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第3章 勇者の足跡とそれぞれの門出
第41話 初めての街は広すぎる
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「これが、ノルミナの街……」
街を見て、俺は真っ先にその規模に圧倒された。
でかい。東京ドームとか比較にもならない。
体感的には、着陸間近の飛行機の窓から町を見下ろした時くらいのスケールだ。
穏やかな平原に忽然と立っているというのに、その横の広さ故にポツンとしているとは思えない。
更に、街の活気を示すかのように街道には長蛇の列が出来ている。
衛兵による検問とか、そういうのがあるんだろう。
「つか、なんでみんな一か所に並んでるんだ? 特に遮るものもないし、入り口は色んな箇所に設けた方が効率的だろ」
ノルミナには進撃の巨人的な、中世世界でよくある街を囲む壁がなく、あるのはやたらと巨大な高速道路の料金所みたいなゲートだけ。
魔物が出るような世界なのに剥き出しの建物が乱立している。
あの村ですら結構頑丈な柵で周辺を囲んでいたのに、どういうことなのだろうか。
「あの街にはかつての勇者が作った結界が張られているんですよ」
「結界?」
「ええ。なんでも一度も街に入った事のない者を人も魔物も関係なく弾くんだとか。なので、唯一の出入り口でああして検問をしているそうです」
俺の疑問には、森の入り口すぐの所で馬車を止めている最中にメアが答えてくれた。
「なるほど。道理であんな物販に並ぶオタクみたいな綺麗な列が出来てるわけだ」
俺は合点がいって頷くと、馬車から降りた女子たちへと向き直る。
そしてスゥっと息を吸い込むと、
「よし……それじゃ、一同解散っ!!!」
サラっとそれだけ告げ、俺は彼女たちに背を向けて街へと歩き出した。
***
「おお、街の中も広いな~」
右を見ても左を見てもレンガや木で出来たカラフルな建物ばかり。
日本ではまず見られない、異国の街並みだ。
だが、イギリスやフランスなんかの少し情緒を感じる街並みとは違う。
この明るい感じ、どこかで……
「この景色、社員旅行で行った志摩スペイン村を思い出すわね……」
俺の疑問は静さんの言葉で解消された。
だが、当の彼女は眩しさから目を背けるみたいに俯いている。
「え、なんで嫌そうなの? 私も行ったことあるけど楽しかったよ? エスパーニャ~って曲とか中毒性あったよ!?」
「施設自体は悪くなかったわよ。空いてる遊園地にしてはテーマ性もクオリティも中々だったし。ただ、無理やり連れていかれた上に嫌いな上司と同室になってね……あの他に逃げ場のない隔離空間で1日付き合わされるのはほんと、地獄だった……」
純粋そうな目で問いかける石紅に、静さんは大人の闇を垣間見せてくる。
この人連れてきたの失敗だったかな……
「オウガイさんオウガイさん、あっちにでっかいベッドが売ってますよ! あ、あの露店には強力な媚薬が……!」
静さんの暗いムードはなんのその、俺の腕を抱いて隣を歩くメアさんはいつも通り下ネタ全開である。
発言とは裏腹にフードの隙間から覗く尖った耳がピコっと動いていてとても可愛らしい。
そんな風に、ノルミナの街には俺、メア、石紅、静さんの4人で来ていた。
理由は二つ。検問突破と下見だ。
流石に20人近い黒髪黄色人種の大所帯が突然訪れたら怪しいからな。
メアも村の人も明らかに北欧系というか、色白でカラフルな髪をしていた。
身体的特徴というのは、元の世界でも差別の対象だったからな。
問題ないと分かるまで、俺含めて全員フード付きのポンチョで全身を覆う慎重さでこの場に臨んでいる。
「しっかし……これは思ったより心配しなくてもよさそうだな」
大通りをしばらく歩いただけで、褐色、黒、黄色、果てはふさふさもふもふの獣人まで、様々な人種が入り乱れているのを確認出来た。
黒髪の明らかに日本人みたいな奴もちらほらいる。
単一民族の日本からは想像できない、ハリウッド映画のに入り込んだかのような光景だ。
この分なら人種差別問題は気にしなくてもいいだろう。
「というか、この街広すぎないか?」
検問所を抜けて約1時間、延々と前に向かって歩き続けているが、未だに商業地域すら出られていない。
外観から予想はしてたがとんでもない広さだ。
規模的には、いつかテレビで見たカルフォルニアのディズニーリゾートがこんな感じだったろうか。
確かあそこは全部回るだけで一週間必要とかって話だった気がする。
最初こそ観光気分だったが、今はもう速足でとにかく進む事しか考えられない。
「まあ、伊達に大陸3位の街じゃないですからね……後人が多すぎて歩きづらいです。森に帰りたい……」
メアが若干ナーバスになっている。
「これは、街の把握は後回しだね。私、個人的にはRPGのマップは隅から隅まで探索してから冒険再開するタイプなんだけど」
「この広さじゃ、街ってよかフィールド丸々探索するようなもんだけどな」
石紅の言葉で予定変更を決めた俺たちは、人のまばらな路地にやって来て一息吐く。
「本当は街の全容を確かめてからみんなを呼ぼうと思ったけど、この人数でやってたら3日くらいかかっちゃいそうだし。私と静ちゃんで宿だけ決めたらみんなをここに呼んでくるよ」
「それがいいだろうね。会社でもどうしてもやばい時、結局最後は人海戦術だったし。……あれは辛かった……」
静さんが遠い目をしている。
意見するのか回想するのかどっちかにしてくれ。
「じゃ、私とオウガイさんは予定を繰り上げて動いちゃいますね」
「そうしてもらえると助かるかな。正直二人頼みなのは申し訳ないけど……」
石紅がたはは、と苦笑いを浮かべている。
まるで、自分の不甲斐なさを誤魔化すかのように。
「気にするな、適材適所だ。集合場所は検問所の辺りでいいか? というかあそこ以外言われてもたどり着ける気がしない」
広いし人は多いし店も多い。
道中広場みたいなところは幾つかあったが、どれも同じに見えて集合場所に使う気はしなかった。
「分かった。夕方には入り口に誰か送るよ」
「よし、それじゃまた後でな」
そうして俺とメアは石紅たちと別れ、二人で歩きだした。
目的地には、結構早く辿り着いた。
人に聞いたりするまでもなく、入り口にそびえる検問所を除いてこの街で一番目立つ建物だったからだ。
「これあれだな、完全にグリンゴッツだ」
Y字路のど真ん中に陣取っていることといい、やたらデカくて周囲から浮いた白亜の外観といい、まさしくハリーポッターの銀行そっくりだ。
「いつまでも眺めてないで行きますよ」
ちょっと感動していた俺の手を、メアがぐいと引っ張る。
その時だった。
道路を横切ろうとした俺たちの前を、猛然とした勢いで馬車が通過した。
「あぶねぇ……」
間一髪轢かれはしなかったが、強風でメアのフードがめくれ上がる。
俺は慌てて周囲を確認しつつ、メアのフードをさっと直す。
「そんなに警戒しなくても追手なんていませんって。というかこれ、耳のところがゴワゴワするから外したいんですけど」
「そうは言っても、こんだけでかい街だと誰が見てるか分かったもんじゃないしな。それに、指名手配とか関係なくメアの可愛さは無用なトラブルを引き寄せそうだし」
「う……」
実際、過去に心当たりがあったのだろう。
言葉を詰まらせ、メアは押し黙った。
「ナンパされる度に相手を吹っ飛ばしてたんじゃ面倒だろ。分かったら大人しく被っといてくれ」
「吹っ飛ばすのは確定なんですか……まあ、そうですね。大人しくしておきます。一度くらい、王子様に守られるお姫さまっていうシチュエーションも、経験してみたいですけど」
俺がフードを目深まで引っ張ると、なぜかメアはクスクス笑っていた。
そのまま、俺たちは魔法使いの銀行に似た建物へと入っていく。
建物の中では、むすっとした顔のゴブリンが金貨を積み上げ数えている……ということはなかった。
外観に反して内装は黒塗りの木製で、ズラッと並んだ受付、いかにもな荒くれたちが集う酒場、そして4階までありそうな螺旋階段が二本、左右で空間を貫いている。
そう、ここは異世界における定番中の定番のあれである。
「これが、冒険者ギルト……!」
期待を裏切らない光景に、俺のテンションは上がりまくっていた。
街を見て、俺は真っ先にその規模に圧倒された。
でかい。東京ドームとか比較にもならない。
体感的には、着陸間近の飛行機の窓から町を見下ろした時くらいのスケールだ。
穏やかな平原に忽然と立っているというのに、その横の広さ故にポツンとしているとは思えない。
更に、街の活気を示すかのように街道には長蛇の列が出来ている。
衛兵による検問とか、そういうのがあるんだろう。
「つか、なんでみんな一か所に並んでるんだ? 特に遮るものもないし、入り口は色んな箇所に設けた方が効率的だろ」
ノルミナには進撃の巨人的な、中世世界でよくある街を囲む壁がなく、あるのはやたらと巨大な高速道路の料金所みたいなゲートだけ。
魔物が出るような世界なのに剥き出しの建物が乱立している。
あの村ですら結構頑丈な柵で周辺を囲んでいたのに、どういうことなのだろうか。
「あの街にはかつての勇者が作った結界が張られているんですよ」
「結界?」
「ええ。なんでも一度も街に入った事のない者を人も魔物も関係なく弾くんだとか。なので、唯一の出入り口でああして検問をしているそうです」
俺の疑問には、森の入り口すぐの所で馬車を止めている最中にメアが答えてくれた。
「なるほど。道理であんな物販に並ぶオタクみたいな綺麗な列が出来てるわけだ」
俺は合点がいって頷くと、馬車から降りた女子たちへと向き直る。
そしてスゥっと息を吸い込むと、
「よし……それじゃ、一同解散っ!!!」
サラっとそれだけ告げ、俺は彼女たちに背を向けて街へと歩き出した。
***
「おお、街の中も広いな~」
右を見ても左を見てもレンガや木で出来たカラフルな建物ばかり。
日本ではまず見られない、異国の街並みだ。
だが、イギリスやフランスなんかの少し情緒を感じる街並みとは違う。
この明るい感じ、どこかで……
「この景色、社員旅行で行った志摩スペイン村を思い出すわね……」
俺の疑問は静さんの言葉で解消された。
だが、当の彼女は眩しさから目を背けるみたいに俯いている。
「え、なんで嫌そうなの? 私も行ったことあるけど楽しかったよ? エスパーニャ~って曲とか中毒性あったよ!?」
「施設自体は悪くなかったわよ。空いてる遊園地にしてはテーマ性もクオリティも中々だったし。ただ、無理やり連れていかれた上に嫌いな上司と同室になってね……あの他に逃げ場のない隔離空間で1日付き合わされるのはほんと、地獄だった……」
純粋そうな目で問いかける石紅に、静さんは大人の闇を垣間見せてくる。
この人連れてきたの失敗だったかな……
「オウガイさんオウガイさん、あっちにでっかいベッドが売ってますよ! あ、あの露店には強力な媚薬が……!」
静さんの暗いムードはなんのその、俺の腕を抱いて隣を歩くメアさんはいつも通り下ネタ全開である。
発言とは裏腹にフードの隙間から覗く尖った耳がピコっと動いていてとても可愛らしい。
そんな風に、ノルミナの街には俺、メア、石紅、静さんの4人で来ていた。
理由は二つ。検問突破と下見だ。
流石に20人近い黒髪黄色人種の大所帯が突然訪れたら怪しいからな。
メアも村の人も明らかに北欧系というか、色白でカラフルな髪をしていた。
身体的特徴というのは、元の世界でも差別の対象だったからな。
問題ないと分かるまで、俺含めて全員フード付きのポンチョで全身を覆う慎重さでこの場に臨んでいる。
「しっかし……これは思ったより心配しなくてもよさそうだな」
大通りをしばらく歩いただけで、褐色、黒、黄色、果てはふさふさもふもふの獣人まで、様々な人種が入り乱れているのを確認出来た。
黒髪の明らかに日本人みたいな奴もちらほらいる。
単一民族の日本からは想像できない、ハリウッド映画のに入り込んだかのような光景だ。
この分なら人種差別問題は気にしなくてもいいだろう。
「というか、この街広すぎないか?」
検問所を抜けて約1時間、延々と前に向かって歩き続けているが、未だに商業地域すら出られていない。
外観から予想はしてたがとんでもない広さだ。
規模的には、いつかテレビで見たカルフォルニアのディズニーリゾートがこんな感じだったろうか。
確かあそこは全部回るだけで一週間必要とかって話だった気がする。
最初こそ観光気分だったが、今はもう速足でとにかく進む事しか考えられない。
「まあ、伊達に大陸3位の街じゃないですからね……後人が多すぎて歩きづらいです。森に帰りたい……」
メアが若干ナーバスになっている。
「これは、街の把握は後回しだね。私、個人的にはRPGのマップは隅から隅まで探索してから冒険再開するタイプなんだけど」
「この広さじゃ、街ってよかフィールド丸々探索するようなもんだけどな」
石紅の言葉で予定変更を決めた俺たちは、人のまばらな路地にやって来て一息吐く。
「本当は街の全容を確かめてからみんなを呼ぼうと思ったけど、この人数でやってたら3日くらいかかっちゃいそうだし。私と静ちゃんで宿だけ決めたらみんなをここに呼んでくるよ」
「それがいいだろうね。会社でもどうしてもやばい時、結局最後は人海戦術だったし。……あれは辛かった……」
静さんが遠い目をしている。
意見するのか回想するのかどっちかにしてくれ。
「じゃ、私とオウガイさんは予定を繰り上げて動いちゃいますね」
「そうしてもらえると助かるかな。正直二人頼みなのは申し訳ないけど……」
石紅がたはは、と苦笑いを浮かべている。
まるで、自分の不甲斐なさを誤魔化すかのように。
「気にするな、適材適所だ。集合場所は検問所の辺りでいいか? というかあそこ以外言われてもたどり着ける気がしない」
広いし人は多いし店も多い。
道中広場みたいなところは幾つかあったが、どれも同じに見えて集合場所に使う気はしなかった。
「分かった。夕方には入り口に誰か送るよ」
「よし、それじゃまた後でな」
そうして俺とメアは石紅たちと別れ、二人で歩きだした。
目的地には、結構早く辿り着いた。
人に聞いたりするまでもなく、入り口にそびえる検問所を除いてこの街で一番目立つ建物だったからだ。
「これあれだな、完全にグリンゴッツだ」
Y字路のど真ん中に陣取っていることといい、やたらデカくて周囲から浮いた白亜の外観といい、まさしくハリーポッターの銀行そっくりだ。
「いつまでも眺めてないで行きますよ」
ちょっと感動していた俺の手を、メアがぐいと引っ張る。
その時だった。
道路を横切ろうとした俺たちの前を、猛然とした勢いで馬車が通過した。
「あぶねぇ……」
間一髪轢かれはしなかったが、強風でメアのフードがめくれ上がる。
俺は慌てて周囲を確認しつつ、メアのフードをさっと直す。
「そんなに警戒しなくても追手なんていませんって。というかこれ、耳のところがゴワゴワするから外したいんですけど」
「そうは言っても、こんだけでかい街だと誰が見てるか分かったもんじゃないしな。それに、指名手配とか関係なくメアの可愛さは無用なトラブルを引き寄せそうだし」
「う……」
実際、過去に心当たりがあったのだろう。
言葉を詰まらせ、メアは押し黙った。
「ナンパされる度に相手を吹っ飛ばしてたんじゃ面倒だろ。分かったら大人しく被っといてくれ」
「吹っ飛ばすのは確定なんですか……まあ、そうですね。大人しくしておきます。一度くらい、王子様に守られるお姫さまっていうシチュエーションも、経験してみたいですけど」
俺がフードを目深まで引っ張ると、なぜかメアはクスクス笑っていた。
そのまま、俺たちは魔法使いの銀行に似た建物へと入っていく。
建物の中では、むすっとした顔のゴブリンが金貨を積み上げ数えている……ということはなかった。
外観に反して内装は黒塗りの木製で、ズラッと並んだ受付、いかにもな荒くれたちが集う酒場、そして4階までありそうな螺旋階段が二本、左右で空間を貫いている。
そう、ここは異世界における定番中の定番のあれである。
「これが、冒険者ギルト……!」
期待を裏切らない光景に、俺のテンションは上がりまくっていた。
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