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悪夢
THREE VAMPIRES 〜3人の相違点とは〜
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❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀
너는 어디에 있는 거야?
君はどこにいるの?
붉게 녹슨 하늘에 외쳐도
赤く錆びた空に叫んでも
고독한 허공 속에 잠겨가며
孤独な虚空に沈み込み
필사적으로 용서를 구하고 있어
必死に許しを乞っている
나는 여기에 있어
僕はここにいるよ
손을 뻗어도 어둠 너머
手を伸ばしても闇の向こう
끈질긴 악몽에 지쳐가며
しつこい悪夢に疲れ果て
비참한 체념을 가슴에 안아
惨めな諦めを胸に抱く
만약 네가 죄인이라면
もしも君が罪人なら
나는 널 사랑해야만 하는 걸까
僕は君を愛さなきゃいけないのだろうか
부디 신이여, 이건 현실이 아니길
どうか神様、これは現実じゃありませんように
별똥별에 소원을 빌어
流れ星に願いをかける
만약 내가 죄인이라면
もしも僕が罪人なら
축복 받을 자격조차 없어
祝福を受ける資格さえない
부디 신이여, 이 악몽에서
どうか神様、この悪夢から
깨어나게 해 달라며 고개 숙여
目を覚まさせてくださいと俯く
너의 자리는 마치 블랙홀
君の居場所はまるでブラックホール
희망의 빛조차 삼켜 버리고
希望の光さえ飲み込んで
모습을 감춘 채 두려움이 되어
姿を隠したまま恐怖となり
내 심장을 움켜쥐어 부숴
僕の心臓を握り潰す
너의 자리는 나의 심장
君の居場所は僕の心臓
내 안 어딘가에 네가 살아 있어
僕のどこかで君が生きている
만약 네가 내 심장이라면
もしも君が僕の心臓なら
부디 날 죽이지 말아 줘
どうか僕を殺さないで
Dreaming of bloody night
쓰디쓴 피의 향기
苦い血の香り
It’s like I were a Vampire
❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀
「え、何こいつ。精神状態大丈夫?」
僅か2分間足らずの曲を聴き終えると、バットは腕をグーンと宙に伸ばし、そのままソファに倒れ込んだ。
「歌詞が抽象的で理解が難しかったけどな」
俺はスマホを消して、バットと同じように腕を伸ばして後ろのソファに倒れ込んだ。
ピッポ パッポ ピッポ パッポ…
バットのアパートは街から少し離れたところにある。信号機の音が、生温い風に乗ってここまで運ばれて来る。
「悪夢ねえ…」
バットは目を瞑りながら、溜息と一緒にそう吐き出した。龍獅国での記憶を呼び起こしているようだった。
「なあなあ」
「あ?」
生温い風を俺たちに吹き付ける扇風機に仰がれて、俺たちの前髪がチロチロと動く。おでこがくすぐったい。
「ウルフにとっては、処刑された日のこと、悪夢か?」
「俺達が殺された日?」
俺はふと自分の左胸に手を当てた。心臓の鼓動が確かに伝わってくる。前世はこの心臓を、馬鹿みたいに長い槍で一突き。
「怖かった記憶はあるけどな…」
「それな…」
前世では俺の方が先に息絶えた。バットの息が、俺の死後どれだけ持ったのかは分からない。
「悪夢と言うよりかは、ただの過去だよな?」
「うーん…」
俺はもう一度、さっき聴いた曲の歌詞を頭の中に思い浮かべた。
「なあなあ、ウルフ」
「お?」
バットが扇風機を俺たちに近付け、コップの中の麦茶を一杯仰ぐと、何か考え事をするようにブツブツと呟き始めた。
「イ・ソクヒョンに、青龍…宮司龍臣としての記憶は無さそうだよな…?」
「あぁ」
「でも、そいつの名前が宮司龍臣とリンクしてる可能性は濃厚だよな」
「うん」
「調べてみたら、ドラゴンのアクセサリーが好きだって言うしな。しかも、メンバーカラーが青だろ?リンクしてるよな、確実に」
「あぁ」
「吸血鬼としての自覚があるのか、歌詞だけだと判断できないよな……?」
「……多分」
俺たちはテンポよくやり取りしていたが、バットが突然身体を起こし、俺の前で突然吸血鬼化し始めた。バットの瞳が、みるみる紫色に染まっていく。口からは鋭い犬歯が、遠慮なくニョキニョキと生えだす。バットは自分のスマホの画面を鏡のようにして、鏡に映る自分の姿を確認した。
「見えるよな?」
「あぁ」
黒い画面に、吸血鬼化したバットの姿が映っている。
「どうしても分からん」
バットはスマホを机に伏せながら、人間姿に戻り、さっきと同じように腕を広げてソファに倒れ込んだ。俺の横から、ボスンとした衝動が伝わる。
「一般人には、イ・ソクヒョンの吸血鬼化を認識出来ないのは置いといて、なんで本人がそれを自覚出来ない?」
イ・ソクヒョンは歌詞の中で、悪夢から救われたいというような思いをぶつけていた。どうして自分が悪夢を見るのかも分からないようだった。
諦観を抱くほど、何度も悪夢を見ているらしい。
最後には、彼の本当の姿かもしれない吸血鬼についても歌詞にしている。
だけど、もしもイ・ソクヒョンに吸血鬼としての自覚があれば、そんな歌詞は書かないだろう。
悪夢を見ることはあっても。
もしも、吸血鬼としての自覚があるならば…前世の記憶があるならば、悪夢を見る原因も自ずと分かる。
「いや、バット、待て。自覚云々の問題じゃない」
色々と考えているうちに、筋道が少しズレている気がした。
「吸血鬼としての自覚がなかったとしたら、突然自分が吸血鬼化したら驚くだろ」
「そうだね」
数年前に俺達が蓮たちと一緒に死後の世界に行く直前、バグで吸血鬼化してしまった時の佳奈美さんの反応も、当然のものだった。一般人としての自覚を持っている人間だから、吸血鬼化を認識できないわけではない。
だが、俺たちとは違って、あいつの吸血鬼化は一般人には認識出来ない。俺たち吸血鬼だけが気付ける。
「でも、吸血鬼化してる最中でも本人が認識出来ないってことは…?」
あいつの吸血鬼化は、…やはり特殊?
너는 어디에 있는 거야?
君はどこにいるの?
붉게 녹슨 하늘에 외쳐도
赤く錆びた空に叫んでも
고독한 허공 속에 잠겨가며
孤独な虚空に沈み込み
필사적으로 용서를 구하고 있어
必死に許しを乞っている
나는 여기에 있어
僕はここにいるよ
손을 뻗어도 어둠 너머
手を伸ばしても闇の向こう
끈질긴 악몽에 지쳐가며
しつこい悪夢に疲れ果て
비참한 체념을 가슴에 안아
惨めな諦めを胸に抱く
만약 네가 죄인이라면
もしも君が罪人なら
나는 널 사랑해야만 하는 걸까
僕は君を愛さなきゃいけないのだろうか
부디 신이여, 이건 현실이 아니길
どうか神様、これは現実じゃありませんように
별똥별에 소원을 빌어
流れ星に願いをかける
만약 내가 죄인이라면
もしも僕が罪人なら
축복 받을 자격조차 없어
祝福を受ける資格さえない
부디 신이여, 이 악몽에서
どうか神様、この悪夢から
깨어나게 해 달라며 고개 숙여
目を覚まさせてくださいと俯く
너의 자리는 마치 블랙홀
君の居場所はまるでブラックホール
희망의 빛조차 삼켜 버리고
希望の光さえ飲み込んで
모습을 감춘 채 두려움이 되어
姿を隠したまま恐怖となり
내 심장을 움켜쥐어 부숴
僕の心臓を握り潰す
너의 자리는 나의 심장
君の居場所は僕の心臓
내 안 어딘가에 네가 살아 있어
僕のどこかで君が生きている
만약 네가 내 심장이라면
もしも君が僕の心臓なら
부디 날 죽이지 말아 줘
どうか僕を殺さないで
Dreaming of bloody night
쓰디쓴 피의 향기
苦い血の香り
It’s like I were a Vampire
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「え、何こいつ。精神状態大丈夫?」
僅か2分間足らずの曲を聴き終えると、バットは腕をグーンと宙に伸ばし、そのままソファに倒れ込んだ。
「歌詞が抽象的で理解が難しかったけどな」
俺はスマホを消して、バットと同じように腕を伸ばして後ろのソファに倒れ込んだ。
ピッポ パッポ ピッポ パッポ…
バットのアパートは街から少し離れたところにある。信号機の音が、生温い風に乗ってここまで運ばれて来る。
「悪夢ねえ…」
バットは目を瞑りながら、溜息と一緒にそう吐き出した。龍獅国での記憶を呼び起こしているようだった。
「なあなあ」
「あ?」
生温い風を俺たちに吹き付ける扇風機に仰がれて、俺たちの前髪がチロチロと動く。おでこがくすぐったい。
「ウルフにとっては、処刑された日のこと、悪夢か?」
「俺達が殺された日?」
俺はふと自分の左胸に手を当てた。心臓の鼓動が確かに伝わってくる。前世はこの心臓を、馬鹿みたいに長い槍で一突き。
「怖かった記憶はあるけどな…」
「それな…」
前世では俺の方が先に息絶えた。バットの息が、俺の死後どれだけ持ったのかは分からない。
「悪夢と言うよりかは、ただの過去だよな?」
「うーん…」
俺はもう一度、さっき聴いた曲の歌詞を頭の中に思い浮かべた。
「なあなあ、ウルフ」
「お?」
バットが扇風機を俺たちに近付け、コップの中の麦茶を一杯仰ぐと、何か考え事をするようにブツブツと呟き始めた。
「イ・ソクヒョンに、青龍…宮司龍臣としての記憶は無さそうだよな…?」
「あぁ」
「でも、そいつの名前が宮司龍臣とリンクしてる可能性は濃厚だよな」
「うん」
「調べてみたら、ドラゴンのアクセサリーが好きだって言うしな。しかも、メンバーカラーが青だろ?リンクしてるよな、確実に」
「あぁ」
「吸血鬼としての自覚があるのか、歌詞だけだと判断できないよな……?」
「……多分」
俺たちはテンポよくやり取りしていたが、バットが突然身体を起こし、俺の前で突然吸血鬼化し始めた。バットの瞳が、みるみる紫色に染まっていく。口からは鋭い犬歯が、遠慮なくニョキニョキと生えだす。バットは自分のスマホの画面を鏡のようにして、鏡に映る自分の姿を確認した。
「見えるよな?」
「あぁ」
黒い画面に、吸血鬼化したバットの姿が映っている。
「どうしても分からん」
バットはスマホを机に伏せながら、人間姿に戻り、さっきと同じように腕を広げてソファに倒れ込んだ。俺の横から、ボスンとした衝動が伝わる。
「一般人には、イ・ソクヒョンの吸血鬼化を認識出来ないのは置いといて、なんで本人がそれを自覚出来ない?」
イ・ソクヒョンは歌詞の中で、悪夢から救われたいというような思いをぶつけていた。どうして自分が悪夢を見るのかも分からないようだった。
諦観を抱くほど、何度も悪夢を見ているらしい。
最後には、彼の本当の姿かもしれない吸血鬼についても歌詞にしている。
だけど、もしもイ・ソクヒョンに吸血鬼としての自覚があれば、そんな歌詞は書かないだろう。
悪夢を見ることはあっても。
もしも、吸血鬼としての自覚があるならば…前世の記憶があるならば、悪夢を見る原因も自ずと分かる。
「いや、バット、待て。自覚云々の問題じゃない」
色々と考えているうちに、筋道が少しズレている気がした。
「吸血鬼としての自覚がなかったとしたら、突然自分が吸血鬼化したら驚くだろ」
「そうだね」
数年前に俺達が蓮たちと一緒に死後の世界に行く直前、バグで吸血鬼化してしまった時の佳奈美さんの反応も、当然のものだった。一般人としての自覚を持っている人間だから、吸血鬼化を認識できないわけではない。
だが、俺たちとは違って、あいつの吸血鬼化は一般人には認識出来ない。俺たち吸血鬼だけが気付ける。
「でも、吸血鬼化してる最中でも本人が認識出来ないってことは…?」
あいつの吸血鬼化は、…やはり特殊?
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