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第六章/平凡な非日常
Episode150╱薬物小話
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(215.)
既に学校は冬休みに入ったが、普通になりたい同好会の活動はつづく。
とはいっても、本日はそちらは休みだ。
だから愛のある我が家に出向いている。
「睡眠導入剤が沢山横流しで入ったので、これからはこちらも売りましょう。ワンシート2000円くらいで売れば儲けが出ます」
沙鳥が室内にドサドサとトリアゾラムやフルニトラゼパムと書かれた薬を部屋の端に積んでいく。
「……」
これも私が販売するのだろうか?
「そうなりますね。覚醒剤でクラッシュするタイミングには落とし薬を必要とするひとが沢山います」
「懐かしいわね。昔は流行ってたのよ、この二つ」
舞香が懐かしそうにトリアゾラムのシートとフルニトラゼパムを摘まみながら言う。
室内には現在、香織と鏡子、舞香、沙鳥、それに私の計五人が存在する。かなり密度が高い。
そこに瑠奈まで入ってきた。
「げげ、睡眠薬じゃん。碧、やめてくれないかな?」
「睡眠薬はいいんじゃないの?」
病院で処方される物だし、そもそも覚醒剤をこのまえ売り付けたし。……瑠奈には言っていないけど。
「睡眠薬の、特にこれとかのベンゾジアゼピン系って、乱用にも使われるしやめるの大変なんだよね。頼っているひと多いけど」
「豊花さん、販売や譲渡は違法です。購入する側はグレーですけどね」
「え、じゃあわたしが頼ってるマイスリーは?」
あれは非ベンゾジアゼピン系だっけ?
「無論譲渡は違法です。特にそのマイスリーーーゾルピデムは依存する方はとことん依存しますから、普段から頼っているなら注意してくださいね」
うっ……眠れないとき頼りがちになってしまっている。
たしかに眠りにつきやすくて便利だけど、依存しやすいとは思えないな……。
「このフルニトラゼパムというのは、ベンゾジアゼピン系では最強と云われています。ちなみに国によっては麻薬指定されていますので持ち込む際に注意が必要です」で、と沙鳥がトリアゾラムを摘まむ。「トリアゾラムはむかし青玉とかいってメンヘラの間で流行りました。赤玉もありましたが、あちらは製造停止されているので貴重です」
「無駄知識が増えていくなぁ……」
自分が乱用するわけでもないのによくそんな知識を持っているものだ。
「……私ではなく舞香さんから教えてもらったのですよ」
「あはは、まあ私は昔病んでたからね。今は使っていないわよ」
「当然です。舞香さんは特に薬物に弱いんですから、さすがにまた覚醒剤に手を出したら許せませんよ?」
「やらないわよ。今は虫が湧いていないもの」
「今という話ではなくてですね……金輪際です」
二人が仲良さげな談話を繰り広げている際、私は睡眠薬を興味深く見ていた。
最強か……試してみたい気もする。
「ダメですよ? そんなの豊花さんが飲んだらラリりますから」
「わかってるよ……少し思っただけだって」
くそ、読心術は厄介だ。
少し思っただけじゃないか。
売る側はやらないのが鉄則ーーとは限らないのがこの業種だが、薬物密売専門の犯罪組織でもないかぎり、暴力団などでは自らはやらないのがルールらしい。
とはいえ、一部は自らやるやつもいるのだとか。
覚醒剤を徹夜で売り捌くために自らも覚醒剤をやっているーーその場合、売人本人がおかしくなる可能性もある。売人が捕まれば一部の顧客まで巻き込んでしまうため、本人はおかしくならないようにするのが鉄則だというのに。
「まあ、私たちは捕まりませんけどね。豊花さんが捕まれば蜥蜴の尻尾切りみたいに豊花さんだけの責任になります。捕まらないように」
「怖いこと言わないでよ……やりたくなくなるじゃないか」
いつ家宅捜査が来てもおかしくないのに、よく逃れているなぁ。
「裏ではズブズブですからね。私たちも警察の手に負えない犯人を捕まえることもありますし。そもそも警察が取り締まってくれるからこそ高値で商売ができるんですよ」
「うわぁ……」
警察がいるから私たちは商売ができる……高値で売るには競争相手がいてはいけない。だから同業者を逮捕してくれる警察は必要なのだ。
ふと、そういえば覚醒剤でどのようになるのか詳しくは知らなかったのを思い出す。
碧に売っちゃったからな……知っておきたいんだけど。
チラリと沙鳥に目をやる。
「なるほど……知人でしたか。そうですねーーまずはじめに言っておきますが、覚醒剤に依存するかしないかはそのひと次第です。現に覚醒剤をやったものの合わなくてやめた方もいます」
「なんの話? 豊花が知りたいって?」
舞香さんや瑠奈には読心術で通じないから、いきなり覚醒剤の話をしたことになっているのか。なんか悪いな……。
「ええ。碧って方に覚醒剤を販売したみたいです」
「えっ! ……なん……豊花……?」ギョロっと瑠奈に睨まれる。「碧に……碧に!?」
「ひぃ! いや、だってどうしてもって言うから!」
沙鳥ぃ!
ばらさないでくれよ!
「いずれ知ることでしょう? 黙っていてもなにも変わりません」
「碧の家に行かなきゃ!」
瑠奈は形振り構わず窓を開けると空へと飛んでいってしまった。
「で、覚醒剤を使うとどうなるか……でしたね?」
「……はい」
とりあえず、きちんとした情報を知っておきたい。
「舞香さんを見ればわかりやすいですが、とりあえず舞香さん、説明してください」
「別にいいけど。まずは薬効はわかるでしょ? 集中力が上がって、目が冴えて、気分がハイになる。性的な感度も上がる」ただ、と付け足す。「効果が切れたら無気力になり憂鬱気分になるし、集中力もなくなる。それがかなり長くつづくのよ」
「ええ……碧、大丈夫かな?」
友達に覚醒剤を売り付けたのだ。大丈夫なわけがない。
身近過ぎて覚醒剤が恐ろしい物だと忘れかけていたのだ。
第一、自分ではぜったいにやるなーーやっていた舞香さんですらそう言うくらいだ。安全な物なわけがない。
「量によっても違うわね。大量に使うと文字どおりくるくるぱーになるわよ」
「量って?」
「一回にハーフ使いきったりね……そこまで耐性がついているならしばらく抜いたほうがいいのに、煙草みたいにやめられなくなっているひとよ」
「煙草で言えば瑠奈さんも不味いですよね……あのちんちくりんの体躯であんな濃い煙草を吸いつづけているのですから」
瑠奈は自業自得だ。どうでもいい。
いや、どうでもはよくないけど、最悪肺癌になったって仕方ない。
「で、使い続けると覚醒剤精神病になったりする。そしたら妄想や幻覚が始まるわ。運良くならないまま使い続けた私みたいな場合も、やめた途端に統合失調症の陰性エピソードが発症したり、双極性障害になったり大変よ。助かるのはハマらなかったひとと、途中でやめられたひとだけ」
「舞香は助かったの?」
舞香は首を横に振るう。
「未だに無気力だし、記憶力もない。空っぽよ。できることは昔からやりなれた闇金の仕事とかのみ。沙鳥にリーダーを任せたのも自力で書類とか整理できなくなったからよ」
舞香がリーダーから降りた理由はそういうことだったのか……。
話を聴いて尚更心配になってくる。
まずいことをしたんじゃないかと……。
ちょっと碧の元に行って様子を見てこよう。
話を聞く限り、これは友達に売っていいものじゃない。
「見に行くのはよいですが、なにかできるのですか?」
「わからない……けど」
瑠奈に恨まれないためにも、可能なことはやらなければ!
既に学校は冬休みに入ったが、普通になりたい同好会の活動はつづく。
とはいっても、本日はそちらは休みだ。
だから愛のある我が家に出向いている。
「睡眠導入剤が沢山横流しで入ったので、これからはこちらも売りましょう。ワンシート2000円くらいで売れば儲けが出ます」
沙鳥が室内にドサドサとトリアゾラムやフルニトラゼパムと書かれた薬を部屋の端に積んでいく。
「……」
これも私が販売するのだろうか?
「そうなりますね。覚醒剤でクラッシュするタイミングには落とし薬を必要とするひとが沢山います」
「懐かしいわね。昔は流行ってたのよ、この二つ」
舞香が懐かしそうにトリアゾラムのシートとフルニトラゼパムを摘まみながら言う。
室内には現在、香織と鏡子、舞香、沙鳥、それに私の計五人が存在する。かなり密度が高い。
そこに瑠奈まで入ってきた。
「げげ、睡眠薬じゃん。碧、やめてくれないかな?」
「睡眠薬はいいんじゃないの?」
病院で処方される物だし、そもそも覚醒剤をこのまえ売り付けたし。……瑠奈には言っていないけど。
「睡眠薬の、特にこれとかのベンゾジアゼピン系って、乱用にも使われるしやめるの大変なんだよね。頼っているひと多いけど」
「豊花さん、販売や譲渡は違法です。購入する側はグレーですけどね」
「え、じゃあわたしが頼ってるマイスリーは?」
あれは非ベンゾジアゼピン系だっけ?
「無論譲渡は違法です。特にそのマイスリーーーゾルピデムは依存する方はとことん依存しますから、普段から頼っているなら注意してくださいね」
うっ……眠れないとき頼りがちになってしまっている。
たしかに眠りにつきやすくて便利だけど、依存しやすいとは思えないな……。
「このフルニトラゼパムというのは、ベンゾジアゼピン系では最強と云われています。ちなみに国によっては麻薬指定されていますので持ち込む際に注意が必要です」で、と沙鳥がトリアゾラムを摘まむ。「トリアゾラムはむかし青玉とかいってメンヘラの間で流行りました。赤玉もありましたが、あちらは製造停止されているので貴重です」
「無駄知識が増えていくなぁ……」
自分が乱用するわけでもないのによくそんな知識を持っているものだ。
「……私ではなく舞香さんから教えてもらったのですよ」
「あはは、まあ私は昔病んでたからね。今は使っていないわよ」
「当然です。舞香さんは特に薬物に弱いんですから、さすがにまた覚醒剤に手を出したら許せませんよ?」
「やらないわよ。今は虫が湧いていないもの」
「今という話ではなくてですね……金輪際です」
二人が仲良さげな談話を繰り広げている際、私は睡眠薬を興味深く見ていた。
最強か……試してみたい気もする。
「ダメですよ? そんなの豊花さんが飲んだらラリりますから」
「わかってるよ……少し思っただけだって」
くそ、読心術は厄介だ。
少し思っただけじゃないか。
売る側はやらないのが鉄則ーーとは限らないのがこの業種だが、薬物密売専門の犯罪組織でもないかぎり、暴力団などでは自らはやらないのがルールらしい。
とはいえ、一部は自らやるやつもいるのだとか。
覚醒剤を徹夜で売り捌くために自らも覚醒剤をやっているーーその場合、売人本人がおかしくなる可能性もある。売人が捕まれば一部の顧客まで巻き込んでしまうため、本人はおかしくならないようにするのが鉄則だというのに。
「まあ、私たちは捕まりませんけどね。豊花さんが捕まれば蜥蜴の尻尾切りみたいに豊花さんだけの責任になります。捕まらないように」
「怖いこと言わないでよ……やりたくなくなるじゃないか」
いつ家宅捜査が来てもおかしくないのに、よく逃れているなぁ。
「裏ではズブズブですからね。私たちも警察の手に負えない犯人を捕まえることもありますし。そもそも警察が取り締まってくれるからこそ高値で商売ができるんですよ」
「うわぁ……」
警察がいるから私たちは商売ができる……高値で売るには競争相手がいてはいけない。だから同業者を逮捕してくれる警察は必要なのだ。
ふと、そういえば覚醒剤でどのようになるのか詳しくは知らなかったのを思い出す。
碧に売っちゃったからな……知っておきたいんだけど。
チラリと沙鳥に目をやる。
「なるほど……知人でしたか。そうですねーーまずはじめに言っておきますが、覚醒剤に依存するかしないかはそのひと次第です。現に覚醒剤をやったものの合わなくてやめた方もいます」
「なんの話? 豊花が知りたいって?」
舞香さんや瑠奈には読心術で通じないから、いきなり覚醒剤の話をしたことになっているのか。なんか悪いな……。
「ええ。碧って方に覚醒剤を販売したみたいです」
「えっ! ……なん……豊花……?」ギョロっと瑠奈に睨まれる。「碧に……碧に!?」
「ひぃ! いや、だってどうしてもって言うから!」
沙鳥ぃ!
ばらさないでくれよ!
「いずれ知ることでしょう? 黙っていてもなにも変わりません」
「碧の家に行かなきゃ!」
瑠奈は形振り構わず窓を開けると空へと飛んでいってしまった。
「で、覚醒剤を使うとどうなるか……でしたね?」
「……はい」
とりあえず、きちんとした情報を知っておきたい。
「舞香さんを見ればわかりやすいですが、とりあえず舞香さん、説明してください」
「別にいいけど。まずは薬効はわかるでしょ? 集中力が上がって、目が冴えて、気分がハイになる。性的な感度も上がる」ただ、と付け足す。「効果が切れたら無気力になり憂鬱気分になるし、集中力もなくなる。それがかなり長くつづくのよ」
「ええ……碧、大丈夫かな?」
友達に覚醒剤を売り付けたのだ。大丈夫なわけがない。
身近過ぎて覚醒剤が恐ろしい物だと忘れかけていたのだ。
第一、自分ではぜったいにやるなーーやっていた舞香さんですらそう言うくらいだ。安全な物なわけがない。
「量によっても違うわね。大量に使うと文字どおりくるくるぱーになるわよ」
「量って?」
「一回にハーフ使いきったりね……そこまで耐性がついているならしばらく抜いたほうがいいのに、煙草みたいにやめられなくなっているひとよ」
「煙草で言えば瑠奈さんも不味いですよね……あのちんちくりんの体躯であんな濃い煙草を吸いつづけているのですから」
瑠奈は自業自得だ。どうでもいい。
いや、どうでもはよくないけど、最悪肺癌になったって仕方ない。
「で、使い続けると覚醒剤精神病になったりする。そしたら妄想や幻覚が始まるわ。運良くならないまま使い続けた私みたいな場合も、やめた途端に統合失調症の陰性エピソードが発症したり、双極性障害になったり大変よ。助かるのはハマらなかったひとと、途中でやめられたひとだけ」
「舞香は助かったの?」
舞香は首を横に振るう。
「未だに無気力だし、記憶力もない。空っぽよ。できることは昔からやりなれた闇金の仕事とかのみ。沙鳥にリーダーを任せたのも自力で書類とか整理できなくなったからよ」
舞香がリーダーから降りた理由はそういうことだったのか……。
話を聴いて尚更心配になってくる。
まずいことをしたんじゃないかと……。
ちょっと碧の元に行って様子を見てこよう。
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