10 / 27
異世界勇者、世界を少し変える
閑話、しんごのうきうきがっこうらいふ
しおりを挟む
朝家を出て、学校へ向かう道。朝早くから寒い外を行く学生がちらほらと見受けられます。
ぼく的にはあんまり歩きたくないから嫌いなのですが、最近は浮遊魔法の練習がてら少し浮いて歩くフリをしてるので、ちょっとだけ楽しい登校時間になっています。
「信吾おはよー!」
そんな登校中の道で、ツバサくんがぼくに声をかけてくれました。幼稚園からの付き合いで、運動神経抜群のモテモテ男子です。今日もソフトモヒカン(パパ曰くベッカムヘアだそうです。ペンギンか何かですかね?)が似合いますね。
「ツバサくんおはよー。空手の朝練はいいんですか?」
「テスト期間だから休みだってさ!超つまんねーの」
ツバサくんは空手の有段者なので、腕っぷしが凄く強いんですよね。多分今のぼくが本気で戦ったら勝っちゃいますけど。
まぁその分勉強はからっきしなので、僕が教えてそこを補ってたりします。2人でひとつ、比翼連理とはよく言ったものですねぇ。
「まぁ、できないとこは僕が教えますから安心してくださいよ」
「その勉強、あたしも混ぜて!」
ツバサくんとの会話に、キヨコちゃんも混ざってきました。中学校で同じクラスになってからの付き合いなのですが、何故か凄く馬が合い、今では幼馴染レベルの中になってます。
というか女子の友達もだいぶ多いんですよね。たぶんぼくの見た目がこんななんで、多分他の男子よりとっつきやすいのかなぁと考察してます。
「最近信吾何してるの?放課後すぐ帰っちゃうし、休日の付き合い悪いし、あたしも他の女子たちも寂しがってるよ?」
「そーそー!俺らも信吾いねぇと始まんねーって言ってるからさぁ。遊ぼうぜ?」
最近知り合った年上の男性に魔法の使い方を教えてもらってるんだー!なんてことは口が裂けても言えません。絶対不思議ちゃんだと思われちゃちゃいますからね。
確か今日はシモンさんも夜まで帰らないとか言ってたはずですし、友達付き合いも大切にしないといけませんね。
「いいですよ。じゃあ今日はテストも近いですしみんなで勉強会しましょうか!」
「えー!駄菓子屋行こうぜ!ベビーカステラ食おうぜ!」
「男子は駄菓子屋行ってなよ!女子は勉強するから」
わーわーいいながらわちゃわちゃする時間、ぼく割と嫌いじゃないんですよね、ふふふ。
「ほら2人とも。早く学校に行かないと遅刻になっちゃいますよ!」
「遅刻はやべー!俺皆勤賞狙ってるから!先行くわ!」
ぼくが促した瞬間、話を早々に切り上げて走り出したツバサくん。元気が有り余ってますね、朝練がない時は大体あんな感じなので、手を振って見送ることにします。まだ余裕はあるので、ぼくとキヨコちゃんは徒歩で登校続行。
「ホント、騒がしいよね男子って!」
ツバサくんが見えなくなったあたりでそう言ってぼくに同意を求めてくるキヨコちゃん。
「ぼくもその男子の1人なんですけどね」
「信吾はいいのー!他の男子と違って可愛いし下ネタも言わないから!」
うーん、ぼくって男子として全くみられていないですよねーこれ。逆説的に下ネタ言った方が男子としてみられるってことなんですか?ロジックが欲しいですねぇ。
「ま、ぼくは他の友達とも仲良くできればそれでいいのでね。さあそろそろ急ぎましょう。早くしないと本当に遅刻ですよ」
「あれ?もうそんな時間?まぁいっか。いそご!」
話を早々に切り上げて、僕の前をいくキヨコちゃん。その横の路地からは、急に飛び出してきた車が
気がついたら、キヨコちゃんを抱えて車を避けてました。空を飛ぶ訓練で少し中に浮いていてて良かった……緊張のあまり地面に落ちちゃいましたけど、それがまたらしい感じになりましたね。
「あ、あぶ、危なかった……し、しんごぉ、ありがどぉー!」
抱きつきながら、号泣するキヨコちゃん。危ないところでしたねぇ。
「ちゃんと車がきてるか確認しないと危ないですからね!」
「ぎをづげるゔー!!」
なかなか泣き止まないキヨコちゃん。結局泣き止むまでそばにいたので、登校は遅刻ギリギリになったのでした。
登校後、すぐに先生から呼び出されました。どうやら学校にもしっかり通報が入ったようで、キヨコちゃんは病院に検査に行き、僕は学校から簡単に聴取を受けて、全校生徒の目の前で校長先生から表彰され
「そんときの信吾まじカッコよかったから!さっ!て動いてガッシリ私のこと捕まえて助けてくれたの!」
次の日からキヨコちゃんの、自慢話という名の宣伝活動が始まりました。女子からは女の子を助けた王子様として、男子からはあいつもやる時はやる奴なんだ的な意味合いで注目される事になってしまい、
「気疲れが凄い。です」
今はツバサくんに愚痴っている真っ最中です。
「おーおー、びくドンは大変だな」
からかい気味に僕の話に同意するツバサくん。ちなみにびくドンはこの2日内で出来た僕のあだ名で、キヨコちゃんを助けた→救世主→メシヤ→飯屋→びっくりドンキー→びくドンという、中学生特有の言葉遊びから来たものです。ドンキーくらいになったら原型無くなっちゃった旨を伝えたいと思います。
「まぁ、信吾も清子も無事でよかったよ。2人とも死んでたりしたら俺絶対後悔したもん」
鉛筆を咥えながらツバサくんが笑います。そうですよね。たぶんあの時一歩間違えたら、ぼく死んでたんですよね。今更ながら怖くなってきました。
ぼくって結構、熱い奴だったんですね。ゆくゆくはこのまま改造手術なり魔法的マスコットと契約なりしてヒーローになりたいものです。
実はシモンさんがマスコット枠だったりして?なんて思って少し笑っていると、ツバサくんがスマホの画面を見せてきました。
「信吾ネットニュースになってんじゃん!」
記事を見ると、『スーパーヒロイン友人を救う』……って!
「僕女の子扱いじゃないですか!!!?」
「え?そうなの?英雄扱いでいいじゃん」
記事の全容を見ると、あーダメですね。写真とTwitterの話だけを聞いた、中身ペラペラの速報記事です。
「即刻削除依頼ですよこんなの!というか誰ですかこの写真撮ったの!!」
「多分だけど、お前ら轢き掛けた運転手じゃね?」
ツバサくんからの指摘を受けて改めて画像を見ると、なるほど確かにこの近さで取れるのは運転手くらいのものですね!!!!モラル!!!!!!
「あー嫌だ……こういう目立ち方すると家族がお祝いするんですよ……」
キヨコちゃん救出も黙っていたのにこんな形で流出するとは……別に悪い気はしないんですよ?ただ、少食かつあっさりしたものが好きなぼくに、最低3日間のケーキや焼き肉祭りは重いんですよね……
その後実際に行われた「人助け記念祭」で僕が地獄を見るのは、また別のお話です。
ぼく的にはあんまり歩きたくないから嫌いなのですが、最近は浮遊魔法の練習がてら少し浮いて歩くフリをしてるので、ちょっとだけ楽しい登校時間になっています。
「信吾おはよー!」
そんな登校中の道で、ツバサくんがぼくに声をかけてくれました。幼稚園からの付き合いで、運動神経抜群のモテモテ男子です。今日もソフトモヒカン(パパ曰くベッカムヘアだそうです。ペンギンか何かですかね?)が似合いますね。
「ツバサくんおはよー。空手の朝練はいいんですか?」
「テスト期間だから休みだってさ!超つまんねーの」
ツバサくんは空手の有段者なので、腕っぷしが凄く強いんですよね。多分今のぼくが本気で戦ったら勝っちゃいますけど。
まぁその分勉強はからっきしなので、僕が教えてそこを補ってたりします。2人でひとつ、比翼連理とはよく言ったものですねぇ。
「まぁ、できないとこは僕が教えますから安心してくださいよ」
「その勉強、あたしも混ぜて!」
ツバサくんとの会話に、キヨコちゃんも混ざってきました。中学校で同じクラスになってからの付き合いなのですが、何故か凄く馬が合い、今では幼馴染レベルの中になってます。
というか女子の友達もだいぶ多いんですよね。たぶんぼくの見た目がこんななんで、多分他の男子よりとっつきやすいのかなぁと考察してます。
「最近信吾何してるの?放課後すぐ帰っちゃうし、休日の付き合い悪いし、あたしも他の女子たちも寂しがってるよ?」
「そーそー!俺らも信吾いねぇと始まんねーって言ってるからさぁ。遊ぼうぜ?」
最近知り合った年上の男性に魔法の使い方を教えてもらってるんだー!なんてことは口が裂けても言えません。絶対不思議ちゃんだと思われちゃちゃいますからね。
確か今日はシモンさんも夜まで帰らないとか言ってたはずですし、友達付き合いも大切にしないといけませんね。
「いいですよ。じゃあ今日はテストも近いですしみんなで勉強会しましょうか!」
「えー!駄菓子屋行こうぜ!ベビーカステラ食おうぜ!」
「男子は駄菓子屋行ってなよ!女子は勉強するから」
わーわーいいながらわちゃわちゃする時間、ぼく割と嫌いじゃないんですよね、ふふふ。
「ほら2人とも。早く学校に行かないと遅刻になっちゃいますよ!」
「遅刻はやべー!俺皆勤賞狙ってるから!先行くわ!」
ぼくが促した瞬間、話を早々に切り上げて走り出したツバサくん。元気が有り余ってますね、朝練がない時は大体あんな感じなので、手を振って見送ることにします。まだ余裕はあるので、ぼくとキヨコちゃんは徒歩で登校続行。
「ホント、騒がしいよね男子って!」
ツバサくんが見えなくなったあたりでそう言ってぼくに同意を求めてくるキヨコちゃん。
「ぼくもその男子の1人なんですけどね」
「信吾はいいのー!他の男子と違って可愛いし下ネタも言わないから!」
うーん、ぼくって男子として全くみられていないですよねーこれ。逆説的に下ネタ言った方が男子としてみられるってことなんですか?ロジックが欲しいですねぇ。
「ま、ぼくは他の友達とも仲良くできればそれでいいのでね。さあそろそろ急ぎましょう。早くしないと本当に遅刻ですよ」
「あれ?もうそんな時間?まぁいっか。いそご!」
話を早々に切り上げて、僕の前をいくキヨコちゃん。その横の路地からは、急に飛び出してきた車が
気がついたら、キヨコちゃんを抱えて車を避けてました。空を飛ぶ訓練で少し中に浮いていてて良かった……緊張のあまり地面に落ちちゃいましたけど、それがまたらしい感じになりましたね。
「あ、あぶ、危なかった……し、しんごぉ、ありがどぉー!」
抱きつきながら、号泣するキヨコちゃん。危ないところでしたねぇ。
「ちゃんと車がきてるか確認しないと危ないですからね!」
「ぎをづげるゔー!!」
なかなか泣き止まないキヨコちゃん。結局泣き止むまでそばにいたので、登校は遅刻ギリギリになったのでした。
登校後、すぐに先生から呼び出されました。どうやら学校にもしっかり通報が入ったようで、キヨコちゃんは病院に検査に行き、僕は学校から簡単に聴取を受けて、全校生徒の目の前で校長先生から表彰され
「そんときの信吾まじカッコよかったから!さっ!て動いてガッシリ私のこと捕まえて助けてくれたの!」
次の日からキヨコちゃんの、自慢話という名の宣伝活動が始まりました。女子からは女の子を助けた王子様として、男子からはあいつもやる時はやる奴なんだ的な意味合いで注目される事になってしまい、
「気疲れが凄い。です」
今はツバサくんに愚痴っている真っ最中です。
「おーおー、びくドンは大変だな」
からかい気味に僕の話に同意するツバサくん。ちなみにびくドンはこの2日内で出来た僕のあだ名で、キヨコちゃんを助けた→救世主→メシヤ→飯屋→びっくりドンキー→びくドンという、中学生特有の言葉遊びから来たものです。ドンキーくらいになったら原型無くなっちゃった旨を伝えたいと思います。
「まぁ、信吾も清子も無事でよかったよ。2人とも死んでたりしたら俺絶対後悔したもん」
鉛筆を咥えながらツバサくんが笑います。そうですよね。たぶんあの時一歩間違えたら、ぼく死んでたんですよね。今更ながら怖くなってきました。
ぼくって結構、熱い奴だったんですね。ゆくゆくはこのまま改造手術なり魔法的マスコットと契約なりしてヒーローになりたいものです。
実はシモンさんがマスコット枠だったりして?なんて思って少し笑っていると、ツバサくんがスマホの画面を見せてきました。
「信吾ネットニュースになってんじゃん!」
記事を見ると、『スーパーヒロイン友人を救う』……って!
「僕女の子扱いじゃないですか!!!?」
「え?そうなの?英雄扱いでいいじゃん」
記事の全容を見ると、あーダメですね。写真とTwitterの話だけを聞いた、中身ペラペラの速報記事です。
「即刻削除依頼ですよこんなの!というか誰ですかこの写真撮ったの!!」
「多分だけど、お前ら轢き掛けた運転手じゃね?」
ツバサくんからの指摘を受けて改めて画像を見ると、なるほど確かにこの近さで取れるのは運転手くらいのものですね!!!!モラル!!!!!!
「あー嫌だ……こういう目立ち方すると家族がお祝いするんですよ……」
キヨコちゃん救出も黙っていたのにこんな形で流出するとは……別に悪い気はしないんですよ?ただ、少食かつあっさりしたものが好きなぼくに、最低3日間のケーキや焼き肉祭りは重いんですよね……
その後実際に行われた「人助け記念祭」で僕が地獄を見るのは、また別のお話です。
0
あなたにおすすめの小説
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
DIYと異世界建築生活〜ギャル娘たちとパパの腰袋チート
みーくん
ファンタジー
気づいたら異世界に飛ばされていた、おっさん大工。
唯一の武器は、腰につけた工具袋——
…って、これ中身無限!?釘も木材もコンクリも出てくるんだけど!?
戸惑いながらも、拾った(?)ギャル魔法少女や謎の娘たちと家づくりを始めたおっさん。
土木工事からリゾート開発、果てはダンジョン探索まで!?
「異世界に家がないなら、建てればいいじゃない」
今日もおっさんはハンマー片手に、愛とユーモアと魔法で暮らしをDIY!
建築×育児×チート×ギャル
“腰袋チート”で異世界を住みよく変える、大人の冒険がここに始まる!
腰活(こしかつっ!)よろしくお願いします
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる