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第一章
地球の暮らし?
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あれから五年が経ち、俺は十五歳になった。
俺が渡った先は前世の故郷である地球の日本だった。
運命の悪戯か、なんなのか分からないけど取り敢えず知っている世界でよかった。
父様達のこと、あの世界のこと忘れたっていう日は一日たりとも無かった。
あ、そうだ。
地球、日本に来てからの俺の生活をお話ししよう。
この世界での俺の名前は篠宮悠弥。
髪と目の色は黒髪、黒目で周りに馴染むようになっていた。
設定は両親を事故で亡くし叔母に育ててもらった、というものだった。
でも、その叔母は先月病気で死んだ。
つまり、今の俺は天涯孤独の可哀想な子だ。
今は、幼馴染の家族の好意で友達の家に居候させてもらっている。
学校はなんとか行けている状態だ。
「おい、ご飯だぞ。何ボーッとしてんだよ。早く食べないと学校遅れるぞ」
考え込んでいるとこの家の息子であり、俺の幼馴染の香坂雫が話しかけてきた。
「分かった、今行く」
それから朝ごはんを食べ終えた俺達は学校へ向かった。
♦︎♦︎♦︎♦︎
「おっはよ~!二人とも」
雫の家から学校へ出発すると、すぐに騒がしい声がした。
声の主は早見絢香、俺と雫の幼馴染だ。
美人で気さくな性格で学校中で人気がある。
告白も沢山されるのに断り続けているらしく、それは幼馴染の雫が本命だからともっぱらの噂だ。
話が逸れた。
俺はこの二人と毎朝登校している。
「雫、悠弥くんになんかした?なんかさっきから心ここに在らずって感じなんだけど」
絢香が不思議そうに雫に聞いてくる。
「してねぇーよ。朝からこの調子なんだ」
雫が素っ気なく答えると「そうなんだ」と言いながら絢香が俺の腕をツンツンしてくる。
「なんだよ、絢香」
「お、戻ってきた。良かったぁ、意識飛んでなかった!」
反応するとぴょんぴょんと跳ね喜んでいる。
本当に何がしたいのか分からない。
いつもの朝を過ごしながら二人と一緒に登校した。
♦︎♦︎♦︎♦︎
朝登校すると大体俺達三人が一番だ。
たが、今日は違うようだった。
教室に入ると鳴宮流斗がいた。
こいつは誰もが認める我儘で傲慢な性格で周りからの心象も悪い。
唯一認めて、気付いていないとすれば本人自身だろう。
誰もそのことが言えないのは鳴宮が有名財閥の御曹司だからだろうか。
「あ、えっと鳴宮くんおはよう」
鳴宮に気付いた絢香がぎこちなく挨拶するとさっきまで窓の方にいた鳴宮が胡散臭い笑顔でやってきた。
「おはよう。早見さん、今日も美しいな。こんなに朝早くから来るなんてもしかして僕に会いたかったからかい?僕はいつでもきみを受け入れるから、さぁ」
鳴宮は俺と雫がいることに気付いていない様子で、何をどう勘違いしたのか絢香に一方的に話しかけている。
当の絢香も困ったように眉を下げている。
「おい、鳴宮。俺達もいるぞ。後、俺と絢香もこの時間帯に来てるから別にお前に会いたいとか、そういう訳じゃないと思うぞ」
「なんだよ、いたのか邪魔虫。お前さえいなければ彼女の思いは僕に!」
流石に勘弁ならなかったのか雫が言うと鳴宮は明らかに顔を顰めスパッと言い放った。
「なになに~?修羅場?」
二人が睨み合って、俺がどうするべきかアタフタしていると後ろから呑気な声が響いてきた。
声の主は中冨愛理、中冨財閥のお嬢様だ。
鳴宮財閥とは古くからの仲らしく中冨も鳴宮も親しいが、お互いどこか嫌っている様子だった。
「そんなんじゃねぇーよ。なんだよ、冷やかしに来ただけかよ、愛理。暇人だな」
「はぁ⁉︎そんなわけないでしょ。あんた達が扉の前で立っているから入れなかったのよ」
鳴宮が嫌味のように言うと中冨の表情がさっきまでの呑気な感じではなく少し苛ついた顔になった。
雫と鳴宮の睨み合いはそれをきっかけに終わり次は中冨と鳴宮の睨み合いになった。
はぁ、どうして、朝っぱらからこんなの見なきゃいけないんだよ。
もう、あっちの世界だったらこんなの見たことなかったのになぁ。
おっと、ダメだ。
あの世界には帰れないんだから羨ましがってどうにもならない。
俺はもうこの世界、地球の住人なんだから。
中冨と鳴宮の睨み合いを他所に雫と絢香はそくさくと自分の席に着くと談笑し始めた。
俺も一人心の中で呟きながら自分の席に着いた。
「喧嘩はダメですよ。みんな仲良く」
二人の睨み合いを止めるように俺達の先生が入ってきた。
先生の名前は時雨月歌、多分三十歳くらいだと思う。
先生のその一言で中冨と鳴宮の睨み合いが終わりを告げた。
「あれ?先生、今日は早いんだな」
いつもの調子で雫が聞くと先生はやれやれと言った感じで答えた。
「香坂くん、目上の人に対しては敬語で接しなさいと言ったでしょ?今日はちょっと気分で早く教室に行こうかなって思ったの。でも、まさか喧嘩紛いのことしてるとは思わなかったけどね」
そんなこんなで色々落ち着き他の生徒が来るまでの間、教室では喧騒としていた。
「おい!なんだよこれ。誰の落書きだ!」
その後、何人かが来て俺達三人も楽しく談笑していたのだが突然、雫が声を上げたかと思うと教室の中心に謎の模様が現れていた。
突然のことに教室中がプチパニックというか興奮状態にあった。
ラノベや異世界系のアニメなどで同じような模様を見たことがあるのだろう。
実際、俺が地球に『異世界渡り』をする時に現れた魔法陣もこれによく似ていた。
本当によく出来た落書きか、『異世界渡り』のようにあちらの世界に繋がっているのか、現段階では判断出来ない。
そんなことを考えていると、魔法陣が急に光り輝きだし俺達をその光で包んだ。
まさか、本当にあっちの世界に繋がってるんじゃ⁉︎
俺は光に包まれる中で一縷の望みを賭けていた。
〝あの世界に帰れますように〟と‥‥‥‥。
俺が渡った先は前世の故郷である地球の日本だった。
運命の悪戯か、なんなのか分からないけど取り敢えず知っている世界でよかった。
父様達のこと、あの世界のこと忘れたっていう日は一日たりとも無かった。
あ、そうだ。
地球、日本に来てからの俺の生活をお話ししよう。
この世界での俺の名前は篠宮悠弥。
髪と目の色は黒髪、黒目で周りに馴染むようになっていた。
設定は両親を事故で亡くし叔母に育ててもらった、というものだった。
でも、その叔母は先月病気で死んだ。
つまり、今の俺は天涯孤独の可哀想な子だ。
今は、幼馴染の家族の好意で友達の家に居候させてもらっている。
学校はなんとか行けている状態だ。
「おい、ご飯だぞ。何ボーッとしてんだよ。早く食べないと学校遅れるぞ」
考え込んでいるとこの家の息子であり、俺の幼馴染の香坂雫が話しかけてきた。
「分かった、今行く」
それから朝ごはんを食べ終えた俺達は学校へ向かった。
♦︎♦︎♦︎♦︎
「おっはよ~!二人とも」
雫の家から学校へ出発すると、すぐに騒がしい声がした。
声の主は早見絢香、俺と雫の幼馴染だ。
美人で気さくな性格で学校中で人気がある。
告白も沢山されるのに断り続けているらしく、それは幼馴染の雫が本命だからともっぱらの噂だ。
話が逸れた。
俺はこの二人と毎朝登校している。
「雫、悠弥くんになんかした?なんかさっきから心ここに在らずって感じなんだけど」
絢香が不思議そうに雫に聞いてくる。
「してねぇーよ。朝からこの調子なんだ」
雫が素っ気なく答えると「そうなんだ」と言いながら絢香が俺の腕をツンツンしてくる。
「なんだよ、絢香」
「お、戻ってきた。良かったぁ、意識飛んでなかった!」
反応するとぴょんぴょんと跳ね喜んでいる。
本当に何がしたいのか分からない。
いつもの朝を過ごしながら二人と一緒に登校した。
♦︎♦︎♦︎♦︎
朝登校すると大体俺達三人が一番だ。
たが、今日は違うようだった。
教室に入ると鳴宮流斗がいた。
こいつは誰もが認める我儘で傲慢な性格で周りからの心象も悪い。
唯一認めて、気付いていないとすれば本人自身だろう。
誰もそのことが言えないのは鳴宮が有名財閥の御曹司だからだろうか。
「あ、えっと鳴宮くんおはよう」
鳴宮に気付いた絢香がぎこちなく挨拶するとさっきまで窓の方にいた鳴宮が胡散臭い笑顔でやってきた。
「おはよう。早見さん、今日も美しいな。こんなに朝早くから来るなんてもしかして僕に会いたかったからかい?僕はいつでもきみを受け入れるから、さぁ」
鳴宮は俺と雫がいることに気付いていない様子で、何をどう勘違いしたのか絢香に一方的に話しかけている。
当の絢香も困ったように眉を下げている。
「おい、鳴宮。俺達もいるぞ。後、俺と絢香もこの時間帯に来てるから別にお前に会いたいとか、そういう訳じゃないと思うぞ」
「なんだよ、いたのか邪魔虫。お前さえいなければ彼女の思いは僕に!」
流石に勘弁ならなかったのか雫が言うと鳴宮は明らかに顔を顰めスパッと言い放った。
「なになに~?修羅場?」
二人が睨み合って、俺がどうするべきかアタフタしていると後ろから呑気な声が響いてきた。
声の主は中冨愛理、中冨財閥のお嬢様だ。
鳴宮財閥とは古くからの仲らしく中冨も鳴宮も親しいが、お互いどこか嫌っている様子だった。
「そんなんじゃねぇーよ。なんだよ、冷やかしに来ただけかよ、愛理。暇人だな」
「はぁ⁉︎そんなわけないでしょ。あんた達が扉の前で立っているから入れなかったのよ」
鳴宮が嫌味のように言うと中冨の表情がさっきまでの呑気な感じではなく少し苛ついた顔になった。
雫と鳴宮の睨み合いはそれをきっかけに終わり次は中冨と鳴宮の睨み合いになった。
はぁ、どうして、朝っぱらからこんなの見なきゃいけないんだよ。
もう、あっちの世界だったらこんなの見たことなかったのになぁ。
おっと、ダメだ。
あの世界には帰れないんだから羨ましがってどうにもならない。
俺はもうこの世界、地球の住人なんだから。
中冨と鳴宮の睨み合いを他所に雫と絢香はそくさくと自分の席に着くと談笑し始めた。
俺も一人心の中で呟きながら自分の席に着いた。
「喧嘩はダメですよ。みんな仲良く」
二人の睨み合いを止めるように俺達の先生が入ってきた。
先生の名前は時雨月歌、多分三十歳くらいだと思う。
先生のその一言で中冨と鳴宮の睨み合いが終わりを告げた。
「あれ?先生、今日は早いんだな」
いつもの調子で雫が聞くと先生はやれやれと言った感じで答えた。
「香坂くん、目上の人に対しては敬語で接しなさいと言ったでしょ?今日はちょっと気分で早く教室に行こうかなって思ったの。でも、まさか喧嘩紛いのことしてるとは思わなかったけどね」
そんなこんなで色々落ち着き他の生徒が来るまでの間、教室では喧騒としていた。
「おい!なんだよこれ。誰の落書きだ!」
その後、何人かが来て俺達三人も楽しく談笑していたのだが突然、雫が声を上げたかと思うと教室の中心に謎の模様が現れていた。
突然のことに教室中がプチパニックというか興奮状態にあった。
ラノベや異世界系のアニメなどで同じような模様を見たことがあるのだろう。
実際、俺が地球に『異世界渡り』をする時に現れた魔法陣もこれによく似ていた。
本当によく出来た落書きか、『異世界渡り』のようにあちらの世界に繋がっているのか、現段階では判断出来ない。
そんなことを考えていると、魔法陣が急に光り輝きだし俺達をその光で包んだ。
まさか、本当にあっちの世界に繋がってるんじゃ⁉︎
俺は光に包まれる中で一縷の望みを賭けていた。
〝あの世界に帰れますように〟と‥‥‥‥。
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