前代未聞の異能力者-自ら望んだ女体化だけど、もう無理!-

砂風

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第六章/平凡な非日常

Episode143╱歪な巡り合わせ

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(204.)
 本日も学校は緊急事態で休校のままだが、明日からは日常がはじまるーー。
 クリスマスイヴも変わらずに愛のある我が家へと出勤する。


 201号室の扉を開くと、既に一さんは出発できる様相をしていた。しかし織川の姿が見受けられない。

「あの……香織は?」
「織川なら別口担当だ。きょうからひとり一口にする。おまえは新規会員の相手担当だから気を引き締めろよ」
「あ、はい……」

 うわ……やり始めた当初で新規会員の相手とか……。
 頼むからやさしいひとであってくれよ。

ーー未成年婦女子の肢体を蝕む男性にやさしいひとはいるのかな?ーー

 ……それを言われちゃおしまいだ。

「ほら、さっさと行くぞ」
「あ、はい。沙鳥、行ってくるね」
「行ってらっしゃいませ、豊花さん」

 一さんに続いてコンビニから出ると、路肩に止めてある車に乗車した。
 一さんに言われたとおり助手席に座りシートベルトをかける。
 後部座席にもうお客様がいるのか、息遣いが聴こえてきて、ついつい振り向いてしまう。
 そこには、どう見てもお客には見えない無口な強面の男性がいた。頬が痩けており、車内だというのにサングラスを掛けている。

「ポンばっか食いやがって。仕事くらいまともにやれよ?」

 と一さんに怒鳴られると、「は、はいぃ~……」と顔に見合わない弱気な返事をした。
 うーむ……ヤクザ社会ってどっちが格上なのかがわかりにくい。
 見た目はみんな怖いし、なにも発言しなければ車内なのにサングラスかけてて偉そうだから、一さんより偉いと言われたら納得しちゃいそうだ。それに後部座席だし。

 しばらく車を走らせると、人気の少ない路地の裏でいきなり停車した。
 ひとり、全身黒のコーデで揃えた、まだ若そうな男性が佇んでいた。若そうっていうか、元の私の姿と同年代と言われても腑に落ちそうな見た目をしている。
 若者が後部座席の扉を開けて車内にびくびくと乗り込む。

 冴えない顔とだらしない肉体をした、同級生と言われたら同級生とも思えるーーん?
 ん?
 んん、ん!?

 どこかで見たことあるような気がした。
 いや、どこかで見たような気がする。
 いやいや、確実にどこかで会った。

「あ!」

 伊勢原!
 伊勢原青じゃないか!
 普通になりたい同好会所属、楠瀬美里っていう名の後輩の女子に友達料金を支払って友達になってもらっている同級生の男子がそこにはいた。

「なんだ? まあいい。おいガリガリ。車を走らせるからズボン脱がせて撮影だ」
「うす……さ、さあ脱げ」
「は、はい」

 緊張しているのか、伊勢原は焦りながらベルトと外すと、下半身を露にした。
 見ないように私は前方に視界を移す。

「さっきなにかキョドってたよなおまえ。もしかして知り合いか?」

 一さんに問われるが、どう返答すべきかあたふたして言葉を濁す。

「えっと、まあ、その……えへへ」

 都合の良いことに、向こうは緊張しているのか助手席に目を向けていない。
 こちらが黙っていればバレないだろう。

「まあいい」一さんは目的地を目指すため左折をする。「後で全身の写真も撮るからな? 悪いことは言わないからルール破んなよ。誰から紹介されたのかも、あとでよーく訊くからな」

 ……彼、留年でもしていなければ、まだ16、17歳なんだけど大丈夫なのかな?
 まあ、売る側は全員18歳未満なのだし、買う側が成人限定というのもおかしな話か。
 ーー通称ガリ男がなにやらモタモタして呟いている。
「写真の角度が悪い……」などとぼやきながら伊勢原のアレを何枚も撮影していく。

「男のナニを何枚も写メりやがってホモかテメーは! カタにはまるのはオフだけにしとけやオラッ!」

 信号で止まった際、一さんはシートベルトを外し、ガリ男の頭を力強く小突いた。

「あの、すみません。カタにハマるとは?」

 シートベルトをつけ直した一さんに気になったことを問う。

「あー。覚醒剤(ポン)やるのにハマるとな、同じ事に執着するようになるんだよ。その情景を指した言葉だ」車が再び走り出す。「机を埃ひとつないくらいピカピカにするのにハマったり、部屋の隅々まで掃除をはじめちまったり、シコるーーポンってのはセックスドラッグでもあるから自慰の快楽も上がるんだよ。自慰(シコる)目的なのにオカズ探しだけにやたら夢中になって、それだけで満足しちまったり……まあ、いろいろと同じこと繰り返しはじめるのがカタハマりっていうんだ」

 覚醒剤に関する無駄知識が、薬中でもないに増えていく。瑠奈が薬物嫌いなのに無駄に知識が豊富なのも、舞香とかにこうやって聴いていったのだろうか?
 そうならば、ああやって無駄に知識が豊富でも、薬物自体は嫌っている説明にもなる。
 ……ただ、薬物嫌いなのに煙草はバカスカ吸うのはどうにかならなかったのか。酒も見た感じ飲まなそうなのに。
 どこかで煙草は薬物じゃなくて毒物だと目にしたことがあるから、薬物以上に危険な気もするけど。

「こいつの場合はな、自分が満足するまで同じこと繰り返しちまうんだよ。かーっ、まともポン中はいやしねぇ。だからポン中はクズばかりだ。だが男のポン中は底尽きが早いからまだマシだな。女のポン中はからだを売れる分、風呂屋に沈められるわ、そのさきまであるわで大変だ。だから、オメーは絶対にやるんじゃねーぞ」
「言われなくてもやりませんよ……」

 でも、みんなクズーーならば、ふと疑問が湧いてくる。

「あの、舞香はどうだったんですか?」

 舞香。
 青海舞香も、昔は覚醒剤依存症だったらしい。
 寛解しているだけで完治はしない病らしいから、まだ覚醒剤依存症は治っていないーーと本人はことあるごとに言っているけど。

「オジキの娘みてーな子なだけあって、アイツはほどほどに依存してたな。なにか問題が立ちはだかって、なんつったか、とにかくあいつの姉貴の風香ってやつといざこざがあって依存症が悪化したって話は訊いちゃいるが、今のように復活して普通にシャブの隣で使わずにやれてるっつー奴は、俺は舞香のお嬢ちゃん以外に知らないな」

 一さんは渋い顔をしながら話をつづけた。

「……舞香ちゃんに関しては、正直言うと大海組のナンバー2レベルの地位を実質担っているから、俺も悪口は言えねーよ。大海のオジキがくたばっちまった今でも後釜に赤羽のオヤジがいるし、赤羽のオヤジも裏では舞香ちゃんには頭が上がらねーから、もしかしたらいまじゃ実質二代目大海組を牛耳っているって言っても過言じゃねーかもな。あ、これ赤羽のオヤジには内緒な?」

 表向きは総白会総白組内二代目大海組の枝である扱いの愛のある我が家、その組長である嵐山沙鳥ならともかく、単なる組員の青海舞香が二代目大海組のトップをタメを張るなんて、本来ならあってはいけないことーー。
 舞香もそれを理解しているうえ、大海さんへの恩義も忘れていないから、大海組の一員として居続けているらしい。
 ただ、本来なら実力的にはもちろん、貢献度的にも総白組に入れるレベルではあるとのこと。
 なのに大海組内に居続けるのは、ひとえに舞香と沙鳥の思想が足並みを揃えているからだという。

「大海組組員でさえ、愛のある我が家の扱いには困ってるんだ。表向きは愛のある我が家より立場は上、だが実質的には愛のある我が家のほうが上だもんで、お互い無礼なやり取りはなしにしているんだ。親しい仲の奴以外はな。俺や赤羽のオヤジは多少地で喋っても大丈夫だって把握してるから、こんな感じにフレンドリーに喋ってるんだけどな」
「愛のある我が家がそんな複雑な立場だとは思いませんでした」
「だから実質的に俺とおまえは対等な? 後ろの奴は内心おまえにビビってるぜ。なんせ仲間を救うために殺し屋三人立てこもる現場に単身突撃、無傷で仲間を救い出したって噂もあるもんだしな」
「あはは……」

 噂というか、なんというか……まあ、事実以外のなにものでもない。
 そうこう話しているうちに、車は路地に入っていき、やがてこのまえとは異なるマンションに辿り着いた。

「ほら、行くぞ」
「あ、はい」

 私と一さんが先に車外に降りると、ガリ男と伊勢原も遅れて出てきた。
 伊勢原が私をチラリと見ると、「あっ」と一言放つ。

「なんだ? 言っとくがコイツは売りじゃねーからな?」

 一さんが一言忠告する。

「あ、い、いえ、なんでもありません……」

 伊勢原は、おそらく顔見知りだと気づいたのだろう。
 それでいい。わざわざ知人だと知らせる必要は皆無だ。
 現場となる玄関の前に立つと、ガリ男が解錠し扉を開いた。
 それを横目に三人で中に入り、最後にガリ男が施錠し中に収まる。 

 中には、まずはそこそこ広いリビングが見える。
 リビングから二部屋に別れており、一さんが言うには片方がプレイを楽しむ部屋で、リビングが身体検査&身体撮影をする用途に直接使われるらしい。
 もう片側の部屋かリビングでガリ男と私が待機し、問題があったら即効売り子を救出、その後やられたことを聞き出した末、客を罰する手筈になっているのだと聴く。
 どうやらきょうから始める新入りの売り子だそうで、その子も緊張しているからか顔見せから始めることになった。

 そのまえに、なにかあったらの保険のために、伊勢原は全裸にされ財布まで没収された。

「てめー無免許か? んん? んだとてめー学生じゃねーか!」

 一さんが初の事実に驚愕する。

「おい、杉井。てめー最初からわかって連れてきたのか?」
「い、いや、いま初めて会いました」
「え……」

 伊勢原うるさいぞ!
 黙って受け流しておくんだ!

「っち、面倒くせーな。おまえ、金はきちんと払えるんだな? ……あるな。けっ、学生の癖に金持ちはいいぜ、コイツ」

 と、一さんは伊勢原の財布に入っている万札をパラパラ私に見せてきた。

「どうすっかなー……一応学生証の写真と全裸の写真は貰っておくからな。あと、もしもここでやったこと口外したら、ただで死ねると思うなよ? 警察が役に立たないことを身を以て味わわせてやる」
「だ、大丈夫です……言いませんよ……それに、今回だけしか利用しません。童貞なのが恥ずかしくて……せめて同年代とやりたくて」
「かーっ、こんなやつばっかかよ」一さんは右手で後頭部を掻く。「喜べ。今回の売り子はまだ手付けられてねー処女だ。よかったなはじめて同士で」

 え?
 売春が初めて……?
 それは何だか嫌だな……女の子になっているからかもしれないけど、なおさら初めてが知らないひとだなんて、なんか嫌だ。
 いくら金ほしさからするにしても、いきなり売春はハードルが高いんじゃないか?
 いや、元々はパパ活とかはしていたのかもしれないけど。

「じゃー、とりあえずご対面だ。問題や騒ぎは起こすなよ。好みじゃなくても諦めな」

 リビングにある扉の片方を一さんがひらく。
 初めてを売春に捧げる女の子、果たしていったい、どういう子なのかーー。
 そこから、伊勢原と同じか一歳程度年下の綺麗な金髪を靡かせている女の子が現れた。

 ん?
 ん、んんん?
 んーー!?
 これまたどこかで見た覚えのある顔立ち。
 いや、間違いない。
 そこにいたのはーー。

「美里!?」
「青!?」

 私よりさきに、伊勢原青と楠瀬美里が互いに反応した。
 そう、そこには……楠瀬美里がいたのだ。
 伊勢原が友達料金を払って友達となっている楠瀬、そのふたりが別の舞台で相対したのだった。
 私の反応で、一さんは両方と私が知人だと感付いたらしい。
 説明しろと暗に告げてくる。

「……両者共に、二人とも風守高等学校の一年と二年です……片方は伊勢原青、もうひとりの女の子は楠瀬美里っていいます」
「かーっ! 面倒なことばかり起きるなきょうは。だから客側に未成年は受けてこなかったのによ。というより未成年じゃふつう一発やるの10万払うやつなんていねーんだがよ」

 一さんが頭を抱えて唸るなか、楠瀬は伊勢原に歩み寄る。

「美里……どうしてこんなことをしているの?」

 まずは伊勢原が楠瀬に訊いた。だけどそれは……。

「こっちの台詞よ……」

 やはり、楠瀬もそう返事する。

「……このまえ僕を童貞だとばかにしたじゃないか……。風俗には未成年だから行けないし、どうせなら同世代の子ではじめてを捨てたいと思ったから……父の知人経由で教えてもらったんだよ。ここの存在を」伊勢原はつづけた。「いつもこんなことやっていたの?」

 そう問う伊勢原に対して「さっき言われなかったの? ……私も実際は処女なのよ。青のこと童貞だってバカにしておきながら処女だとばつが悪いじゃない? だけど、無料(ただ)で捨てるのは嫌だから、経験と金銭のため、ここで働いている友達に教えてもらって来たのよ。悪い?」と、次第に早口になりながら吐き捨てるように言う。

「こんなんで初めてを捨てちゃダメだよ!」

 伊勢原は怒鳴る。
 しかし一さんが視線をギョロりと伊勢原に移す。

「こんなんでーー“こんなの”を利用したのはどこのどいつだ?」一さんは伊勢原さんを壁まで追い詰め、壁を片手で殴る。「テメーはな、風俗を利用しておきながら風俗嬢に説教するクソったれなオヤジと同じ事をしている自覚はあるのか? ああ?」

 一さんに正論をぶつけられ、伊勢原はただただ黙ってしまう。

「で、どうするんだ?」

 一さんは二人に問いかけるように言い捨てる。

「ーー普段から友達料金を払って友達やってるんだから、ここの料金くらい払えるんでしょ? なら払って好きなだけ抱けば?」

 と、楠瀬は意外といやがらずにそう言い出す。
 しかし、伊勢原は「こんなの……ダメだ」と小声で呟きながら首を振った。

「お金は払います。もちろんここのことは誰にも言いません。だけど、友達は抱けない。お金で友達とやるだなんて、無理です」

 と、伊勢原は姿勢よく頭を下げた。
 意外や意外、どうせお金を払うなら、友達だろうとやればいいのにーーと考えてしまうのは、元男だからか、今は女だからか、はたまた私の思考がクズなのか。 
 とひとりでぶつぶつ考えているとーー。

「最ッ低!」

 と楠瀬は泣きはじめてしまった。
 本気でショックを受けてしまったような表情を一瞬見せたのを、私は見逃さなかった。
 なぜ、友達料金を払わないと友達になっていられないような相手が、やらなくて済むように言っただけなのに、こんな顔ができるのか?
 今の私には理解できない。
 一さんは困った顔をして、「どうする?」とこっちに話題を振る。
 戸惑っていると……。

「……すみません、グスッーー興味本意で来てしまいました。キャンセル料を払いますから許してください」

 と楠瀬まで伊勢原同様に頭を下げた。

「金さえ払えるなら構わねーけどよ」
「そのお金も、僕が払います。いいですよね? お金だけは、あるので……」伊勢原は一さんから楠瀬に視線を移す。「僕との会話でこうなったんだよね? ごめん、本当にごめん」

 伊勢原はくよくよしながらも、金銭で15万をその場で支払う。
 一さんは想定以上の金払いの良さに満足げな表情を顔に浮かべる。
 伊勢原がその場をあとにすると、「伊勢原を送ってくるから楠瀬を見守っていてくれ」と一さんに言われた。
 ゲソ男……じゃなかった、ガリ男まで置いていかれると、雰囲気がさらにやりづらいんだけど……。
 とにかくこの場を繋いでおかなければ。

「……あのさ、あまり言いたくはないんだけど、友達料金を貰って人付き合いするのはよくないと思うよ」

 初対面のときから感じていたことを素直に伝えた。

「わかってる。わかってるわよ、それくらい。でも、“これ”で始めた関係は、もう普通の関係には戻れない! 私と青の馴れ初めを知らない癖に、適当なこと言わないで! いいのよ……友達料金を貰っているあいだは、自然と仲良くできるんだからーー」
「……」

 その後、楠瀬は一言も喋らなくなり、一さんの迎えを待ってその日の仕事を終えた。





 その日の仕事は終わり、翌日から学校がはじまる。
 日常に上手く溶け込めるか不安がある……。
 しかし、その不安以外にも、気になって仕方のない出来事を目の当たりにしてしまった。
 そうーー伊勢原に訊きたいことができたのだ。
 楠瀬との歪な関係を知りたくなってしまった。

 いまの私は日常でも非日常でも普通ではない。
 非日常、日常の裏側では、愛のある我が家という特殊指定異能力犯罪組織に属して働いている。
 そして日常、表側でも、教室で殺人事件を晒しながら普通に登下校してくるという異端になってしまった。

 そんな立場に追いやられたいま、あの部活自体にも興味が出てきたのだ。

 伊勢原や楠瀬が所属している部活ーー“普通になりたい同好会”に、今度は見学だけでなく、入ってみようかな?

 普通ではなくなってしまった私は、そう思うのであった。
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