16 / 73
二章 復讐と集団転移編
第15話 全肯定甘やかし
しおりを挟む
この世界に来て、もう二度と会うことはないと思っていた。
会いたくないと思っていた。
だが今、リアルNTRをして俺の人生をぶっ壊した元凶、晴野 七海(はるの ななみ)——ナナが、が目の前にいる。
かつて俺は、彼女を見る度何度でもときめいた。
慣れることなんてなかった。会う度に一目惚れをしていた。話す度にもっともっと好きになっていった。
けど今は――、
「うぉぇっ……」
彼女を見ると、心臓とか胃とか、内臓が全部ひっくり返るみたいに感じる。
どうやってもえずきが止まらない。
吐くのを堪えているだけで精いっぱいだ。
「まさか、こんなとこで会うとはね。あんた今までどうしてたわけ? 大学にも来なくなっちゃって。あの後あたし、何度もあんたに——」
ナナがその聞く者を惹きつける鈴のような声で何か、喋っている。
だが、俺にはそれが呪いのように全身に重く絡みつく。
そして、俺は壊れた。
「う……あ……」
動悸が止まらない。
自分の心臓の音が妙に耳に響く。
呼吸が段々荒くなる。
視界が明滅し、白く染まる。
やがて、俺の意識は途切れかけ――
「大丈夫ですオウガイさん……あなたは、私が守ります」
ぐらついた俺の身体は、メアによって優しく抱き留められた。
「すみません、今日は帰りますね」
メアは石紅に短くそう告げると、俺に肩を貸すようにして歩きだす。
「え、ちょ――」
ナナが何かを言っているがお構いなしだ。
石紅の方は何かを察し、静かに座っている。
「どうかされましたか?」
騒ぎを聞きつけて、インテリ坊主が駆け寄って来た。
だが、メアは気にせず歩みを進め続ける。
「体調が優れないのでしたら、向こうで休んでいかれてはいかがですか? 病人は動かす方が危ないと思いますよ」
インテリ坊主が尤もらしいことを言って来るが、メアは気にも留めない。
「こちらとしても招いた以上そんな無責任なことをするわけにはいきませんよ。帰り道には魔物だって出るでしょう? ちょおい、待てゴラ!」
遂にインテリ坊主が声を荒げ、メアの腕を掴んだ。
だが次の瞬間、
「ぐぁっ!?」
バチっと雷光が弾け、インテリ坊主が大きく仰け反っていた。
そんな彼に、メアは笑顔で振り返り一言だけ、
「ご心配なく。私、強いですから」
俺に向ける冷たいだけのものではない、殺意の籠った氷点下の声で言い放ち、呆然と佇む彼らを余所にそのまま拠点を立ち去った。
***
次に目を覚ました時、俺はメアの腕の中に抱えられていた。
「気付きましたか。もう少しで着きますからね」
優しく微笑むメアの顔が近い。脇に控えめな胸が当たり続けている。
そして景色が瞬く間にびゅんびゅんと過ぎ去っていく。
どうやらメアが俺を抱えたまま走っているらしい。
時折雷光が走っているから、魔法で身体能力を強化しているのだろう。
まあキ〇アみたいなもんか。
というか、これはあれか?
所謂お姫様抱っこというやつなのでは。
「メアさん、もう起きたから自分で歩けるけど。というかこれ死ぬほど恥ずかしいんだけど!?」
初めてのお姫様抱っこがする側じゃなくされる側だとは、完全に予想外だ。
こういうのは夜にいじわるされるのとは違う。
純粋に、悶絶しそうな方で恥ずかしい。
出来れば早くやめて欲しいのだが……
「残念でした。もう着いちゃいましたから」
不意にメアがブレーキを掛ける。
徐々に減速する、教習所で習う感じの止まり方だ。
なんか、今日は所作の一つ一つが妙に優しい気がする。
「おいメア、着いたなら降ろして――」
「ダメです♪」
メアは弾むように言うと、そのままログハウスのベッドへ。
そこに俺を、優しく寝かせた。
その後自分も腰掛け、手早く俺の頭を膝に乗せる。
これは……膝枕か!?
「オウガイさん……」
俺の頭を覆うように抱きしめると、ゆっくりと耳元に顔を近づけ――
「——私の前では、強がらなくていいんですよ」
その囁きは、胸やけしそうなほど甘く、泣きそうなほど優しかった。
俺のちっぽけな強がりは、あっさりと溶かされてしまうほどに。
そして、俺は泣いた。
みっともなくワンワン泣き喚いた。
自分でもなんでこんなに泣いているのか、よく分からなかった。
「よしよし、いい子いい子~」
その間ずっとメアは俺の頭を撫で、涙を拭い、
「大丈夫ですよ、オウガイさんには私が付いてますから」
何も聞かずに、そんな風に優しい言葉をかけ続けてくれた。
どのくらい、経っただろうか。
泣きつかれた俺はメアの太ももの柔らかさと、脳が溶けるような甘い匂いを堪能したり、時折「ママぁ!」とか言いながら胸に手を伸ばすして、呆れながら「はいはいままでちゅよー」と返してもらったりしていた。
完全にバカップルのそれだ。
けど、別にえっちなことがしたかったわけではないのだ。
ただ純粋に、メアに触れていたかっただけなのだ。
「もう、大丈夫そうですね」
しばらくそうしていると、メアが安心したように言った。
けど、手は俺の頭を撫でたままだし、俺もメアの太ももを触り続けている。
「——あれが、オウガイさんを追い詰めた人なんですね」
確かめるでもなく、メアははっきりと断じた。
「オウガイさんはどうしたいですか? ……殺しますか?」
その声には明確な殺意が込められている。
きっと、俺がやると言ったらメアはとことんあいつを追い詰めた上で殺す策を考えてくれるだろう。
というか多分、俺が出来なくても代わりに全部やってくれる気すらする。
「……正直、よく分からないんだ。あいつに会った瞬間、胃がひっくり返ったみたいで吐きそうになって、頭の中にホテルに入る姿が、俺を裏切った時の台詞がぐるぐるうずまいて、立っていられなくなった。……けど、突然過ぎたからなのかな。なんでこんなに辛いのか、なんでこんなに憎んでいるのか。それが、上手く言語化出来ないんだ」
分からない。
それが、率直な答えだった。
多分、感情の変化に頭が追い付けていないのだと思う。
「……そうですか。ではその辺は追々考えるということで」
メアは、話は終わりとばかりにばっさりと切り捨てると――再び俺に覆い被さった。
「ですが、今日のところは考えないでおいてください。今日はもう、頑張り過ぎです」
耳元で甘い囁きが聞こえる。
彼女の細い指が全身をなぞりながら、ゆっくりと下腹部へと伸びていく。
「まあ、どうせそんなこと考えられないくらいめちゃくちゃにしてあげる予定なので、関係ないんですけど♪」
その日俺は一晩中、脳みそが沸騰するくらいそれはもうでろっでろに甘やかされ続けた。
会いたくないと思っていた。
だが今、リアルNTRをして俺の人生をぶっ壊した元凶、晴野 七海(はるの ななみ)——ナナが、が目の前にいる。
かつて俺は、彼女を見る度何度でもときめいた。
慣れることなんてなかった。会う度に一目惚れをしていた。話す度にもっともっと好きになっていった。
けど今は――、
「うぉぇっ……」
彼女を見ると、心臓とか胃とか、内臓が全部ひっくり返るみたいに感じる。
どうやってもえずきが止まらない。
吐くのを堪えているだけで精いっぱいだ。
「まさか、こんなとこで会うとはね。あんた今までどうしてたわけ? 大学にも来なくなっちゃって。あの後あたし、何度もあんたに——」
ナナがその聞く者を惹きつける鈴のような声で何か、喋っている。
だが、俺にはそれが呪いのように全身に重く絡みつく。
そして、俺は壊れた。
「う……あ……」
動悸が止まらない。
自分の心臓の音が妙に耳に響く。
呼吸が段々荒くなる。
視界が明滅し、白く染まる。
やがて、俺の意識は途切れかけ――
「大丈夫ですオウガイさん……あなたは、私が守ります」
ぐらついた俺の身体は、メアによって優しく抱き留められた。
「すみません、今日は帰りますね」
メアは石紅に短くそう告げると、俺に肩を貸すようにして歩きだす。
「え、ちょ――」
ナナが何かを言っているがお構いなしだ。
石紅の方は何かを察し、静かに座っている。
「どうかされましたか?」
騒ぎを聞きつけて、インテリ坊主が駆け寄って来た。
だが、メアは気にせず歩みを進め続ける。
「体調が優れないのでしたら、向こうで休んでいかれてはいかがですか? 病人は動かす方が危ないと思いますよ」
インテリ坊主が尤もらしいことを言って来るが、メアは気にも留めない。
「こちらとしても招いた以上そんな無責任なことをするわけにはいきませんよ。帰り道には魔物だって出るでしょう? ちょおい、待てゴラ!」
遂にインテリ坊主が声を荒げ、メアの腕を掴んだ。
だが次の瞬間、
「ぐぁっ!?」
バチっと雷光が弾け、インテリ坊主が大きく仰け反っていた。
そんな彼に、メアは笑顔で振り返り一言だけ、
「ご心配なく。私、強いですから」
俺に向ける冷たいだけのものではない、殺意の籠った氷点下の声で言い放ち、呆然と佇む彼らを余所にそのまま拠点を立ち去った。
***
次に目を覚ました時、俺はメアの腕の中に抱えられていた。
「気付きましたか。もう少しで着きますからね」
優しく微笑むメアの顔が近い。脇に控えめな胸が当たり続けている。
そして景色が瞬く間にびゅんびゅんと過ぎ去っていく。
どうやらメアが俺を抱えたまま走っているらしい。
時折雷光が走っているから、魔法で身体能力を強化しているのだろう。
まあキ〇アみたいなもんか。
というか、これはあれか?
所謂お姫様抱っこというやつなのでは。
「メアさん、もう起きたから自分で歩けるけど。というかこれ死ぬほど恥ずかしいんだけど!?」
初めてのお姫様抱っこがする側じゃなくされる側だとは、完全に予想外だ。
こういうのは夜にいじわるされるのとは違う。
純粋に、悶絶しそうな方で恥ずかしい。
出来れば早くやめて欲しいのだが……
「残念でした。もう着いちゃいましたから」
不意にメアがブレーキを掛ける。
徐々に減速する、教習所で習う感じの止まり方だ。
なんか、今日は所作の一つ一つが妙に優しい気がする。
「おいメア、着いたなら降ろして――」
「ダメです♪」
メアは弾むように言うと、そのままログハウスのベッドへ。
そこに俺を、優しく寝かせた。
その後自分も腰掛け、手早く俺の頭を膝に乗せる。
これは……膝枕か!?
「オウガイさん……」
俺の頭を覆うように抱きしめると、ゆっくりと耳元に顔を近づけ――
「——私の前では、強がらなくていいんですよ」
その囁きは、胸やけしそうなほど甘く、泣きそうなほど優しかった。
俺のちっぽけな強がりは、あっさりと溶かされてしまうほどに。
そして、俺は泣いた。
みっともなくワンワン泣き喚いた。
自分でもなんでこんなに泣いているのか、よく分からなかった。
「よしよし、いい子いい子~」
その間ずっとメアは俺の頭を撫で、涙を拭い、
「大丈夫ですよ、オウガイさんには私が付いてますから」
何も聞かずに、そんな風に優しい言葉をかけ続けてくれた。
どのくらい、経っただろうか。
泣きつかれた俺はメアの太ももの柔らかさと、脳が溶けるような甘い匂いを堪能したり、時折「ママぁ!」とか言いながら胸に手を伸ばすして、呆れながら「はいはいままでちゅよー」と返してもらったりしていた。
完全にバカップルのそれだ。
けど、別にえっちなことがしたかったわけではないのだ。
ただ純粋に、メアに触れていたかっただけなのだ。
「もう、大丈夫そうですね」
しばらくそうしていると、メアが安心したように言った。
けど、手は俺の頭を撫でたままだし、俺もメアの太ももを触り続けている。
「——あれが、オウガイさんを追い詰めた人なんですね」
確かめるでもなく、メアははっきりと断じた。
「オウガイさんはどうしたいですか? ……殺しますか?」
その声には明確な殺意が込められている。
きっと、俺がやると言ったらメアはとことんあいつを追い詰めた上で殺す策を考えてくれるだろう。
というか多分、俺が出来なくても代わりに全部やってくれる気すらする。
「……正直、よく分からないんだ。あいつに会った瞬間、胃がひっくり返ったみたいで吐きそうになって、頭の中にホテルに入る姿が、俺を裏切った時の台詞がぐるぐるうずまいて、立っていられなくなった。……けど、突然過ぎたからなのかな。なんでこんなに辛いのか、なんでこんなに憎んでいるのか。それが、上手く言語化出来ないんだ」
分からない。
それが、率直な答えだった。
多分、感情の変化に頭が追い付けていないのだと思う。
「……そうですか。ではその辺は追々考えるということで」
メアは、話は終わりとばかりにばっさりと切り捨てると――再び俺に覆い被さった。
「ですが、今日のところは考えないでおいてください。今日はもう、頑張り過ぎです」
耳元で甘い囁きが聞こえる。
彼女の細い指が全身をなぞりながら、ゆっくりと下腹部へと伸びていく。
「まあ、どうせそんなこと考えられないくらいめちゃくちゃにしてあげる予定なので、関係ないんですけど♪」
その日俺は一晩中、脳みそが沸騰するくらいそれはもうでろっでろに甘やかされ続けた。
2
あなたにおすすめの小説
パーティーを追放されるどころか殺されかけたので、俺はあらゆる物をスキルに変える能力でやり返す
名無し
ファンタジー
パーティー内で逆境に立たされていたセクトは、固有能力取得による逆転劇を信じていたが、信頼していた仲間に裏切られた上に崖から突き落とされてしまう。近隣で活動していたパーティーのおかげで奇跡的に一命をとりとめたセクトは、かつての仲間たちへの復讐とともに、助けてくれた者たちへの恩返しを誓うのだった。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
転生先は上位貴族で土属性のスキルを手に入れ雑魚扱いだったものの職業は最強だった英雄異世界転生譚
熊虎屋
ファンタジー
現世で一度死んでしまったバスケットボール最強中学生の主人公「神崎 凪」は異世界転生をして上位貴族となったが魔法が土属性というハズレ属性に。
しかし職業は最強!?
自分なりの生活を楽しもうとするがいつの間にか世界の英雄に!?
ハズレ属性と最強の職業で英雄となった異世界転生譚。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
異世界帰還者の気苦労無双録~チートスキルまで手に入れたのに幼馴染のお世話でダンジョン攻略が捗らない~
虎柄トラ
ファンタジー
下校帰りに不慮の事故に遭い命を落とした桜川凪は、女神から開口一番に異世界転生しないかと勧誘を受ける。
意味が分からず凪が聞き返すと、女神は涙ながらに異世界の現状について語り出す。
女神が管理する世界ではいま魔族と人類とで戦争をしているが、このままだと人類が負けて世界は滅亡してしまう。
敗色濃厚なその理由は、魔族側には魔王がいるのに対して、人類側には勇者がいないからだという。
剣と魔法が存在するファンタジー世界は大好物だが、そんな物騒な世界で勇者になんてなりたくない凪は断るが、女神は聞き入れようとしない。
一歩も引かない女神に対して凪は、「魔王を倒せたら、俺を元の身体で元いた世界に帰還転生させろ」と交換条件を提示する。
快諾した女神と契約を交わし転生した凪は、見事に魔王を打ち倒して元の世界に帰還するが――。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
S級スキル『剣聖』を授かった俺はスキルを奪われてから人生が一変しました
白崎なまず
ファンタジー
この世界の人間の多くは生まれてきたときにスキルを持っている。スキルの力は強大で、強力なスキルを持つ者が貧弱なスキルしか持たない者を支配する。
そんな世界に生まれた主人公アレスは大昔の英雄が所持していたとされるSランク『剣聖』を持っていたことが明らかになり一気に成り上がっていく。
王族になり、裕福な暮らしをし、将来は王女との結婚も約束され盤石な人生を歩むアレス。
しかし物事がうまくいっている時こそ人生の落とし穴には気付けないものだ。
突如現れた謎の老人に剣聖のスキルを奪われてしまったアレス。
スキルのおかげで手に入れた立場は当然スキルがなければ維持することが出来ない。
王族から下民へと落ちたアレスはこの世に絶望し、生きる気力を失いかけてしまう。
そんなアレスに手を差し伸べたのはとある教会のシスターだった。
Sランクスキルを失い、この世はスキルが全てじゃないと知ったアレス。
スキルがない自分でも前向きに生きていこうと冒険者の道へ進むことになったアレスだったのだが――
なんと、そんなアレスの元に剣聖のスキルが舞い戻ってきたのだ。
スキルを奪われたと王族から追放されたアレスが剣聖のスキルが戻ったことを隠しながら冒険者になるために学園に通う。
スキルの優劣がものを言う世界でのアレスと仲間たちの学園ファンタジー物語。
この作品は小説家になろうに投稿されている作品の重複投稿になります
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる