ゲームの世界に行く話ってあるじゃないですか!

魔法仕掛けのにゃんこ

文字の大きさ
14 / 14

名前を入力してください

しおりを挟む
ピーッ
「ステファニーより緊急連絡!現金輸送車が強奪されました、付近のパトカーは現場に急行し輸送車を追跡してください。輸送車のナンバーはL-5963、繰り返す付近のパトカーは…」


オッス!俺、平野 凡太(あだ名はヘイボン)。今日もゲームトリップにどっぷりの高校二年生のやんちゃボーイさ!

今日のゲームは「ダブルチェイスDX」オープンワールドの町をパトロールし、事件を起こし逃げる犯人を追いかけて捕まえる。簡単にいえばそれだけのゲームなのだが、いろんなシチュエーションが楽しい追いかけっこゲームだ。
ちなみに最初は派出所勤務で自転車でパトロールするところからスタート、食い逃げとか変質者をおいまわしたりするちょっと地味な感じなのだが、これがだんだん出世(ランクアップ)すると白バイになりパトカーになりとパワーアップ。なぜか武装が追加されて警棒から拳銃、マシンガンと非現実的ながらゲームとしては楽しい仕様となっているのだ。(馬&ロープなんてのもあって面白い)

今は特殊パトカーにロケット弾と、かなりスペシャルな車両に乗っているところだ。
早速強奪された輸送車を見つけた俺はアクセルべた踏みで追いかける。
ロケット弾を打ち込めばあっさり終わってしまう感じだがあえて使わない、(現金輸送車は壊してしまうとマイナスポイントになってしまうため)
この特殊パトカーはタイヤのホイール部分からドリルがでたりとかジャンプボタンで落とし穴(工事現場と言う設定)を飛び越えたりとかできる面白カーなので、ぜひその機能を使って捕まえたいところだ。

俺は何とか横並びになると相手の隙をついてドリルで攻撃を繰り替えす、
向こうも運転席から目だし帽の犯人が拳銃で反撃してくるものの、この特殊パトカーの防弾ガラスにはまったく効かない。
通行人がいないのを見計らって幅寄せ&幅寄せ、タイヤを破壊し停車させる。
衝撃で犯人は気絶したようなのですかさず手錠をかける、ミッションコンプリートだ!

ピーッ
「こちらヘイボン!現金輸送車を襲った犯人は無事確保。後始末を頼む!」
「こちらステファニー。よくやったわヘイボン!早速応援をよこすからその場にいて…
あれ?ね、ねぇヘイボンって歳いくつだった?何かおかしい気がするんだけど!」
「え?今年で17だよ!若さあふれるヤングマンさ!…????」
「未成年がおかしいでしょ!!!!!」

このゲームの主人公は、そういえば名前を入れるだけでその他のプロフィールって特になかった気がする。と言うことは現実の俺が反映されてしまっていると言うことなのだろうか。

何か腑に落ちないが、応援に駆けつけた警官にこっぴどく怒られる俺だった…
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

勇者パーティーを追放されました。国から莫大な契約違反金を請求されると思いますが、払えますよね?

猿喰 森繁
ファンタジー
「パーティーを抜けてほしい」 「え?なんて?」 私がパーティーメンバーにいることが国の条件のはず。 彼らは、そんなことも忘れてしまったようだ。 私が聖女であることが、どれほど重要なことか。 聖女という存在が、どれほど多くの国にとって貴重なものか。 ―まぁ、賠償金を支払う羽目になっても、私には関係ないんだけど…。 前の話はテンポが悪かったので、全文書き直しました。

いまさら謝罪など

あかね
ファンタジー
殿下。謝罪したところでもう遅いのです。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

処理中です...