Anothermemory

桜羽 奏

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誕生日

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『毎日誰かの誕生日』そんな言葉を教師に教えて貰ったのを彼女は思い出した。今日もどこかで新たな命が生まれ、母になる瞬間を迎えている。命輝く毎日を私達はどれだけ感じながら日々を過ごせているのだろうか、当たり前のように規則正しく同じ動作を繰り返していく日々の中でどれだけの感受性を持ち自身の日々を彩れるのだろうか、そんな事を考えるなんて日常的では無い……では何故彼女はそのように考えていたのか、その答えは彼女の友人が誕生日を迎えたからであった。

 友人が生まれたことを祝いながら出会いにも感謝した彼女はホールケーキに蝋燭を立て火をつけると蝋燭の火は友人の勢いのいい息に吹き消され拍手と共にクラッカーの音が盛大に鳴った。バースデーソングを歌い賑やかな誕生日会が開かれると笑顔な彼女達の姿が写真に収められた。思い出の一枚であろうその写真を微笑ましく見つめながら友人の両親は微笑んだ。


誕生日おめでとう。
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