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第3章 カルロスの婚約者
第13話 夜会への誘い
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侯爵家の3名と居間に何故かいる彼女は、今から話を聞かされるみたいだ。
侯爵夫人アデラが、彼女の隣にピッタリ近づき座っている。
近すぎない?
嫌な予感がする。
学生時代の友人から、宿題見せて~って感じに似ているわ。
かなり外れた描写を想像する。
エテルネル学生時代、勉強一筋しか青春がないグレース。
エーレンタール侯爵と懇意にしている家の夜会に呼ばれているが、息子の相手にグレースを依頼してきた。
「私、私がー。
カルロス様のパートナーで、夜会に参加するのですか?!」
駄目ダメ、無理ムリ。
どうして、トレド伯爵令嬢と行かないの?!
彼女はそう考えて、眉間にシワ寄せて黙って顔を下に向ける。
「嫌かしら?
あのね、貴女が着るドレスも用意してあるのよ!」
アデラはグレースに甘えるような声で、中身は強制的な内容で話す。
「もうドレスも用意されているのですか?!」
いつ用意したのよ。
もしかしたら、カトリーナ嬢の為に作られたドレスかしら?!
それなら、ご遠慮したほうがいいわよね。
グレースは、いつかは参加してみたいという願望を持っていたが。
嬉しいがやはり困っていた。
デビュタントもすましてないし、パーティーや夜会の類は初めてである。
それにカルロス様のお相手なんて、恐れ多くて彼の横に立っていられない。
ダンスは学園の授業中に習っただけで、とても大勢が参加する夜会なんて絶対に無理である。
「言いづらいのですがー。
私はデビュタントもしてませんし、夜会は初めてでダンスも全く踊れませんわ」
頬を仄かに赤らめて、グレースは恥ずかしげにハッキリ現状を3人に告白した。
「えーーっ、本当に?!
グレースは、デビュタントを済ませてないの」
ベアトリスは、驚きの声を部屋中に響かせる。
言ったことを悪いと感じてか、口を手で抑えてから彼女にペコペコ謝る態度をした。
可愛い仕草に目を細めて、首を左右に振ってあげていた。
「はい。準備の為に節約してましたが、前年にお金がどうしても必要になり…。
このお金を使いましたの。
ドレスも用意できませんので、嘘をつき病欠扱いにしました」
その当時を思い出すだけで、目が潤みそうになる。
彼女の話を聞いていて、暗く沈んだ表情に胸がズキンと痛んだ。
まさか貧しいとは伺ってはいたけど、貴族の娘が行う行事もまともにできなかったとは…。
「き、気にしないでいいのよ。
ダンスはカルロスと練習すれば大丈夫。
代表的なワルツだけを踊ればいいじゃない。
カルロス、夜会までなんとか形にする為に急ぎ練習するわよ」
母は強し、娘の様なグレースを明るく励まし元気づける。
アデラ様の鶴の一声で、何だか決まってしまいそう。
カルロス様にご負担をかけて、迷惑をおかけして申し訳ない。
やはり、どう考えてもおかしい。
「アデラ様!カルロス様のパートナーは、ご婚約者のご令嬢にされた方が宜しいのでは?!」
グレースの発言に、不満よりも怒りに近い表情を見せてくる。
「彼女には夜の催しを控える様に、私からお茶会で申し伝えております。
それに貴女を紹介するのに、相手はカルロスの方がいいでしょう?
せっかく、貴女のドレスを用意したのよ!グレース嬢」
アデラ様が困り顔で腕を掴み、グレースに頼んでくる。
腕を解くこともはばからず、夫人の瞳を見つめ言葉を繰り返す。
貴女のドレスって、言った? 私のー、ドレス!
わざわざ私のためだけに、新しいのを作って下さったと言うの?!
胸の中で、嬉しいと勿体無いわを交互に叫んでいた。
夜会に出る、出ないの言葉たちが頭の中で戦っていた。
彼女は人が困る姿をほっとけない性分、そして何より無駄が許せない人であった。
勝負は、決まってしまった。
「では、僭越ながらカルロス様のパートナーを勤めます。
宜しくお願い致します!」
了承に安堵するアデラと、申し訳なさそうな息子カルロス。
その3人を複雑な思いで見る、娘ベアトリス。
「すまないね、グレース嬢。
両親が仲良くしている家からの招待なんだ。
その家の長男とは、学園でも一緒で親友なんだよ」
今まで女性陣の会話に一言も話せずにいた、もう一人の主役が初めて声を出してきた。
「そうだったんですね。
是非ともご出席されなくては、失礼に当たりますわ」
彼女は頼まれたらキッチリやり切る責任感の塊であったが、一番苦手な社交と踊ったこともないダンスで不安だらけになっていた。
明日からダンスの教師を急きょ呼びよせ、カルロスと二人で猛特訓することが決まった。
話し合っている3人をよそにベアトリスは、ダンスが無事に形になればいいがと不安な表情をして首を振る。
グレースが踊れないことばかり話してるけど、お兄様だってダンス経験が乏しいわ。
婚約者の彼女と、数回しか踊ってないんですもの。
夜会の日まで、もう後2週間をきっていて時間が足りない。
不安と期待を胸に、二人のダンス特訓が始まるのだった。
侯爵夫人アデラが、彼女の隣にピッタリ近づき座っている。
近すぎない?
嫌な予感がする。
学生時代の友人から、宿題見せて~って感じに似ているわ。
かなり外れた描写を想像する。
エテルネル学生時代、勉強一筋しか青春がないグレース。
エーレンタール侯爵と懇意にしている家の夜会に呼ばれているが、息子の相手にグレースを依頼してきた。
「私、私がー。
カルロス様のパートナーで、夜会に参加するのですか?!」
駄目ダメ、無理ムリ。
どうして、トレド伯爵令嬢と行かないの?!
彼女はそう考えて、眉間にシワ寄せて黙って顔を下に向ける。
「嫌かしら?
あのね、貴女が着るドレスも用意してあるのよ!」
アデラはグレースに甘えるような声で、中身は強制的な内容で話す。
「もうドレスも用意されているのですか?!」
いつ用意したのよ。
もしかしたら、カトリーナ嬢の為に作られたドレスかしら?!
それなら、ご遠慮したほうがいいわよね。
グレースは、いつかは参加してみたいという願望を持っていたが。
嬉しいがやはり困っていた。
デビュタントもすましてないし、パーティーや夜会の類は初めてである。
それにカルロス様のお相手なんて、恐れ多くて彼の横に立っていられない。
ダンスは学園の授業中に習っただけで、とても大勢が参加する夜会なんて絶対に無理である。
「言いづらいのですがー。
私はデビュタントもしてませんし、夜会は初めてでダンスも全く踊れませんわ」
頬を仄かに赤らめて、グレースは恥ずかしげにハッキリ現状を3人に告白した。
「えーーっ、本当に?!
グレースは、デビュタントを済ませてないの」
ベアトリスは、驚きの声を部屋中に響かせる。
言ったことを悪いと感じてか、口を手で抑えてから彼女にペコペコ謝る態度をした。
可愛い仕草に目を細めて、首を左右に振ってあげていた。
「はい。準備の為に節約してましたが、前年にお金がどうしても必要になり…。
このお金を使いましたの。
ドレスも用意できませんので、嘘をつき病欠扱いにしました」
その当時を思い出すだけで、目が潤みそうになる。
彼女の話を聞いていて、暗く沈んだ表情に胸がズキンと痛んだ。
まさか貧しいとは伺ってはいたけど、貴族の娘が行う行事もまともにできなかったとは…。
「き、気にしないでいいのよ。
ダンスはカルロスと練習すれば大丈夫。
代表的なワルツだけを踊ればいいじゃない。
カルロス、夜会までなんとか形にする為に急ぎ練習するわよ」
母は強し、娘の様なグレースを明るく励まし元気づける。
アデラ様の鶴の一声で、何だか決まってしまいそう。
カルロス様にご負担をかけて、迷惑をおかけして申し訳ない。
やはり、どう考えてもおかしい。
「アデラ様!カルロス様のパートナーは、ご婚約者のご令嬢にされた方が宜しいのでは?!」
グレースの発言に、不満よりも怒りに近い表情を見せてくる。
「彼女には夜の催しを控える様に、私からお茶会で申し伝えております。
それに貴女を紹介するのに、相手はカルロスの方がいいでしょう?
せっかく、貴女のドレスを用意したのよ!グレース嬢」
アデラ様が困り顔で腕を掴み、グレースに頼んでくる。
腕を解くこともはばからず、夫人の瞳を見つめ言葉を繰り返す。
貴女のドレスって、言った? 私のー、ドレス!
わざわざ私のためだけに、新しいのを作って下さったと言うの?!
胸の中で、嬉しいと勿体無いわを交互に叫んでいた。
夜会に出る、出ないの言葉たちが頭の中で戦っていた。
彼女は人が困る姿をほっとけない性分、そして何より無駄が許せない人であった。
勝負は、決まってしまった。
「では、僭越ながらカルロス様のパートナーを勤めます。
宜しくお願い致します!」
了承に安堵するアデラと、申し訳なさそうな息子カルロス。
その3人を複雑な思いで見る、娘ベアトリス。
「すまないね、グレース嬢。
両親が仲良くしている家からの招待なんだ。
その家の長男とは、学園でも一緒で親友なんだよ」
今まで女性陣の会話に一言も話せずにいた、もう一人の主役が初めて声を出してきた。
「そうだったんですね。
是非ともご出席されなくては、失礼に当たりますわ」
彼女は頼まれたらキッチリやり切る責任感の塊であったが、一番苦手な社交と踊ったこともないダンスで不安だらけになっていた。
明日からダンスの教師を急きょ呼びよせ、カルロスと二人で猛特訓することが決まった。
話し合っている3人をよそにベアトリスは、ダンスが無事に形になればいいがと不安な表情をして首を振る。
グレースが踊れないことばかり話してるけど、お兄様だってダンス経験が乏しいわ。
婚約者の彼女と、数回しか踊ってないんですもの。
夜会の日まで、もう後2週間をきっていて時間が足りない。
不安と期待を胸に、二人のダンス特訓が始まるのだった。
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