騎士団長と秘密のレッスン

はるみさ

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番外編 踊り子とジルベルト(2)

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 お屋敷に帰ってきた私は、湯浴みをした。
 お風呂に入りながらため息をつく。

 「楽しみにしてたんだけどな……」

 あんなことで心を乱すなんて。あの時の映像は違うってわかっているのに….自分が弱くて嫌になる。

 私は湯浴みを終えた。
 着替えようとして、夜着に目を落とした私は固まった。

 そこには、あの踊り子の衣装があった。

 な、なんで?! どういうこと?!

 私がパニックに陥っていると、侍女のマリーが言った。

 「先程、ご入浴中に旦那様がいらっしゃいまして、本日はこれをお召しになるように、と」

 ……踊り子の衣装を私が着るの?!
 なんで?! どういうこと?!

 わけが分からないまま、私は踊り子の衣装を身につけた。その衣装は舞台でチラッと見た時にはそんなに気にならなかったが、自分で身につけてみると予想以上に布が少なかった。

 胸当ては小さく、乳首は隠れているが、下からも乳房がはみ出している。胸当ての肩の部分から色とりどりのキラキラとした飾りの付いたリボンが縫ってあり肩を隠すが、胸は全く隠してくれない。下はパンティ一枚でこれも横にリボンが付いていた。
 踊ったらこのリボンがヒラヒラとして、きっと綺麗なんだろう。

 よくこんな衣装で舞台上で踊れるな…。

 そう思いながら、私はガウンを羽織って、寝室に向かった。寝室にはもうジル様がいて、ガウンを羽織った状態でお酒を片手に大きな窓から闇夜に包まれた外を見ていた。

 「ジ、ジル様……」

 「あぁ、マリエル、来たか」

 私はガウンをギュッと握り締める。

 「なんでこんな衣装を….」

 「使ってない衣装があると聞いてな。
 貰ってきた。

 おいで、マリエル」

 ジル様はそう言って、持っていたお酒をトンッと机の上に置き、腕を広げる。
 私はジル様の胸の中に収まった。

 「もう。なんで私に踊り子の衣装なんて着せたんですか?」

 「さぁな。ほら、マリエル。
 可愛い私だけの踊り子を見せてくれ……」

 ジル様は私のガウンの紐を取り、ガウンを落とした。少し寒くなる。
 ジル様が目を細めて、私の姿をじっと見つめる。

 「あぁ……美しい。美しく、妖艶だ」

 「恥ずかしい……」

 私は少しでも身体を隠そうと、自らに腕を巻きつけるようにした。

 「もう何度も抱いているのに、まだ恥ずかしいのか? 最後には自ら身体を開いて、あんなにも激しく俺を求めるのに……」

 お腹の奥がキュンとしてしまった。

 「そ、それはジル様がいっぱい気持ちよくするから……」

 「それは嬉しいな。
 今日もたくさん気持ちよくしてやる」

 そう言って、ジル様は私に噛み付くようなキスを落とした。何度も何度も私を味わうようにして、舌を絡ませ、唾液を流し込んでくる。口内を丁寧に舐められれば、ゾクゾクとした小さな快感が生まれ、身体に満ちてくる。

 「……ふ……ぁ、ジルさまぁ……」

 ジル様は私の様子を見て、妖しく微笑んだ後、胸当てへ手を伸ばした。胸当ての上から、優しく揉んでくれる。

 「マリエルの胸は大きいから胸当てからはみ出しているな。これで踊ったら、完全に見えてしまうだろう」

 そう言って胸当てを右側だけずらした。ぽろんと乳房が飛び出す。

 「あっ」

 ジル様は飛び出た右の乳首にすかさず吸い付いた。チュプチュプと音を立てて吸う。左側は胸当ての下に手を入れて、指の付け根で乳首を挟みながら乳房を揉む。

 「はっ……ぁん。あぁ……ふぅん……っ」

 思わず気持ち良さに声が漏れてしまう。蜜壺からはジワジワと愛液が染み出しているのが分かった。

 ジル様は暫く私の胸を可愛がった後、私の背後に回った。そして、私の背を押し、窓の前に立たせた。私はジル様の意図が分からず、振り返って尋ねる。

 「ん……ジル様? どうしたの?」

 ジル様は振り返った私に軽くキスを落とした。
 そして、耳元に唇を寄せ、囁いた。

 「……窓を見てろ」

 私が窓を見ると、踊り子の衣装でジル様に後ろから抱きしめられる私が映っていた。ジル様の手が再び愛撫し始める。

 「ぁ……やん……」

 窓に映る私はひどく卑猥だった。右の乳房は露わになり、その先端はジル様の唾液でつやつやと濡れている。左の乳首も散々弄られたため、衣装の胸当ての下からもその存在を主張していた。ジル様は私の首筋を舐め、窓ガラス越しに私を熱く見つめた。

 パンティにはジル様の指が差し挿れられ、じゅぷじゅぷと蜜口の浅いところを刺激する。ジル様から与えられる快感に忠実な私の身体は簡単に愛液を溢れさせる。陰核も思い出したように時折弾かれると、身体にピリピリとした快感が走る。

 「あっ……はぁ……っ! んっ……!」

 「マリエル、ちゃんと窓を見てろ。
 お前を抱いているのは誰だ?」

 「はっ、ぁん……っ! じる……さまぁ!!」

 「そうだ。そして、この俺の手で乱れる妖艶な踊り子は誰だ?」

 「ぁ、はぁん……っ!わ、わたし….っ」

 ジル様は、窓ガラス越しに私と目を合わせると、ニヤリと笑った。

 「そうだ、俺が抱くのはマリエルだけだ。
 他の女を抱くことは一生ない。今までもこれからも俺の全てはマリエルのものだ。
 もし俺が踊り子を抱くなら、それは踊り子になったマリエルだけだ」

 そう言って、片手で胸を強く揉み、乳首を弾いた。パンティに入った手は、私の陰核を押し潰し、クリクリと刺激する。

 「ぁ……あっ……! はぁ……ああんっ!」

 「マリエル、イけ」

 ジル様にそう命令され、私はイった。

 ぐったりする私をジル様は後ろから抱くようにし、上半身を倒した。私の両手の掌を窓につかせると、自らのガウンをばさりと落としたようだった。ジル様はパンティから私の片足だけ抜いた。太ももにリボンの付いたパンティが残る。イったばかりで抵抗する余裕もない私はぼーっとする頭でされるがままだった。

 次の瞬間、熱いくらいのジル様の陰茎が蜜口に添えられた。もうぐちゃぐちゃに濡らし、今か今かと私の蜜口がパクパクと陰茎を求めて動いているのが分かる。

 「ぁ、ん……じるさま……じるぅ…」

 「どうした?」

 「はやくぅ……いれてぇ……っ!」

 ジル様は私の背中を舐める。

 「ひゃっ……!!」

 耳元に顔を移動させ、私の耳元で囁く。

 「ちゃんと見てろよ?
 ……誰がマリエルを抱いてるのか。俺の手で乱れるのが誰なのか。

 目を逸らしたら、やらないぞ?」

 私は早くジル様の熱い陰茎で私の中を埋めて欲しくて、懇願した。

 「みるっ……みますぅ!
 だから、ちょうだい……っ!
 じるさまの、おっきいの……おくまでぇ!!」

 次の瞬間、硬く大きなジル様の陰茎がズンっと奥を突いた。

 「ひぁ……っ!!」

 「すごいな……」

 ジル様はそう呟くと、私の中に入ってきた。腰を回し、私の中をぐるりと刺激する。浅く挿入し、膣壁を擦る。

 「あっ……あっ……はぁぁん……」

 気持ちいい……だけどもっと欲しい。
 奥をどんどん突いて、その奥にいつものようにどくどくとたくさんの子種を吐き出してほしい……

 気付くと、私は臀部をジル様に押し付けるようにしていた。そんなことをする私はひどく淫猥な顔をしていたが、止められなかった。

 ジル様がフッと笑う。

 「じゃあ、要望に答えるとするか……」

 ジル様は陰茎を奥に塗りつけるように動かす。

 「はぁぁんっ!!」

 腰の動きが徐々に早くなる。

 「ひゃっ……あん、あんっ!!」

 窓ガラスに映る私は蕩けるような顔をして、ジル様に胸を揉みしだかれ、痛いくらいに乳首を立たせていた。胸がジル様の動きと共に揺れる。

 私、こんな顔して抱かれてたんだ……
 なんかえっちだ……

 熱い身体の隅でそんなことを思った。
 ギュッと乳首をつねられる。

 「ひっ……ん!あっ、あっ……っ!」

 「出すぞ」

 「あぁあ……っん!!」

 ジル様の子種が私の中を満たす。
 ……あったかい。気持ちいい……

 なんだか気持ちまでじわっと暖かくなるようだった。陰茎が抜かれる。

 「ぁん……」

 寂しくなって声が漏れる。
 ジル様は私を抱っこして、ベッドへ横たわらせた。

 「マリエルの嫌な記憶なんて、俺で全部塗り潰してやる」

 私に覆い被さり、硬度を保ったままの陰茎を挿れる。まるで私の膣内にジル様の子種を擦り込むようにゆっくりゆっくり動かす。

 「あ……はぁ…んっ」

 ジル様は私の表情を見ながら、優しく優しく抱く。胸を優しく揉み、サワサワと乳首を刺激する。

 「はぁ……ぁ……」

 また、快感が身体中に満ちてくる。
 ……でも、もっとジル様を感じたい。

 そう思ったら、身体が自然に動いた。
 ジル様の首に自ら手を回し、上半身を密着させるようにした。ジル様は私をぎゅっと抱き、身体を起こした。
 ジル様の上に、向かい合って座るような形になる。

 私は身体を上下させて、ジル様の陰茎を感じた。

 「あっ、あん……っ! いぃ……いいよぉ……っ!!
 じるぅ……、んあぁっ……じるっ.…!!」

 「はぁ……マリエル、かわいい……

 ほら、窓を見なきゃだろ」

 そう言われて、私は窓の方に目を向けた。
 そこにはだらしない顔をして、自らジル様の陰茎を蜜壺にずっぽりと咥え込む私がいた。踊り子の衣装は中途半端に脱がされたまま、私の身体に纏わりついている。ひどく卑猥な踊り子だった。

 そんな光景を見ても、私は止まれなかった。ジル様が欲しくて欲しくて堪らなかった。

 「いやぁ……っ!あっ、あっん……っ!!
 み、みないでぇっ!!」

 「それは無理だな……!
 マリエルもちゃんと見るんだ。
 俺の子種を受け取るのは……マリエルだけだ」

 そう言うとジル様は、私を強く抱きしめ、より深く陰茎をねじ込んだ。その瞬間、私の身体を快感が支配した。

 「ああぁんっ!! イくぅ……っ!!」

 それでもジル様は止まらない。窓に映る私は乱れながらも、どこか恍惚の表情を浮かべていた。ジル様は私の腰を持ち、下から打ちつけるようにした。

 「くっ!!」

 ジル様の子種が勢いよく私の中に吐き出される。

 「はぁあん……っ!!」

 私とジル様は強く抱きしめ合った。
 暫くして、自然と視線が合い、キスを交わした。
 もうお互いの身体が熱くて、境目が分からないくらいだった。このまま溶けちゃいそうだった。

 その後も私たちは外が明るくなるまで、お互いを求め合った。


   ◆◇◆


 次の日……起きると私は背後からジル様に抱きしめられていた。あったかくて、幸せな朝だった。
 が、なんだか下腹部に違和感があった。

 あれ、もしや……

 そう思った時、下半身を揺さぶられた。

 「ひゃあんっ!!」

 「起きたか? おはよう、マリエル。」

 「ジ、ジル様!! は、入ったまま……っ!」

 「あぁ、マリエルが起きるのを待ってた。
 続きをしような……っ!」

 ジル様は嬉々として、腰を振り始めた。

 う、うそ……。

 私の口からは再び嬌声が漏れる。

 どんどんと快楽に塗りつぶされる思考の端で、そういえば今日はジル様のお仕事は休みだったっけ……と思ったのであった。


 ついでにそれ以降、踊り子を目にすると、その衣装を付けて、卑猥にジル様に抱かれる自分を想像してしまうようになった。どちらにしろ踊り子を見るのは苦手なままだが、あの映像を思い出すことは徐々に無くなっていたのだった。
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