前代未聞の異能力者-自ら望んだ女体化だけど、もう無理!-

砂風

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最終章

Episode191╱告白

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(293.)
 戦いが終わり、ひとまず残りのナンバー7と9は、舞香たちと刀子さんたちに任せることにし風月荘に瑠奈と二人で帰宅することにした。
 風月荘の建つ路地の前で、ふと気になることが湧いてでた。

「あのさ、瑠奈?」
「なに?」
「訊きにくい質問なんだけど、周期的にそろそろ生理が来るはずなんだけど、来る気配がないんだよね……これって病気かなにか?」

 瑠奈は「うーん」と少し考えると口を開けた。

「生理不順じゃない?」
「生理不順?」
「最近の豊花っていろいろなストレスを抱えているじゃん? そういうときって、生理が止まったりするんだよね」

 なるほど。
 たしかに最近は理不尽に両親が殺害されたり、異世界に行き特訓したり、新たな住処で暮らすことになったり、いよいよ神との全面戦争がはじまったり、強敵と幾度となく対峙したり……思い当たる節ばっかりだ。

「気になるなら産婦人科にでも行けば?」
「いやいいよ。ストレスが原因ならいずれ治るだろうし、元々男だった私からすると不便はないからね」

 二人で雑談しながら風月荘の中に入る。
 やはり舞香たちが心配になる。刀子さんたちには神に対抗する異能力者がひとり付いているとは言っていたけど、勝算はどのていどあるのだろう?
 しかし、心配ばかりしていても仕方ない。距離的に遠いのだから、あとは任せるしかない。
 私は瑠奈に断りを入れ、自室に入った。
 まだ少ししか寝ていないので、まだ寝るつもりだ。



 しばらく睡眠を取っていたら、玄関が開く音がして目が覚めた。
 誰が入ってきたのだろうか?
 時計を見ると既に昼の四時をまわっている。
 いったい誰が?
 その疑問は、すぐに聴こえてきた声によって解消された。

「豊花? ここに住んでるって聞いたから訪ねてきたけど、いるの?」

 瑠璃の声が廊下から響いた。
 久しぶりに会う気がしてしまう。
 ここで暮らしはじめてからは一度も会っていないのだから。

「瑠璃、いるよ」

 花の間のドアを開けた。
 そこには不安げな表情をした瑠璃が佇んでいた。

「豊花! ……いったいどういうことなのよ? いきなり学校を辞めるだなんて。豊花の友達だって気にしているのよ?」

 私の友達ーー宮下のことだろうか。

「いろいろあってね……どこまで聞いてるの?」
「なにひとつ知らないわよ。豊花が、学校を退学したこと以外……」

 瑠璃を部屋に招き入れる。
 瑠璃はそれに従い室内に入り、なにもない床に腰を下ろす。

「実は……」

 私はここ最近あった出来事ーー両親が殺されたこと、学校に通うより正式に愛のある我が家で働くことにしたこと、神の神造人型人外兵器のことーーを端的に説明した。
 瑠璃は真剣に話を聴いてくれた。

「それは……でも、なにも学校を辞める必要は」
「私にはもう、学校に通う理由がないんだよ。将来も愛のある我が家に所属していることで決まってるし、神造人型人外兵器対策にも学校に通っている暇はないんだ」
「それはそうかもしれないけど……せめて一言くらい辞めるまえになにか言ってほしかった。豊花にとって、私はそんなに頼りにならないの?」

 瑠璃は悲しそうな顔をする。
 いや、違う……。

「瑠璃のことが大切だから、巻き込みたくなかったんだ」
「私だって豊花のことが大切。だからなおさら声をかけてほしかった。いろいろ気にしていたのよ、わかる?」
「うん……」

 私が大切な人間だと言ってくれる……私にとって、瑠璃は一番大きな存在かもしれない。
 そういえば、瑠璃とは一度付き合って真剣に見ていてくれないからといって振ってからは、関係が曖昧になってしまっている。
 以前の発言を踏まえれば、瑠璃の気持ちは既に把握している。
 でも、はっきりした関係にはなっていない。
 瑠璃のなかでは、私に振られてからは既に友達に戻っているだろう。
 私はある決心をした。
 緊張しながら口を開く。

「瑠璃……」
「なに?」
「私は瑠璃のことが大切だし、大好きなんだ。他の誰よりも……」
「う、うん……その、ありがと」

 瑠璃は唐突な私の発言に、照れたように頬を赤く染めた。

「だからーー私と改まって、付き合ってほしい。恋人になってほしい」

 私の想いを、一直線に瑠璃に伝えた。
 いまやっていることは、いつ死んでもおかしくない危険なこと。だから、伝えられるときに伝えておきたかった。

「ーー豊花……私なんかでいいの? だって以前、たしか私は振られたはず……」
「以前の瑠璃の思考ーー私を束縛するためだけに付き合っていたごっこ遊びの付き合いじゃなく、他の恋人たちと同じように、私の彼女になってほしいんだ」

 瑠璃がどこまで大切に想ってくれているかはわからない。
 けれど、私の人生を変えてくれた瑠璃は、他人のものにはなってほしくない。恋人ととして隣にいるのは、私だけにしてほしい。

「……なんか、こう改まって言われると、恥ずかしいわね……」瑠璃は両手で顔を拭った。「私なんかでよければ……その……恋人にさせてください」

 瑠璃がそう返事をしてくれたおかげで、無駄に緊張していた感情が少し落ち着きを取り戻した。

「最初はね? 瑠衣の友達になってほしいって理由で近づいたのよ。豊花の言うとおり、途中で家族同様大事な存在になったから、勝手に危険なことをしないように、豊花と付き合い束縛する気でいた」けれども、と瑠璃はつづける。「豊花に振られたとき、想像以上にショックを受けたの。それでも時が経つに連れ、私の中で誰よりも大切な存在になっていった。瑠衣や他のひとと豊花が親しくしてると、嫉妬してしまうようになっちゃった。自分から瑠衣と仲良くしてほしいからって近づけたのに、酷いやつよね?」
「瑠璃……」
「今だって危険な行為はしてほしくない。だって、世界で一番好きなひとが、もしもいなくなってしまったらと思うと、落ち着いていられないもの。でも豊花以外にできるひとがいないし、豊花がやりたいことなら、いまなら素直に応援できる」

 瑠璃は私のことを、世界で一番好きなひとだと言ってくれた。
 正直、そこまで好かれているとは思っていなかった。だからなおさら、私のなかに喜びの感情が芽生える。

「彼女に悲しんでほしくないし、亡くなるつもりは毛頭ないよ。瑠璃、私も瑠璃のことは世界で一番大切なひとだと思ってる」
「ありがと……なんだか照れ臭いわね。自分が言われると」
「これからは恋人同士だし、いつでもここに来てほしい。いつでも居るかはわからないけど、居たら必ず歓迎するから」
「そのつもりよ。人生で唯一恋人になった、唯一異性としてーーいまの豊花は女の子だけどーー好きになったひとだもの。私は恋愛とは生涯無縁だって思ってた。けれどそうじゃなかった。私にも、好きになれる相手がいた」

 瑠璃はそっとこちらに寄る。
 私はそれを受け止めた。
 瑠璃の唇が私の唇に重なる。
 心臓が高鳴るのを全身で感じる。

「まえにも豊花とキスしたはずだけど、なんだか初めてキスした気分。人生で初めてで最後の恋愛になりそう。もう私を振ったりしないでね? 私も好かれる努力をするつもりだから」
「うん、約束するよ。なにがあっても離さない。私だって瑠璃が他の男子と話をしたりしていると、嫉妬しちゃうんだ」

 ドキドキが高まり、冷静ではいられなくなりそうになる。
 瑠璃の顔が、凄く、近い。
 これは、ほかのひとではぜったいにない感情だ。だから、いまのこの鼓動の音をしっかり受け止める。
 それと同時に、女体化してから久しぶりに性欲というものが来てしまう。
 ええい、邪魔だ邪魔だ。いまモヤモヤするのは勘弁願いたい。瑠璃は性欲とは無関係に好きな相手なのだ。なのに、なぜだろう?
 この、世界一大切なひとを、いまにも押し倒したくなってしまう感情はーー。
 
「……瑠璃」

 感謝に逆らえず、瑠璃の体を軽いちからを入れ、押し倒してしまった。
 瑠璃の真上に位置する姿勢になる。
 瑠璃は恥ずかしそうな表情を顔に浮かべた。

「え……」
「ご、ごめん!」

 すぐにからだから離れようとする。
 瑠璃はそれを、衣服を掴むと引き寄せた。

「豊花が望むなら……いいのよ? でも……その……えと……私こういうことって初めてだから、やさしくしてね? そもそも、女の子同士でどうするのか、学校でも習わないし、わからないけど」
「あ……」

 冷静になって考えると、私も女の子同士の性行為とはどのようにするものなのか一切わからない。
 押し倒し、相手瑠璃も受け入れてくれている。なのに、なにをどのようにすればいいのかまったくわからないなんて……非常に歯がゆい気持ちになる。

「……その……勢いで押し倒しちゃってごめん」

 瑠璃から離れて座り直す。
 瑠璃もしばらくしてから、乱れた衣服を整え座り直した。

「私こそ、ごめんなさい。豊花の恋人になったのに、気持ちに応えてあげられなくて」

 エロマンガは何度となく読んできた人生だったが、それらはすべて男女で致している内容ばかりだ。百合の趣味がなかった私は、その手の本を購入した経験が一度もない。肝心な知識が欠けてしまっている。
 行き場のない性欲のせいで無駄にムラムラしてしまう。
 こういうとき、誰から教わればいいのか。

 そのとき、部屋のドアが開いた。

「豊花? 誰か来てるの?」

 瑠奈が顔をひょいと覗かせた。

 誰に教えてもらえばいいのか。
 ーーその答えが目の前に現れた。
 瑠奈なら女の子同士の経験も豊富だろう。

 だが、しかし……このクレイジーサイコレズに教わっていいものだろうか?

「あれ、瑠璃じゃん? むむ……なにか、こう……淫靡な雰囲気が漂ってる」

 無駄に勘が鋭い。
 私は恐る恐る瑠奈に対し聞くことにした。

「あの、瑠奈さ……女の子同士って、いったいどういうふうにやればいいのか、知ってる?」
「え? ーーまさかまさかまさか、むむ! 二人はそういうことをしようとしたの!? 妙にエロイムードがすると思った!」
「……で、どうなのさ?」

 瑠奈は自信満々といった様子で胸を叩いた。

「そりゃー経験人数豊富だよ。それにわたしは玩具を利用しないプレイが好きだから、指テクもそれなりだよ? なに、教えてほしいの?」
「……」

 私は無言のまま小さく頷いた。

「よし! 任された! 今からわたしが実践してあげるから、わたしとしようそうしよう! 一度豊花の体を味わいたいと思ってたんだよね」

 しまったー!
 この性欲オバケに訊いたらどうなるかくらい、少し考えればわかるだろうに!
 と、私に無造作に寄ろうとする瑠奈を、瑠璃が手を伸ばし制した。 

「ぜったいに嫌! 豊花の初めての相手があんたになるなんて、考えただけでも鳥肌が立つわよ! 豊花、こいつなんかから教わろうとしないで! おねがいだから!」

 瑠璃は焦っているのか早口にまくし立てながら、私に対して懇願してきた。
 うん……私も瑠奈とやるだなんて正直嫌すぎる。

「やっぱりいいよーーそういうことは恋人同士ですることだから、私も一から調べることにする」

 そうだ。知らないなら調べればいい。
 なにも誰かから教えてもらい必要などないのだ。

「ちぇー。じゃあ瑠璃でもいいよ? わたしが個人レッスンしてあげるよ」
「やめてくれ……」
 
 世界で一番好きな人物の初めてが、よりにもよってこんな性欲オバケクレイジーサイコクズレズの相手になるなんて……想像しただけで顔が青ざめる。

「そんないやがること? 理解できないなー」
「理解できない? そうだな……瑠奈が男性とするのはいやでしょ?」
「あ、ぜったい無理」
「それと似た感情だよ」

 瑠奈はしぶしぶといった感じに身を引いた。

「ま、いっか。でもいつでも言ってよ? わたしは年中無休で性欲に飢えてるからさ」

 自分で言うなよ……。
 瑠奈は諦めると部屋から出ていった。

「……なに、あいつと屋根のした一緒にしてるの?」
「そうだよ。一応ここの大家っててい」
「……さっそく嫉妬しちゃうじゃない。正直、あんなヤツ、いつ襲われたって不思議じゃないのよ? わかる? 心配だし妬ましいし不安だし……いろいろな感情が入れ混じって大変よ」

 瑠璃は髪の毛を指でくしゃくしゃ掻きながら不満を口にした。

「私も気を付けるようにするよ。きょうは知識がないから中断しちゃったけど、きちんと調べるから。そのときは、その、よろしく」
「……うん。待ってる」

 瑠璃は時計をちらりと見ると立ち上がった。

「そろそろ帰る。親が心配するし。もう一度確認するけど、きょうから私たちは恋人同士よね?」
「うん。きょうから私たちは正式に恋人になったんだ。だから私も彼女がいるってことにするからね?」
「そうしてちょうだい。私も彼女ーーいいえ彼氏がいることにするわ。自分より女の子らしい彼氏がいることに。豊花のからだは完全に女の子になっちゃったけど、元は男よね? なら、私の中で彼氏ってことにする。豊花の男子形態の姿、見たことあるし」
「彼氏か……いまでも男になれたら、それでも相手にしてくれた?」
「もちろん。豊花は豊花でしょ? 私は外面は気にしないもの」

 なんだか、凄く嬉しい。
 瑠奈だったら、男になれたとしても男の状態だったらぜったいに相手にしてはくれないだろう。
 でも、瑠璃は例えいまの女の子の姿じゃなくても受け入れてくれる。その事実が、なぜだかとってもうれしい。

「じゃあ、また来るわね」
「うん、また」

 瑠璃は名残惜しそうに部屋から立ち去った。

 こうして、私に彼女ができた。
 世界で誰よりも大事な恋人。私の初めての彼女であり、きっと最後の相手になるだろう恋人(ひと)。
 私は喜びを噛みしめる。
 いろいろ大変な事態にばかり遭遇したけれど、今日のこの日は生涯忘れられない一日になるだろう。

 ーーそんな大切な相手がいる世界。決して、滅ぼさせたりはしない。

 改めて、強く胸に誓うのだった。
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