【完結】無意識 悪役公爵令嬢は成長途中でございます!ー新たなる王室編ー

愚者 (フール)

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第2章  愛と希望とそして秘密

第13話 留学先は?

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 学園のお昼時間に、いつもの友人4人とランチ。

何故か中等部と同じように、プリムローズには高等部でもスペシャルランチが置かれていた。
これには王妃キャロラインの最初のお茶会が原因で、高等部生徒全員が内容を知りおそれたからである。

クラレンス公爵令嬢には、決して不自由させてはならぬ。
学園の貴族の子息と令嬢のおきてになっているのは、クラレンス公爵家だけ知らないことであった。

そうとは知らずにプリムローズは、出されたものを素直に美味しそうに無邪気むじゃきに友人たちと一緒に食べていた。

「マリー様、メーター伯爵令息とのご婚約おめでとうございます!」

リザが、マリーに婚約のお祝いの言葉を伝えている。

「ありがとう、リザ様!」

顔を赤らめてお礼をする姿は、此方こちらも見ていて赤くなる程であった。

「突然ですがリザ様は、将来の事をなにか考えてますか?」

プリムローズは、いきなり直球でズバーッと質問をしてくる。

「実はプリムローズ様を見習って、文官か女官を目指してますの。
私は気が強くて、家族から婚約相手を紹介されました。
ですが、上手くいかなかったのです。
女官なら受かりそうですが、その上の文官を頑張ってみるつもりです!」

リザのその話に、衝撃を受けた3人。

特にプリムローズは、仕事に生きできる女性は格好良かっこよいと考えていた。

「リザ様…、私は凄く感銘かんめいを受けましたわ。
私も仕事を頑張ってしてみたいです。
いっぱい学んで、トップを目指しますわよ!」

目をギラギラさせる彼女を、3人の友人たちは悩ましげに見るのである。 

これ以上に何を学ぶのだ、この人は…。
トップとは、何ぞやと思うのである。

勿論もちろん、2人とも素晴らしいですわ。
女性として愛する殿方を立てて、家を守る!
いろんな考えがあり、選択が広がるのは素敵なことですわ」

今度は遠い未来を思ってか、ウットリした顔になる。

よくもコロコロと表情が変わるものだと、3人は呆れ果て感心する。

「プリムローズ様は、卒業と文官に合格しても11歳ですわよね。
その後は、どんな進路をお考えですか?!」

フローラは、興味津々きょうみしんしんたずねた。

「それー!
私も聞きたかったのです。
普通の生徒は、18歳で学園卒業ですわよね?!」

マリーも、気になっていた話題だった。

「エヘヘ、何処どこか留学したいの?
この大陸と近くの海を渡った国で、1番学べるのは何処かしらね?
ねぇ、皆さんはご存じ?」

彼女は照れ笑いして、友人たちにお知恵ちえ拝借はいしゃくしてきた。

「やはり、アルゴラか。
思いきって、ヘイズ国なんてどうですか?!」

リザが何気なにげに言うと、あわてふためいてフローラがただちに訂正する。

「リ……、リザ様ー!
へ、ヘイズは駄目ですよ!
あそこは、海賊かいぞく縄張なわばりりよ。
軍と海賊の争いが絶えないわ。
確かに、文学は盛んみたいですけど……」

「そうですよ!!
あの国は入るのも出るのも地獄よ。
まさに孤島よ!
強くないと生きていけないの。
プリムローズ様、変な気を起こさないでくれまし~」

マリーもプリムローズの両手を胸の前で握り締めながら、首を左右に凄い勢いで振っている。

マリー様もフローラ様も、だめだ駄目だと必死ね。

横を見ると余計な事を言ってしまったリザ様は、顔色が真っ青になっていた。

先生もヘイズ国も留学制度があるけど、話してくれない理由が今わかったわ。

なんだか、面白い事になってきたわ。
この国のへなちょこ達には、あきてしまっていたのよ!

ニヤリと笑うプリムローズの表情を見ると、3人の友達は見て半泣きになるのであった。

それにちょい訳ありで、ヘイズには興味があったのよね!

早速、説得しないといけないわ。

先ずは家族よね、難関なんかんだわ。

1番はお祖父様よ。
それさえ説得出来れば、まったく問題なし。

3人は、プリムローズの思考がここにない事を知り絶望したのである。
もう駄目だわ、これは絶対にヘイズに行くおつもりね。

友人達は、それから食事がのどを通らなくなるのであった。

 
  
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