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手を伸ばせば
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手を伸ばせば 届く距離にあるのに
勇気を振り絞って手を伸ばしても
見えない壁で遮断される
いつもの独りよがりが 胸を締め付ける
助けを求めていたのかもしれない
勝手に水滴が 音もなく零れ落ちて
『どうしたらいい?』と踠く
鍵のついた足枷は 重くて鈍色に光り
泥水の溜池に繋がっている
前だけ向いて 新しい風に靡く髪を解いて
こびり付いた煤を
何度も何度も擦り落とす
綺麗になったフリをするだけでは
中途半端で誤魔化せない本心
駄目だ
鍵を外し削ぎ落として 終焉を迎える
そして、0から始めて──
この日を待ち望んでいた
全てを解放して
また手を伸ばす
瞬間が永遠となるように
勇気を振り絞って手を伸ばしても
見えない壁で遮断される
いつもの独りよがりが 胸を締め付ける
助けを求めていたのかもしれない
勝手に水滴が 音もなく零れ落ちて
『どうしたらいい?』と踠く
鍵のついた足枷は 重くて鈍色に光り
泥水の溜池に繋がっている
前だけ向いて 新しい風に靡く髪を解いて
こびり付いた煤を
何度も何度も擦り落とす
綺麗になったフリをするだけでは
中途半端で誤魔化せない本心
駄目だ
鍵を外し削ぎ落として 終焉を迎える
そして、0から始めて──
この日を待ち望んでいた
全てを解放して
また手を伸ばす
瞬間が永遠となるように
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