6 / 57
第一章
第6話 最強の美少女勇者、友達ができて喜ぶ
しおりを挟む
オデットが書き写してくれた紙には驚くべき数値が踊っていた。
『
リリス・ロードレアス
STR 5720
VIT 5345
MAG 5478
AGI 5881
』
「うお!? 何だこれ!?」
俺は思わず驚嘆の声を上げてしまった。
それに応えるように、でしょ? という視線をオデットが送ってくる。
確か、戦闘訓練や魔法訓練を全く受けていない人間の平均値が50くらいだったはず。
B級冒険者が平均150、A級となると平均500は必要なのだが、冒険者としては一つの数値が300もあれば充分エリートと呼ばれる。
S級以上は規格外で特に数値の目安などはないのだが、S級冒険者のジョーキットでさえ平均1500くらいだった記憶がある。
正直、器具がイカれているとしか思えない数値である。
しかも今のリリスの肉体は死霊術により実体化しただけの魔力体だ。
魔力体とはいえ、生前のリリスの肉体をできるだけ忠実に再現しているはずではあるが、それでも本来のリリスの肉体には遠く及ばないはずだ。
それでもこの数字が出るのだから、生前のリリスの凄さは想像もできない。
「クラウスさん? わたし、数字は読めるんですけど……これそんなに凄いんですか?」
一人、この数値の異常さがわからずにきょとんとしているリリス。
「凄いなんてもんじゃないだろ、これは……」
そんな俺たちのやりとりを不可解そうに見ているオデット。
そりゃそうだ。この数値の見方がわからないのはおかしいもんな。
そもそも冴えないC級冒険者の俺と、強くて美人のリリスが連れ立っていること自体が彼女から見れば大いに不自然だ。
何と説明したものか……。
さすがに「この子は死霊です。五百年前の最強の勇者です」と言ってもふざけていると思われるだけだろうしなぁ。
俺が答えに窮していることを察したのか、リリスが口を開いた。
「あの、オデットさん。わたし、実は記憶喪失なんです……。落石か何かで頭を打ったのか、デスマウンテンで倒れていたところをクラウスさんに助けられて……」
正直あまり上手い作り話とは言えないが、満更嘘とも言えない話だ。
俺が死霊である彼女を助けたと言えなくもないし、五百年という長い歳月を経て現代の知識がないのは記憶喪失みたいなものと言えなくもない。
「そうそう。だから色々忘れちゃってるみたいなんだ。これも何かの縁だし、彼女が記憶を取り戻すまで、俺が面倒みようかなって」
「デスマウンテン……あんなところで女の子が一人で……? この強さならおかしくないのかしら……? でもこれだけ強いのに冒険者登録はしていない……?」
あまりの突飛な話にオデットはパニックになったのか、ブツブツとひとりごちている。
「ま、まぁまぁ。これだけの人材が入るのはギルドにとっても良いことだろ? 細かいことは良いじゃないか」
「そ、そうですよ。きっとお役に立ちますから! 魔王だって倒しちゃうんですからね!」
さらっととんでもないことを言うリリス。
これが冗談でなくリリス自身は本気で言っているのも凄いし、冗談抜きでも本当に魔王を倒せてしまいそうなのも凄い。
「確かに……これなら本当に魔王を倒せるかもしれないわね」
「だろう?」
「……そうね。確かに、イチ職員のあたしが細かいことをあれこれ言うべきじゃないかもしれない。リリスちゃんは何も言わずに受け入れるべき人材だわ。うん。これ以上は何も訊かないことにする」
オデットは真剣な顔でそう言って頷いた。
俺は彼女のことを、職員のくせに随分といい加減な奴だ――とは思わなかった。俺にはそんな彼女の心境が理解できたからだ。
魔物の脅威は凄まじい。この大陸に暮らす民全員が、魔王が滅ぶことを願っている。
だから――魔王を滅ぼすことができるのなら、魔物の脅威に怯えずに毎日を過ごすことができるのなら――方法なんて何でもいいのだ。
リリスがどこの誰であり、何者だろうとどうでもいい。魔王を滅ぼせる可能性があるのなら――。
それは民の総意だろう。そして俺の気持ちでもある。他力本願な考えかもしれないが。
オデットにも、きっと魔物に関して思うところがあるのだろう。なんとなくだけど。俺もそうだからわかる。
ましてここはデスマウンテンの手前よりも魔王の領地に近い場所だ。魔物の被害は俺の住んでいた地域よりも酷いはずだ。
「でも、さすがにこの数値をそのまま上に提出することはできないわね」
「どうしてですか?」
「こんなのを上に出したら、どうなるかわからないでしょ? ギルドとして最大限の支援を……って言いたいところだけど、そう考えない人間もいるわ。場合によってはリリスちゃんは拘束されて本部に送られちゃうかもしれない。無理矢理貴族の私兵にされちゃうかもしれないし、魔法研究所で検体にされてしまうかもしれない」
「……確かに。権力者は黙っていないだろうな」
貴族や権力者の中には、魔王討伐よりも私腹を肥やし私利私欲を満たすことに全力を出す連中がいる。
今のところ、魔王は人類を滅ぼすほどのことはしてこないし、自分が死ぬまでにそういうことが起きることも恐らくないだろう。
魔物の被害なんてものは自分にとってはどうということはない。それは末端の人間が困ることであり、自分たちには関係がない。
魔物の対策よりも、他の有力者との交渉や競争、自分が死ぬまでにどれだけの贅沢をしていかなる名声を上げられるかのほうが重要だ。
きっと、こんなふうに考える連中が現れたから、五百年前と今とでは魔王討伐に対する意識が違うのだろう。
「そ、それは困ります! わたしは魔王を倒したいんです」
そう力強く言うリリスを俺は尊敬した。
リリスの魔王討伐への想いは並大抵のものではないのだろう。
五百年もの間待ち続けていたくらいだ。魔王を倒したい気持ちは誰よりも強いはずだ。
「そうよね。だから、今のところはこの数値はちょっぴり誤魔化しておくわ。もっとも、面倒なクエスト制限があるのは困るでしょうし、A級からのスタートにはしておくけど」
「あ、ありがとうございます、オデットさん!」
「それに、友達がそんな目に遭ったら、あたしもイヤだしね」
「え? 友達って……」
オデットの発言に、目を見開いて驚くリリス。
「あたしたち、もう友達でしょ? そうよね、クラウス?」
「ああ、そうだな。俺たちはもう友達だ」
「お友達……は、はい! わたしたち、お友達なんですね!」
「ふふ。変な子ね」
オデットの表情からは、先ほどの困惑の色や険しさはすっかり抜けていた。
これはリリスの為せる業なのだろう。彼女は出会った人間をすぐに和ませてしまう。
リリスは満面の笑みをたたえて俺とオデットを交互に見ては、気恥ずかしそうにうつむいた。
五百年の間、父親と二人きりで霊魂として過ごしたリリスにとって、オデットの言葉は何よりも嬉しかったのだろう。
そこには最強の死霊ではなく――友達ができて喜ぶ、至って普通の女の子の姿があった。
『
リリス・ロードレアス
STR 5720
VIT 5345
MAG 5478
AGI 5881
』
「うお!? 何だこれ!?」
俺は思わず驚嘆の声を上げてしまった。
それに応えるように、でしょ? という視線をオデットが送ってくる。
確か、戦闘訓練や魔法訓練を全く受けていない人間の平均値が50くらいだったはず。
B級冒険者が平均150、A級となると平均500は必要なのだが、冒険者としては一つの数値が300もあれば充分エリートと呼ばれる。
S級以上は規格外で特に数値の目安などはないのだが、S級冒険者のジョーキットでさえ平均1500くらいだった記憶がある。
正直、器具がイカれているとしか思えない数値である。
しかも今のリリスの肉体は死霊術により実体化しただけの魔力体だ。
魔力体とはいえ、生前のリリスの肉体をできるだけ忠実に再現しているはずではあるが、それでも本来のリリスの肉体には遠く及ばないはずだ。
それでもこの数字が出るのだから、生前のリリスの凄さは想像もできない。
「クラウスさん? わたし、数字は読めるんですけど……これそんなに凄いんですか?」
一人、この数値の異常さがわからずにきょとんとしているリリス。
「凄いなんてもんじゃないだろ、これは……」
そんな俺たちのやりとりを不可解そうに見ているオデット。
そりゃそうだ。この数値の見方がわからないのはおかしいもんな。
そもそも冴えないC級冒険者の俺と、強くて美人のリリスが連れ立っていること自体が彼女から見れば大いに不自然だ。
何と説明したものか……。
さすがに「この子は死霊です。五百年前の最強の勇者です」と言ってもふざけていると思われるだけだろうしなぁ。
俺が答えに窮していることを察したのか、リリスが口を開いた。
「あの、オデットさん。わたし、実は記憶喪失なんです……。落石か何かで頭を打ったのか、デスマウンテンで倒れていたところをクラウスさんに助けられて……」
正直あまり上手い作り話とは言えないが、満更嘘とも言えない話だ。
俺が死霊である彼女を助けたと言えなくもないし、五百年という長い歳月を経て現代の知識がないのは記憶喪失みたいなものと言えなくもない。
「そうそう。だから色々忘れちゃってるみたいなんだ。これも何かの縁だし、彼女が記憶を取り戻すまで、俺が面倒みようかなって」
「デスマウンテン……あんなところで女の子が一人で……? この強さならおかしくないのかしら……? でもこれだけ強いのに冒険者登録はしていない……?」
あまりの突飛な話にオデットはパニックになったのか、ブツブツとひとりごちている。
「ま、まぁまぁ。これだけの人材が入るのはギルドにとっても良いことだろ? 細かいことは良いじゃないか」
「そ、そうですよ。きっとお役に立ちますから! 魔王だって倒しちゃうんですからね!」
さらっととんでもないことを言うリリス。
これが冗談でなくリリス自身は本気で言っているのも凄いし、冗談抜きでも本当に魔王を倒せてしまいそうなのも凄い。
「確かに……これなら本当に魔王を倒せるかもしれないわね」
「だろう?」
「……そうね。確かに、イチ職員のあたしが細かいことをあれこれ言うべきじゃないかもしれない。リリスちゃんは何も言わずに受け入れるべき人材だわ。うん。これ以上は何も訊かないことにする」
オデットは真剣な顔でそう言って頷いた。
俺は彼女のことを、職員のくせに随分といい加減な奴だ――とは思わなかった。俺にはそんな彼女の心境が理解できたからだ。
魔物の脅威は凄まじい。この大陸に暮らす民全員が、魔王が滅ぶことを願っている。
だから――魔王を滅ぼすことができるのなら、魔物の脅威に怯えずに毎日を過ごすことができるのなら――方法なんて何でもいいのだ。
リリスがどこの誰であり、何者だろうとどうでもいい。魔王を滅ぼせる可能性があるのなら――。
それは民の総意だろう。そして俺の気持ちでもある。他力本願な考えかもしれないが。
オデットにも、きっと魔物に関して思うところがあるのだろう。なんとなくだけど。俺もそうだからわかる。
ましてここはデスマウンテンの手前よりも魔王の領地に近い場所だ。魔物の被害は俺の住んでいた地域よりも酷いはずだ。
「でも、さすがにこの数値をそのまま上に提出することはできないわね」
「どうしてですか?」
「こんなのを上に出したら、どうなるかわからないでしょ? ギルドとして最大限の支援を……って言いたいところだけど、そう考えない人間もいるわ。場合によってはリリスちゃんは拘束されて本部に送られちゃうかもしれない。無理矢理貴族の私兵にされちゃうかもしれないし、魔法研究所で検体にされてしまうかもしれない」
「……確かに。権力者は黙っていないだろうな」
貴族や権力者の中には、魔王討伐よりも私腹を肥やし私利私欲を満たすことに全力を出す連中がいる。
今のところ、魔王は人類を滅ぼすほどのことはしてこないし、自分が死ぬまでにそういうことが起きることも恐らくないだろう。
魔物の被害なんてものは自分にとってはどうということはない。それは末端の人間が困ることであり、自分たちには関係がない。
魔物の対策よりも、他の有力者との交渉や競争、自分が死ぬまでにどれだけの贅沢をしていかなる名声を上げられるかのほうが重要だ。
きっと、こんなふうに考える連中が現れたから、五百年前と今とでは魔王討伐に対する意識が違うのだろう。
「そ、それは困ります! わたしは魔王を倒したいんです」
そう力強く言うリリスを俺は尊敬した。
リリスの魔王討伐への想いは並大抵のものではないのだろう。
五百年もの間待ち続けていたくらいだ。魔王を倒したい気持ちは誰よりも強いはずだ。
「そうよね。だから、今のところはこの数値はちょっぴり誤魔化しておくわ。もっとも、面倒なクエスト制限があるのは困るでしょうし、A級からのスタートにはしておくけど」
「あ、ありがとうございます、オデットさん!」
「それに、友達がそんな目に遭ったら、あたしもイヤだしね」
「え? 友達って……」
オデットの発言に、目を見開いて驚くリリス。
「あたしたち、もう友達でしょ? そうよね、クラウス?」
「ああ、そうだな。俺たちはもう友達だ」
「お友達……は、はい! わたしたち、お友達なんですね!」
「ふふ。変な子ね」
オデットの表情からは、先ほどの困惑の色や険しさはすっかり抜けていた。
これはリリスの為せる業なのだろう。彼女は出会った人間をすぐに和ませてしまう。
リリスは満面の笑みをたたえて俺とオデットを交互に見ては、気恥ずかしそうにうつむいた。
五百年の間、父親と二人きりで霊魂として過ごしたリリスにとって、オデットの言葉は何よりも嬉しかったのだろう。
そこには最強の死霊ではなく――友達ができて喜ぶ、至って普通の女の子の姿があった。
1
あなたにおすすめの小説
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
封印されていたおじさん、500年後の世界で無双する
鶴井こう
ファンタジー
「魔王を押さえつけている今のうちに、俺ごとやれ!」と自ら犠牲になり、自分ごと魔王を封印した英雄ゼノン・ウェンライト。
突然目が覚めたと思ったら五百年後の世界だった。
しかもそこには弱体化して少女になっていた魔王もいた。
魔王を監視しつつ、とりあえず生活の金を稼ごうと、冒険者協会の門を叩くゼノン。
英雄ゼノンこと冒険者トントンは、おじさんだと馬鹿にされても気にせず、時代が変わってもその強さで無双し伝説を次々と作っていく。
さんざん馬鹿にされてきた最弱精霊使いですが、剣一本で魔物を倒し続けたらパートナーが最強の『大精霊』に進化したので逆襲を始めます。
ヒツキノドカ
ファンタジー
誰もがパートナーの精霊を持つウィスティリア王国。
そこでは精霊によって人生が決まり、また身分の高いものほど強い精霊を宿すといわれている。
しかし第二王子シグは最弱の精霊を宿して生まれたために王家を追放されてしまう。
身分を剥奪されたシグは冒険者になり、剣一本で魔物を倒して生計を立てるようになる。しかしそこでも精霊の弱さから見下された。ひどい時は他の冒険者に襲われこともあった。
そんな生活がしばらく続いたある日――今までの苦労が報われ精霊が進化。
姿は美しい白髪の少女に。
伝説の大精霊となり、『天候にまつわる全属性使用可』という規格外の能力を得たクゥは、「今まで育ててくれた恩返しがしたい!」と懐きまくってくる。
最強の相棒を手に入れたシグは、今まで自分を見下してきた人間たちを見返すことを決意するのだった。
ーーーーーー
ーーー
閲覧、お気に入り登録、感想等いつもありがとうございます。とても励みになります!
※2020.6.8お陰様でHOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!
世界最強の賢者、勇者パーティーを追放される~いまさら帰ってこいと言われてももう遅い俺は拾ってくれた最強のお姫様と幸せに過ごす~
aoi
ファンタジー
「なぁ、マギそろそろこのパーティーを抜けてくれないか?」
勇者パーティーに勤めて数年、いきなりパーティーを戦闘ができずに女に守られてばかりだからと追放された賢者マギ。王都で新しい仕事を探すにも勇者パーティーが邪魔をして見つからない。そんな時、とある国のお姫様がマギに声をかけてきて......?
お姫様の為に全力を尽くす賢者マギが無双する!?
俺の好きな人は勇者の母で俺の姉さん! パーティ追放から始まる新しい生活
石のやっさん
ファンタジー
主人公のリヒトは勇者パーティを追放されるが別に気にも留めていなかった。
ハーレムパーティ状態だったので元から時期が来たら自分から出て行く予定だったし、三人の幼馴染は確かに可愛いが、リヒトにとって恋愛対象にどうしても見られなかったからだ。
だから、ただ見せつけられても困るだけだった。
何故ならリヒトの好きなタイプの女性は…大人の女性だったから。
この作品の主人公は転生者ですが、精神的に大人なだけでチートは知識も含んでありません。
勿論ヒロインもチートはありません。
他のライトノベルや漫画じゃ主人公にはなれない、背景に居るような主人公やヒロインが、楽しく暮すような話です。
1~2話は何時もの使いまわし。
亀更新になるかも知れません。
他の作品を書く段階で、考えてついたヒロインをメインに純愛で書いていこうと思います。
防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました
かにくくり
ファンタジー
魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。
しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。
しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。
勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。
そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。
農民レベル99 天候と大地を操り世界最強
九頭七尾
ファンタジー
【農民】という天職を授かり、憧れていた戦士の夢を断念した少年ルイス。
仕方なく故郷の村で農業に従事し、十二年が経ったある日のこと、新しく就任したばかりの代官が訊ねてきて――
「何だあの巨大な大根は? 一体どうやって収穫するのだ?」
「片手で抜けますけど? こんな感じで」
「200キロはありそうな大根を片手で……?」
「小麦の方も収穫しますね。えい」
「一帯の小麦が一瞬で刈り取られた!? 何をしたのだ!?」
「手刀で真空波を起こしただけですけど?」
その代官の勧めで、ルイスは冒険者になることに。
日々の農作業(?)を通し、最強の戦士に成長していた彼は、最年長ルーキーとして次々と規格外の戦果を挙げていくのだった。
「これは投擲用大根だ」
「「「投擲用大根???」」」
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる