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第6章第6節 聖域の謁見、あるいは胃薬必須の虚偽報告会
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離宮の重厚な扉を開けると、そこには息苦しいほどの沈黙と、張り詰めた緊張感が渦巻いていた。
広間の中央には、教皇が豪奢な玉座に深々と腰を下ろし、その両脇を固めるように、数百名の聖教騎士団が微動だにせず整列している。彼らの白銀の鎧が、窓から差し込む陽光を反射し、冷ややかな輝きを放っていた。
そして、教皇の視線の先には、セシリア、アリア、エリナの三人が、それぞれの流儀でレンの帰還を待ちわびていた。
セシリアは騎士の礼をとり、アリアは杖を構えて何やらブツブツと詠唱の真似事をし、エリナは頬を上気させ、うっとりとした表情で扉の方を見つめている。
(……うわぁ、この空気……。……トイレに戻りたい……)
レンは、一瞬だけ回れ右をして逃げ出したい衝動に駆られたが、理性でそれをねじ伏せた。今ここで逃げれば、異端審問の火刑台が確定する。
彼は、一度深呼吸をし、腹に力を入れた。そして、努めてゆっくりとした足取りで、広間の中央へと進み出た。一歩踏み出すたびに、靴音が石畳に反響し、その音が自分の心臓の鼓動と重なって聞こえた。
「……お待たせした、教皇猊下」
レンは、教皇の正面まで進むと、恭しく一礼した。声には、計算された落ち着きと、微かな疲労の色を滲ませる。
「……うむ。……体調は戻ったか?」
教皇の声は、低く、重く、広間の空気を振動させるようだった。その表情は、先ほど広場で見せた呆気にとられた顔から一変し、完璧なポーカーフェイスに戻っている。
「……ええ、おかげさまで。……魔王殿との精神的交感は、想像以上に負荷がかかるものでしてな」
レンは、さらりと嘘を重ねた。
教皇の眉が、ピクリと動いた。
(……観察眼発動。……眉間の皺の深さ、口角の微細な引きつり。……俺の言葉を疑っているな。……だが、決定的な証拠はないはずだ)
レンは、内面の動揺をおくびにも出さず、不敵な笑みを浮かべて見せた。
「……では、報告を聞こうか。……魔族領にて、何を見て、何を感じ、そして魔王と何を語ったのか。……全てを、ありのままに」
教皇の眼光が、レンを射抜くように鋭くなった。それは、嘘を吐けば即座に見抜くと告げる、絶対権力者の目だった。
レンの胃が、再びキリキリと痛み始めた。冷や汗が、背中を伝い落ちる。
ここからが本番だ。魔王との「共犯者」としての密約を隠し通し、教皇が納得するような「虚構の真実」を語らなければならない。
「……承知いたしました。……まず、結論から申し上げましょう」
レンは、一度言葉を切り、広間全員の視線を集めた。そして、重々しい口調で宣言した。
「……魔王殿は、人間との全面戦争を望んではおりません」
広間が、ざわめいた。騎士たちの間に、安堵と疑念が入り混じった空気が広がる。
「……ほう? ……あの破壊の化身が、平和を望むと?」
教皇が、疑わしげに目を細めた。
「……正確には、『今はまだ』望んでいない、と言うべきでしょう。……彼らは彼らなりに、深刻な食糧難という問題を抱えていました。……今回の侵攻計画も、その解決策の一つに過ぎなかったのです」
レンは、事実を織り交ぜながら話を進める。嘘の中に真実を混ぜるのが、最も効果的な騙しのテクニックだ。
「……私は、魔王殿と対話し、彼らの窮状を理解しました。……そして、人間側からの食料支援と引き換えに、一時的な不可侵条約を結ぶことを提案し、合意に至りました」
「……食料支援だと? ……異教の怪物どもに、我々の血税を分け与えよと言うのか?」
教皇の声が、一段低くなった。
「……無益な血を流すよりは、安い代償かと。……それに、これは単なる支援ではありません。……彼らをこちらの経済圏に組み込み、依存させるための布石でもあります」
レンは、教皇が好みそうな「政治的なメリット」を強調した。
教皇は、しばし沈黙し、レンの顔をじっと見つめた。その視線は、レンの網膜の奥底までスキャンするかのようだ。
レンの心臓は早鐘を打ち、喉の渇きが限界に達していた。だが、彼は瞬きの回数を意識的に減らし、視線を逸らさずに耐えた。
「……なるほど。……一理ある。……だが、それだけで、あの魔王が納得したとは考えにくい。……貴殿は、他に何を『対価』として差し出したのだ?」
(……来た。……核心を突く質問だ)
レンの背筋が凍りついた。魔王に差し出した対価。それは「教皇を監視する二重スパイになること」だ。だが、そんなことを口が裂けても言えるわけがない。
レンは、コンマ数秒で脳をフル回転させた。そして、用意していた「二つ目の嘘」を繰り出した。
「……フッ。……さすがは教皇猊下。……お見通しですね」
レンは、わざとらしく肩をすくめて見せた。
「……私が差し出した対価。……それは、『情報』です」
「……情報?」
「……ええ。……この世界には、魔族も人間も知らない、さらなる上位の脅威が存在する。……その『深淵の真実』の一部を、魔王殿に共有しました」
これは、魔王についた「観測者」という大嘘を、教皇向けにアレンジしたものだ。中身のない、壮大なハッタリである。
「……上位の脅威……? ……それは、一体……?」
教皇の表情に、初めて動揺の色が浮かんだ。
「……今はまだ、語るべき時ではありません。……下手に広まれば、世界がパニックに陥る。……魔王殿も、その脅威を理解し、人間との争いを一時休戦することに同意したのです。……真の敵に備えるために」
レンは、意味深な沈黙を作り、教皇の想像力を刺激した。
教皇は、顎に手を当て、考え込んだ。彼の視線が泳ぎ、呼吸のリズムが乱れるのを、レンの観察眼は捉えていた。
(……よし、食いついた。……未知の脅威というワードは、権力者ほど警戒するはずだ)
レンが内心でガッツポーズをしたその時だった。
「……素晴らしい! ……さすがはレン様ですわ!」
突然、エリナが声を上げた。彼女は感極まった様子で、両手を胸の前で組んでいる。
「……魔王すらも手玉に取り、世界の真実を見据えて行動する……。……ああ、レン様こそが、真の救世主……! ……このエリナ、一生ついていきますわ♡」
「……くっ、師匠……! ……やはり、深淵の理に触れてこられたのですね……! ……我々のような凡俗には理解できぬ、高みへと……!」
アリアも、感涙にむせびながら、中二病全開の賛辞を贈る。
「……レン様の深遠な配慮、感服いたしました。……このセシリア、レン様の剣となり盾となり、その崇高な目的のために命を捧げます」
セシリアが、騎士の礼をとり、深く頭を下げた。
ヒロインたちの暴走とも言える援護射撃に、広間の空気は一変した。教皇の疑念は、彼女たちの熱狂的な支持によって、かき消されつつあった。
(……いや、ありがたいけど……。……ちょっと、ハードル上げすぎじゃない!? ……救世主とか崇高な目的とか、やめてくれよ……! 俺はただ、平穏に暮らしたいだけなんだよ!)
レンは、外面では満足げに頷きつつ、内面では頭を抱えていた。
教皇は、ヒロインたちの様子を見て、小さくため息をついた。
「……やれやれ。……どうやら、貴殿のカリスマ性は、魔王だけでなく、我が国の聖女たちをも魅了してしまったようだな」
教皇の声には、呆れと、微かな警戒の色が混じっていた。
「……よかろう。……貴殿の報告、一応は受け入れよう。……食料支援の件も、前向きに検討する」
「……英断に感謝いたします」
レンは、胸を撫で下ろした。何とか、最初の難関は突破できたようだ。
だが、教皇はそれで終わりではなかった。彼の眼光が、再び鋭さを増した。
「……だが、貴殿の言葉が真実かどうかは、今後の行動で示してもらう必要がある。……そこでだ」
教皇は、玉座からゆっくりと立ち上がった。
「……貴殿には、引き続き『国師』として、我が国に留まってもらう。……そして、魔族との交渉窓口として、その責務を果たしてもらう」
(……えっ? ……帰れないの? ……ロムレス王国に帰るんじゃなかったの!?)
レンの顔が、引きつった。
「……それと、もう一つ。……貴殿の護衛兼、監視役として、聖教騎士団から精鋭を数名、常時つけさせてもらう。……貴殿の安全を守るためだ。……異存はないな?」
教皇の言葉は、質問ではなく、決定事項だった。
レンの頭の中が真っ白になった。
聖教国への滞在延長。そして、24時間体制の監視。それは、魔王との二重スパイ活動が、極めて困難になることを意味していた。
(……詰んだ。……完全に詰んだ。……これじゃ、通信石で魔王と連絡取るどころか、トイレに行くのも監視付きじゃねえか!)
レンの胃袋が、本日最大の悲鳴を上げた。激しいストレス性胃炎の痛みが、彼を襲う。
だが、外面のレンは、優雅に微笑んでみせた。
「……フッ。……謹んでお受けいたします。……教皇猊下の配慮、感謝の極み」
レンは、完璧な騎士の礼をとった。
その完璧な外面の裏で、内面のレンは、血の涙を流しながら絶叫していた。
(……誰か、嘘だと言ってくれ……。……俺は、いつになったら家に帰れるんだ……!)
広間の中央には、教皇が豪奢な玉座に深々と腰を下ろし、その両脇を固めるように、数百名の聖教騎士団が微動だにせず整列している。彼らの白銀の鎧が、窓から差し込む陽光を反射し、冷ややかな輝きを放っていた。
そして、教皇の視線の先には、セシリア、アリア、エリナの三人が、それぞれの流儀でレンの帰還を待ちわびていた。
セシリアは騎士の礼をとり、アリアは杖を構えて何やらブツブツと詠唱の真似事をし、エリナは頬を上気させ、うっとりとした表情で扉の方を見つめている。
(……うわぁ、この空気……。……トイレに戻りたい……)
レンは、一瞬だけ回れ右をして逃げ出したい衝動に駆られたが、理性でそれをねじ伏せた。今ここで逃げれば、異端審問の火刑台が確定する。
彼は、一度深呼吸をし、腹に力を入れた。そして、努めてゆっくりとした足取りで、広間の中央へと進み出た。一歩踏み出すたびに、靴音が石畳に反響し、その音が自分の心臓の鼓動と重なって聞こえた。
「……お待たせした、教皇猊下」
レンは、教皇の正面まで進むと、恭しく一礼した。声には、計算された落ち着きと、微かな疲労の色を滲ませる。
「……うむ。……体調は戻ったか?」
教皇の声は、低く、重く、広間の空気を振動させるようだった。その表情は、先ほど広場で見せた呆気にとられた顔から一変し、完璧なポーカーフェイスに戻っている。
「……ええ、おかげさまで。……魔王殿との精神的交感は、想像以上に負荷がかかるものでしてな」
レンは、さらりと嘘を重ねた。
教皇の眉が、ピクリと動いた。
(……観察眼発動。……眉間の皺の深さ、口角の微細な引きつり。……俺の言葉を疑っているな。……だが、決定的な証拠はないはずだ)
レンは、内面の動揺をおくびにも出さず、不敵な笑みを浮かべて見せた。
「……では、報告を聞こうか。……魔族領にて、何を見て、何を感じ、そして魔王と何を語ったのか。……全てを、ありのままに」
教皇の眼光が、レンを射抜くように鋭くなった。それは、嘘を吐けば即座に見抜くと告げる、絶対権力者の目だった。
レンの胃が、再びキリキリと痛み始めた。冷や汗が、背中を伝い落ちる。
ここからが本番だ。魔王との「共犯者」としての密約を隠し通し、教皇が納得するような「虚構の真実」を語らなければならない。
「……承知いたしました。……まず、結論から申し上げましょう」
レンは、一度言葉を切り、広間全員の視線を集めた。そして、重々しい口調で宣言した。
「……魔王殿は、人間との全面戦争を望んではおりません」
広間が、ざわめいた。騎士たちの間に、安堵と疑念が入り混じった空気が広がる。
「……ほう? ……あの破壊の化身が、平和を望むと?」
教皇が、疑わしげに目を細めた。
「……正確には、『今はまだ』望んでいない、と言うべきでしょう。……彼らは彼らなりに、深刻な食糧難という問題を抱えていました。……今回の侵攻計画も、その解決策の一つに過ぎなかったのです」
レンは、事実を織り交ぜながら話を進める。嘘の中に真実を混ぜるのが、最も効果的な騙しのテクニックだ。
「……私は、魔王殿と対話し、彼らの窮状を理解しました。……そして、人間側からの食料支援と引き換えに、一時的な不可侵条約を結ぶことを提案し、合意に至りました」
「……食料支援だと? ……異教の怪物どもに、我々の血税を分け与えよと言うのか?」
教皇の声が、一段低くなった。
「……無益な血を流すよりは、安い代償かと。……それに、これは単なる支援ではありません。……彼らをこちらの経済圏に組み込み、依存させるための布石でもあります」
レンは、教皇が好みそうな「政治的なメリット」を強調した。
教皇は、しばし沈黙し、レンの顔をじっと見つめた。その視線は、レンの網膜の奥底までスキャンするかのようだ。
レンの心臓は早鐘を打ち、喉の渇きが限界に達していた。だが、彼は瞬きの回数を意識的に減らし、視線を逸らさずに耐えた。
「……なるほど。……一理ある。……だが、それだけで、あの魔王が納得したとは考えにくい。……貴殿は、他に何を『対価』として差し出したのだ?」
(……来た。……核心を突く質問だ)
レンの背筋が凍りついた。魔王に差し出した対価。それは「教皇を監視する二重スパイになること」だ。だが、そんなことを口が裂けても言えるわけがない。
レンは、コンマ数秒で脳をフル回転させた。そして、用意していた「二つ目の嘘」を繰り出した。
「……フッ。……さすがは教皇猊下。……お見通しですね」
レンは、わざとらしく肩をすくめて見せた。
「……私が差し出した対価。……それは、『情報』です」
「……情報?」
「……ええ。……この世界には、魔族も人間も知らない、さらなる上位の脅威が存在する。……その『深淵の真実』の一部を、魔王殿に共有しました」
これは、魔王についた「観測者」という大嘘を、教皇向けにアレンジしたものだ。中身のない、壮大なハッタリである。
「……上位の脅威……? ……それは、一体……?」
教皇の表情に、初めて動揺の色が浮かんだ。
「……今はまだ、語るべき時ではありません。……下手に広まれば、世界がパニックに陥る。……魔王殿も、その脅威を理解し、人間との争いを一時休戦することに同意したのです。……真の敵に備えるために」
レンは、意味深な沈黙を作り、教皇の想像力を刺激した。
教皇は、顎に手を当て、考え込んだ。彼の視線が泳ぎ、呼吸のリズムが乱れるのを、レンの観察眼は捉えていた。
(……よし、食いついた。……未知の脅威というワードは、権力者ほど警戒するはずだ)
レンが内心でガッツポーズをしたその時だった。
「……素晴らしい! ……さすがはレン様ですわ!」
突然、エリナが声を上げた。彼女は感極まった様子で、両手を胸の前で組んでいる。
「……魔王すらも手玉に取り、世界の真実を見据えて行動する……。……ああ、レン様こそが、真の救世主……! ……このエリナ、一生ついていきますわ♡」
「……くっ、師匠……! ……やはり、深淵の理に触れてこられたのですね……! ……我々のような凡俗には理解できぬ、高みへと……!」
アリアも、感涙にむせびながら、中二病全開の賛辞を贈る。
「……レン様の深遠な配慮、感服いたしました。……このセシリア、レン様の剣となり盾となり、その崇高な目的のために命を捧げます」
セシリアが、騎士の礼をとり、深く頭を下げた。
ヒロインたちの暴走とも言える援護射撃に、広間の空気は一変した。教皇の疑念は、彼女たちの熱狂的な支持によって、かき消されつつあった。
(……いや、ありがたいけど……。……ちょっと、ハードル上げすぎじゃない!? ……救世主とか崇高な目的とか、やめてくれよ……! 俺はただ、平穏に暮らしたいだけなんだよ!)
レンは、外面では満足げに頷きつつ、内面では頭を抱えていた。
教皇は、ヒロインたちの様子を見て、小さくため息をついた。
「……やれやれ。……どうやら、貴殿のカリスマ性は、魔王だけでなく、我が国の聖女たちをも魅了してしまったようだな」
教皇の声には、呆れと、微かな警戒の色が混じっていた。
「……よかろう。……貴殿の報告、一応は受け入れよう。……食料支援の件も、前向きに検討する」
「……英断に感謝いたします」
レンは、胸を撫で下ろした。何とか、最初の難関は突破できたようだ。
だが、教皇はそれで終わりではなかった。彼の眼光が、再び鋭さを増した。
「……だが、貴殿の言葉が真実かどうかは、今後の行動で示してもらう必要がある。……そこでだ」
教皇は、玉座からゆっくりと立ち上がった。
「……貴殿には、引き続き『国師』として、我が国に留まってもらう。……そして、魔族との交渉窓口として、その責務を果たしてもらう」
(……えっ? ……帰れないの? ……ロムレス王国に帰るんじゃなかったの!?)
レンの顔が、引きつった。
「……それと、もう一つ。……貴殿の護衛兼、監視役として、聖教騎士団から精鋭を数名、常時つけさせてもらう。……貴殿の安全を守るためだ。……異存はないな?」
教皇の言葉は、質問ではなく、決定事項だった。
レンの頭の中が真っ白になった。
聖教国への滞在延長。そして、24時間体制の監視。それは、魔王との二重スパイ活動が、極めて困難になることを意味していた。
(……詰んだ。……完全に詰んだ。……これじゃ、通信石で魔王と連絡取るどころか、トイレに行くのも監視付きじゃねえか!)
レンの胃袋が、本日最大の悲鳴を上げた。激しいストレス性胃炎の痛みが、彼を襲う。
だが、外面のレンは、優雅に微笑んでみせた。
「……フッ。……謹んでお受けいたします。……教皇猊下の配慮、感謝の極み」
レンは、完璧な騎士の礼をとった。
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