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「うわー、よりにもよってドリモグかぁ。コイツの肉って筋張ってて美味しくないんだよねぇ」
「そんなことはいいからさっさと魔法の準備しなよガン!」
「そうだぞ、いつまでものんびりしてんなよっ!」
「それはジュダにだけは言われたくないし!」
三人が一様に戦闘態勢に入る。
「ま、コイツらは何度も倒してっから楽勝だ! 行くぞ弾丸ブラザーズ!」
「「おうよっ!」」
そうしてダンたちは魔法を駆使し遠距離から、ジュダは接近して大剣を振るうスタンスで確実にドリモグを討伐していく。
一体、二体と倒したあと、妙な違和感にジュダが気づく。
「あれ? 残り一体どこに行った?」
いつの間にかあと一体の姿が見当たらなかったのだ。
「ん~逃げたんじゃない?」
そうダンが言った直後だった。
ジュダの背後の事件が盛り上がったと思ったら、そこから勢いよく鋭い鼻を持ったドリモグが出てきたのだ。
「「危ないジュダ!?」」
ダンたちが注意を促すが、ジュダは完全に意表を突かれてしまっており、このままではまともに回転する鼻を受けてしまう。
ジュダが痛みに耐えるためか、歯を食いしばったその時――ブシュッ!
「「「……え?」」」
三人が目を見開いたのは無理にない。
何故なら突如どこからか飛んできた矢が、ドリモグの額に突き刺さったのだから。
そのせいでドリモグはもんどりうってしまって、攻撃が一時中断した。
「――今だよ、ジュダ!」
ジュダの耳朶を打ったのは――シンカの声だった。
「シ、シンカ!?」
「いいから早くトドメ!」
「あ、ああ! おらぁぁっ!」
地面を転がっているドリモグを剣で一閃し最後の一体を討伐に成功した。
だが当然のように、助かった安堵よりもジュダの意識はシンカへと向く。
その表情は戸惑いも確かにあるが、そちらかというと彼がそこにいることに対し怒りを覚えているようだ。
「シンカ!」
「やぁジュダ。無事で何よりだね」
「そんなことはどうでもいい! お前、何でここにいる! ニヤの護衛はどうした!」
矢継ぎ早に言いながらシンカに詰め寄り胸倉を掴むジュダ。
「ちょ、ちょっとジュダ! シンカはジュダを助けてくれたんだよ!」
「そうだよ! 下手すりゃ死んでたかもしれないのに!」
「うっせぇっ! そんなこと分かってんだよ! けどニヤを一人にはしねえって俺たちで決めただろうが!」
その言葉に対しては反論が出ないようで、ダンたちも押し黙ってしまった。
だがシンカだけはやれやれと肩を竦めると、
「あのさ、勘違いしてるかもしれないけど、ジュダを助けたのはオレじゃないから」
「「「は?」」」
ジュダたち三人が同時に声を漏らす。
「それとニヤを一人になんかしてないし」
「「「……はい?」」」
今度もまた同時だ。何とも仲の良いことである。
シンカの真意をいまだ掴めていない様子の三人を見てニヤリと笑みを浮かべたシンカは、一本の木に視線を向けて少し大きめの声を出す。
「もういいよ、出てきても!」
シンカの言葉の直後、木の後ろからひょっこりと姿を現したのは――ニヤだった。
「ニ、ニ、ニヤッ!? な、何でこんな危ないとこに……って、その手に持ってるのは何だ?」
ジュダの目を引きつけたのは、ニヤが手に持っていた弓だ。彼女はその背に矢筒まで抱えていた。
察しの悪いジュダはいつまで経っても状況がよく飲み込めていないのか唖然とするだけだったが……。
「……! ああそっか! さっきの矢ってニヤが撃ったんだ!」
そんなガンの言葉に、ダンは「なるほど~」と納得しているが、信じられないという面持ちを浮かべたジュダが口をポカンと開けたままニヤを見つめる。
「お、お兄ちゃん……どう、だった?」
「ニ、ニヤ……お前……マジで?」
ようやく彼女が自分を救ってくれたことを実感したようだ。
だがジュダだけでなく、ダンたちもまたニヤが弓を扱えることなどは知らないはず。
だからこそその理由を問い質してきた。
そこでシンカが事の始まりから説明することにしたのである。
「――――なるほどね~。最近二人が妙に距離が近いなぁって思ってたら、隠れてそんなことしてたんだ。納得納得~」
「だよねだよね。けどたった一月くらいなんでしょ? 弓の鍛錬をしてたのって。それでもう獲物に命中できるようになるなんて凄いよニヤ」
ダンとガンが、隠していたことを責めることなく、ただニヤの成長っぷりに感動しているようだ。
「あはは、まだ小さい的に当てるのは難しくて失敗するけど、さっきのモンスターみたいな大きな的なら当てられるようになったよ」
「ここ一ヵ月、頑張ったもんねニヤ。努力の成果だよ」
シンカに認められて「えへへ」と恥ずかしそうに笑うニヤ。
「それで? さっきから黙ってるけど、オレたちのために努力した妹に何か言うことはないの、ジュダ?」
シンカがそう言うと、ジュダは真剣な表情をしながら――涙を流した。
「「な、泣いてるぅっ!?」」
同時に素晴らしいツッコミをする弾丸ブラザーズ。
ジュダはゆっくりとニヤに近づく。
「お、お兄ちゃん?」
兄の涙に明らかに困惑しているニヤだが、そんな彼女をジュダがそっと抱きしめた。
「別に俺らはお前に強くなってほしいなんて思ったことはないんだぞ、ニヤ」
「! ……うん。でもね、わたしだって何かしたかったの。いつまでも守られてばかりじゃ嫌だったの。だからシンカにお願いしたの」
「……そこでできるならお兄ちゃんを頼ってほしかったなぁ」
「ごめんね。でもせっかくだから驚かせたかったの。ねえ、驚いた?」
「もうびっくり仰天だぜ。今世紀最大の驚きじゃねえかな。ったく、俺の妹は悪戯好きで困った困った」
「えへへ。だからね、これからは狩りにだって一緒に行けるよ」
「それはもう少し強くなってからな。ハッキリ言ってまだ早い」
「ぶぅ~、お兄ちゃんの意地悪」
「お前のお兄ちゃんだからな」
「もう、さっきの仕返しなの?」
「あはは。でも……頑張ったなニヤ」
「うん! もっと頑張って、お兄ちゃんが狩りに出てもいいって言うくらい強くなるからね!」
と言い合いつつ互いに笑みを浮かべる兄と妹。
そんな二人を微笑ましそうにシンカたちは見つめる。
「あれぇ? でもさ、シンカって弓も使えたの? 見たことなかったけど」
疑問を口にしたのはダンである。
「ううん、オレは使えないし教えられないよ」
「? じゃあどうやって? まさか独学ってわけじゃ……」
ダンの質問に答えたのはニヤだった。
「あのね、ネネネさんに教えてもらったの!」
その直後、ジュダの身体が石化したかのように硬直した。
「ニ、ニヤ……も、もう一度言ってくれるか? だ、誰に教わったって?」
「ネネネさんだよ、情報屋の」
「マジかよ! あの守銭奴に!?」
ジュダだけでなくダンとガンも顔を引き攣らせている。
「え? え? 守銭奴? どういうこと? シンカ?」
「あーニヤは知らないだろうけど、ネネは可愛いと思った客には親切だし丁寧な対応するけど、それ以外じゃ結構ガメつい奴なんだよね」
「嘘!?」
「嘘じゃねえよニヤ! 俺なんていつも情報量はシンカの三倍くらい取られんだぞ! 顔がいかつくて可愛くねえって理由だけでな!」
「そ、そうなんだ……。じゃあダンたちも?」
「「い、いや俺たちはその……」」
明らかに言いよどむ二人に小首を傾げるニヤ。
「ダンたちは一応気に入られてるよ――――頭だけね」
シンカの説明にニヤが「頭?」と疑問を口にする。
何でも丸い頭が可愛いということで、会う度に両手で擦られるのだそうだ。
撫でられるのではなく擦られる。そのせいか、一時期擦られたところから毛が生えてこないという時期があり、ダンたちはネネネの擦られに恐怖を抱くことになったらしい。
「はぁ、よりにもよってアイツがニヤの師匠だなんて……。今度会った時に、そのことでぼったくられそうで怖い……」
震える兄を見ながらニヤも「まあ師匠だし」と納得したように頷いた。
後日談ではあるが、ジュダがお礼を言うためにネネネのもとへ向かったが、案の定ネネネからは「お礼なのに金品はないの? 相変わらず甲斐性なしだネ」と言われて、ショックを受けて帰ってきたのである。
「そんなことはいいからさっさと魔法の準備しなよガン!」
「そうだぞ、いつまでものんびりしてんなよっ!」
「それはジュダにだけは言われたくないし!」
三人が一様に戦闘態勢に入る。
「ま、コイツらは何度も倒してっから楽勝だ! 行くぞ弾丸ブラザーズ!」
「「おうよっ!」」
そうしてダンたちは魔法を駆使し遠距離から、ジュダは接近して大剣を振るうスタンスで確実にドリモグを討伐していく。
一体、二体と倒したあと、妙な違和感にジュダが気づく。
「あれ? 残り一体どこに行った?」
いつの間にかあと一体の姿が見当たらなかったのだ。
「ん~逃げたんじゃない?」
そうダンが言った直後だった。
ジュダの背後の事件が盛り上がったと思ったら、そこから勢いよく鋭い鼻を持ったドリモグが出てきたのだ。
「「危ないジュダ!?」」
ダンたちが注意を促すが、ジュダは完全に意表を突かれてしまっており、このままではまともに回転する鼻を受けてしまう。
ジュダが痛みに耐えるためか、歯を食いしばったその時――ブシュッ!
「「「……え?」」」
三人が目を見開いたのは無理にない。
何故なら突如どこからか飛んできた矢が、ドリモグの額に突き刺さったのだから。
そのせいでドリモグはもんどりうってしまって、攻撃が一時中断した。
「――今だよ、ジュダ!」
ジュダの耳朶を打ったのは――シンカの声だった。
「シ、シンカ!?」
「いいから早くトドメ!」
「あ、ああ! おらぁぁっ!」
地面を転がっているドリモグを剣で一閃し最後の一体を討伐に成功した。
だが当然のように、助かった安堵よりもジュダの意識はシンカへと向く。
その表情は戸惑いも確かにあるが、そちらかというと彼がそこにいることに対し怒りを覚えているようだ。
「シンカ!」
「やぁジュダ。無事で何よりだね」
「そんなことはどうでもいい! お前、何でここにいる! ニヤの護衛はどうした!」
矢継ぎ早に言いながらシンカに詰め寄り胸倉を掴むジュダ。
「ちょ、ちょっとジュダ! シンカはジュダを助けてくれたんだよ!」
「そうだよ! 下手すりゃ死んでたかもしれないのに!」
「うっせぇっ! そんなこと分かってんだよ! けどニヤを一人にはしねえって俺たちで決めただろうが!」
その言葉に対しては反論が出ないようで、ダンたちも押し黙ってしまった。
だがシンカだけはやれやれと肩を竦めると、
「あのさ、勘違いしてるかもしれないけど、ジュダを助けたのはオレじゃないから」
「「「は?」」」
ジュダたち三人が同時に声を漏らす。
「それとニヤを一人になんかしてないし」
「「「……はい?」」」
今度もまた同時だ。何とも仲の良いことである。
シンカの真意をいまだ掴めていない様子の三人を見てニヤリと笑みを浮かべたシンカは、一本の木に視線を向けて少し大きめの声を出す。
「もういいよ、出てきても!」
シンカの言葉の直後、木の後ろからひょっこりと姿を現したのは――ニヤだった。
「ニ、ニ、ニヤッ!? な、何でこんな危ないとこに……って、その手に持ってるのは何だ?」
ジュダの目を引きつけたのは、ニヤが手に持っていた弓だ。彼女はその背に矢筒まで抱えていた。
察しの悪いジュダはいつまで経っても状況がよく飲み込めていないのか唖然とするだけだったが……。
「……! ああそっか! さっきの矢ってニヤが撃ったんだ!」
そんなガンの言葉に、ダンは「なるほど~」と納得しているが、信じられないという面持ちを浮かべたジュダが口をポカンと開けたままニヤを見つめる。
「お、お兄ちゃん……どう、だった?」
「ニ、ニヤ……お前……マジで?」
ようやく彼女が自分を救ってくれたことを実感したようだ。
だがジュダだけでなく、ダンたちもまたニヤが弓を扱えることなどは知らないはず。
だからこそその理由を問い質してきた。
そこでシンカが事の始まりから説明することにしたのである。
「――――なるほどね~。最近二人が妙に距離が近いなぁって思ってたら、隠れてそんなことしてたんだ。納得納得~」
「だよねだよね。けどたった一月くらいなんでしょ? 弓の鍛錬をしてたのって。それでもう獲物に命中できるようになるなんて凄いよニヤ」
ダンとガンが、隠していたことを責めることなく、ただニヤの成長っぷりに感動しているようだ。
「あはは、まだ小さい的に当てるのは難しくて失敗するけど、さっきのモンスターみたいな大きな的なら当てられるようになったよ」
「ここ一ヵ月、頑張ったもんねニヤ。努力の成果だよ」
シンカに認められて「えへへ」と恥ずかしそうに笑うニヤ。
「それで? さっきから黙ってるけど、オレたちのために努力した妹に何か言うことはないの、ジュダ?」
シンカがそう言うと、ジュダは真剣な表情をしながら――涙を流した。
「「な、泣いてるぅっ!?」」
同時に素晴らしいツッコミをする弾丸ブラザーズ。
ジュダはゆっくりとニヤに近づく。
「お、お兄ちゃん?」
兄の涙に明らかに困惑しているニヤだが、そんな彼女をジュダがそっと抱きしめた。
「別に俺らはお前に強くなってほしいなんて思ったことはないんだぞ、ニヤ」
「! ……うん。でもね、わたしだって何かしたかったの。いつまでも守られてばかりじゃ嫌だったの。だからシンカにお願いしたの」
「……そこでできるならお兄ちゃんを頼ってほしかったなぁ」
「ごめんね。でもせっかくだから驚かせたかったの。ねえ、驚いた?」
「もうびっくり仰天だぜ。今世紀最大の驚きじゃねえかな。ったく、俺の妹は悪戯好きで困った困った」
「えへへ。だからね、これからは狩りにだって一緒に行けるよ」
「それはもう少し強くなってからな。ハッキリ言ってまだ早い」
「ぶぅ~、お兄ちゃんの意地悪」
「お前のお兄ちゃんだからな」
「もう、さっきの仕返しなの?」
「あはは。でも……頑張ったなニヤ」
「うん! もっと頑張って、お兄ちゃんが狩りに出てもいいって言うくらい強くなるからね!」
と言い合いつつ互いに笑みを浮かべる兄と妹。
そんな二人を微笑ましそうにシンカたちは見つめる。
「あれぇ? でもさ、シンカって弓も使えたの? 見たことなかったけど」
疑問を口にしたのはダンである。
「ううん、オレは使えないし教えられないよ」
「? じゃあどうやって? まさか独学ってわけじゃ……」
ダンの質問に答えたのはニヤだった。
「あのね、ネネネさんに教えてもらったの!」
その直後、ジュダの身体が石化したかのように硬直した。
「ニ、ニヤ……も、もう一度言ってくれるか? だ、誰に教わったって?」
「ネネネさんだよ、情報屋の」
「マジかよ! あの守銭奴に!?」
ジュダだけでなくダンとガンも顔を引き攣らせている。
「え? え? 守銭奴? どういうこと? シンカ?」
「あーニヤは知らないだろうけど、ネネは可愛いと思った客には親切だし丁寧な対応するけど、それ以外じゃ結構ガメつい奴なんだよね」
「嘘!?」
「嘘じゃねえよニヤ! 俺なんていつも情報量はシンカの三倍くらい取られんだぞ! 顔がいかつくて可愛くねえって理由だけでな!」
「そ、そうなんだ……。じゃあダンたちも?」
「「い、いや俺たちはその……」」
明らかに言いよどむ二人に小首を傾げるニヤ。
「ダンたちは一応気に入られてるよ――――頭だけね」
シンカの説明にニヤが「頭?」と疑問を口にする。
何でも丸い頭が可愛いということで、会う度に両手で擦られるのだそうだ。
撫でられるのではなく擦られる。そのせいか、一時期擦られたところから毛が生えてこないという時期があり、ダンたちはネネネの擦られに恐怖を抱くことになったらしい。
「はぁ、よりにもよってアイツがニヤの師匠だなんて……。今度会った時に、そのことでぼったくられそうで怖い……」
震える兄を見ながらニヤも「まあ師匠だし」と納得したように頷いた。
後日談ではあるが、ジュダがお礼を言うためにネネネのもとへ向かったが、案の定ネネネからは「お礼なのに金品はないの? 相変わらず甲斐性なしだネ」と言われて、ショックを受けて帰ってきたのである。
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