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第1章 隣国の王族
第12話 ドレスは国宝級
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ほんの一時、目を閉じ考えていたら近くから女の子の話しかける声がしてきた。
「失礼!貴女は、どちらのご令嬢なのかしら?」
オレンジ色の髪、琥珀色の瞳に鼻の上にはソバカスがある子だった。
態度といい、話し方も勝ち気な印象。
閉じた目を開き美しい紫水晶の瞳に飛び込んできて、そう感じていた。
この子こそ、何処の家の方?
無視でいいですわよね?
プリムローズはその子と会話せず、また静かに瞼を閉じ始める。
「喋れないの?
話を聞いてるの?
すましていないで、挨拶をしなさい!」と、命令口調で言ってきた。
『あー、何なのよ!
もう疲れているのに、お願いよ。
いい加減にしてー!』
帰りたくなってしまった彼女は、兄ブライアンを探すために目を開くとキョロキョロ周りを見る。
すぐに見つかったので、椅子から立ち上がり歩きだした。
「お待ちなさいよ!
私を無視して、どちらへ行くのです!」
怒鳴ったと同時に、温くなったお茶を突然にかけられてしまう。
急ぎ振り向くと、猫がシャーっと毛を逆撫でたような態度をその令嬢はしていた。
睨み付けながら、空になったカップを手に持っている。
知らないうちに周りにたくさんの方々が、私たちを取り囲んで見ていた。
「プリムローズー!!」
兄ブライアンが、慌てて名を叫びながら走ってくる。
えっと驚く、ブライアンを見ているオレンジ髪の少女。
「お兄様!!
そこの見知らぬ娘が、突然私のドレスにお茶をかけたのです。
皆さま~、ご覧になってましたわよね!!」
私が周辺を見渡して、語気を強めていい放った。
騒ぎを聞き付けて、急ぎ王妃様と王子が側にやって来ていた。
「あ、あの。その方は、ブライアン様の妹君ですか?!」
琥珀色の目を瞬きもせずに、兄ブライアンを見る。
「そうだよ。
プリムローズ・ド・クラレンスだよ。
プリムローズ、大丈夫か?」と、妹の肩を抱く。
「そこの娘!
私より身分が低いのに、先に名乗るわけなかろうに!
お前、このドレスをどうしてくれる?言わんか!」
肩にある兄の手をどかして、少女を怒鳴りつける。
「あ……、あの。弁償します。
それで許して下さいませ。
プリムローズ様」
少女は、手を前に組んでお祈りポーズする。
「今の言葉を忘れるなよ。
兄上、このドレスの説明してあげて!」
ニャーっと意地悪く笑い、実の兄に命令する妹。
行きの馬車で、ドレスの自慢していた妹を思い出し説明し始めた兄。
その場にいる王妃と王子は、プリムローズの迫力に固まってしまったのである。
「このドレスは、アルゴラ国の第1王女殿下とお揃いで妹に作った品です。
生地は王室専用蚕を飼育し糸から作り、レースはアルゴラの人間国宝の方が編んだ品。値段はつきません」
兄ブライアンによる、説明は完璧であった。
それを聞いた少女は、途中からその場に座り込んでしまった。
少女の前に行くと、容赦ない言葉を頭の上から怒声が放たれた。
「そなた、どうするのじゃあ?!
よくも王妃様主宰のお茶会で、私に恥をかかせたな!!」
座り込んだ者を、刺すような目線。
「なん…、何でもします!
どうか、お許し下さいませ。
お願いします!」
少女は周りの人々に、聞こえる声で話してしまった。
「ほぉーっ。何でもか!
では、左手を開いて差し出せ。
早くしなさい!」
彼女の意味不明な内容に、周りの者たちは首を傾げそうになった。
見ている人々は、誰もその先を想像もつかない。
彼女は、何をしたくて言っているのか?
兄ブライアンだけがそんな中で、妹を嗜めようとしたが一歩間に合わなかった。
ふらふら立ち上がり、手を開きプリムローズの前に出した。
ゆっくりと手が合わさった瞬間に、以前同じことをした令嬢の様に倒れた。
何とも言えない悲鳴を発して、その場に突然倒れた少女。
目を開けて横向きになる少女のその指を見て、プリムローズは独り言をいう。
「まだ、何もしてなくてよ!」
兄は未遂とはいえ、妹の残虐さを目の前で初見した。
兄は妹の行いに、ショックで茫然自失。
お茶会はこの先どうなるのか?
この場では、誰1人考えられない状態。
ただ1人だけ、冷静に考える事が出来る人物。
この人物が、この先の采配を握っていたのである。
「失礼!貴女は、どちらのご令嬢なのかしら?」
オレンジ色の髪、琥珀色の瞳に鼻の上にはソバカスがある子だった。
態度といい、話し方も勝ち気な印象。
閉じた目を開き美しい紫水晶の瞳に飛び込んできて、そう感じていた。
この子こそ、何処の家の方?
無視でいいですわよね?
プリムローズはその子と会話せず、また静かに瞼を閉じ始める。
「喋れないの?
話を聞いてるの?
すましていないで、挨拶をしなさい!」と、命令口調で言ってきた。
『あー、何なのよ!
もう疲れているのに、お願いよ。
いい加減にしてー!』
帰りたくなってしまった彼女は、兄ブライアンを探すために目を開くとキョロキョロ周りを見る。
すぐに見つかったので、椅子から立ち上がり歩きだした。
「お待ちなさいよ!
私を無視して、どちらへ行くのです!」
怒鳴ったと同時に、温くなったお茶を突然にかけられてしまう。
急ぎ振り向くと、猫がシャーっと毛を逆撫でたような態度をその令嬢はしていた。
睨み付けながら、空になったカップを手に持っている。
知らないうちに周りにたくさんの方々が、私たちを取り囲んで見ていた。
「プリムローズー!!」
兄ブライアンが、慌てて名を叫びながら走ってくる。
えっと驚く、ブライアンを見ているオレンジ髪の少女。
「お兄様!!
そこの見知らぬ娘が、突然私のドレスにお茶をかけたのです。
皆さま~、ご覧になってましたわよね!!」
私が周辺を見渡して、語気を強めていい放った。
騒ぎを聞き付けて、急ぎ王妃様と王子が側にやって来ていた。
「あ、あの。その方は、ブライアン様の妹君ですか?!」
琥珀色の目を瞬きもせずに、兄ブライアンを見る。
「そうだよ。
プリムローズ・ド・クラレンスだよ。
プリムローズ、大丈夫か?」と、妹の肩を抱く。
「そこの娘!
私より身分が低いのに、先に名乗るわけなかろうに!
お前、このドレスをどうしてくれる?言わんか!」
肩にある兄の手をどかして、少女を怒鳴りつける。
「あ……、あの。弁償します。
それで許して下さいませ。
プリムローズ様」
少女は、手を前に組んでお祈りポーズする。
「今の言葉を忘れるなよ。
兄上、このドレスの説明してあげて!」
ニャーっと意地悪く笑い、実の兄に命令する妹。
行きの馬車で、ドレスの自慢していた妹を思い出し説明し始めた兄。
その場にいる王妃と王子は、プリムローズの迫力に固まってしまったのである。
「このドレスは、アルゴラ国の第1王女殿下とお揃いで妹に作った品です。
生地は王室専用蚕を飼育し糸から作り、レースはアルゴラの人間国宝の方が編んだ品。値段はつきません」
兄ブライアンによる、説明は完璧であった。
それを聞いた少女は、途中からその場に座り込んでしまった。
少女の前に行くと、容赦ない言葉を頭の上から怒声が放たれた。
「そなた、どうするのじゃあ?!
よくも王妃様主宰のお茶会で、私に恥をかかせたな!!」
座り込んだ者を、刺すような目線。
「なん…、何でもします!
どうか、お許し下さいませ。
お願いします!」
少女は周りの人々に、聞こえる声で話してしまった。
「ほぉーっ。何でもか!
では、左手を開いて差し出せ。
早くしなさい!」
彼女の意味不明な内容に、周りの者たちは首を傾げそうになった。
見ている人々は、誰もその先を想像もつかない。
彼女は、何をしたくて言っているのか?
兄ブライアンだけがそんな中で、妹を嗜めようとしたが一歩間に合わなかった。
ふらふら立ち上がり、手を開きプリムローズの前に出した。
ゆっくりと手が合わさった瞬間に、以前同じことをした令嬢の様に倒れた。
何とも言えない悲鳴を発して、その場に突然倒れた少女。
目を開けて横向きになる少女のその指を見て、プリムローズは独り言をいう。
「まだ、何もしてなくてよ!」
兄は未遂とはいえ、妹の残虐さを目の前で初見した。
兄は妹の行いに、ショックで茫然自失。
お茶会はこの先どうなるのか?
この場では、誰1人考えられない状態。
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この人物が、この先の采配を握っていたのである。
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