冬の窓辺に鳥は囀り

ぱんちゃん

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腹ペコたちの裏設定

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今回のどうでもいい裏設定。



コンラットさんのやっていたバグ監督について。

新規定型呪文の魔法術式を発表するには段階があります。
前にローワン先生がセレスに話していたように、術式自体が特定の魔法以外の意味を持たないように安定した状態にしてあるのが定型呪文です。
魔術師が組んだままの術式では全ての国民に対応しているか分からないので、色々な条件に合った人物に実際に使ってもらわなくてはなりません。どの文字の組み合わせが真に安定しているかを精査するため欠陥を発見して修正していく必要があります。
危害性のない呪文は魔術師希望の学生にアルバイトに来てもらっています。皆同じ文言の術式を一時間くらいずっと唱えてもらい不備がないかレポートを出してもらいます。つまらないので大体一日で皆ギブアップしていきますが、中には辛抱強い子もいて通い続けていると監督している魔術師に名前を覚えてもらえるので就職の幅も広がったりします。またレポートが素晴らしいと目に留まったりするのでちゃんと書きなさいと学生課の大人たちは指導しています。
この世界でもシステムの欠陥という意味で『バグ(虫)』という言葉が使われています。
昔、徹夜が続いた研究室。術式に組んでいる文字がうねうねと動きだし、虫のように見えたと思った寝不足の魔術師が、「虫だ!!」と大騒ぎになりました。その魔術師が虫のことを『バグ』と呼んだことから現在に至るまで術式の不具合をバグと呼ぶようになったのです。英語圏の人だったんですかね。




学術雑誌『マギアレビスタ』について

3ヶ月に一冊くらいのペースで国から発行されるジャーナルです。
公にしていい論文とか統計表、予算が下りた研究の一覧、国の特許が切れて発明者のものになった発明品とかが載っています。
バスティア・ファバロロさんは人体学研究者で心臓と血液循環のスペシャリストです。若い時には外科的な治療にも踏み込んでいました。現在は心臓や血液循環における外的刺激と魔力性質の関連性について研究しています。心臓の鼓動がどう魔力に影響するかということを日常生活上の世相や風俗に置き換えて魔術師でなくとも楽しく読ませるコラムを書いているのでとっても人気です。
そしてとってもハンサムなのでおじーちゃんとなった今でも熱狂的なファンがいます。時折コラムが色っぽい内容になると王城にラブレターが殺到したりするので編集部署は歯止めになろうといつも頑張っています(でも書きたいものを書くと言い張られるので攻防戦です)
『マギアレビスタ』は国内向けの雑誌ですがどう流れていくかはわからないので王国の外に出てもいい内容のものが厳選されています。
一時期近隣の国から仮想敵国とされていた時代には、流れていったこの雑誌が暗号化された機密文なのではと疑われ、その国に解読チームが発足されていたとかいないとか。研究オタクたちはいつの時代でもわりと呑気に(そして真剣に)研究結果を発表し続けています。




身元引受人の話。

18歳までは成人していても庇護されるべき身分とみなされているので結婚や契約には親やそれに類する人の承認が必要になります。
もし天涯孤独、ということであれば国がその公平性を審議し締結保証人になったりします。
本来ならフォルティスは現在23、4ですし、王国に籍を置く役職持ちなのでセレスの伴侶として申し分のない身元引受人です。ですが何かあった時に、一介の小隊長くらいではセレスを守り切れないだろうということで伯爵家が名乗りを挙げました。伯爵家の思惑は分かりませんが義理の息子として保護しようという意識が働いていることは確かなようです。
そのうち『伴侶の誓い』の話も書こうと思ってはいるのですが、なにぶん何も降りてこないので閃き待ちであります。
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