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今日は学園が休みの日。私は街へ買い物に来たの。
この国は治安が良いから1人で買い物に来ても平気。
今日は課題で使う刺繍が足りなくなって刺繍糸を買うついでにブラブラしようと思ってるの。
お目当ての刺繍糸を買って、小物店に入り色々見ていたら、
「アメリア様ではなくて」
声をかけられ、振り返った。
私は慌てて挨拶しようと、
「挨拶はいらないわ。それに街では私も貴女も町娘よ」
「ですが、」
「ねぇアメリア様」
「はい、シャーロット公爵令嬢様」
「貴女も?」
「はい?」
「私は確かに公爵令嬢だわ。それにエドワード王子の婚約者。でもね、私だってシャーロットというただ一人の女性なの」
「ですが」
「ねぇアメリア様」
「はい」
「私と友達になってくださらない」
「それは駄目です」
「私だって学園で仲良くしましょって言ってる訳じゃないわ。貴女に迷惑をかけるだけだもの」
「いえ」
「たまにで良いの。身分とかない町娘にお互いなって街をブラブラしたり買い物したりするだけで良いの。町娘の間だけの友達、駄目かしら」
「あの…」
「やっぱり無理よね。私となんか友達にはなりたくないわよね」
「あの、町娘の間だけ、なら、」
「本当?」
「本当に町娘の間だけです」
「それで良いわ。なら今日から友達ね?」
「はい」
シャーロット様ってこんな気さくな方なのね。ちょっと押しが強い?けど、何でか断われなかったの。
「なら早速いい?」
「はい」
「もう、メリー」
「え?メリー?」
「町娘の間の友達でしょ?愛称で呼び合いたいじゃない。ね?」
「ふふっ、はい」
「私の事はローリーって呼んで、ね?」
「はい、ローリー」
「はいは余分よ?」
「ローリー」
「ねぇメリー、一緒に選んで欲しいの」
「何を?」
「お兄様の誕生日プレゼント」
「私なんか無理よ」
「そんな事を言ったら私も無理よ。メリーならお兄様に何を贈る?」
「私なら…タイピンとか?」
「予算的に無理ね」
「なら、ハンカチとか?」
「予算的にはありね。ならハンカチならどれ?」
私達はハンカチが置いてある所に来て、
「ねぇ、ローリー、ここって女性の小物店よ?男性物は売ってないわ」
「あ!それもそうね。メリーはこの店で何か買う予定だったの?」
「小物入れを買おうと思ってたの」
「なら私先に外で待ってるわ」
「分かったわ」
私はさっき見ていた小物入れを買って店の外に出た。
「おまたせ」
「なら男性物が売ってる小物店へ行きましょ?」
「そうね」
少し歩いた所に男性物が売ってる小物店があり、店の中に入った。色々見て周り、
「何がいいかな」
「ローリーがこれって思った物が良いと思うわ」
「それがないのよ。どうしよう」
「ならハンカチにする?」
「そうね」
ハンカチが置いてある所へ来て、
「私はこれにするわ。メリーならどれ?」
「私?私ならこれかしら」
私はランフェル様の瞳の色で染めてある、パープル色のハンカチの中から男性が持っても気にならない少し落ち着いたパープル色のハンカチを選んだ。
「ならそれはメリーが買ってね?」
「え?」
「お兄様、誕生日なのよ?」
「そうだけど、私から贈っても喜ばないわよ?」
「贈り物は多い方が嬉しいでしょ?」
「そう?」
「そうよ」
「なら、」
「刺繍してくれるみたいだけど、どうする?」
「ならRを刺繍して貰おうかな?」
「良いわね」
私はハンカチを買ってプレゼント用に包んで貰うように頼んだ。
ローリーに後で渡せばいいわよね。
ハンカチが出来上がり、
「ローリーのは?」
「私はハンカチ止めたの」
「え?」
「私はチェーンを買おうと思って」
「そうなの?」
「次は宝石店に付いてきてくれる?」
「いいわよ」
宝石店に着き、ローリーはチェーンを買い、休憩しようと私達はケーキ店へ向かった。
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