エロフに転生したので異世界を旅するVTuberとして天下を目指します

一色孝太郎

文字の大きさ
62 / 122

第62話 新たな扉

しおりを挟む
 それから色々と後始末をし、俺たちはリオロンへと戻ってきた。囚われていた女性たちはそのままアスタルテ教の施設で療養することとなり、すぐさま迎えに来た馬車に乗って村を離れていった。

 療養を終え、回復した彼女たちが村に戻るかどうかは彼女たちの意思で決めることになるのだそうだ。村に戻りたくない場合はそのまま修道女になるという道があるため、最低限生きていくことは可能な仕組みになっているらしい。

 ミニョレ村のときにそういった話は聞かなかった気もするが……もしかすると前回は単に俺が部外者だったため、そこまで知らされていないだけかもしれない。

 と、そんな話はさておき、リオロンでもミニョレ村と同じあの豊穣の祈りの儀式が行われ、俺たちの仕事は完了となった。

 あとは寝て帰るだけと思いきや、俺たちは今、入り江を囲う岬の西の外側にやってきている。というのも、豊穣の祈りが終わった帰り道で村の女性の一人からものすごい情報を提供されたのだ。

 俺たちは教えてもらったとおりごつごつとした岩場を進んでいくと、すだれのようなものがぶら下がっているのが見えてきた。

「あれか?」
「うん、多分あれだよ」

 若干の不安を抱きつつも期待に胸を膨らませ、俺たちはついにすだれのあるところまでやってきた。すだれの向こう側をのぞいてみると、そこには人工的に整備されたと思われる水たまりがあり、しかも湯気が立ちのぼっている。

 そう、ここには温泉があるのだ。

 この場所は女性用の浴場で、男性用はもう少し岬の付け根側にあるらしい。

「ようし、入ろうぜ」
「うん。久しぶりのお風呂、楽しみ」

 レティシアとミレーヌはあっという間に裸になると体を洗い始めた。

「おーい、リリス、どうした? 入らねーのか?」
「あ、えっと、うん」

 なんとも気恥ずかしいわけだが、自分の肉体は女なのだ。いつまでも恥ずかしがっていてはおかしいだろう。

 意を決して服を脱ぎ、体を洗おうとすると後ろからレティシアが近寄ってきた。

「リリス、洗ってやるぜ」
「え?」
「今回の一番の功労者だからな。これぐらいはしてやるよ」
「え? え?」
「なぁ、ミレーヌ」
「うん。任せて。洗ってあげるの、得意だから」
「え? え? え?」

 気が付けば俺はレティシアとミレーヌの手によって体中を綺麗にされていた。

 なんというか、そう、神業だった。抵抗しようと考える間もなく、あっという間に洗われてしまったのだ。

 ただ、その、こう、手つきがいやらしかったというか、気持ちよかったというか……。

「ほら、お湯に浸かろうぜ」
「あ、う、うん……」

 俺はボーっとした頭で促されるがままにお湯に浸かる。

 ああ、気持ちいい。ものすごく気持ちいい。

 ぼんやりと海を眺めていると、突然俺の胸が鷲掴みにされた。

「ひゃんっ!?」
「リリス、マジでデカいよな」
「ちょ、ちょっと……?」
「いいじゃねーか、女同士だし。それにさっき散々洗ったんだから今さらだろ?」
「え? あ、それは……そうだけど……」
「ならいいだろ」
「え? あ、ちょっと、あんっ」

 さわさわと絶妙な強さと手つきで胸をまさぐられ、変な声が出てしまう。それにレティシアの豊かな胸が背中に押し付けられ、股間の息子が……って、そうだった。息子はもうないんだった。

 だが妙に興奮するというか……。

 そうしてされるがままにしていると、レティシアがするりと離れていった。

「あ……」
「お? どうした? まだやって欲しかったか?」
「そ、それは……」
「リリス、ここは風呂だぜ? 続きはベッドでな?」
「っ!?!?」

 そう言われたことで毎晩の二人の嬌声を思い出し、俺は思わず顔をお湯につける。

「あはははは、リリス、マジで初心うぶなんだな」

 レティシアはそう言って楽しそうに笑うのだった。

◆◇◆

 翌朝、俺は疲れの抜けきらない体をベッドに横たえていた。

 疲れといっても別にオーク退治のときのものではない。ではなんの疲れなのかというと、その、まあ、あれだ。

 ……実は昨晩、温泉からの流れでそのままレティシアとミレーヌに押しきられてベッドを共にしてしまったのだ。

 いや、なんというか、あれはマジでヤバかった。二人ともガチなだけあって色々と的確で……。

 そう、とにかくヤバかったのだ。俺が覚えているのは最初の十分くらいで、その後はもう延々と攻められ続けていた記憶しかない。

 あ、いや、まあ、その、気持ちよかったわけだが……。

「おはよう、リリス。大丈夫か?」
「リリス、ごめんね。やりすぎちゃった?」
「あ、うん。おはよう。大丈夫。でも、ちょっと疲れが……」
わりいな。リリスがあんまりにも可愛くてつい、な」
「う、うん。ただ、もうちょっと手加減を……」
「おう。任せろ。次はちゃんとやるからよ」
「うん……」

 するとレティシアとミレーヌが満面の笑みを浮かべた。

 ん? 一体それは……って、あ! 次って!

「それは――」
「リリス、任せてね。ちゃんと天国に連れて行ってあげるから」

 慌てて訂正しようとする俺にミレーヌが言葉を被せてきた。

 あー、その、なんだ。まあ、いいか。気持ちよかったし。息子がないことだけが不満だが、男とやるよりはよっぽどマシだ。

 こうして俺は新たな扉を開くこととなったのだった。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。

克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

処理中です...