないでよね」最後は少し頰を赤くしながら、小声で付け加えた。「私が……心配するじゃない」誠一はそれに気づかず、「ありがと、祐奈!」と笑顔で答えた。相変わらず恋愛には鈍感だ。朝食のテーブルでは、琴美がパンケーキを山盛りにして待っていた。「お兄ちゃん、今日も学校遅刻しないようにね!」「うん、大丈夫」食事を終え、学校へ向かう道。祐奈と並んで歩きながら、誠一はスマホを取り出した。「よし……エントリーしちゃおう」申し込みフォームを開き、必要事項を入力していく。名前、年齢、学校、住所……そして最後に「参加動機」欄。誠一は少し考えてから、キーボードを叩いた。『全国の市区町村を巡るのが好きです。カードを通じて、さらに日本を知りたいと思いエントリーしました。全国1位を目指します!』送信ボタンを押す。――登録完了――画面に表示された文字を見て、誠一は拳を握った。「よし、決めた!」祐奈が横から覗き込んで、ため息をつく。「本当にやるんだ……。まあ、いいけど。負けたら泣かないでよね」「泣かないよ。それに、祐奈も出ればいいのに。成績優秀なんだから、知識はあるでしょ?」「私は委員長業務で忙しいの! そんな暇ないわ!」ツンとした態度だが、どこか照れ隠しのように見えた。学校に着くと、教室はいつもの賑やかさだ。「おはよう、誠一!」元気な声で近づいてきたのは、幼稚園からの付き合いである智樹だ。インドア派でゲーム好き。「おはよ、智樹」「なんか今日、顔が輝いてるけど? いいことあった?」「ああ、実はさ――」誠一が大会エントリーの話を始めると、智樹は目を丸くした。「マジで!? あの市区町村カードの全国大会!? すげー! 俺も参加したい!」その横で、西村章大がニヤニヤしながら割り込んできた。「へぇ~、誠一がカードバトルか。女の子もたくさん出るんだろ? パンチラとかあるかな~」「ないよ! 変態!」祐奈が即座に肘鉄を食らわせ、章大は「ぐはっ」と床に倒れた。教室の隅では、クールな雰囲気の明日奈が本を読んでいた。紫色の髪に黒ストッキング。最初は誠一のことを少し疑っていたが、最近は少し打ち解けてきている。「ふん、誠一が出るなら……少しは期待できるかもね」小声で呟いたが、誠一には聞こえなかった。放課後、誠一は部室へと向かった。市区町村カード同好会――という名の、ゆるい集まりだ。顧問の先生は、見た目が幼女のようなクラス担任。だらしない性格だが、いざという時は頼れる師匠的存在だ。「あら、誠一くん。今日も来たのね」先生はソファに寝転がりながら、カードの束をシャッフルしていた。「先生、実は……全国大会、エントリーしました!」「えっ、本当に!? やったわね! 高校時代、私も全国ベスト8まで行ったことがあるのよ~」先生は急に目を輝かせて立ち上がった。身長の話題は絶対に振ってはいけない。「じゃあ、早速特訓ね! トーナメント抽選は明後日らしいから、それまでに基本を叩き込むわ!」部室にはすでに何人かが集まっていた。アイドル的人気の涼子。意地っ張りで目立ちたがりだが、実力は本物。無口でミステリアスな李音那。工作好きで「良きですわ」が口癖の灯子。そして、由緒ある神社の娘、神与。少しヤンデレ気味で、誠一をじっと見つめている。「誠一さん……大会、頑張ってくださいね♡」神与の視線に、誠一は少しドキッとした。その夜、誠一は自分の部屋でカードを広げ、練習を始めた。ハモがケージから応援するように見つめている。スマホに通知が届く。『全国市区町村カード大会 三重県地区予選 トーナメント抽選会のお知らせ』「明後日か……どんな相手と当たるんだろう」誠一はカードを手に取り、深呼吸した。全国1位への道が、今、始まった。――次回、抽選会。そして大会当日へ!
(第1話 終わり)
第1話 エントリーの朝
朝の陽光がカーテンの隙間から差し込み、誠一の部屋を優しく照らしていた。「うーん……もう朝か」ベッドから這い出した誠一は、机の上に置かれたスマートフォンを手に取った。画面には昨夜遅くまで見ていたウェブサイトがそのまま開かれている。『第47回全国市区町村カード大会 三重県地区予選 参加者募集! 高校生の部 エントリー締切まであと3日!』誠一はため息をつきながらも、どこかワクワクした表情を浮かべた。「やっぱり……出ちゃおうかな」彼は旅行が大好きで、写真撮影が趣味だ。小さい頃から家族と全国を回り、訪れた市区町村の風景をカメラに収めてきた。その過程で自然と市区町村の面積や特徴を覚えていった。特に面積ランキングは得意で、高山市が日本一広いこと(2177.61km²)や、浜松市、日光市、北見市、静岡市などが上位に入ることも頭に叩き込まれている。そんな誠一にとって、この「全国市町区村カード大会」はまさに天職のような競技だった。カードに書かれた市区町村の面積を競うシンプルなルール。でも、運と知識と読み合いが絡み合う奥深いゲーム。部屋の隅のケージから、小さな足音が聞こえてきた。「ピコピコ」ハムスターのハモが、回し車から降りて誠一を見上げている。「朝だぞ、ハモ。おはよう」誠一はケージを開けてハモを抱き上げ、頰をすり寄せた。ふわふわの毛並みが心地いい。そのとき、部屋のドアが勢いよく開いた。「誠一! 朝よ! いつまで寝てるの!」入ってきたのはピンク色の髪をポニーテールにした少女――幼なじみの祐奈だった。制服の委員長バッジが朝日に光っている。「うわっ、祐奈!? ノックくらいしろよ!」誠一は慌ててハモをケージに戻し、ベッドに座り直した。「ノックしたわよ。返事がないから入ってきただけ。……それより、朝ごはんできてるから早く降りてきなさい。琴美が待ってるわ」祐奈はそう言いながら、誠一の机の上に置かれたスマホの画面に目を止めた。「……これ、まさか全国市区町村カード大会のページ?」「え、あ、ああ……」「本当にエントリーするつもりなの?」祐奈の声に少し心配が混じる。「うん。ちょっと前から考えてたんだ。旅行好きだし、面積とか得意だし……全国1位、目指してみたくて」誠一は照れくさそうに頭をかいた。祐奈は少し眉をひそめたが、すぐにため息をついた。「……バカね。あなた一人で大丈夫なの? 相手は全国の猛者よ?」「一人じゃないよ。個人戦だけど……仲間もできるだろうし」「仲間って…真剣勝負の大会で友情なんてできるわけないでしょ」祐奈の言葉に、誠一は苦笑いした。「変じゃないよ。面白いゲームだよ。それに、旅行の知識が活かせるんだ」そのとき、下の階から明るい声が響いた。「お兄ちゃーん! 祐奈お姉ちゃん! 朝ごはんだよー!」妹の琴美の声だ。ド天然でドジっ子だが、家族みんなの人気者だ。「はーい、今行くー!」祐奈が返事をしながら、誠一に視線を戻した。「……まあ、あなたが本気なら、止めないけど。でも、無理しないでよね」最後は少し頰を赤くしながら、小声で付け加えた。「私が……心配するじゃない」誠一はそれに気づかず、「ありがと、祐奈!」と笑顔で答えた。相変わらず恋愛には鈍感だ。朝食のテーブルでは、琴美がパンケーキを山盛りにして待っていた。「お兄ちゃん、今日も学校遅刻しないようにね!」「うん、大丈夫」食事を終え、学校へ向かう道。祐奈と並んで歩きながら、誠一はスマホを取り出した。「よし……エントリーしちゃおう」申し込みフォームを開き、必要事項を入力していく。名前、年齢、学校、住所……そして最後に「参加動機」欄。誠一は少し考えてから、キーボードを叩いた。『全国の市区町村を巡るのが好きです。カードを通じて、さらに日本を知りたいと思いエントリーしました。全国1位を目指します!』送信ボタンを押す。――登録完了――画面に表示された文字を見て、誠一は拳を握った。「よし、決めた!」祐奈が横から覗き込んで、ため息をつく。「本当にやるんだ……。まあ、いいけど。負けたら泣かないでよね」「泣かないよ。それに、祐奈も出ればいいのに。成績優秀なんだから、知識はあるでしょ?」「私は委員長業務で忙しいの! そんな暇ないわ!」ツンとした態度だが、どこか照れ隠しのように見えた。学校に着くと、教室はいつもの賑やかさだ。「おはよう、誠一!」元気な声で近づいてきたのは、幼稚園からの付き合いである智樹だ。インドア派でゲーム好き。「おはよ、智樹」「なんか今日、顔が輝いてるけど? いいことあった?」「ああ、実はさ――」誠一が大会エントリーの話を始めると、智樹は目を丸くした。「マジで!? あの市区町村カードの全国大会!? すげー! 俺も参加したい!」その横で、西村章大がニヤニヤしながら割り込んできた。「へぇ~、誠一がカードバトルか。女の子もたくさん出るんだろ? パンチラとかあるかな~」「ないよ! 変態!」祐奈が即座に肘鉄を食らわせ、章大は「ぐはっ」と床に倒れた。教室の隅では、クールな雰囲気の明日奈が本を読んでいた。紫色の髪に黒ストッキング。最初は誠一のことを少し疑っていたが、最近は少し打ち解けてきている。「ふん、誠一が出るなら……少しは期待できるかもね」小声で呟いたが、誠一には聞こえなかった。放課後、誠一は部室へと向かった。市区町村カード同好会――という名の、ゆるい集まりだ。顧問の先生は、見た目が幼女のようなクラス担任。だらしない性格だが、いざという時は頼れる師匠的存在だ。「あら、誠一くん。今日も来たのね」先生はソファに寝転がりながら、カードの束をシャッフルしていた。「先生、実は……全国大会、エントリーしました!」「えっ、本当に!? やったわね! 高校時代、私も全国ベスト8まで行ったことがあるのよ~」先生は急に目を輝かせて立ち上がった。身長の話題は絶対に振ってはいけない。「じゃあ、早速特訓ね! トーナメント抽選は明後日らしいから、それまでに基本を叩き込むわ!」部室にはすでに何人かが集まっていた。アイドル的人気の涼子。意地っ張りで目立ちたがりだが、実力は本物。無口でミステリアスな李音那。工作好きで「良きですわ」が口癖の灯子。そして、由緒ある神社の娘、神与。少しヤンデレ気味で、誠一をじっと見つめている。「誠一さん……大会、頑張ってくださいね♡」神与の視線に、誠一は少しドキッとした。その夜、誠一は自分の部屋でカードを広げ、練習を始めた。ハモがケージから応援するように見つめている。スマホに通知が届く。『全国市区町村カード大会 三重県地区予選 トーナメント抽選会のお知らせ』「明後日か……どんな相手と当たるんだろう」誠一はカードを手に取り、深呼吸した。全国1位への道が、今、始まった。――次回、抽選会。そして大会当日へ!
(第1話 終わり)
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