90 / 91
第4章 王家の陰り
第26話 買い取り現場
しおりを挟む
お祖父様は、王都に出稼ぎに出ているごく一部の子分たちを呼びつけた。
4台の荷馬車の前には、そのもの達が約20名。
「親父様、ご無沙汰しております。
お元気そうで何よりです。
お嬢、いつも見ても可愛いいですなぁ~」
この中で1番若く、黙っていたら貴族と思えるほど品の良い若者が声をかける。
「おおっ、ギル久しいなぁ!
すまんな、今日は頼むぞ!!」
ギルはペコリと頭を下げてから、荷馬車に振り向き大声で活を入れた。
「おーいっ!てめえら、親父とお嬢の頼みだ!
気合いを入れるぞ、いいなー!!」
へーい、返事が喧しかった。
お祖父様と私と執事長トーマスが、馬車に乗り込んだ。
後ろには、荷馬車が4台が連なっている。
様子が気になり見ると、道を通りすぎる人々は恐がっている様子。
確かに、顔面が怖すぎる面子であった。
「お祖父様。皆様が来てくれて助かりましたわね。
家具の査定は何方がするのですか?」
「うむ!
知り合いに家具屋がおってな。
もう先に屋敷に出向き、買い叩いているはずじゃあ。ハハハ!」
「まぁ、偶然ですわね。
私もポレット夫人とラファエル様が、先に行って買い叩いてますわ。ホホホ!」
一行は、クラレンス公爵屋敷に向かって行った。
クラレンス公爵の屋敷に、私たちは到着した。
玄関前で新しい執事長が、1人出迎えに出てくれる。
表情は暗く困惑して、屋敷全体がどんよりしている様子。
祖父と私と執事長トーマスが、玄関に入ると何やら言い争う声が響いた。
「それは、年代物のキャビネットだ。
さる侯爵が何代か前の王様のお使いになったのを、譲り受けた由緒ある品だぞ!
何で、そんなに安いんだぁー!!」
父の声だわ。
公爵だった人が下品な!
プリムローズは、ため息が自然に出てくる。
「ちょっと、目が悪いんでなくて?
このエメラルドのブローチが、そんな値段なわけないわよ!
本当に、正式な宝石鑑定の方なの?」
母の声だわ、ラファエル様に対してなんと失礼な!!
あぁー、大丈夫かしら?!
「何処にシミがあるのよ!
貴女も目が悪いんでしょう!
お幾つにおなりなのかしら?!」
姉の声だわ。
恥知らずな!
女性に年齢を問うている。
それもあんな大声で、相変わらず耳障りな声ですこと!
こんな方々が、私たちの身内なんて…。
「お、お祖父様!
皆様、苦労しております。
助けないと申し訳ありませんわ。はぁ~…」
プリムローズは嘆き、また大きなため息をした。
「まったく、そうじゃの。
愚息め!
儂の知り合いに、なんと無礼な!
決して、許さんぞー!!」
祖父は、先ほどの会話を聞きお怒りのようだ。
父は無事に新しい領地に旅立てるのかしらと、横にいる祖父をチラリと見る。
「私も、ご足労願って来てくれた方々をー。
ああ、もう許しませんことよ!」
2人は、各々の持ち場に向かった。
「おおっ、今日はすまんのう。
愚息!何処で買ったのじゃ。
鑑定証でもあるんか!
大体、さる侯爵ってどこの侯爵だ!
その者に、嘘でもつかれたんじゃろ?!
バカ者がぁー!!」
凄いわ、2階にまで祖父の怒声が‥。
「ラファエル様、ポレット夫人。
本日はこんな場所まで来て頂き、有難うございます!」
2人に丁重に挨拶すると、プリムローズは母と姉に振り返り怒鳴り付けた。
「お母様!
乱暴に宝石を扱ったんではなくて?
キズが付いたら、価値は下がりますことよ!!」
「ご令嬢の仰る通りで、真ん中にキズがありますので妥当な値段です。
他なら買い取りませんよ!」
ラファエル様が、あの時とは違い低い声で脅す。
「お姉様!
ここにシミがございますわよ。
胸ですわね。
食事中につけたのかしら?
食べ方が下手なのね?!!」
プリムローズが、姉に汚れた場所を指差して教える。
「煩いわね。
そんなの良く見ないと、分からないじゃないの!」
姉が愚痴を溢し、私たちを睨んだ。
「失礼ですが、派手なお色に個性すぎる形ですわ。
本来なら値段はつきませんよ。
プリムローズ様のお身内なので、特別ですのよ。ふぅ」
ポレット夫人は、いつものほんわか笑顔が鳴りを潜めていた。
かなり、ご機嫌をお悪くされてますわ。
激しい攻防の末、決着はついた。
疲れたわ、何で素直に従わないのか。
その点父は祖父の言いなりだし、もう支払いは終わっているわ。
子分たちが手際よく、家具を運び出している。
私の方はメイドたちが、やっと急ぎ荷造りしているわ。
「やっと終わったか、プリム。女は時間がかかるのう。
ご苦労様だな」
祖父の呑気声が、非常に羨ましい限りだわ。
「お母様、お姉様。
こちらが代金です。
キチンと数えてから、署名して下さいね。
それと、これは餞別ですわ。
彼方で使いなさいな。
そんなドレスを着ていたら、虐められますよ」
プリムローズは、シンプルなドレスとエプロン数枚。
それから畑で、使用出来る手袋を渡した。
「こんなの着られるわけないでしょう?!
何よ、この手袋は分厚いわよ」
姉は、プリムローズの贈り物にケチをつける。
「お前は、何をいうか!
王都ではない!
そもそも荒れ地だ。
お前たちも、領民と同じで畑を耕すのじゃ!
プリムの優しさが、お前にはわからんのかぁ」
祖父の怒号が部屋に響く。
「代金は確かに。
プリムローズ、記名したわよ。
贈り物は頂くわ。
貴女、私たちのことを馬鹿にしているでしょう」
母ソフィアが感情のない声色で話しかける。
「はい、そうですね。
お母様は、王妃様の側にいて不安ではなかったの?
私なら助言してあげたわ。
お父様も一緒です!
わかっていた筈よ。
いつかこうなると、違いますか?!」
末娘は手厳しく、実の両親に指摘した。
「お前は容赦ないな。
私たち側近が支えられると思っていた。
しかし、王妃様までは手が回らなかった。
ソフィアには、王妃を庇い守る力量を持ち合わせてなかったのだ。
そして、そなた達の手の上で踊らされた訳だ」
部屋に静けさが漂った時に、祖父の声がした。
「まぁ、クラレンス家は我らで任せろ。
お前たちより、上手くやるわい。プリム、用は終わった。
帰るとするか、ハハハ」
祖父の乾いた笑いが、重苦しい部屋に悲しげに聞こえた。
屋敷の外に出ると、子分たちとポレット夫人にラファエル様が待っていた。
「今日はいろいろとありがとうございました。
全て、終わりましたわ。
私と一緒に、フルールに参りましょう」
プリムローズは、2人に声をかけた。
「ええ、私たちの馬車で行きましょう。
帰りの馬車を、後で迎えに寄越せばいいわ」
ポレット夫人がちょっと疲れた様子で、プリムローズの側に近寄るため歩いてきた。
祖父グレゴリーが、子分らを従えプリムローズに話しかける。
「では、儂らは行くからのう。
悪いがお前たち、もう少し頼むぞ!!」
ヘーイ!!と、子分たちの掛け声がまたしても空に向かい力強くとどろいた。
4台の荷馬車の前には、そのもの達が約20名。
「親父様、ご無沙汰しております。
お元気そうで何よりです。
お嬢、いつも見ても可愛いいですなぁ~」
この中で1番若く、黙っていたら貴族と思えるほど品の良い若者が声をかける。
「おおっ、ギル久しいなぁ!
すまんな、今日は頼むぞ!!」
ギルはペコリと頭を下げてから、荷馬車に振り向き大声で活を入れた。
「おーいっ!てめえら、親父とお嬢の頼みだ!
気合いを入れるぞ、いいなー!!」
へーい、返事が喧しかった。
お祖父様と私と執事長トーマスが、馬車に乗り込んだ。
後ろには、荷馬車が4台が連なっている。
様子が気になり見ると、道を通りすぎる人々は恐がっている様子。
確かに、顔面が怖すぎる面子であった。
「お祖父様。皆様が来てくれて助かりましたわね。
家具の査定は何方がするのですか?」
「うむ!
知り合いに家具屋がおってな。
もう先に屋敷に出向き、買い叩いているはずじゃあ。ハハハ!」
「まぁ、偶然ですわね。
私もポレット夫人とラファエル様が、先に行って買い叩いてますわ。ホホホ!」
一行は、クラレンス公爵屋敷に向かって行った。
クラレンス公爵の屋敷に、私たちは到着した。
玄関前で新しい執事長が、1人出迎えに出てくれる。
表情は暗く困惑して、屋敷全体がどんよりしている様子。
祖父と私と執事長トーマスが、玄関に入ると何やら言い争う声が響いた。
「それは、年代物のキャビネットだ。
さる侯爵が何代か前の王様のお使いになったのを、譲り受けた由緒ある品だぞ!
何で、そんなに安いんだぁー!!」
父の声だわ。
公爵だった人が下品な!
プリムローズは、ため息が自然に出てくる。
「ちょっと、目が悪いんでなくて?
このエメラルドのブローチが、そんな値段なわけないわよ!
本当に、正式な宝石鑑定の方なの?」
母の声だわ、ラファエル様に対してなんと失礼な!!
あぁー、大丈夫かしら?!
「何処にシミがあるのよ!
貴女も目が悪いんでしょう!
お幾つにおなりなのかしら?!」
姉の声だわ。
恥知らずな!
女性に年齢を問うている。
それもあんな大声で、相変わらず耳障りな声ですこと!
こんな方々が、私たちの身内なんて…。
「お、お祖父様!
皆様、苦労しております。
助けないと申し訳ありませんわ。はぁ~…」
プリムローズは嘆き、また大きなため息をした。
「まったく、そうじゃの。
愚息め!
儂の知り合いに、なんと無礼な!
決して、許さんぞー!!」
祖父は、先ほどの会話を聞きお怒りのようだ。
父は無事に新しい領地に旅立てるのかしらと、横にいる祖父をチラリと見る。
「私も、ご足労願って来てくれた方々をー。
ああ、もう許しませんことよ!」
2人は、各々の持ち場に向かった。
「おおっ、今日はすまんのう。
愚息!何処で買ったのじゃ。
鑑定証でもあるんか!
大体、さる侯爵ってどこの侯爵だ!
その者に、嘘でもつかれたんじゃろ?!
バカ者がぁー!!」
凄いわ、2階にまで祖父の怒声が‥。
「ラファエル様、ポレット夫人。
本日はこんな場所まで来て頂き、有難うございます!」
2人に丁重に挨拶すると、プリムローズは母と姉に振り返り怒鳴り付けた。
「お母様!
乱暴に宝石を扱ったんではなくて?
キズが付いたら、価値は下がりますことよ!!」
「ご令嬢の仰る通りで、真ん中にキズがありますので妥当な値段です。
他なら買い取りませんよ!」
ラファエル様が、あの時とは違い低い声で脅す。
「お姉様!
ここにシミがございますわよ。
胸ですわね。
食事中につけたのかしら?
食べ方が下手なのね?!!」
プリムローズが、姉に汚れた場所を指差して教える。
「煩いわね。
そんなの良く見ないと、分からないじゃないの!」
姉が愚痴を溢し、私たちを睨んだ。
「失礼ですが、派手なお色に個性すぎる形ですわ。
本来なら値段はつきませんよ。
プリムローズ様のお身内なので、特別ですのよ。ふぅ」
ポレット夫人は、いつものほんわか笑顔が鳴りを潜めていた。
かなり、ご機嫌をお悪くされてますわ。
激しい攻防の末、決着はついた。
疲れたわ、何で素直に従わないのか。
その点父は祖父の言いなりだし、もう支払いは終わっているわ。
子分たちが手際よく、家具を運び出している。
私の方はメイドたちが、やっと急ぎ荷造りしているわ。
「やっと終わったか、プリム。女は時間がかかるのう。
ご苦労様だな」
祖父の呑気声が、非常に羨ましい限りだわ。
「お母様、お姉様。
こちらが代金です。
キチンと数えてから、署名して下さいね。
それと、これは餞別ですわ。
彼方で使いなさいな。
そんなドレスを着ていたら、虐められますよ」
プリムローズは、シンプルなドレスとエプロン数枚。
それから畑で、使用出来る手袋を渡した。
「こんなの着られるわけないでしょう?!
何よ、この手袋は分厚いわよ」
姉は、プリムローズの贈り物にケチをつける。
「お前は、何をいうか!
王都ではない!
そもそも荒れ地だ。
お前たちも、領民と同じで畑を耕すのじゃ!
プリムの優しさが、お前にはわからんのかぁ」
祖父の怒号が部屋に響く。
「代金は確かに。
プリムローズ、記名したわよ。
贈り物は頂くわ。
貴女、私たちのことを馬鹿にしているでしょう」
母ソフィアが感情のない声色で話しかける。
「はい、そうですね。
お母様は、王妃様の側にいて不安ではなかったの?
私なら助言してあげたわ。
お父様も一緒です!
わかっていた筈よ。
いつかこうなると、違いますか?!」
末娘は手厳しく、実の両親に指摘した。
「お前は容赦ないな。
私たち側近が支えられると思っていた。
しかし、王妃様までは手が回らなかった。
ソフィアには、王妃を庇い守る力量を持ち合わせてなかったのだ。
そして、そなた達の手の上で踊らされた訳だ」
部屋に静けさが漂った時に、祖父の声がした。
「まぁ、クラレンス家は我らで任せろ。
お前たちより、上手くやるわい。プリム、用は終わった。
帰るとするか、ハハハ」
祖父の乾いた笑いが、重苦しい部屋に悲しげに聞こえた。
屋敷の外に出ると、子分たちとポレット夫人にラファエル様が待っていた。
「今日はいろいろとありがとうございました。
全て、終わりましたわ。
私と一緒に、フルールに参りましょう」
プリムローズは、2人に声をかけた。
「ええ、私たちの馬車で行きましょう。
帰りの馬車を、後で迎えに寄越せばいいわ」
ポレット夫人がちょっと疲れた様子で、プリムローズの側に近寄るため歩いてきた。
祖父グレゴリーが、子分らを従えプリムローズに話しかける。
「では、儂らは行くからのう。
悪いがお前たち、もう少し頼むぞ!!」
ヘーイ!!と、子分たちの掛け声がまたしても空に向かい力強くとどろいた。
21
あなたにおすすめの小説
白い結婚なので無効にします。持参金は全額回収いたします
鷹 綾
恋愛
「白い結婚」であることを理由に、夫から離縁を突きつけられた公爵夫人エリシア。
だが彼女は泣かなかった。
なぜなら――その結婚は、最初から“成立していなかった”から。
教会法に基づき婚姻無効を申請。持参金を全額回収し、彼女が選んだ新たな居場所は修道院だった。
それは逃避ではない。
男の支配から離れ、国家の外側に立つという戦略的選択。
やがて彼女は修道院長として、教育制度の整備、女性領主の育成、商業と医療の再編に関わり、王と王妃を外から支える存在となる。
王冠を欲さず、しかし王冠に影響を与える――白の領域。
一方、かつての夫は地位を失い、制度の中で静かに贖罪の道を歩む。
これは、愛を巡る物語ではない。
「選ばなかった未来」を守り続けた一人の女性の物語。
白は弱さではない。
白は、均衡を保つ力。
白い結婚から始まる、静かなリーガル・リベンジと国家再編の物語。
【完結】レイハート公爵夫人の時戻し
風見ゆうみ
恋愛
公爵夫人である母が亡くなったのは、私、ソラリアが二歳になり、妹のソレイユが生まれてすぐのことだ。だから、母の記憶はないに等しい。
そんな母が私宛に残していたものがあった。
青色の押し花付きの白い封筒に入った便箋が三枚。
一枚目には【愛するソラリアへ】三枚目に【母より】それ以外、何も書かれていなかった。
父の死後、女性は爵位を継ぐことができないため、私は公爵代理として、領民のために尽くした。
十九歳になった私は、婚約者に婿入りしてもらい、彼に公爵の爵位を継いでもらった。幸せな日々が続くかと思ったが、彼との子供を授かったとわかった数日後、私は夫と実の妹に殺されてしまう。
けれど、気がついた時には、ちょうど一年前になる初夜の晩に戻っており、空白だったはずの母からの手紙が読めるようになっていた。
殺されたことで羊の形をした使い魔が見えるようになっただけでなく『時戻しの魔法』を使えるようになった私は、爵位を取り返し、妹と夫を家から追い出すことに決める。だが、気弱な夫は「ソラリアを愛している。別れたくない」と泣くばかりで、離婚を認めてくれず――。
見るに堪えない顔の存在しない王女として、家族に疎まれ続けていたのに私の幸せを願ってくれる人のおかげで、私は安心して笑顔になれます
珠宮さくら
恋愛
ローザンネ国の島国で生まれたアンネリース・ランメルス。彼女には、双子の片割れがいた。何もかも与えてもらえている片割れと何も与えられることのないアンネリース。
そんなアンネリースを育ててくれた乳母とその娘のおかげでローザンネ国で生きることができた。そうでなければ、彼女はとっくに死んでいた。
そんな時に別の国の王太子の婚約者として留学することになったのだが、その条件は仮面を付けた者だった。
ローザンネ国で仮面を付けた者は、見るに堪えない顔をしている証だが、他所の国では真逆に捉えられていた。
断罪される前に市井で暮らそうとした悪役令嬢は幸せに酔いしれる
葉柚
恋愛
侯爵令嬢であるアマリアは、男爵家の養女であるアンナライラに婚約者のユースフェリア王子を盗られそうになる。
アンナライラに呪いをかけたのはアマリアだと言いアマリアを追い詰める。
アマリアは断罪される前に市井に溶け込み侯爵令嬢ではなく一市民として生きようとする。
市井ではどこかの王子が呪いにより猫になってしまったという噂がまことしやかに流れており……。
[完結]7回も人生やってたら無双になるって
紅月
恋愛
「またですか」
アリッサは望まないのに7回目の人生の巻き戻りにため息を吐いた。
驚く事に今までの人生で身に付けた技術、知識はそのままだから有能だけど、いつ巻き戻るか分からないから結婚とかはすっかり諦めていた。
だけど今回は違う。
強力な仲間が居る。
アリッサは今度こそ自分の人生をまっとうしようと前を向く事にした。
【完結】貧乏令嬢は自分の力でのし上がる!後悔?先に立たずと申しましてよ。
やまぐちこはる
恋愛
領地が災害に見舞われたことで貧乏どん底の伯爵令嬢サラは子爵令息の婚約者がいたが、裕福な子爵令嬢に乗り換えられてしまう。婚約解消の慰謝料として受け取った金で、それまで我慢していたスイーツを食べに行ったところ運命の出会いを果たし、店主に断られながらも通い詰めてなんとかスイーツショップの店員になった。
貴族の令嬢には無理と店主に厳しくあしらわれながらも、めげずに下積みの修業を経てパティシエールになるサラ。
そしてサラを見守り続ける青年貴族との恋が始まる。
全44話、7/24より毎日8時に更新します。
よろしくお願いいたします。
「婚約破棄して下さい」と言い続けたら、王太子の好感度がカンストしました~悪役令嬢を引退したいのに~
放浪人
恋愛
「頼むから、私をクビ(婚約破棄)にしてください!」
乙女ゲームの悪役令嬢に転生した公爵令嬢リュシア。
断罪・処刑のバッドエンドを回避するため、彼女は王太子レオンハルトに「婚約破棄」を突きつける。
しかしこの国には、婚約者が身を引こうとするほど、相手の本能を刺激して拘束力を強める《星冠の誓約》という厄介なシステムがあった!
リュシアが嫌われようと悪態をつくたび、王太子は「君は我が身を犠牲にして国を守ろうとしているのか!」とポジティブに誤解。
好感度は爆上がりし、物理的な距離はゼロになり、ついには国のシステムそのものと同化してしまい……?
書類整理と法知識を武器に、自称聖女の不正を暴き、王都の危機を救ううちに、いつの間にか「最強の王妃」として外堀も内堀も埋められていく。
逃げたい元社畜令嬢と、愛が重すぎる王太子の、すれ違い(と見せかけた)溺愛ファンタジー!
【完結】愛され令嬢は、死に戻りに気付かない
かまり
恋愛
公爵令嬢エレナは、婚約者の王子と聖女に嵌められて処刑され、死に戻るが、
それを夢だと思い込んだエレナは考えなしに2度目を始めてしまう。
しかし、なぜかループ前とは違うことが起きるため、エレナはやはり夢だったと確信していたが、
結局2度目も王子と聖女に嵌められる最後を迎えてしまった。
3度目の死に戻りでエレナは聖女に勝てるのか?
聖女と婚約しようとした王子の目に、涙が見えた気がしたのはなぜなのか?
そもそも、なぜ死に戻ることになったのか?
そして、エレナを助けたいと思っているのは誰なのか…
色んな謎に包まれながらも、王子と幸せになるために諦めない、
そんなエレナの逆転勝利物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる