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第2章 愛と希望とそして秘密
第4話 家族への想い
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朝食の時間に、家族全員が席についている。
私と兄は少し疲労が残る顔立ちで、祖父母に朝の挨拶をした。
「おはよう、ブライアンとプリムローズ。
昨夜は、ずいぶん遅かったわね。
先に寝てしまい、ごめんなさいね」
祖母ヴィクトリアは、気にしているようで私たちの表情を見てる。
「いいえ、気になさらないで下さい。
おばあ様、私は家族に会いに行って良かったですわ」
眠たそうに笑う孫を見て、安心する祖父母。
彼女は、思っていた思いを続けて話す。
「幼い頃の夢を、少しだけ叶えました。
あの人たちと、初めて血が通った会話が出来ましたわ。
畑仕事も、皆で一緒にしました。
これからは、関係が良くなる気がします!」
プリムローズは、嬉しげに話すと輝く笑顔をみせた。
「私も家族が、前よりも近くにいる感じがしました。
お二人も是非とも、お会いに行ってあげて下さい!」
兄が祖父母に、真剣にお願いをする。
「儂らも、変わった愚息らに会いに行くかのう。
保存のきく食べ物を、たくさん持参するか。
金よりも、あちらでは喜ばれるずじゃあ!」
祖父は祖母に、目を細めて話す。
それを境に、私たちと父たちの関係に変化がみえた。
手紙のやり取りや実際に出向いて会うようになったが、それは冬に入る前だった。
ブロイ公爵現宰相の紹介で、文官試験用の家庭教師のお方がお見えになるのが決定した。
それまでは、メイドのメリーを連れて王立図書館に通って本を読んでいた。
やはり専門書や貴重な本は貸し出しは出来ないので、此処で読まなくてはならない。
唯一の例外は王族だ。
彼らは、特別にほぼ貸し出しができる特権をもっている。
その事を知った時は、ほんの少しだけムカっとしたわ。
毎日学園が終わると、図書館に行くとよく出会う方々には目礼するくらい親しくなっていた。
独りで本を取ろうと苦戦していたら、頭上から手が伸びてきた。
「はい、どうぞ。クラレンス公爵令嬢!」
ルシアン王子殿下が、本を渡してくれる。
お付きの方も側に控えている。
「ありがとうございます、殿下。
偶然ですわね?」
「厚くて難しそうな本ですね」
殿下はマジマジと、私の探していた本を見て尋ねてきた。
「ええ、文官試験の参考になる本ですわ。」
「本当に受けるつもりなのか?
その試験は、受かりそうか?」
彼の言葉に、思わず笑いそうになりながら答えた。
「分かりませんわ。
しかし、来週末から家庭教師が付きます。
その方に鍛えて貰い、一発合格を狙います。そして、他国に留学する予定ですわ」
「何処の国にするのか、決めたのか?」
『今日は、よく質問しますこと。
だんだん、勉強の邪魔になってきましたわね』
「まぁ、候補は絞っていますけど決定してませんわ。
では、勉強がありますので失礼します。殿下」
話しかけた殿下を無視して、本を抱えて席に戻った。
メリーと馬車の中での会話は、さっきほどの殿下との事である。
「お嬢様、殿方にもう少しお優しくされたら如何ですか?
それと留学先は、どちらにされるおつもりですか?」
メリーがレース編みをしながら、留学先についた質問する。
「私は、この国の王族が苦手なのよ。
留学先は、できたら離れた場所がいいわ。
滅多にない機会ですもの。
学園の先生が言うには、留学生の受け入れがされてないとダメなんですって!」
「学園の受け入れ先から、お決めになるのですね。
お嬢様、大旦那様の説得もございます。
このメリーの心構えもありますしから、お早めにお決め下さい」
メリーが何気なく発した言葉に驚く、プリムローズ。
「あらメリー、貴女!
私とついて行くのつもりだったの?!」
レース編みをやめて、プリムローズを見てしっかり話した。
「当たり前です!
私だけではありませんよ。
たぶん、護衛をつけるはずですわ。
アルゴラなら問題はございませんが、その他は違いますよ」
「私は独りで行くと思った。
寮でも入れば、いいかなぁと考えてたの」
前に座るメイドは、呆れ顔で首を左右に振った。
「クラレンス公爵のご令嬢が、メイドや護衛なしはあり得ません。
お嬢様って、ドコか抜けてます。
そこが可愛いんですけどね!」
メリーの言葉に、ガックリする私である。
「わかったわ、早く決めて準備にかかるわ。
そうなると、文官試験は合格しなくてはね」
「お嬢様なら出来ますわ。
そろそろ大旦那様が、家庭教師を連れて来ますわよ」
メリーの勘は大当たりだった。
お祖父様から2日後に家庭教師の紹介があると、帰宅してから言われた。
どんな方か不安と期待でなかなか寝られない、プリムローズである。
私と兄は少し疲労が残る顔立ちで、祖父母に朝の挨拶をした。
「おはよう、ブライアンとプリムローズ。
昨夜は、ずいぶん遅かったわね。
先に寝てしまい、ごめんなさいね」
祖母ヴィクトリアは、気にしているようで私たちの表情を見てる。
「いいえ、気になさらないで下さい。
おばあ様、私は家族に会いに行って良かったですわ」
眠たそうに笑う孫を見て、安心する祖父母。
彼女は、思っていた思いを続けて話す。
「幼い頃の夢を、少しだけ叶えました。
あの人たちと、初めて血が通った会話が出来ましたわ。
畑仕事も、皆で一緒にしました。
これからは、関係が良くなる気がします!」
プリムローズは、嬉しげに話すと輝く笑顔をみせた。
「私も家族が、前よりも近くにいる感じがしました。
お二人も是非とも、お会いに行ってあげて下さい!」
兄が祖父母に、真剣にお願いをする。
「儂らも、変わった愚息らに会いに行くかのう。
保存のきく食べ物を、たくさん持参するか。
金よりも、あちらでは喜ばれるずじゃあ!」
祖父は祖母に、目を細めて話す。
それを境に、私たちと父たちの関係に変化がみえた。
手紙のやり取りや実際に出向いて会うようになったが、それは冬に入る前だった。
ブロイ公爵現宰相の紹介で、文官試験用の家庭教師のお方がお見えになるのが決定した。
それまでは、メイドのメリーを連れて王立図書館に通って本を読んでいた。
やはり専門書や貴重な本は貸し出しは出来ないので、此処で読まなくてはならない。
唯一の例外は王族だ。
彼らは、特別にほぼ貸し出しができる特権をもっている。
その事を知った時は、ほんの少しだけムカっとしたわ。
毎日学園が終わると、図書館に行くとよく出会う方々には目礼するくらい親しくなっていた。
独りで本を取ろうと苦戦していたら、頭上から手が伸びてきた。
「はい、どうぞ。クラレンス公爵令嬢!」
ルシアン王子殿下が、本を渡してくれる。
お付きの方も側に控えている。
「ありがとうございます、殿下。
偶然ですわね?」
「厚くて難しそうな本ですね」
殿下はマジマジと、私の探していた本を見て尋ねてきた。
「ええ、文官試験の参考になる本ですわ。」
「本当に受けるつもりなのか?
その試験は、受かりそうか?」
彼の言葉に、思わず笑いそうになりながら答えた。
「分かりませんわ。
しかし、来週末から家庭教師が付きます。
その方に鍛えて貰い、一発合格を狙います。そして、他国に留学する予定ですわ」
「何処の国にするのか、決めたのか?」
『今日は、よく質問しますこと。
だんだん、勉強の邪魔になってきましたわね』
「まぁ、候補は絞っていますけど決定してませんわ。
では、勉強がありますので失礼します。殿下」
話しかけた殿下を無視して、本を抱えて席に戻った。
メリーと馬車の中での会話は、さっきほどの殿下との事である。
「お嬢様、殿方にもう少しお優しくされたら如何ですか?
それと留学先は、どちらにされるおつもりですか?」
メリーがレース編みをしながら、留学先についた質問する。
「私は、この国の王族が苦手なのよ。
留学先は、できたら離れた場所がいいわ。
滅多にない機会ですもの。
学園の先生が言うには、留学生の受け入れがされてないとダメなんですって!」
「学園の受け入れ先から、お決めになるのですね。
お嬢様、大旦那様の説得もございます。
このメリーの心構えもありますしから、お早めにお決め下さい」
メリーが何気なく発した言葉に驚く、プリムローズ。
「あらメリー、貴女!
私とついて行くのつもりだったの?!」
レース編みをやめて、プリムローズを見てしっかり話した。
「当たり前です!
私だけではありませんよ。
たぶん、護衛をつけるはずですわ。
アルゴラなら問題はございませんが、その他は違いますよ」
「私は独りで行くと思った。
寮でも入れば、いいかなぁと考えてたの」
前に座るメイドは、呆れ顔で首を左右に振った。
「クラレンス公爵のご令嬢が、メイドや護衛なしはあり得ません。
お嬢様って、ドコか抜けてます。
そこが可愛いんですけどね!」
メリーの言葉に、ガックリする私である。
「わかったわ、早く決めて準備にかかるわ。
そうなると、文官試験は合格しなくてはね」
「お嬢様なら出来ますわ。
そろそろ大旦那様が、家庭教師を連れて来ますわよ」
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