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第4章 最終章
3封印
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その時、魔王ルシファーのドラゴンは、アーサー国王陛下やクリスティーナ女王陛下、アルベルト皇太子殿下をはじめ、この世界での魔法の力を無効にしてしまう闇の魔力を発動し、城内での魔力を支配していた。
久しぶりにお目にかかったアルベルト皇太子殿下は、身動きもできないように拘束されていたが、そんな時でも神々しいばかりに美しかった。こんな状況でもやはり殿下は殿下です!!じっと見つめる私と一瞬視線があった。
『なぜ、ここに来たのだ!』
殿下は驚愕の表情をされ、一瞬でその目に悲しみがあふれんばかりになるのを私は感じずにはいられなかった。
『いいえ、違うのです。私は何もできないリサではありません。あなたのお役にたつために、あなたを助けるために来たのです。必ずお助けします!』
私は殿下に向かい、心の中で叫んでいたが、殿下に伝わるはずもなかった。だが、殿下は強い視線で私をご覧になった。
『愛しているよ』
そうおっしゃっていたように感じた。
『殿下!!私も愛しています!』
私は精いっぱい心で叫んだのだった。
フィブス公爵の兵に拘束された私は、占い師ということで、かなり粗雑に扱われ、粗末な独房に乱暴に押し込まれた。
「イタタ・・・。レディなんだからもうちょっと、ちゃんと扱ってよ。失礼なんだから!」
それでも何とか態勢を取り戻して座る。なんとも冷たくて、嫌なところだろう。人の気配がなくなり、静けさがますと、恐ろしいフィブス公爵の言葉が頭によみがえってきた。
明日の朝には私も斬首刑?!
背中がゾクゾクしてきた。
「ねぇ、ねぇ・・シャノン」
「何?」
よかった・・シャノンがいてくれて・・ホッとして、言葉を続ける。
「変だよね・・。国王も皇太子殿下も魔法を使えばこんな牢なんて何でもないって思うんだけど・・」
「使えないんだよ」
「どういうこと?」
「魔王ルシファーの闇の魔力がかかっている。私もゾクゾクする感じ。ただ、この魔力も永遠に続くわけがなくて、地域限定、期間限定だから、いつかは消えるのは確かなんだけど」
「そうなんだ・・だから、みなさん手が出せないんだね」
「多分、アーサー国王陛下は、抵抗することで、破壊される王国の民の生活や、この城の人たちの命を守ろうとされたんだと思う」
「そうか・・やっぱりアーサー国王陛下は、すごいね」
そこまで言って、今の現実の状況に気が付き、愕然とする私。
「でも、このままじゃ、私達全員が、斬首刑?・・いやだ・・そんな恐ろしすぎるよ」
「多分、見せしめだね。フィブスが王となり、逆らったものはみんなこうなるという絶大な力を見せつけたいんだとね。恐怖政治で逆らうものをけん制しようとしているのだと思う。誰も、絶大なる驚異の前では、ただただやりすごすしかない・・というのは経験上多くの人が分かっていることだから・・」
「ええっ!そんな横暴なことが通るなんてありえない!」
「まあ・・リサの言う通りではある・・」
「私どうしたらいい?」
「ちょっと、試してみて」
「何を?」
「あなたのパワーに決まってるじゃない」
「あ、そうだ・・そうだね」
私は気持ちを集中してた。いつも通り身体にはパワーが満ち、身体は黄金の光に包まれた。
「やっぱり・・」
「やっぱりってどういうこと?」
「あなたは異世界のムーンストーンのパワーを持ってるのよ。つまり、魔王ルシファーの闇の魔力はリサには、効いてないわけ。つまり、あなたは、この世界でただ一人、魔王ルシファーと対等に戦えるのよ・・・理論上は・・だけど」
「だよね~。いきなり魔王ルシファーと戦って勝てるとは思わないわ・・いくら私が厚かましいといっても・・」
「まあね」
「気になるのはダニエラが言っていた、黄金のネックレスの封印を解くことだよね」
「そうなれば、もしかしたら対等?いや、対等以上になれるかもよ」
シャノンはそそのかすように言った。
「いや・・ムリ、ムリ、ムリ、ムリ。相手は魔王だよね・・。とにかく、問題はどうしたら封印が解けるかってことだよね」
私は必死で考え始めた。
久しぶりにお目にかかったアルベルト皇太子殿下は、身動きもできないように拘束されていたが、そんな時でも神々しいばかりに美しかった。こんな状況でもやはり殿下は殿下です!!じっと見つめる私と一瞬視線があった。
『なぜ、ここに来たのだ!』
殿下は驚愕の表情をされ、一瞬でその目に悲しみがあふれんばかりになるのを私は感じずにはいられなかった。
『いいえ、違うのです。私は何もできないリサではありません。あなたのお役にたつために、あなたを助けるために来たのです。必ずお助けします!』
私は殿下に向かい、心の中で叫んでいたが、殿下に伝わるはずもなかった。だが、殿下は強い視線で私をご覧になった。
『愛しているよ』
そうおっしゃっていたように感じた。
『殿下!!私も愛しています!』
私は精いっぱい心で叫んだのだった。
フィブス公爵の兵に拘束された私は、占い師ということで、かなり粗雑に扱われ、粗末な独房に乱暴に押し込まれた。
「イタタ・・・。レディなんだからもうちょっと、ちゃんと扱ってよ。失礼なんだから!」
それでも何とか態勢を取り戻して座る。なんとも冷たくて、嫌なところだろう。人の気配がなくなり、静けさがますと、恐ろしいフィブス公爵の言葉が頭によみがえってきた。
明日の朝には私も斬首刑?!
背中がゾクゾクしてきた。
「ねぇ、ねぇ・・シャノン」
「何?」
よかった・・シャノンがいてくれて・・ホッとして、言葉を続ける。
「変だよね・・。国王も皇太子殿下も魔法を使えばこんな牢なんて何でもないって思うんだけど・・」
「使えないんだよ」
「どういうこと?」
「魔王ルシファーの闇の魔力がかかっている。私もゾクゾクする感じ。ただ、この魔力も永遠に続くわけがなくて、地域限定、期間限定だから、いつかは消えるのは確かなんだけど」
「そうなんだ・・だから、みなさん手が出せないんだね」
「多分、アーサー国王陛下は、抵抗することで、破壊される王国の民の生活や、この城の人たちの命を守ろうとされたんだと思う」
「そうか・・やっぱりアーサー国王陛下は、すごいね」
そこまで言って、今の現実の状況に気が付き、愕然とする私。
「でも、このままじゃ、私達全員が、斬首刑?・・いやだ・・そんな恐ろしすぎるよ」
「多分、見せしめだね。フィブスが王となり、逆らったものはみんなこうなるという絶大な力を見せつけたいんだとね。恐怖政治で逆らうものをけん制しようとしているのだと思う。誰も、絶大なる驚異の前では、ただただやりすごすしかない・・というのは経験上多くの人が分かっていることだから・・」
「ええっ!そんな横暴なことが通るなんてありえない!」
「まあ・・リサの言う通りではある・・」
「私どうしたらいい?」
「ちょっと、試してみて」
「何を?」
「あなたのパワーに決まってるじゃない」
「あ、そうだ・・そうだね」
私は気持ちを集中してた。いつも通り身体にはパワーが満ち、身体は黄金の光に包まれた。
「やっぱり・・」
「やっぱりってどういうこと?」
「あなたは異世界のムーンストーンのパワーを持ってるのよ。つまり、魔王ルシファーの闇の魔力はリサには、効いてないわけ。つまり、あなたは、この世界でただ一人、魔王ルシファーと対等に戦えるのよ・・・理論上は・・だけど」
「だよね~。いきなり魔王ルシファーと戦って勝てるとは思わないわ・・いくら私が厚かましいといっても・・」
「まあね」
「気になるのはダニエラが言っていた、黄金のネックレスの封印を解くことだよね」
「そうなれば、もしかしたら対等?いや、対等以上になれるかもよ」
シャノンはそそのかすように言った。
「いや・・ムリ、ムリ、ムリ、ムリ。相手は魔王だよね・・。とにかく、問題はどうしたら封印が解けるかってことだよね」
私は必死で考え始めた。
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