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別の部屋、
「アメリアは、アメリアは大丈夫ですか?」
「フローラ嬢」
「アメリアに会わせて下さい」
「今は処置中だ」
「アメリア……」
「それより最近アメリアに変わった所は無かったか?」
「特に気になりませんでした」
「そうか。前にアメリアの靴が隠されていた事があっただろ」
「はい」
「外のゴミ箱からフローラ嬢が見つけて来てくれたな」
「はい」
「あの時は助かった」
「いえ、ランフェル様のお役に立てたのなら」
「それでだ、どこのゴミ箱のどこにあった」
「校舎裏のゴミ箱の奥底にありました」
「令嬢なのに手を入れたのか?」
「すみません、はしたない行為ですよね」
「いや」
「そうですか?良かったです」
「フローラ嬢はお菓子作りが得意と聞いたが」
「はい。趣味程度ですが。貴族令嬢としてはお恥ずかしい趣味です」
「美味しいと聞いたが」
「まあ、今度一度ランフェル様にもお渡し致しますわ」
「………」
「ふふっ」
「毎日作るのか?」
「ええ。お菓子作りをしていると嫌な事を忘れられますもの」
「そうか」
「ランフェル様のおくちに合うか分かりませんが。 ランフェル様はお菓子は何が好きですの?」
コンコン
「殿下」
「フローラ嬢すまなかったね。もうしばらく待っていて貰えるかな」
「はい、殿下。
フェル様、私怖いですわ。フェル様が一緒だと心強いのですが…私と一緒にいて欲しいのですが、駄目ですか?」
「先を急ぐ」
「行かないで、フェル様」
部屋の外、
「あの子はお前が好きなようだな」
「リアを通してしか話したことはない」
「人を好きになるのに理由なんてないだろ?」
最後に、
「お前がアメリアに何かしたのか」
「わたくしは何もしておりません」
「あぁ、そうだったな。お前は直接何もしない。取り巻きが勝手にするんだったか」
「どうしてわたくしも呼ばれますの?」
「正直に話せ。毒を盛ったな」
「毒?何のためですの?」
「婚約が無くなったから逆恨みか?」
「確かに婚約が無くなったのは残念でしたわ。それでも逆恨みで毒を盛るくらいなら男爵家に圧をかければ済む話ですわ。それに罪を犯してまで婚約したいとは思いませんわ。それに、もしあの女が死んでもわたくしには関係ありませんもの」
「お前!」
「ランフェル」
「っ、」
「君もしばらくはここに居て貰うね」
部屋の外、
「殿下、医師がお呼びです」
「分かった、今から向かう。マックス部屋から一人も出すな」
「承知致しました」
「ランフェル行くぞ」
「はい」
「ダニエル、リアムにも医師の話を聞いて貰わないといけない。直ぐにリアムを連れてきてくれ」
「承知致しました」
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