symbolic【短文・詩】

琥珀

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虚像

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狭い閉ざされた世界で
押し付けてくる
余計な雑音が
心をじわりと蝕んでゆく

そうじゃない
目の前の本質を掴めていない迷いで
一片一片
鱗を剥がされる

人の不幸が楽しいの?
心を強く保てない
あいつらに僕の何が分かるっていうんだ
そう言い返せない
自分の脆さに苦笑い

ヘッドホンをして耳を塞げば
聞いたことがあるメロディだけが
心を癒してくれる

信じたい君を
答えは最初から一つしか無いんだ
ありのまま君を
受け止めたいんだ
そうなんだ

春の嵐が通り過ぎてゆくのは
きっと、もう少し先
気付いたら追い求めた先へ
僕は辿り着いているのだろうか


*人は一人では生きられないのは分かってるけど、他人の何気ない一言に心を侵食されて、もがく心を表現しました。
言葉には力があります。
時には理解し難い言葉や押し付けがあるかもしれません。
善を装った悪が隠されているかもしれない。
人は嘘をつくから。
でも、その中に真実があると信じたい。

良い言葉でコーティングされた他人の思いをどう捉えるか?はたまた真実しかないのか?を表現したかったのです。
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