佐々木と吉田 マリオパーティー脳トレを作れば売れる編

子供は繰り返しが好き

遊びで勉強 脳トレ

「でもさぁ、逆に考えると・・・・」
「逆に考える？」
「親とか先生はさぁ、同じことを繰り返んでも、それが勉強なら褒めるし、遊びなら怒る訳じゃん」
「そうですね」

「つまり、それが遊びならガキどもはやるけど、大人は怒る」
「はい」
「逆にそれが勉強なら大人たちは褒めるけど、ガキどもがやりたがらない」
「そうですね」
「でもそれってさぁ、そう認識してるからだけじゃん」
「はいはい」
「これは遊び、これは勉強、って認識してる、思い込んでる、固定観念な訳じゃん」
「言いたいことは分かります」

「でね」
「はい」
「遊びと勉強の中間にあるもの、もっと正しく言うなら、大人の目には勉強に見えて、子供の目には遊びに見えるものを作ればいいわけなのね」
「はいはい」
「百マス計算もそうなんだけど、俺の中で一番いいとこ突いていると思うのは、脳トレなのね」
「はいはいはいはい」
　吉田が頷く。
「まぁでも、百マス計算自体が、脳トレの一種ですけどね」
「まぁね」

「つまり、脳トレなら子供は遊びとしてやるし、大人は勉強というか、良きこととして許す訳じゃん」
「そうですね」