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しおりを挟むライラ達が遊びに来た時に私はジルトに聞いてみた。
「ジルトはマーガレットが好き?」
「リップおばさん、マーガレットって可愛いと思いませんか?今だってああやって隠れて俺を見てる」
マーガレットは木の陰に隠れてこっちを見てる。
「ライラは無自覚だったけど貴方は自覚ありなのね」
「幼い頃から一途に思う気持ちはこの先も変わりません。それに気がないふりをしながら俺に夢中にさせますよ。マーガレットには刺激が必要だから。時にはヤキモチを焼かせながらね」
「ふふっ、ジルトはやっぱりロニーとライラの息子ね」
「でもマーガレットに好かれないと意味はないんですが」
「それなら大丈夫よ。今は本の世界よりも貴方に夢中だから。好かれる方法を本を読んで学んでいるわ」
「そんな事しなくても存在が可愛いのに」
「可愛いでしょ?」
「はい」
「いじらしいでしょ?」
「はい」
「マーガレットをよろしくね」
「そこは任せて下さい」
にこやかに笑うジルト。
遺伝って怖いわね。
でもロニーとライラの遺伝なら信じられる。だってあの二人はなんだかんだ言いながら幼い頃から相思相愛だったもの。
ヤキモチを焼かせたいロニー、無自覚でロニーを振り回すライラ。でも根本はお互いが大好き。今もロニーが迎えに来たと知らせがきたらまっしぐらにロニーを迎えに行ったわ。
仲良くくっつきながら歩いてくる夫婦。お互い見つめ合い笑い合いロニーはライラの額に口付けしている。
本当は唇に口付けしたいんだろうけどね。
「リップ」
私の愛しい人も私にまっしぐらに向かって来た。
私を抱きしめ唇に口付けした。
こっちは堂々と唇か!
「ケーニス!」
「だって僕は誰に見られても恥ずかしくない」
「ケーニスは変わらないわね。でもそこが愛しいわ」
「僕もリップが愛しい」
マーガレットとジルトは15歳の時に婚約した。婚約してもマーガレットは相変わらずの所があるけど、でもまあ二人の話はまた別のお話…。
マークスとネリーはあれから違う人を好きになった。
『マーガレットがあんなだから俺は俺に懐いてくるネリーが妹のように可愛いかったんだ』
そう言っていたけどマークスの初恋の女の子はネリーよ?
マークスもネリーも今はまだ婚約者はいない。この先二人がどうなるのか、それもまた別の話ね。
この先子供達がどんな選択をしてどんな道に進むのか、それはまだ分からない。子供達の未来は無限大に広がっているから。
完結
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ただいま諸事情で出すべきか否か微妙なので棚上げしてたのとか自サイトの方に上げるべきかどうか悩んでたのとか大昔のとかを放出中です。見直しもあまり出来ないのでいつも以上に誤字脱字等も多いです。ご了承下さい。
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完結おめでとうございます。🎉🎉🎉
幸せな気持ちになりました。
また、気が向いたら続篇よろしくお願いします。
卯月茉莉様
コメントありがとうございます。
子供達は別のお話、その別のお話もいつかおバカシリーズとして投稿したいと思っています。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
ほっこりしました!そしてほんわかな完結、時々こういう、ただただ温かい物語を読みたくなるので、タイミング良かったです!
kokekokko様
コメントありがとうございます。
ざまぁもないクズもいない、ただほんわかする物語もたまに読みたくなりますよね。
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最後までお付き合い頂きありがとうございました。
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書記長様
コメントありがとうございます。
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