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13、遠い報せ
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眠れない夜が続く。
暇を見つけては、足らぬ情報を求めてメディアを渡り歩くような日々が続いて。
反発と鎮圧が繰り返されるカルドゥワと隣国に、次は我が身と追い詰められる周辺国が、色めきだって武装しはじめ、事態は急速に泥沼化していく。
国境では小競り合いが頻発し、戦術的に重要な隣国を押さえたカルドゥワの暴挙が、飛び火して広がる。
当の独裁者ネイハウスは、戦時に当然ながら居所も分からぬまま、一方的な主張にそって厳めしく警告する映像ばかりを届けていた。
絶対的支配に慣れきっていたカルドゥワ自体も、反発が起これど規制と戒厳令で身動きが重い。
ネイハウスの戦略に異を唱えるカルドゥワ国民が次々と当局に捕らえられ、官邸から逃れた隣国のトップが、潰された放送局の代わりに、ネイハウスに抗議する映像をSNSで出し続けている。
混乱しながら情報を選り分ける頭に、不意に、不可思議で不愉快なネイハウスの態度のすべてが、理解されたように思えた。
自分の邪魔をするな。自分に敵対するな。
常に、それがルスラン・ネイハウスだったと気がつく。
当代に限らないとはいえ、ネイハウスが総長に就任する前後に目立った、ジャーナリスト達の行方不明。
愚かにも、ほんの頭の片隅で、ネイハウスはそこから自分を免れさせたのかもしれないと考えていた。
だが、違ったのではないか。
彼はシンプルに、労せず敵対者を減らしたいと言っただけだったのではないだろうか。
従わなければどうするか、彼に迷いはなく、自分は何度も身をもって体験したのに。
そうして、自分は何を捨てたのかと、愕然とする。
力を集める権力者たちに、武器で敵わぬ市民が、ペンを取ったのは何故だったか。有史以前から、彼らが積み重ね、土地と血を超えて受け継がれてきたものは。
数多の声が時の有力者によって闇に葬られても、記者という、危険を伴う職業がなくならないのは何故なのか。
脅迫されていたことは、事実だ。
敗北感に打ちのめされ、ジャーナリストに向いていなかったと認めたのも、本音だが。
自分は一体、何に屈して、何を捨てた?
苦痛を抱えて生き続けるなど想像もつかないほどで、一睡もせず昔の伝手を片っ端から当たり、厳しく制限されたカルドゥワへの道を探す。
敗北も、制裁もどうでもいい。
何か一言でも、言ってやりたい。罵られても殴られても、指を突きつけ、お前は間違っていると伝えなければ。
額を押さえてソファに座り込み、このところ頻繁になっている数秒の気絶から、意識が戻り。
それを待っていたかのように、消すことのなくなったテレビが、速報を伝えた。
『臨時ニュースです。速報が入りました。本日未明、カルドゥワ行政総長、ルスラン・ネイハウス氏が殺害されました』
身も心も、一瞬で凍りついた。
理解できないという感情も、信じられないという驚きもない。
間に合わなかったのではない。最初から、最後まで、自分はどこにも関与せず、何者でもなかった。
ただそれだけだ、と、認めるよりも重く、理解が伸し掛かる。
目を覚ましたまま意識を失うような暗黒から、また目を上げる。
ニュースは、カルドゥワの反政府組織から映像と共に声明が出されたと告げるのに、映像を出さない。
同じ光景を、何度か見たことがある。
すぐにインターネットにアクセスし、SNSと動画サイトを次々に開いて検索する。
既にコピーされ拡散されていたその動画は、ほどなくして見つかった。
端に映り込んでいる木々の様子から、やけに白い画面は一面の雪だと分かる。
おそらく付近の建物からだろう、高所から撮影された画面の向こうから歩いてくる、十数人ほどの軍装コートの一団。
行軍ではなく列にならず、足早に移動する彼らの足が、画面の中央を過ぎた辺りで乱れた。
一団の半ばほどを歩いていた男が足を止め、その前を行っていた別の男が、振り返る。
声を交わすほどの間もあっただろうか。映像は距離が遠く、そこまで音声は捉えていない。
次の瞬間、ああ、と、思った時には、乾いた銃声が連発し、数秒で全てが終わる。
最初に足を止めた男が呼び止めたのかもしれない。
次に振り返った男の、異様とも思えるほどの素早い動きで、顔立ちどころか髪の色も怪しいほどの距離なのに、ルスラン・ネイハウスだと思った。
懐に銃があったのだろう、振り向ききる前にコートに入った手は、誰よりも、声を掛けた男よりも早い。声を掛けた男は、まだ手を持ち上げただけだった。
だが、コートから手を出せないまま、最初の銃声が響いて、振り返った男は崩れ落ち。続け様に鳴った別の銃声で、最初の男も身を躍らせて倒れる。
驚いたことに撃ち合いは続いて、一団のほとんどが、雪の上に落ちた。
画面を埋めるように白い雪の上、数秒でコートの男達が倒れ、赤い色がまばらに増えている。
撮影者だろう、近い距離からの声が、早口のカルドゥワ語で祈り、罵り、呻くように呟く。映像の最後に入っていたその言葉は、動画のタイトルにもなっていた。
“あの怪物が死んだ!”と。
のろのろと手を動かし、もう一度、その短い動画を再生する。
ネイハウスが何故倒れたのか、動画では何度見ても理解できず、だが、倒れたネイハウスの周りに広がる赤が、頭部を撃ち抜かれたものだということは理解できた。
呆然とする気持ちと、喪失感が少し遠く。
端末の画面もテレビも消して、静寂の中で目を閉じ、あれが最後だったと思い出す。
「ビール飲みませんか?」
互いの体液まみれになった身体を、息を切らしながら起こし。
「酒は飲まない」
ルスランの息が整うのが、十以上若い自分よりも早くて、苦笑いする。
休憩か?と、手足を伸ばしながら声を寄越す彼に、噴き出しそうになりながら、冷えたビールとグラスを2つ持って、ベッドに戻った。
「もう出ません」
肩を竦めるのに、ルスランは鼻先で息を吹く。
「それはよかった」
「まだやれるんです? 冗談でしょ?」
「終わりだと言ったのはお前だが?」
怪訝な顔をしてみせるのが、本気なのか遊ばれているのか全然分からない。
2つのグラスにビールを注ぎ分け、差し出したのを、ものすごく嫌な顔をしながらも、ルスランは受け取った。
「カルドゥワ人のあなたに、ビールなんて酒の内に入らないでしょ。汗掻いた後は美味いですよ」
「まさかと思うが、知らないのか? アルコールの入っている飲料を酒と呼ぶんだ」
新聞も酒も知ってます、と、半眼に舌を出せば、新聞?と、怪訝な目を寄越され、肩を竦める。
そうしてグラスに口をつけたルスランは、喉も渇いていたのだろう、グラス一杯のビールを一息に飲み干し。
「――美味いな」
眉を上げてみせてから、笑ったのだ。
その後なにか話したような気もするし、ろくに話さず寝てしまったような気もする。
あなたは覚えていただろうか。
それともやっぱり、いつものように忘れてしまっただろうか。
独裁者ルスラン・ネイハウスを打ち倒した最初の銃声の謎は、すぐに解明された。
袖の中に隠しておくことで、片手で銃弾を装填し、身構える間を省いて発射できるという改造拳銃は、数十年前に考案されたものの、殺傷力を保持すれば使用者にも大きな負傷を負わせるとして、試用段階で廃案になったそうだ。
六十の年を過ぎても、恐るべき運動能力を誇っていたネイハウスを倒すために、反政府組織によって秘密裏に再現されたらしい。
この、凶暴で欠陥のある改造拳銃は、公にはどこにも記されない、特殊工作をもっぱらとする部隊にいた頃、ルスラン・ネイハウス自身が発案したものだったという。
終
暇を見つけては、足らぬ情報を求めてメディアを渡り歩くような日々が続いて。
反発と鎮圧が繰り返されるカルドゥワと隣国に、次は我が身と追い詰められる周辺国が、色めきだって武装しはじめ、事態は急速に泥沼化していく。
国境では小競り合いが頻発し、戦術的に重要な隣国を押さえたカルドゥワの暴挙が、飛び火して広がる。
当の独裁者ネイハウスは、戦時に当然ながら居所も分からぬまま、一方的な主張にそって厳めしく警告する映像ばかりを届けていた。
絶対的支配に慣れきっていたカルドゥワ自体も、反発が起これど規制と戒厳令で身動きが重い。
ネイハウスの戦略に異を唱えるカルドゥワ国民が次々と当局に捕らえられ、官邸から逃れた隣国のトップが、潰された放送局の代わりに、ネイハウスに抗議する映像をSNSで出し続けている。
混乱しながら情報を選り分ける頭に、不意に、不可思議で不愉快なネイハウスの態度のすべてが、理解されたように思えた。
自分の邪魔をするな。自分に敵対するな。
常に、それがルスラン・ネイハウスだったと気がつく。
当代に限らないとはいえ、ネイハウスが総長に就任する前後に目立った、ジャーナリスト達の行方不明。
愚かにも、ほんの頭の片隅で、ネイハウスはそこから自分を免れさせたのかもしれないと考えていた。
だが、違ったのではないか。
彼はシンプルに、労せず敵対者を減らしたいと言っただけだったのではないだろうか。
従わなければどうするか、彼に迷いはなく、自分は何度も身をもって体験したのに。
そうして、自分は何を捨てたのかと、愕然とする。
力を集める権力者たちに、武器で敵わぬ市民が、ペンを取ったのは何故だったか。有史以前から、彼らが積み重ね、土地と血を超えて受け継がれてきたものは。
数多の声が時の有力者によって闇に葬られても、記者という、危険を伴う職業がなくならないのは何故なのか。
脅迫されていたことは、事実だ。
敗北感に打ちのめされ、ジャーナリストに向いていなかったと認めたのも、本音だが。
自分は一体、何に屈して、何を捨てた?
苦痛を抱えて生き続けるなど想像もつかないほどで、一睡もせず昔の伝手を片っ端から当たり、厳しく制限されたカルドゥワへの道を探す。
敗北も、制裁もどうでもいい。
何か一言でも、言ってやりたい。罵られても殴られても、指を突きつけ、お前は間違っていると伝えなければ。
額を押さえてソファに座り込み、このところ頻繁になっている数秒の気絶から、意識が戻り。
それを待っていたかのように、消すことのなくなったテレビが、速報を伝えた。
『臨時ニュースです。速報が入りました。本日未明、カルドゥワ行政総長、ルスラン・ネイハウス氏が殺害されました』
身も心も、一瞬で凍りついた。
理解できないという感情も、信じられないという驚きもない。
間に合わなかったのではない。最初から、最後まで、自分はどこにも関与せず、何者でもなかった。
ただそれだけだ、と、認めるよりも重く、理解が伸し掛かる。
目を覚ましたまま意識を失うような暗黒から、また目を上げる。
ニュースは、カルドゥワの反政府組織から映像と共に声明が出されたと告げるのに、映像を出さない。
同じ光景を、何度か見たことがある。
すぐにインターネットにアクセスし、SNSと動画サイトを次々に開いて検索する。
既にコピーされ拡散されていたその動画は、ほどなくして見つかった。
端に映り込んでいる木々の様子から、やけに白い画面は一面の雪だと分かる。
おそらく付近の建物からだろう、高所から撮影された画面の向こうから歩いてくる、十数人ほどの軍装コートの一団。
行軍ではなく列にならず、足早に移動する彼らの足が、画面の中央を過ぎた辺りで乱れた。
一団の半ばほどを歩いていた男が足を止め、その前を行っていた別の男が、振り返る。
声を交わすほどの間もあっただろうか。映像は距離が遠く、そこまで音声は捉えていない。
次の瞬間、ああ、と、思った時には、乾いた銃声が連発し、数秒で全てが終わる。
最初に足を止めた男が呼び止めたのかもしれない。
次に振り返った男の、異様とも思えるほどの素早い動きで、顔立ちどころか髪の色も怪しいほどの距離なのに、ルスラン・ネイハウスだと思った。
懐に銃があったのだろう、振り向ききる前にコートに入った手は、誰よりも、声を掛けた男よりも早い。声を掛けた男は、まだ手を持ち上げただけだった。
だが、コートから手を出せないまま、最初の銃声が響いて、振り返った男は崩れ落ち。続け様に鳴った別の銃声で、最初の男も身を躍らせて倒れる。
驚いたことに撃ち合いは続いて、一団のほとんどが、雪の上に落ちた。
画面を埋めるように白い雪の上、数秒でコートの男達が倒れ、赤い色がまばらに増えている。
撮影者だろう、近い距離からの声が、早口のカルドゥワ語で祈り、罵り、呻くように呟く。映像の最後に入っていたその言葉は、動画のタイトルにもなっていた。
“あの怪物が死んだ!”と。
のろのろと手を動かし、もう一度、その短い動画を再生する。
ネイハウスが何故倒れたのか、動画では何度見ても理解できず、だが、倒れたネイハウスの周りに広がる赤が、頭部を撃ち抜かれたものだということは理解できた。
呆然とする気持ちと、喪失感が少し遠く。
端末の画面もテレビも消して、静寂の中で目を閉じ、あれが最後だったと思い出す。
「ビール飲みませんか?」
互いの体液まみれになった身体を、息を切らしながら起こし。
「酒は飲まない」
ルスランの息が整うのが、十以上若い自分よりも早くて、苦笑いする。
休憩か?と、手足を伸ばしながら声を寄越す彼に、噴き出しそうになりながら、冷えたビールとグラスを2つ持って、ベッドに戻った。
「もう出ません」
肩を竦めるのに、ルスランは鼻先で息を吹く。
「それはよかった」
「まだやれるんです? 冗談でしょ?」
「終わりだと言ったのはお前だが?」
怪訝な顔をしてみせるのが、本気なのか遊ばれているのか全然分からない。
2つのグラスにビールを注ぎ分け、差し出したのを、ものすごく嫌な顔をしながらも、ルスランは受け取った。
「カルドゥワ人のあなたに、ビールなんて酒の内に入らないでしょ。汗掻いた後は美味いですよ」
「まさかと思うが、知らないのか? アルコールの入っている飲料を酒と呼ぶんだ」
新聞も酒も知ってます、と、半眼に舌を出せば、新聞?と、怪訝な目を寄越され、肩を竦める。
そうしてグラスに口をつけたルスランは、喉も渇いていたのだろう、グラス一杯のビールを一息に飲み干し。
「――美味いな」
眉を上げてみせてから、笑ったのだ。
その後なにか話したような気もするし、ろくに話さず寝てしまったような気もする。
あなたは覚えていただろうか。
それともやっぱり、いつものように忘れてしまっただろうか。
独裁者ルスラン・ネイハウスを打ち倒した最初の銃声の謎は、すぐに解明された。
袖の中に隠しておくことで、片手で銃弾を装填し、身構える間を省いて発射できるという改造拳銃は、数十年前に考案されたものの、殺傷力を保持すれば使用者にも大きな負傷を負わせるとして、試用段階で廃案になったそうだ。
六十の年を過ぎても、恐るべき運動能力を誇っていたネイハウスを倒すために、反政府組織によって秘密裏に再現されたらしい。
この、凶暴で欠陥のある改造拳銃は、公にはどこにも記されない、特殊工作をもっぱらとする部隊にいた頃、ルスラン・ネイハウス自身が発案したものだったという。
終
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