お気に入りに登録している作品です。連載当時、辛いと思いつつ更新を楽しみにしていたお話です。

久し振りに読みましたが、やはり好きな作品です。幸せな気持ち、明るく元気になれるような作品ではないけれど。たまに読み返したくなる作品なんです。

公開し続けてくださって、ありがとうございます。

これってジニーはもちろんですが、赤ちゃんが１番の被害者ですね。夫婦で共に望んだことなら代理母も選択される道だと思います。ですが、夫が勝手に決めて連れてきた女性との子供は全く考えられません。
しかも、夫にどういう思惑や幼い頃からのすり込みやらがあったにせよ、連れてきてから産まれるまでの日々はひどいものですよね。これが連れてきた後相談があったり、何よりジニーを尊重してくれていたなら、また少しは違う気持ちだったかもしれませんが…
ジニーを連れて帰る前にアイビーを家から出して、完全に縁を切っておいて欲しかった。契約書なり見せて、アイビーとはこういう関係だった、縁は切ったと言って欲しかった。目の前で、いつまでも援助すると、いつまでも助けるとアイビーに感謝しまくるのはやめて欲しかった。
他の方も言われてましたが、アイビーへの感謝や情のほうが、ジニーへの気持ちよりも大きいように感じる流れでした。
ジニーに自分を重ねてしまうと、私にはアイビーと夫との子供を、自分が夫と一緒に育てていくことは絶対に無理です。どんな事情が判明しようと、夫とアイビーが同じ家の中で子づくりをしたこと、妊娠中の二人の態度を思い出してしまい、その家で生活するのは一日も無理です。
ものすごくいろんなことを考えて、苦しくなるお話でした。

赤ちゃんに罪はないですけど、エゴとエゴを押し付けられた主人公はただの共依存にしか見えない。赤ちゃん以外の登場人物全てが気持ち悪かったですが、こういうムナクソ話が好きな人は好きなんだろうなと思いました。