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お父様に騎士団の練習に行く許可を条件付きで貰い、早速騎士団の練習を見に行く事に。
お父様の条件はメイドのレイと常に騎士を2人付けて行動する事。騎士団までの移動は数人の騎士を付けて行く事。騎士団の中では勝手な行動は取らない事。騎士の言う事を聞かない場合、今後騎士団の練習は見に行かせないと約束させられた。
馬車の中、
「レイ、ごめんね。付き合わせて」
「いえ。それより旦那様との約束はきちんと守って下さいよ」
「分かってる」
レイは私の専属のメイドで、特技は護身術。剣の使いも長けてて、たまに家の騎士達に混ざり剣の稽古もしている。 私より5歳年上でお姉さんみたいな存在。
「ねえレイ、今日はジークルト様来るかしら」
「どうでしょう」
レイにだけジークルト様の事を教えた。私の気持ちを見て確かめたいから協力をして貰った。レイはお父様に信用されてるから。お父様が私を護る為に私のメイドにって引き抜いて来たの。
暫くして騎士団の練習場の近くに着いた。もう既に馬車が何台も停まっていて、馬車を降りレイと騎士2人を連れて練習場まで少し歩いた。 騎士は隊長のギルと騎士のニック。2人ともとても強い。騎士団の練習に参加すれば良いのに。
一本道を数分歩き、近づくに連れて令嬢の黄色い声援が聞こえる。
「レイ、凄いわね」
「騎士は令嬢の憧れですから」
「そうなの?」
「王宮に出入り出来るのは男爵以上の貴族だけです」
「え?でも平民でも騎士になれるでしょ?」
「平民は街の騎士団に入るか後は貴族の邸に雇われるかのどちらかですので」
「ギルやニックも?」
「そうです。伯爵家は歴代続く由緒正しき家です。平民の中でも特に腕のたつ者は伯爵家に雇われます」
「そうなの?」
「伯爵家の騎士になる事は平民の中では誇りです。給金が他より桁違いに良いのは勿論ですが、皆平民ですが、敬意を払い騎士として扱って貰えます」
「騎士として扱うのは当たり前でしょ?騎士なんだから」
「サリーお嬢様は貴族です。本来なら騎士の言う事を聞く方ではなく命令し聞かせる方です。ですが伯爵家は騎士が護り易くする為に騎士の意見を聞いて行動します」
「だって護る方の言う事を聞くのが護られる方が出来る唯一の事よ?」
「貴族の邸の騎士達は平民なんです。平民を見下す貴族が多いのはお分かりですよね?」
「そうね。私の周りには居ないけど、実際居るわよね」
「はい」
「ギルやニックだってこの中に入っても負けないわ。でも入れないって事ね」
「はい」
「身分じゃなくて強さで選ぶべきよ。王宮よ?王族が居るのよ?最優先に護らなければならない方々を身分で分けるのは違うわ」
「ですが、貴族の殿方でも腕のたつ強い者は多く居ます。その者達が王族を護る近衛隊です」
「ならジークルト様は腕のたつ強い方なのね」
「はい」
「ギルやニックより?」
「実際の戦い方を見た事がないので何とも言えませんが、おそらくは」
「そう。凄い方なのね」
「近衛隊は特に鍛錬が厳しいと聞きます」
「そりゃあそうよね。護るのは王族だもの」
「はい」
暫く令嬢の後ろから騎士団の騎士達の練習を見ていて、
「さあ帰りましょう。今日はもう来られないかと」
「分かったわ。付き合わせてごめんね」
「また明日来ましょう」
「そうね」
少し離れた所に居たギルとニックの元へ行き、一本道を戻り馬車に乗り邸に戻った。
次の日も騎士団の練習を令嬢の後ろから眺めて、
「レイ、あれルークじゃない?」
「そうですね」
「ヘタレかと思ってたけど様になってると思わない?」
「ルーク様はリーシャ様限定でヘタレなだけですから。ですが脇が甘いですね。まだまだです」
「でもリーシャと結婚するんだから騎士団に入ってる意味なんて無いのに」
「ですが、ルーク様は次男ですから。まだ婚約も決まってないのに遊んでいる訳にはいきません」
「だから早く告白しろって言ってるのに」
暫くルークを眺め今日も邸に戻った。
お父様の条件はメイドのレイと常に騎士を2人付けて行動する事。騎士団までの移動は数人の騎士を付けて行く事。騎士団の中では勝手な行動は取らない事。騎士の言う事を聞かない場合、今後騎士団の練習は見に行かせないと約束させられた。
馬車の中、
「レイ、ごめんね。付き合わせて」
「いえ。それより旦那様との約束はきちんと守って下さいよ」
「分かってる」
レイは私の専属のメイドで、特技は護身術。剣の使いも長けてて、たまに家の騎士達に混ざり剣の稽古もしている。 私より5歳年上でお姉さんみたいな存在。
「ねえレイ、今日はジークルト様来るかしら」
「どうでしょう」
レイにだけジークルト様の事を教えた。私の気持ちを見て確かめたいから協力をして貰った。レイはお父様に信用されてるから。お父様が私を護る為に私のメイドにって引き抜いて来たの。
暫くして騎士団の練習場の近くに着いた。もう既に馬車が何台も停まっていて、馬車を降りレイと騎士2人を連れて練習場まで少し歩いた。 騎士は隊長のギルと騎士のニック。2人ともとても強い。騎士団の練習に参加すれば良いのに。
一本道を数分歩き、近づくに連れて令嬢の黄色い声援が聞こえる。
「レイ、凄いわね」
「騎士は令嬢の憧れですから」
「そうなの?」
「王宮に出入り出来るのは男爵以上の貴族だけです」
「え?でも平民でも騎士になれるでしょ?」
「平民は街の騎士団に入るか後は貴族の邸に雇われるかのどちらかですので」
「ギルやニックも?」
「そうです。伯爵家は歴代続く由緒正しき家です。平民の中でも特に腕のたつ者は伯爵家に雇われます」
「そうなの?」
「伯爵家の騎士になる事は平民の中では誇りです。給金が他より桁違いに良いのは勿論ですが、皆平民ですが、敬意を払い騎士として扱って貰えます」
「騎士として扱うのは当たり前でしょ?騎士なんだから」
「サリーお嬢様は貴族です。本来なら騎士の言う事を聞く方ではなく命令し聞かせる方です。ですが伯爵家は騎士が護り易くする為に騎士の意見を聞いて行動します」
「だって護る方の言う事を聞くのが護られる方が出来る唯一の事よ?」
「貴族の邸の騎士達は平民なんです。平民を見下す貴族が多いのはお分かりですよね?」
「そうね。私の周りには居ないけど、実際居るわよね」
「はい」
「ギルやニックだってこの中に入っても負けないわ。でも入れないって事ね」
「はい」
「身分じゃなくて強さで選ぶべきよ。王宮よ?王族が居るのよ?最優先に護らなければならない方々を身分で分けるのは違うわ」
「ですが、貴族の殿方でも腕のたつ強い者は多く居ます。その者達が王族を護る近衛隊です」
「ならジークルト様は腕のたつ強い方なのね」
「はい」
「ギルやニックより?」
「実際の戦い方を見た事がないので何とも言えませんが、おそらくは」
「そう。凄い方なのね」
「近衛隊は特に鍛錬が厳しいと聞きます」
「そりゃあそうよね。護るのは王族だもの」
「はい」
暫く令嬢の後ろから騎士団の騎士達の練習を見ていて、
「さあ帰りましょう。今日はもう来られないかと」
「分かったわ。付き合わせてごめんね」
「また明日来ましょう」
「そうね」
少し離れた所に居たギルとニックの元へ行き、一本道を戻り馬車に乗り邸に戻った。
次の日も騎士団の練習を令嬢の後ろから眺めて、
「レイ、あれルークじゃない?」
「そうですね」
「ヘタレかと思ってたけど様になってると思わない?」
「ルーク様はリーシャ様限定でヘタレなだけですから。ですが脇が甘いですね。まだまだです」
「でもリーシャと結婚するんだから騎士団に入ってる意味なんて無いのに」
「ですが、ルーク様は次男ですから。まだ婚約も決まってないのに遊んでいる訳にはいきません」
「だから早く告白しろって言ってるのに」
暫くルークを眺め今日も邸に戻った。
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