孤独な戦い(8b)

Phlogiston

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休日はおしっこがまんの日(29)

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「さて、帰りの電車ですよ・・・」

スマホを見ながらシュンがつぶやいた。「あー、結構長居しちゃってたんですね・・・」と僕が言うと、会話の隙をうかがっていたナオが「トイレ、トイレに行かせて下さい・・・このまま電車に乗るなんて無理です・・・」と半泣きをしている。リュウはクスリと笑って「ダメに決まっているだろう?」「そんな・・・」シュンも「確かに、勃起したり射精したりするとおしっこしたくなるよね・・・」と言い始めた。僕はと言えば、・・・ううっ、おしっこしたい・・・、それもかなりの尿意だ・・・。膀胱をこのままに自分の部屋まで帰還することは果たして可能なのだろうか・・・。

「シュン、電車に何か細工でもしたのか?」リュウがシュンを訝しみ出した。「さて、どうでしょうか・・・うまくいかないかも知れないし、上手くいくかも知れないし・・・かな・・・」リュウはシュンと親しくしている期間が長いので、シュンの頭の回転の速さや手配の速さ、きめ細やかな配慮には恐怖に近い感情を持っている。

こないだ、偶然を装ってバスに乗っているこのおしがま兄弟の下見をした時も、シュンは上手いこと細工をしていたために、リュウはバス停に走ってギリギリの時間になるまで気付かず、昼間からシュンの特別に濃厚な口淫に身を任せてずっと快楽に耽っていたのだ。もう少しで射精する!という時間を見定めてリュウの勃起から口を放したシュンが「ところでバスには乗らないの?」と聞いてきたのでリュウは大慌てで爆発寸前の股間を抱え込んだまま、息を切らしてバスに乗るというハプニングに見舞われたのだ。・・・シュンはさぞかし楽しかったに違いない。リュウは似たようないたずらなら数え切れないくらいされているので、もういちいち怒ったりもしないのだ。それに、初対面のレオに自分の勃起に触れてもいいと言ったのも自分だし、あっという間に射精したのも自分の責任、ということになる・・・。挙句、慌てて下車したバス停もシュンのいたずらと言うか罠で、実際に降りるべきバス停とは微妙に違っていた。しかもそのバス停には、恐ろしいことにシュンが待っていたのだ。

「どうだった?家庭教師という体裁で引き受けるそのおしがま兄弟とやらは・・・」その時もシュンはスマホを弄りながら大して関心も無さげに訊ねてきた。「・・・すごい、ものすごいタイプの子だった・・・」とリュウが感動していると「まあ、派手な間違いないとかしないようにしないとだよ・・・」「いや、間違いならもう・・・」「えっ?大丈夫かな・・・」などと会話しながら歩いていると、その次のバス停の横で人目がほとんどないことを良いことにいかがわしい様子のおしがま兄弟がいて、道路の方にはその日の天気には似つかわしくなあい水たまりがあったので「あーらら、おしがま兄弟はバス停で下車した途端に大決壊しちゃったみたいだね・・・」とシュンは的確に分析してみせたのである。

「えー、あの辺りからシュンさんに見られていたんですか?」僕もナオも驚いて顔を赤らめた。「どのみちこういうプレイをしていたら、マニアは必ず気付くよ。そのほら、レオくんの教室でのおしっこ我慢だって、実はかなりの人に気付かれていると思うけどね・・・」「う、嘘・・・マジか・・・」僕は顔から火が出るような気分と錆止めの油紙がめらめらと燃え上がるような興奮に包まれてしまった・・・。

そうこうしているうちに電車が到着したので、僕たち4人はシュンの手配通りにすっかりお任せでその電車に乗り込んだ。結果から先に言うと、この時に4人全員の膀胱に溜まった大量のおしっこは、部屋どころか駅のトイレにも間に合わないことになるのだ・・・。
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