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第四章/杉井豊花(破)
Episode058/暴露
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(95.)
瑠奈、ゆき、そして僕は自宅のアパートにやってきていた。
とりあえず母の安否が心配だ。
急いで鍵を開けて、中に入る。
「ちょっと豊花! あなたいったいどこにいってたのよ? 母さん心配したんだからーー」
説教がはじまるまえに、僕の後ろに見知らぬ美少女ーー瑠奈と、幼女であるゆきがぞろぞろ上がり込んできた。
「ほらほら、豊花。ちゃんと説明しなくちゃ」
瑠奈にそう急かされる。
言われなくてもわかっている。
僕が異能力者を抜け極悪犯罪集団に属したことを伝えなければならないということを……。
「あ、あら、お客さん? 今からお茶でも用意するから」
「そんなことはあとでいいんだ。落ち着いて聞いてほしいーー」
僕は現状、自身が陥っている状況を母に伝えた。
母はふらふらとよろめき、しばらく沈黙の時が流れる。
「え? それ、本当なの? ねぇ、豊花? それは本当なの!? エイプリルフールにはまだ早いわよ!?」
「ところがどっこい、夢でも冗談でもないんだよね」
瑠奈は困惑している母親に追い討ちをかける。
もう少し母が落ち着いてからのほうが良いと思ったけど、瑠奈がいるかぎりそうも言っていないらしい。
「ちょっとあなた! 豊花が、豊花が!」
母親は父に呼び掛ける。たしか父親はきょうは有給を取っているらしく、リビングから顔を覗かせた。
「わたしたちは愛のある我が家っていう特殊指定異能力犯罪集団の一員だよ」
「じょ、冗談じゃないのか?」
父は異能力者保護団体という善という組織に属したと思ったら、正反対の極悪犯罪集団に属したことを知りあたふたしながら瑠奈に問う。
「そんな……せっかく異能力者保護団体に属したっていうのに、その正反対の組織に属したとは思えない」
「じゃ、証拠を見せようか」
父の吸っている煙草に向かって、指一本を差し出し、「いっせーの、せ!」と煙草に向かって火種を落とした。
「あ、ああ……い、異能力者なのはわかったけど、だからといって異能力犯罪集団とは思えないんだけど」
父の言うことは最もだ。
しかし、今は父の妄言に付き合う時間はない。
「裕希姉ぇは?」
一番の護衛対象が外出中なのに対して焦りを覚える。
「大学帰りだから、ハンバーガー屋でバイトしていると思うけど……」
母に言われ、すぐに自宅を出ることにした。
「悪いけど、ゆきは自宅で待機していて。家族の身を守るためにも頑張ってほしい」
ゆきは無言で頷くと、家族の側に歩んだ。
「忠告しておくけど、しばらく母さんと父さんは自宅から出ないでほしい。命の危険に曝されるから」
「ちょっとちょっと! まだ私は状況が理解できていないんだけど?」だいたい、と母さんは付け足す。「犯罪集団に身を置くなんて、母さんは絶対に許さないわよ?」
「ごめん……でもそうするしかなかったんだ」
僕は瑠奈は振り向き「瑠奈、早急に裕希姉ぇを探しにいこう」と告げる。
「豊花がリーダーっていうのは納得できないけど、まあ、仕方ないか。行こう。働いているハンバーガー屋はどこなん?」
途中まで母親に話しかけていて、急に僕のほうへ向かう。
「一番ここから近いハンバーガー屋だとは聞いていたから、まずはそこから向かお
う」
背後を見ると、父は唖然としていて、母はいきなりの出来事に泣いていた。
ごめんなさい……でも、皆の命を守るためなんだ。
僕は玄関を飛び出す。詳しい話はあとでする。
「はい、わたしの領域に入って」とマンションの外に出た直後に瑠奈はそう言った。
次の瞬間、僕と瑠奈は空中飛行を始める。
既に慣れてきたと思ったが、やはり空を飛ぶのは怖い。
こうして、一番近場のハンバーガー屋に一直線に向かうのであった。
瑠奈、ゆき、そして僕は自宅のアパートにやってきていた。
とりあえず母の安否が心配だ。
急いで鍵を開けて、中に入る。
「ちょっと豊花! あなたいったいどこにいってたのよ? 母さん心配したんだからーー」
説教がはじまるまえに、僕の後ろに見知らぬ美少女ーー瑠奈と、幼女であるゆきがぞろぞろ上がり込んできた。
「ほらほら、豊花。ちゃんと説明しなくちゃ」
瑠奈にそう急かされる。
言われなくてもわかっている。
僕が異能力者を抜け極悪犯罪集団に属したことを伝えなければならないということを……。
「あ、あら、お客さん? 今からお茶でも用意するから」
「そんなことはあとでいいんだ。落ち着いて聞いてほしいーー」
僕は現状、自身が陥っている状況を母に伝えた。
母はふらふらとよろめき、しばらく沈黙の時が流れる。
「え? それ、本当なの? ねぇ、豊花? それは本当なの!? エイプリルフールにはまだ早いわよ!?」
「ところがどっこい、夢でも冗談でもないんだよね」
瑠奈は困惑している母親に追い討ちをかける。
もう少し母が落ち着いてからのほうが良いと思ったけど、瑠奈がいるかぎりそうも言っていないらしい。
「ちょっとあなた! 豊花が、豊花が!」
母親は父に呼び掛ける。たしか父親はきょうは有給を取っているらしく、リビングから顔を覗かせた。
「わたしたちは愛のある我が家っていう特殊指定異能力犯罪集団の一員だよ」
「じょ、冗談じゃないのか?」
父は異能力者保護団体という善という組織に属したと思ったら、正反対の極悪犯罪集団に属したことを知りあたふたしながら瑠奈に問う。
「そんな……せっかく異能力者保護団体に属したっていうのに、その正反対の組織に属したとは思えない」
「じゃ、証拠を見せようか」
父の吸っている煙草に向かって、指一本を差し出し、「いっせーの、せ!」と煙草に向かって火種を落とした。
「あ、ああ……い、異能力者なのはわかったけど、だからといって異能力犯罪集団とは思えないんだけど」
父の言うことは最もだ。
しかし、今は父の妄言に付き合う時間はない。
「裕希姉ぇは?」
一番の護衛対象が外出中なのに対して焦りを覚える。
「大学帰りだから、ハンバーガー屋でバイトしていると思うけど……」
母に言われ、すぐに自宅を出ることにした。
「悪いけど、ゆきは自宅で待機していて。家族の身を守るためにも頑張ってほしい」
ゆきは無言で頷くと、家族の側に歩んだ。
「忠告しておくけど、しばらく母さんと父さんは自宅から出ないでほしい。命の危険に曝されるから」
「ちょっとちょっと! まだ私は状況が理解できていないんだけど?」だいたい、と母さんは付け足す。「犯罪集団に身を置くなんて、母さんは絶対に許さないわよ?」
「ごめん……でもそうするしかなかったんだ」
僕は瑠奈は振り向き「瑠奈、早急に裕希姉ぇを探しにいこう」と告げる。
「豊花がリーダーっていうのは納得できないけど、まあ、仕方ないか。行こう。働いているハンバーガー屋はどこなん?」
途中まで母親に話しかけていて、急に僕のほうへ向かう。
「一番ここから近いハンバーガー屋だとは聞いていたから、まずはそこから向かお
う」
背後を見ると、父は唖然としていて、母はいきなりの出来事に泣いていた。
ごめんなさい……でも、皆の命を守るためなんだ。
僕は玄関を飛び出す。詳しい話はあとでする。
「はい、わたしの領域に入って」とマンションの外に出た直後に瑠奈はそう言った。
次の瞬間、僕と瑠奈は空中飛行を始める。
既に慣れてきたと思ったが、やはり空を飛ぶのは怖い。
こうして、一番近場のハンバーガー屋に一直線に向かうのであった。
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