1 / 142
第1章 奇跡の巡り合わせ
第1話 旅の恥は掻き捨て
しおりを挟む
祖国エテルネルを離れアルゴラへ到着し、もう既に20日目。
港近くにある宿の窓を開けると、プリムローズはバルコニーに出ていた。
夏の太陽がちょうど真上にあり、反射して海面がキラキラと言うよりはギラついて眩い。
「………うっ、いい天気すぎ!
目がつぶれる~じゃない」
しかめ面と仏頂面で海を眺めているご令嬢は、銀色に近い腰まである長い金髪を海風でなびかせる。
『あの海の遠い向こうにー。
ヘイズ国があるのね……』
感慨に浸っていると、私を呼ぶデカイ声がする。
「おおっ、おー!
お嬢様、お嬢様~~」
「お~い、うっせーぞ!
メリー、なにデッカイ声を張り上げてんだ。
やめてくれよ。
俺の耳が変になっちゃうぜ」
口が悪るくて一見すると怖そうな男が、部屋の出入り口付近の椅子に座っていた。
こんな場で腰かけて物騒にも剣の手入れをしていたギルが、自分に気づかないで入ってきたメリーに注意する。
「貴方こそ、部屋で剣など出してぶっそうですよ!
何しているんですか?」
「俺は、お嬢やお前の警護を頼まれている。
こうして、毎日剣の手入れをするのは日課だ!」
「あっそう、大声出して申し訳ありませんね。
ギル師匠には、別に話しておりません」
後ろの部屋の中で、相性イマイチな歳近い若い男女が言い争う。
「お嬢様!
宿の方に伺いましたら、明日はやっと出港ができるそうですよ」
エテルネルからプリムローズについて来たメイドのメリーが、部屋に入るなり吉報を伝えてきた。
3人分のお茶を、淹れて持ってきたトレーをテーブルに置く。
「まぁ~、メリー!
その話は、本当なの!!
随分と、長く待たされたわ。
到着して直後に、大嵐になり船の出港が延びるとは思わなった」
海から視線を外し、メリーたちのいる部屋を振りかえる。
足止めをくらっていたプリムローズは、この現状にウンザリしていて限界ギリギリだった。
大嵐で外にも出れなく、部屋に引きこもりだったからだ。
それは、この場にいる3人全員の総意でもある。
「お嬢が、王子様に冷たくあしらったから、もしかしてバチでも当たったんですかね。
アーハハハ!」
「バカ笑いするな、ギル!
ちっ、違うわよ!
今までの行いの厄払いです」
勢いよく空を指差すと、そこには海の色に負けないほどの青い空が広がり続けていた。
まさしく快晴、海は穏やかなさざ波が心地よく耳に届く。
「ほらっ、二人ともよくご覧なさい。
嵐の去った後の晴れやかな天気、そして澄みきった雲ひとつない青空をー」
護衛のギルが長い足でバルコニーに近づき、キャンキャン鳴く子犬を見るような目付きをしてから同じ空を眺める。
「お嬢~、アッチラに雲がうっすらありますぜ」
「アンタは、男のくせに!
細かいことはどうでもいいのよ」
「………、お静かになさって下さいませ。
公爵家のご令嬢が、そんな大声を出してはいけません。
はしたのう御座いますよ」
やれやれ2人が、またやりあっている。
メリーは注意しながら、窓際にあるテーブルに近づく。
言い争う二人を、ちょっとたしなめるように睨みつけた。
「さぁ、お茶をご用意しましたから飲みましょう。
ギル師匠も、お嬢様を茶化さないで下さいませ。
3人で仲良くやっていきましょう」
疲労感漂う表情をし、二人を交互に見ては諭す。
この2人の橋渡し的な存在になっている。
大体はギル師匠がお嬢様を茶化して、お嬢様が彼を怒鳴りつける。
漫才の駆け引きみたいで、私はかなり面白いのだが…。
もし知らない赤の他人に見られたら、どう思われるだろうか。
側に仕えるものとして、恥ずかしくてどうも気になる。
旅をしていてため息がとどまることがない。
そんな気遣いを無視する主人。
「ええ、分かったわ。
それよりも、いま私。
良いことが浮かんだの。
今日の昼は、外に出て食事しない?
明日はここを離れるから、急に港町で海の幸を食べたくなっちゃった」
食べ物と聞き、瞬時に反応するギル。
「おーっ!
お嬢、それはいいですなぁ。
アルゴラの海の幸ですかい。
ヘイズも島国で海の幸は旨いが、国それぞれ味付けも違うからな。
それじゃあ、もうお昼だ。
さっそく、外へくり出しましょう」
彼女は一人、紅茶を飲み思う。
この2人は、結局は食いしん坊なのだと。
それに此処には誰も彼女を咎める者はおらず、まさに我が世の春。
いや、今は夏か…。
不安にならざるを得ない、心配性の彼女であった。
宿を出て3人は、港近くの町を散歩していた。
豪華なドレス姿ではなく、町娘の様なシンプルな装い。
プラチナブロンドの輝く髪をなびかせ、瞳は見たことない珍しい紫の瞳。
美少女と醸し出す気品で、通りすがりの者はただ者ではないと見ていた。
本人だけが気にせず、呑気に少し調子が外れた鼻歌を歌いながら歩く。
「なぁなぁ、メリー。
すんげぇな、家のお嬢は!
あんな格好でも、町の人たちはお嬢に釘付けだぜー」
ギルは主人が王女様みたいな風格で歩く姿を、後ろから付いて行くと驚いているようだ。
「ギル師匠、そりゃそうです。
私が仕えるお嬢様ですもの!
この先、どんな美女になるか。
ウフフ、楽しみですわ~」
親バカならぬ主人バカのメリーが、ウットリとし後ろから見守りついて歩く。
そんな事を話しては、海の眺めて長閑な散策をしていたが…。
突如、プリムローズの耳に何か微かな呻き声が聞こえてきた。
パタッと足を止めた主人プリムローズに、後ろを歩き付いてきた2人は不思議そうな顔をする。
「ねぇねぇ、ちょっと!
なにか変な声が聞こえない?
ウーゥとか、唸声みたいな変な声が……?」
後ろを振り向き様に、2人に質問するのであった。
「はぁ~?!
呻き声がー、ですかい?!
そんなのは、聞こえ…」
ギルは静かに耳を集中すると、確かに微かに声らしきものが聞こえてきた。
「おっと、聞こえましたぜい!
あっちの方角だー!!」
「やはり、そうよね!
ギルも、聞こえたんだ。
あぁー、良かったわ。
もう幻聴が聞こえる年なのかと、内心ちょくらビビった」
この2人は自分たちから事件に、首を突っ込むのではと嫌な予感がした。
「まさかですが…、お嬢様?!
そちらに、もしや行くんではないでしょうね。
危険でございますよ。
おやめください!!
絶対にダメですからね!」
メリーは、その声を無視するように主人に進言した。
「【旅の恥は掻き捨て】だ!
気にすんな、この俺がお嬢の側に控えている。
泥舟に乗れー!」
本気で馬鹿な事を言っているのか。
それともワザと言って、和ませているのか分からない。
「私は余計に心配なんですよ」
言い争う二人を尻目にそちらへ向かうプリムローズは、反論する彼女に意味を伝えて説得を開始した。
「旅先には知人もいないし、明日にはこのアルゴラにいない。
恥ずかしい言動も、こうして平気で出来るのです」
「おう、そうこなくちゃな。
ご理解ある、ご主人だ!
きゃっほー、俺はお嬢と行くぜ!」
大の大人の男が、子供みたいに雄叫びをあげていた。
大嵐で宿に留まっていて、かなり鬱憤がたまっていたのだろう。
制御不能な二人。
押し止めるのは私以外誰もいないし、それは無理というもの。
1人使命感に燃えるメリーだけが首を振り、最大限の努力と抵抗をしようと気持ちを新たにする。
まだ始まったばかりのヘイズへの旅は、もう早くも気持ちがバラバラ。
本能の赴くままに、好き勝手な状態。
どんな道中が待ち構えているかは、お天道様とカモメだけが空の上から騒ぐ3人を見守っている様に見えた。
港近くにある宿の窓を開けると、プリムローズはバルコニーに出ていた。
夏の太陽がちょうど真上にあり、反射して海面がキラキラと言うよりはギラついて眩い。
「………うっ、いい天気すぎ!
目がつぶれる~じゃない」
しかめ面と仏頂面で海を眺めているご令嬢は、銀色に近い腰まである長い金髪を海風でなびかせる。
『あの海の遠い向こうにー。
ヘイズ国があるのね……』
感慨に浸っていると、私を呼ぶデカイ声がする。
「おおっ、おー!
お嬢様、お嬢様~~」
「お~い、うっせーぞ!
メリー、なにデッカイ声を張り上げてんだ。
やめてくれよ。
俺の耳が変になっちゃうぜ」
口が悪るくて一見すると怖そうな男が、部屋の出入り口付近の椅子に座っていた。
こんな場で腰かけて物騒にも剣の手入れをしていたギルが、自分に気づかないで入ってきたメリーに注意する。
「貴方こそ、部屋で剣など出してぶっそうですよ!
何しているんですか?」
「俺は、お嬢やお前の警護を頼まれている。
こうして、毎日剣の手入れをするのは日課だ!」
「あっそう、大声出して申し訳ありませんね。
ギル師匠には、別に話しておりません」
後ろの部屋の中で、相性イマイチな歳近い若い男女が言い争う。
「お嬢様!
宿の方に伺いましたら、明日はやっと出港ができるそうですよ」
エテルネルからプリムローズについて来たメイドのメリーが、部屋に入るなり吉報を伝えてきた。
3人分のお茶を、淹れて持ってきたトレーをテーブルに置く。
「まぁ~、メリー!
その話は、本当なの!!
随分と、長く待たされたわ。
到着して直後に、大嵐になり船の出港が延びるとは思わなった」
海から視線を外し、メリーたちのいる部屋を振りかえる。
足止めをくらっていたプリムローズは、この現状にウンザリしていて限界ギリギリだった。
大嵐で外にも出れなく、部屋に引きこもりだったからだ。
それは、この場にいる3人全員の総意でもある。
「お嬢が、王子様に冷たくあしらったから、もしかしてバチでも当たったんですかね。
アーハハハ!」
「バカ笑いするな、ギル!
ちっ、違うわよ!
今までの行いの厄払いです」
勢いよく空を指差すと、そこには海の色に負けないほどの青い空が広がり続けていた。
まさしく快晴、海は穏やかなさざ波が心地よく耳に届く。
「ほらっ、二人ともよくご覧なさい。
嵐の去った後の晴れやかな天気、そして澄みきった雲ひとつない青空をー」
護衛のギルが長い足でバルコニーに近づき、キャンキャン鳴く子犬を見るような目付きをしてから同じ空を眺める。
「お嬢~、アッチラに雲がうっすらありますぜ」
「アンタは、男のくせに!
細かいことはどうでもいいのよ」
「………、お静かになさって下さいませ。
公爵家のご令嬢が、そんな大声を出してはいけません。
はしたのう御座いますよ」
やれやれ2人が、またやりあっている。
メリーは注意しながら、窓際にあるテーブルに近づく。
言い争う二人を、ちょっとたしなめるように睨みつけた。
「さぁ、お茶をご用意しましたから飲みましょう。
ギル師匠も、お嬢様を茶化さないで下さいませ。
3人で仲良くやっていきましょう」
疲労感漂う表情をし、二人を交互に見ては諭す。
この2人の橋渡し的な存在になっている。
大体はギル師匠がお嬢様を茶化して、お嬢様が彼を怒鳴りつける。
漫才の駆け引きみたいで、私はかなり面白いのだが…。
もし知らない赤の他人に見られたら、どう思われるだろうか。
側に仕えるものとして、恥ずかしくてどうも気になる。
旅をしていてため息がとどまることがない。
そんな気遣いを無視する主人。
「ええ、分かったわ。
それよりも、いま私。
良いことが浮かんだの。
今日の昼は、外に出て食事しない?
明日はここを離れるから、急に港町で海の幸を食べたくなっちゃった」
食べ物と聞き、瞬時に反応するギル。
「おーっ!
お嬢、それはいいですなぁ。
アルゴラの海の幸ですかい。
ヘイズも島国で海の幸は旨いが、国それぞれ味付けも違うからな。
それじゃあ、もうお昼だ。
さっそく、外へくり出しましょう」
彼女は一人、紅茶を飲み思う。
この2人は、結局は食いしん坊なのだと。
それに此処には誰も彼女を咎める者はおらず、まさに我が世の春。
いや、今は夏か…。
不安にならざるを得ない、心配性の彼女であった。
宿を出て3人は、港近くの町を散歩していた。
豪華なドレス姿ではなく、町娘の様なシンプルな装い。
プラチナブロンドの輝く髪をなびかせ、瞳は見たことない珍しい紫の瞳。
美少女と醸し出す気品で、通りすがりの者はただ者ではないと見ていた。
本人だけが気にせず、呑気に少し調子が外れた鼻歌を歌いながら歩く。
「なぁなぁ、メリー。
すんげぇな、家のお嬢は!
あんな格好でも、町の人たちはお嬢に釘付けだぜー」
ギルは主人が王女様みたいな風格で歩く姿を、後ろから付いて行くと驚いているようだ。
「ギル師匠、そりゃそうです。
私が仕えるお嬢様ですもの!
この先、どんな美女になるか。
ウフフ、楽しみですわ~」
親バカならぬ主人バカのメリーが、ウットリとし後ろから見守りついて歩く。
そんな事を話しては、海の眺めて長閑な散策をしていたが…。
突如、プリムローズの耳に何か微かな呻き声が聞こえてきた。
パタッと足を止めた主人プリムローズに、後ろを歩き付いてきた2人は不思議そうな顔をする。
「ねぇねぇ、ちょっと!
なにか変な声が聞こえない?
ウーゥとか、唸声みたいな変な声が……?」
後ろを振り向き様に、2人に質問するのであった。
「はぁ~?!
呻き声がー、ですかい?!
そんなのは、聞こえ…」
ギルは静かに耳を集中すると、確かに微かに声らしきものが聞こえてきた。
「おっと、聞こえましたぜい!
あっちの方角だー!!」
「やはり、そうよね!
ギルも、聞こえたんだ。
あぁー、良かったわ。
もう幻聴が聞こえる年なのかと、内心ちょくらビビった」
この2人は自分たちから事件に、首を突っ込むのではと嫌な予感がした。
「まさかですが…、お嬢様?!
そちらに、もしや行くんではないでしょうね。
危険でございますよ。
おやめください!!
絶対にダメですからね!」
メリーは、その声を無視するように主人に進言した。
「【旅の恥は掻き捨て】だ!
気にすんな、この俺がお嬢の側に控えている。
泥舟に乗れー!」
本気で馬鹿な事を言っているのか。
それともワザと言って、和ませているのか分からない。
「私は余計に心配なんですよ」
言い争う二人を尻目にそちらへ向かうプリムローズは、反論する彼女に意味を伝えて説得を開始した。
「旅先には知人もいないし、明日にはこのアルゴラにいない。
恥ずかしい言動も、こうして平気で出来るのです」
「おう、そうこなくちゃな。
ご理解ある、ご主人だ!
きゃっほー、俺はお嬢と行くぜ!」
大の大人の男が、子供みたいに雄叫びをあげていた。
大嵐で宿に留まっていて、かなり鬱憤がたまっていたのだろう。
制御不能な二人。
押し止めるのは私以外誰もいないし、それは無理というもの。
1人使命感に燃えるメリーだけが首を振り、最大限の努力と抵抗をしようと気持ちを新たにする。
まだ始まったばかりのヘイズへの旅は、もう早くも気持ちがバラバラ。
本能の赴くままに、好き勝手な状態。
どんな道中が待ち構えているかは、お天道様とカモメだけが空の上から騒ぐ3人を見守っている様に見えた。
40
あなたにおすすめの小説
『婚約破棄された悪役令嬢ですが、嫁ぎ先で“連れ子三人”の母になりました ~三人の「ママ」が聞けるまで、私は絶対に逃げません~』
放浪人
恋愛
「母はいりません」と拒絶された悪役令嬢が、最強の“ママ”になるまでの物語。
「君のような可愛げのない女は、王妃にふさわしくない」
身に覚えのない罪で婚約破棄され、“悪役令嬢”の汚名を着せられたクラリス。 彼女が新たに嫁いだのは、北方の辺境を守る「氷の公爵」ことレオンハルト・フォン・グレイフだった。
冷え切った屋敷で彼女を待っていたのは、無表情な夫と、心に傷を負った三人の連れ子たち。 「僕たちに、母はいりません」 初対面で突きつけられた三つの拒絶。しかし、クラリスは諦めなかった。
「称号はいりません。私が欲しいのは――あなたたち三人の『ママ』になれる日だけです」
得意の生活魔法『灯(ともしび)』で凍えた部屋を温め、『鎮(しずめ)』の歌で夜泣きを癒やし、家政手腕で荒れた食卓を立て直す。 クラリスの献身的な愛情は、頑なだった子供たちの心を解きほぐし、やがて不器用な夫の氷の心さえも熱く溶かしていく。
これは、不遇な悪役令嬢が「最強の母」となり、家族を脅かす元婚約者や魔獣たちを華麗に撃退し、最愛の家族から「ママ」と呼ばれるその日までを綴った物語。
婚約破棄されたので、愛のない契約結婚を選んだはずでした
鍛高譚
恋愛
王太子の婚約者だった伯爵令嬢・カーテンリンゼ。
しかし、王太子エドワルドは突然の婚約破棄を言い渡し、彼女を冷たく突き放す。
――だが、それは彼女にとってむしろ好都合だった。
「婚約破棄? 結構なことですわ。むしろ自由を満喫できますわね!」
ところが、婚約破棄された途端、カーテンリンゼは別の求婚者たちに目をつけられてしまう。
身分を利用されるだけの結婚などごめんだと思っていた彼女の前に現れたのは、冷徹と噂される若き公爵・レオポルド。
「契約結婚だ。君の自由は保証しよう」
「まあ、それは理想的ですわね」
互いに“愛のない”結婚を選んだ二人だったが、次第に相手の本当の姿を知り、想いが変わっていく――。
一方、王太子エドワルドは、自分が捨てたはずのカーテンリンゼを取り戻そうと動き出し……!?
【完結】【35万pt感謝】転生したらお飾りにもならない王妃のようなので自由にやらせていただきます
宇水涼麻
恋愛
王妃レイジーナは出産を期に入れ替わった。現世の知識と前世の記憶を持ったレイジーナは王子を産む道具である現状の脱却に奮闘する。
さらには息子に殺される運命から逃れられるのか。
中世ヨーロッパ風異世界転生。
断罪される前に市井で暮らそうとした悪役令嬢は幸せに酔いしれる
葉柚
恋愛
侯爵令嬢であるアマリアは、男爵家の養女であるアンナライラに婚約者のユースフェリア王子を盗られそうになる。
アンナライラに呪いをかけたのはアマリアだと言いアマリアを追い詰める。
アマリアは断罪される前に市井に溶け込み侯爵令嬢ではなく一市民として生きようとする。
市井ではどこかの王子が呪いにより猫になってしまったという噂がまことしやかに流れており……。
【完結】悪役令嬢は婚約者を差し上げたい
三谷朱花
恋愛
アリス・デッセ侯爵令嬢と婚約者であるハース・マーヴィン侯爵令息の出会いは最悪だった。
そして、学園の食堂で、アリスは、「ハース様を解放して欲しい」というメルル・アーディン侯爵令嬢の言葉に、頷こうとした。
【完結】名前もない悪役令嬢の従姉妹は、愛されエキストラでした
犬野きらり
恋愛
アーシャ・ドミルトンは、引越してきた屋敷の中で、初めて紹介された従姉妹の言動に思わず呟く『悪役令嬢みたい』と。
思い出したこの世界は、最終回まで私自身がアシスタントの1人として仕事をしていた漫画だった。自分自身の名前には全く覚えが無い。でも悪役令嬢の周りの人間は消えていく…はず。日に日に忘れる記憶を暗記して、物語のストーリー通りに進むのかと思いきや何故かちょこちょこと私、運良く!?偶然!?現場に居合わす。
何故、私いるのかしら?従姉妹ってだけなんだけど!悪役令嬢の取り巻きには絶対になりません。出来れば関わりたくはないけど、未来を知っているとついつい手を出して、余計なお喋りもしてしまう。気づけば私の周りは、主要キャラばかりになっているかも。何か変?は、私が変えてしまったストーリーだけど…
婚約破棄の代償
nanahi
恋愛
「あの子を放って置けないんだ。ごめん。婚約はなかったことにしてほしい」
ある日突然、侯爵令嬢エバンジェリンは婚約者アダムスに一方的に婚約破棄される。破局に追い込んだのは婚約者の幼馴染メアリという平民の儚げな娘だった。
エバンジェリンを差し置いてアダムスとメアリはひと時の幸せに酔うが、婚約破棄の代償は想像以上に大きかった。
転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎
水月華
恋愛
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。
もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、ある時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。
振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!!
え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!?
でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!?
と、とにかく攻略対象者候補たちには必要以上に近づかない様にしよう!
前世の記憶のせいで恋愛なんて面倒くさいし、政略結婚じゃないなら出来れば避けたい!
だからこっちに熱い眼差しを送らないで!
答えられないんです!
これは悪役令嬢(?)の侯爵令嬢があるかもしれない破滅フラグを手探りで回避しようとするお話。
または前世の記憶から臆病になっている彼女が再び大切な人を見つけるお話。
小説家になろうでも投稿してます。
こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる