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第二章 最初にホムンクルスを生み出した者
第一話 水で服が透けるのが嫌なようです
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「賢者の石はこっちを指している」
「えっもしかして本当にここに入るの?」
「ここを突っ切らないと向こうへはいけないぞ」
「だ、だってー」
フィアナは目の前の泥で濁った川を突っ切るという提案に嫌な顔をしていた。
理由は服が汚れるのと、水で服が透けるのが嫌だからである。
アクセルはそのことを察し、背中をフィアナに向ける。
「乗れよ、嫌なんだろ?」
「えっでも」
「大丈夫だ早く乗れよフィアナ」
川に足が入っているアクセルの背中に飛び乗るフィアナ。
バランスを崩しそうになるが、何とか保ち川を渡る。
川を渡っている途中でアクセルはフィアナに話しかけた。
「お前意外と重いんだな」
「失礼だなあ!私だって一応女なんだぞ」
「分かってるよごめんごめん」
そんな話をして渡り切ると、空に何かが舞っているのが見える。
小さき龍ワイバーンの群れだ。
二人を狙おうとして様子を伺っている。
「フィアナ、ワイバーンの群れが俺たちを狙ってる。いまから誘き出すから、フィアナは俺から離れて歩け」
「えっうんわかった」
数十メートル後ろを歩くフィアナ。
アクセルは後ろに注意しつつ、空にも意識を向ける。
すると後ろのフィアナ目掛けて数匹のワイバーンが一直線に飛んでくる。
恐怖で転んでしまったフィアナはその場で動けなくなるが、アクセルが助ける為に後ろに走り剣で全てのワイバーンを斬りつけた……と思ったが想定していたよりも多く一匹のワイバーンを仕留め損ねてフィアナを銜(くわ)えて飛んでいく。
「思ったよりも多かったか、まだ見える範囲にいる走って追うか」
翼に傷を負っている為低く飛んでいるワイバーンは速度も遅いため走れば追跡できる。
だが追いかけても追いかけても、降りてこようとはしない。
アクセルは空にいる状態で、フィアナを助ける方法を考えるが思いつくことは無くひたすらに走り続ける。その時だった、
――錬成!
何処からか大きな声で誰かが叫ぶ。
声はアクセルでもフィアナでもなかったが、錬成の光が浮かび上がると槍が飛んでいきワイバーンに刺さる。
空から下に落ちるワイバーン、口に挟まっているフィアナに追いつけるように全力疾走で駆け付けると木がクッションになり助かっていた。
「良かった無事みたいだな」
「あぁ大丈夫だ。お前の作戦のせいで怖い目には合ったけどなっ‼」
顔を顰めて怒るフィアナ。
フィアナの怒る気持ちを宥めていると木の陰から一人の少年が現れる。
「いやあ良かったですね、僕のやり投げ凄かったでしょ」
「あっもしかして君がさっき錬成して槍を投げたのかい?」
「あはは錬成なんて知ってるんですね、あっ僕の声が聞こえたのか。それより手に持っている、赤い石はなんですか?」
冷たい空気がその場を流れる。
フィアナは少年の雰囲気と言葉、錬成できるということを知りアクセルに耳打ちをする。
「あの少年怪しくないか?」
「分かってる、だけど今何かしても……」
黒髪に赤い目の少年は近づいてくる。
そしてゆっくりと口を開き、
「もしかしてお兄さんたち錬金術師かな、僕はホムンクルスっていうんだけど知ってる?」
ホムンクルスという言葉を聞き二人は、眼を見開き驚く。
少年はその表情を見て静かに笑っていた。
《アクセル》
職業・錬金術師
レベル:60
攻撃:1100
防御:2678
魔力:2570
魔防:3873
俊敏:5621
運:11820
《フィアナ》
職業・錬金術師
レベル:74
攻撃:1321
防御:2209
魔力:5021
魔防:2890
俊敏:1871
運:30121
「えっもしかして本当にここに入るの?」
「ここを突っ切らないと向こうへはいけないぞ」
「だ、だってー」
フィアナは目の前の泥で濁った川を突っ切るという提案に嫌な顔をしていた。
理由は服が汚れるのと、水で服が透けるのが嫌だからである。
アクセルはそのことを察し、背中をフィアナに向ける。
「乗れよ、嫌なんだろ?」
「えっでも」
「大丈夫だ早く乗れよフィアナ」
川に足が入っているアクセルの背中に飛び乗るフィアナ。
バランスを崩しそうになるが、何とか保ち川を渡る。
川を渡っている途中でアクセルはフィアナに話しかけた。
「お前意外と重いんだな」
「失礼だなあ!私だって一応女なんだぞ」
「分かってるよごめんごめん」
そんな話をして渡り切ると、空に何かが舞っているのが見える。
小さき龍ワイバーンの群れだ。
二人を狙おうとして様子を伺っている。
「フィアナ、ワイバーンの群れが俺たちを狙ってる。いまから誘き出すから、フィアナは俺から離れて歩け」
「えっうんわかった」
数十メートル後ろを歩くフィアナ。
アクセルは後ろに注意しつつ、空にも意識を向ける。
すると後ろのフィアナ目掛けて数匹のワイバーンが一直線に飛んでくる。
恐怖で転んでしまったフィアナはその場で動けなくなるが、アクセルが助ける為に後ろに走り剣で全てのワイバーンを斬りつけた……と思ったが想定していたよりも多く一匹のワイバーンを仕留め損ねてフィアナを銜(くわ)えて飛んでいく。
「思ったよりも多かったか、まだ見える範囲にいる走って追うか」
翼に傷を負っている為低く飛んでいるワイバーンは速度も遅いため走れば追跡できる。
だが追いかけても追いかけても、降りてこようとはしない。
アクセルは空にいる状態で、フィアナを助ける方法を考えるが思いつくことは無くひたすらに走り続ける。その時だった、
――錬成!
何処からか大きな声で誰かが叫ぶ。
声はアクセルでもフィアナでもなかったが、錬成の光が浮かび上がると槍が飛んでいきワイバーンに刺さる。
空から下に落ちるワイバーン、口に挟まっているフィアナに追いつけるように全力疾走で駆け付けると木がクッションになり助かっていた。
「良かった無事みたいだな」
「あぁ大丈夫だ。お前の作戦のせいで怖い目には合ったけどなっ‼」
顔を顰めて怒るフィアナ。
フィアナの怒る気持ちを宥めていると木の陰から一人の少年が現れる。
「いやあ良かったですね、僕のやり投げ凄かったでしょ」
「あっもしかして君がさっき錬成して槍を投げたのかい?」
「あはは錬成なんて知ってるんですね、あっ僕の声が聞こえたのか。それより手に持っている、赤い石はなんですか?」
冷たい空気がその場を流れる。
フィアナは少年の雰囲気と言葉、錬成できるということを知りアクセルに耳打ちをする。
「あの少年怪しくないか?」
「分かってる、だけど今何かしても……」
黒髪に赤い目の少年は近づいてくる。
そしてゆっくりと口を開き、
「もしかしてお兄さんたち錬金術師かな、僕はホムンクルスっていうんだけど知ってる?」
ホムンクルスという言葉を聞き二人は、眼を見開き驚く。
少年はその表情を見て静かに笑っていた。
《アクセル》
職業・錬金術師
レベル:60
攻撃:1100
防御:2678
魔力:2570
魔防:3873
俊敏:5621
運:11820
《フィアナ》
職業・錬金術師
レベル:74
攻撃:1321
防御:2209
魔力:5021
魔防:2890
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運:30121
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