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デイジーの声に、
「大丈夫か?歩けるか?」
え?ランフェル様?
ランフェル様は私を立ち上がらせ、肩を抱いて食堂を出た。
「医務室へ連れて行くから」
と、医務室へ向かった。
医務室には先生も昼食に行っていて誰も居なかった。
「大丈夫か?今先生呼んでくるから」
「ランフェル様、私、アメリアの友達のデイジーと言います」
「ああ」
「ランフェル様はアメリアの恋人なんですよね?アメリアに聞きました。私が無理矢理聞き出したのでアメリアを責めないで下さい」
「責めはしないが」
「ランフェル様は恋人にしたらそれで満足ですか?」
「そんな事はない」
「ならなぜ次の約束もしていないのです」
「それは、」
「それに街でだけの恋人で本当に良いと?」
「いや」
「アメリアが学園で他の令息に言い寄られ仲良く歩いていても気にならないと?」
「それは許さない」
「それでもそれを許したのはランフェル様ですよ?街だけの恋人なんですから」
「違う」
「それなら学園でも隠れて付き合えば良いではないですか。貴方はエドワード王子といつも一緒に居て、勿論側近ですから当たり前ですが、アメリアは男爵令嬢です。男爵令嬢が近くに行けますか?行けません。なら貴方が周りを気にしてアメリアと会う場所、会う時間を決めて貴方から行動しないと!違いますか」
「そうだな」
「それに、ランフェル様には今は婚約者がいません」
「ああ」
「空席がいつまでも続くと思っていませんよね?」
「ああ」
「ならアメリアは愛人ですか?」
「まさか!」
「貴方がしっかりしないとこのままアメリアの手を離す事になりますよ」
「分かってる」
「男爵令嬢の私が出過ぎた真似をして申し訳ありませんでした」
「いや、助かった」
「後、アメリアはどこも悪くありません。アメリアもう良いわよ」
「デイジー!申し訳ありませんランフェル様」
「アメリア、どこも悪くないのか?」
「はい、騙す形になり申し訳ありません」
「いや、それは気にしてない。何もなくて良かった」
「デイジーがすみませんでした」
「いや、それも気にしてない。それよりも気付かされて助かったくらいだ」
「そうですか」
「アメリアすまない」
「はい?」
「街だけでは俺は嫌だ。俺の恋人になってくれないか」
「それは」
「いずれ正式に申し込む。それまでは恋人だがゆくゆくは妻に望みたい。俺に全て任せてほしい」
「……はい、」
「すまないがデイジー嬢、少しだけ2人にして貰えないだろうか」
「少しだけですよ」
「ああ」
デイジーが医務室から出て行き、
ランフェル様は私の手をとった。
「何もなくて良かった」
「すみません」
「アメリア」
「はい」
「もう手放せないが良いか?」
「はい」
「男爵令嬢が公爵夫人になるには大変だと思う」
「はい」
「それでも俺はアメリアを諦める事はもう出来ない」
「はい」
「今は恋人で良い。少しづつお互いを知っていこう」
「はい、分かりました」
「好きだ」
「私も好きです」
「抱き、しめても良いか?」
「はい」
ランフェル様は私を抱きしめ、
私の鼓動はドキドキと高鳴った。
「今度の休み、昼の1時にまたあのケーキ店で待ってる」
「分かりました」
「なら俺は先に出る」
「はい」
ランフェル様が出て行き、デイジーが入って来た。
「デイジー」
「アメリア良かったわね」
「もう。でもありがとう」
「アメリアもリアム様の事協力してよ?」
「分かってるわ」
私達は遅れて昼からの授業に向かった。
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