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訃報
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厩から善光寺の奥の寝泊まりしている宿坊に向かった。
「少し休む」
側に控える河田長親に命じる。
「何かあったら起こせ」
ハハッ、と長親が返事をする。
まぁもっとも、今更何も無いだろう、政虎は横になり目を閉じる。
疲れきっていたのだろう、何かを思うことも、夢を見ることもなく、政虎は深い眠りに落ちる。
・・・・・・・・。
どれくらい経っただろうか、政虎は目を開けた。
目を閉じた時と同じように、長親がそこに座っている。
「どうした?」
同じような姿勢で座っているが、寝る前と違い長親の顔が険しい。
誰か死んだな、と政虎は察する。
戦さに出ているので、それは当然だ。
だが長親の顔を見るに、誰か重臣が討ち取られた様だ。
柿崎景家か、北条高広か、或いは甘粕景持か・・・・・・。
「長尾越前守さまが、亡くなられました」
「・・・・・・・・・はぁ?」
全く意味が分からず、聞き間違いかと思い、
「いま、なんと申した?」
と政虎は聞き返した。
「春日山より使者が参り、越前守さまが亡くなられたと」
「えっ?っあ?え?」
政虎は唯々戸惑う。
長尾越前守とは、政虎の義兄、長尾政景の事である。
いつもの様に政景には、春日山の留守を任せている。当然、戦さ場には居ない。
「亡くなられた・・・義兄上が・・・・・」
政虎の呟きに、はい、と長親が答える。
「どう言う事だ?病だったのか?」
城を出る前、そんな風には見えなかった。
いつもの様に政虎が、
「留守をお願いします」
と言うと、
「心得ました。ご武運を」
と元気な顔で返してくれた。
それが・・・・・。
「どういう事だ?」
「刺されたそうにございます」
「刺された?誰に?」
政虎が詰め寄ると、長親は硬い表情で告げる。
「詳しい事は使いの方に、お尋ねください」
そうだな、と政虎は頷く。
「本堂で会おう」
立ち上がり、政虎が命じると、承知しました、と長親が応える。
「少し休む」
側に控える河田長親に命じる。
「何かあったら起こせ」
ハハッ、と長親が返事をする。
まぁもっとも、今更何も無いだろう、政虎は横になり目を閉じる。
疲れきっていたのだろう、何かを思うことも、夢を見ることもなく、政虎は深い眠りに落ちる。
・・・・・・・・。
どれくらい経っただろうか、政虎は目を開けた。
目を閉じた時と同じように、長親がそこに座っている。
「どうした?」
同じような姿勢で座っているが、寝る前と違い長親の顔が険しい。
誰か死んだな、と政虎は察する。
戦さに出ているので、それは当然だ。
だが長親の顔を見るに、誰か重臣が討ち取られた様だ。
柿崎景家か、北条高広か、或いは甘粕景持か・・・・・・。
「長尾越前守さまが、亡くなられました」
「・・・・・・・・・はぁ?」
全く意味が分からず、聞き間違いかと思い、
「いま、なんと申した?」
と政虎は聞き返した。
「春日山より使者が参り、越前守さまが亡くなられたと」
「えっ?っあ?え?」
政虎は唯々戸惑う。
長尾越前守とは、政虎の義兄、長尾政景の事である。
いつもの様に政景には、春日山の留守を任せている。当然、戦さ場には居ない。
「亡くなられた・・・義兄上が・・・・・」
政虎の呟きに、はい、と長親が答える。
「どう言う事だ?病だったのか?」
城を出る前、そんな風には見えなかった。
いつもの様に政虎が、
「留守をお願いします」
と言うと、
「心得ました。ご武運を」
と元気な顔で返してくれた。
それが・・・・・。
「どういう事だ?」
「刺されたそうにございます」
「刺された?誰に?」
政虎が詰め寄ると、長親は硬い表情で告げる。
「詳しい事は使いの方に、お尋ねください」
そうだな、と政虎は頷く。
「本堂で会おう」
立ち上がり、政虎が命じると、承知しました、と長親が応える。
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