〜月下 睡蓮の誓い〜

過去の記憶 2

前世の記憶

「アルト、アルト！」


「皇女様.......」


美しい城の庭園でで2つの銀がゆれうごいた。


この城の第1皇女とその守護騎士である。


銀髪金眼の美しい皇女と銀髪青眼の凛々しい騎士は将来を誓いあった2人


3日後の皇女の父である皇帝の即位10年を祝う大舞踏会


2人はこの場で結婚を願い出るつもりだ。


「ねぇ、アルト！結婚式は盛大にやりましょうね！もう世界中の人と一緒に祝いたいくらい幸せよ私。」


「そうですね皇女様......盛大に盛大な結婚式がいいですね.........」


「.........どうしたのアルト？最近元気がないわね、何かあったの？それとも.........私と結婚するのが嫌になったの？」


「まさか！そんなことは絶対ありません皇女様と結婚できたら私は何よりも幸せでございます.........何よりも.........。」


「それなら良かった.........私、アルト裏切られたら.........きっと......。」


「皇女様.........貴方様はお強い、誰よりもお強くお優しく私の自慢の皇女様です.........だから貴方は誰よりも幸せになって欲しい。だから」


「だから！」


皇女は騎士の言葉をさえぎって言葉を続けた。


「だから！アルトが幸せにしてくれるのでしょう？ね？」


「はい.........私が必ず幸せにして差し上げます。我が皇女様.....。」


騎士は強い決意を秘めた目で自分の主人を見つめた。


「アルト、アルト！」


「皇女様.......」


美しい城の庭園でで2つの銀がゆれうごいた。


この城の第1皇女とその守護騎士である。


銀髪金眼の美しい皇女と銀髪青眼の凛々しい騎士は将来を誓いあった2人


3日後の皇女の父である皇帝の即位10年を祝う大舞踏会


2人はこの場で結婚を願い出るつもりだ。


「ねぇ、アルト！結婚式は盛大にやりましょうね！もう世界中の人と一緒に祝いたいくらい幸せよ私。」

「そうですね皇女様......盛大に盛大な結婚式がいいですね.........」

「.........どうしたのアルト？最近元気がないわね、何かあったの？それとも.........私と結婚するのが嫌になったの？」

「それならいいわ。」


皇女も美しい金色の目をすっと細めて微笑んだ。


「舞踏会のドレスの試着があるから先に戻ってるわね！」


「はい....お気おつけて.....」


美しい銀髪を揺らして歩いていく皇女を見つめる騎士の目は悲しさが滲んでいた。


「必ず.....必ず幸せにします....。皇女様.........。」


騎士はいつまでもいつまでも皇女を見つめていた。