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30 ジーン回復する
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クロエさんと話しながら、夜が更けるのを待つ。部屋に明かりはないけれど、今日は月が大きい。部屋の中にも白い光が差し込み、淡く照らしている。
口に手を添えて、大きなあくびをした。時計がないから時間がわからないけれど、いつも眠っている時間が近い気がする。
「そろそろ寝るか?」
「そうですね」
瞼を擦って立ち上がる。
ライリーさんの肩を軽く叩けば、すぐに目を覚ましてくれた。
「食事はテーブルに置いてあります」
「ああ、ありがとう。いただくよ」
ライリーさんが起き上がって、テーブルにつく。
「クロエさんは寝ないんですか?」
「もう少ししたら寝るよ。アメリアは先に休んでくれ」
もう一度あくびをする。私は起きていられない。横になってすぐに目を閉じる。
クロエさんとライリーさんの話し声を聞きながら眠りに落ちた。
窓から差仕込む光が眩しくて目覚めた。ジーンさんとクロエさんはまだぐっすりと眠っている。
窓の外に目を向けた。今日もいい天気だ。身体を起こして伸びをする。
パーテーションの奥にライリーさんはいなかった。外にいるのかな?
扉を開くと、ライリーさんが剣を振っていた。滴るほど汗を流し、息も上がっている。いつから練習していたのだろう。部屋に引き返して、水とタオルを取ってきた。
私が外に戻ると、ライリーさんは剣を鞘に収める。
「おはよう。まだ寝ててもいいのに」
「おはようございます。いっぱい眠りましたよ」
水とタオルを差し出すと、ライリーさんは受け取って「ありがとう」と笑う。
「ジーンとクロエは寝てるのか?」
「まだ寝ていますよ。クロエさんは昨日の夜、遅くまで起きていたんですか?」
「俺が食事を終えたらすぐに寝たよ。一人で食べるのは寂しいだろ、って俺が食べるのを待っていてくれたんだ」
ライリーさんが目を愛おしそうに細めた。
「クロエさんはお優しいですね」
私も顔が緩んでしまう。ライリーさんは照れくさそうに「そうだな」と相槌を打った。
「あの、すごくいい匂いがしますよね?」
私はクンクンと鼻を鳴らす。小屋の隣にある木の果実が、気になって仕方がなかった。
この先で食糧を買える保証はないから、食べられそうなら持っていきたい。
ライリーさんと木を見上げた。手を伸ばしても届きそうにない。
「ちょっと登って取ってきます」
「危ないから俺が取るよ」
慌てたライリーさんに止められる。ライリーさんはその場で飛んで、枝の端を掴んだ。反対の手を伸ばして果実を取ると、私の手に乗せる。
「ありがとうございます」
顔を近付けるけど、やっぱり美味しそうな匂いがする。
皮は薄くて、手で剥けた。少し齧ってみる。すぐに吐き出した。
声が出せないほどすっぱい。顔のパーツを中心に寄せて首を振った。
「大丈夫か? 水を持ってくる」
ライリーさんが小屋に駆け込んで、すぐに水を持ってきてくれた。一気に飲み干す。
「体調は悪くしてないか?」
「大丈夫です。悪いものではないと思います。すっぱかったです」
そのままでは食べられないけれど、調理をすれば使えそうだから、ライリーさんにもう少し取ってもらった。
「でもびっくりしたよ。アメリアが見たこともない顔をしていたから」
「忘れてください」
恥ずかしくて首を竦める。ライリーさんは声を立てて笑った。
私もふふっと笑うと、扉が勢いよく開く。驚いてそちらに目を向けると、ジーンさんが不機嫌そうに口を尖らせていた。
私とライリーさんは、ジーンさんに駆け寄る。
「おはようございます。体調はいかがですか?」
「すごく寝たから体調はいいよ。気分は悪いけど」
「なんで?」
ライリーさんが聞くと、ジーンさんはライリーさんを睨み上げる。ライリーさんはたじろいだ。
「だってアメリアとライリーの声で目が覚めたんだよ」
「すみません。うるさかったですね」
不機嫌になった理由に謝る。
「そうじゃなくて、朝から二人で楽しそうなんだもん」
「妬いたのか? 俺とアメリアはそういうんじゃないって」
「当たり前だよ!」
ジーンさんは食い気味にライリーさんに吠える。
なんだか懐かしくて笑ってしまった。
「どうしたの?」
ジーンさんが目を瞬かせて、首を傾ける。
「ジーンさんが元気になって嬉しいです」
ジーンさんは表情を和ませた。
「やっぱり移動は魔法を使わないほうがいいかな。飛ぶ方が楽だけど、ずっと魔法を使ってるわけだから、魔力を使いすぎる」
「みんなで歩きましょう!」
小屋に戻ると、クロエさんはまだ眠っていた。
「ライリーさんも少し休んでください。食事ができるようになったら、声をかけます」
ライリーさんは、夜ずっと一人で起きていてくれた。また今日もたくさん歩くだろうから、休める時に休んでほしい。
ライリーさんはクロエさんの隣に横になった。
「もう僕は体調万全だから、火や水がいる時は言って」
「ジーンさんの水の魔法は、飲むことはできますか?」
「飲めるよ。水筒に入れとこうか? もう大丈夫だと思うけれど、また僕が使い物にならなくなるかもしれないし」
ジーンさんが水筒に、水を満タンにしてくれた。
「他には? 焼いたり煮たりしない?」
パンと野菜が続いたから、温かいものを用意しようかな。
「本当に体調はいいですか?」
「もちろん! すごく元気だよ」
昨日と違って血色もいいし、無理しているようには見えない。
「それなら、スープを作りたいので、お湯を沸かしてくれますか?」
私が野菜を切っている間に、ジーンさんが熱湯を用意してくれて、野菜が柔らかくなるまで煮てくれた。味を整えて四つに分ける。
パンと卵も焼いてくれて、温かい食事が用意できた。
テーブルに食事を並べる。
ジーンさんがパーテーションの上から、寝るスペースをじっと見ていた。
「どうしたんですか? 起こさないんですか?」
ジーンさんが口元で人差し指を立てて、反対の手で奥を指すから、私はイスに乗ってパーテーションの上から顔を覗かせた。
ライリーさんとクロエさんが、少し距離を空けて寝転がっている。
クロエさんは寝ているけれど、ライリーさんはクロエさんを穴が開くのではないかというほど見つめていた。
「ライリー、楽しいか?」
ジーンさんが声をかけると、ライリーさんは飛び起きた。私とジーンさんを見て、顔を覆いながら「クロエには黙ってて」と漏らす。
クロエさんは綺麗だもんね。ライリーさんが見惚れる気持ちはわかる。
「クロエさんは全然起きませんね」
「ライリー、起こさせてやる」
隣のジーンさんに顔を向ける。ジーンさんはライリーさんを見下ろしながら指示を出した。
戸惑いの表情を見せるも、ライリーさんはクロエさんの肩を揺する。
クロエさんはパッチリと目を開いた。ライリーさんと視線が絡むと「おはよう」と言って伸びをした。クロエさんは寝起きがいい。
「二人はそこで何を?」
パーテーションの上から覗いている私たちに、クロエさんが目を向けた。
「食事ができたから、ここから声をかけようとしただけだ」
クロエさんとライリーさんがこちらにくる間に、私はイスから降りて靴を履いた。
席に着いて手を合わせて食べ始める。
温かい食事って、心の中まで温かくなるみたい。美味しくて、みんなでペロリと食べ切った。
小屋を出て、街道を休憩しながら進んでいく。のどかな平原が続き、道がなければ迷ってしまいそうだ。
休憩を何度も挟みながら進んでいく。
歩きっぱなしで少し息が上がった。私は鍛えた方がいいのかも。家事や仕事で体力はある方だと思っていたけれど、剣や魔法で戦う三人には遠く及ばない。
上り坂になり、悲鳴をあげそうになった。直後、身体が軽くなり、足が浮く。
「大丈夫?」
「あの、私も自分で歩きますよ」
移動でジーンさんの魔力を使いたくない。
「丘の上までね。そんなに長くないから平気だよ」
ジーンさんが目を細める。綺麗な微笑みに胸が高鳴った。
「甘えたらどうだ? まだ歩かなきゃならないんだから」
ライリーさんに言われ、ジーンさんに「お願いします」と頭を下げた。「頼られて嬉しい」とジーンさんが満面の笑みを見せる。
「登ったら休憩にしようか」
先を行くクロエさんが振り返った。
みんなはなだらかな斜面を登る。登り切ると座り込んで、お菓子を食べながら水で喉を潤した。
口に手を添えて、大きなあくびをした。時計がないから時間がわからないけれど、いつも眠っている時間が近い気がする。
「そろそろ寝るか?」
「そうですね」
瞼を擦って立ち上がる。
ライリーさんの肩を軽く叩けば、すぐに目を覚ましてくれた。
「食事はテーブルに置いてあります」
「ああ、ありがとう。いただくよ」
ライリーさんが起き上がって、テーブルにつく。
「クロエさんは寝ないんですか?」
「もう少ししたら寝るよ。アメリアは先に休んでくれ」
もう一度あくびをする。私は起きていられない。横になってすぐに目を閉じる。
クロエさんとライリーさんの話し声を聞きながら眠りに落ちた。
窓から差仕込む光が眩しくて目覚めた。ジーンさんとクロエさんはまだぐっすりと眠っている。
窓の外に目を向けた。今日もいい天気だ。身体を起こして伸びをする。
パーテーションの奥にライリーさんはいなかった。外にいるのかな?
扉を開くと、ライリーさんが剣を振っていた。滴るほど汗を流し、息も上がっている。いつから練習していたのだろう。部屋に引き返して、水とタオルを取ってきた。
私が外に戻ると、ライリーさんは剣を鞘に収める。
「おはよう。まだ寝ててもいいのに」
「おはようございます。いっぱい眠りましたよ」
水とタオルを差し出すと、ライリーさんは受け取って「ありがとう」と笑う。
「ジーンとクロエは寝てるのか?」
「まだ寝ていますよ。クロエさんは昨日の夜、遅くまで起きていたんですか?」
「俺が食事を終えたらすぐに寝たよ。一人で食べるのは寂しいだろ、って俺が食べるのを待っていてくれたんだ」
ライリーさんが目を愛おしそうに細めた。
「クロエさんはお優しいですね」
私も顔が緩んでしまう。ライリーさんは照れくさそうに「そうだな」と相槌を打った。
「あの、すごくいい匂いがしますよね?」
私はクンクンと鼻を鳴らす。小屋の隣にある木の果実が、気になって仕方がなかった。
この先で食糧を買える保証はないから、食べられそうなら持っていきたい。
ライリーさんと木を見上げた。手を伸ばしても届きそうにない。
「ちょっと登って取ってきます」
「危ないから俺が取るよ」
慌てたライリーさんに止められる。ライリーさんはその場で飛んで、枝の端を掴んだ。反対の手を伸ばして果実を取ると、私の手に乗せる。
「ありがとうございます」
顔を近付けるけど、やっぱり美味しそうな匂いがする。
皮は薄くて、手で剥けた。少し齧ってみる。すぐに吐き出した。
声が出せないほどすっぱい。顔のパーツを中心に寄せて首を振った。
「大丈夫か? 水を持ってくる」
ライリーさんが小屋に駆け込んで、すぐに水を持ってきてくれた。一気に飲み干す。
「体調は悪くしてないか?」
「大丈夫です。悪いものではないと思います。すっぱかったです」
そのままでは食べられないけれど、調理をすれば使えそうだから、ライリーさんにもう少し取ってもらった。
「でもびっくりしたよ。アメリアが見たこともない顔をしていたから」
「忘れてください」
恥ずかしくて首を竦める。ライリーさんは声を立てて笑った。
私もふふっと笑うと、扉が勢いよく開く。驚いてそちらに目を向けると、ジーンさんが不機嫌そうに口を尖らせていた。
私とライリーさんは、ジーンさんに駆け寄る。
「おはようございます。体調はいかがですか?」
「すごく寝たから体調はいいよ。気分は悪いけど」
「なんで?」
ライリーさんが聞くと、ジーンさんはライリーさんを睨み上げる。ライリーさんはたじろいだ。
「だってアメリアとライリーの声で目が覚めたんだよ」
「すみません。うるさかったですね」
不機嫌になった理由に謝る。
「そうじゃなくて、朝から二人で楽しそうなんだもん」
「妬いたのか? 俺とアメリアはそういうんじゃないって」
「当たり前だよ!」
ジーンさんは食い気味にライリーさんに吠える。
なんだか懐かしくて笑ってしまった。
「どうしたの?」
ジーンさんが目を瞬かせて、首を傾ける。
「ジーンさんが元気になって嬉しいです」
ジーンさんは表情を和ませた。
「やっぱり移動は魔法を使わないほうがいいかな。飛ぶ方が楽だけど、ずっと魔法を使ってるわけだから、魔力を使いすぎる」
「みんなで歩きましょう!」
小屋に戻ると、クロエさんはまだ眠っていた。
「ライリーさんも少し休んでください。食事ができるようになったら、声をかけます」
ライリーさんは、夜ずっと一人で起きていてくれた。また今日もたくさん歩くだろうから、休める時に休んでほしい。
ライリーさんはクロエさんの隣に横になった。
「もう僕は体調万全だから、火や水がいる時は言って」
「ジーンさんの水の魔法は、飲むことはできますか?」
「飲めるよ。水筒に入れとこうか? もう大丈夫だと思うけれど、また僕が使い物にならなくなるかもしれないし」
ジーンさんが水筒に、水を満タンにしてくれた。
「他には? 焼いたり煮たりしない?」
パンと野菜が続いたから、温かいものを用意しようかな。
「本当に体調はいいですか?」
「もちろん! すごく元気だよ」
昨日と違って血色もいいし、無理しているようには見えない。
「それなら、スープを作りたいので、お湯を沸かしてくれますか?」
私が野菜を切っている間に、ジーンさんが熱湯を用意してくれて、野菜が柔らかくなるまで煮てくれた。味を整えて四つに分ける。
パンと卵も焼いてくれて、温かい食事が用意できた。
テーブルに食事を並べる。
ジーンさんがパーテーションの上から、寝るスペースをじっと見ていた。
「どうしたんですか? 起こさないんですか?」
ジーンさんが口元で人差し指を立てて、反対の手で奥を指すから、私はイスに乗ってパーテーションの上から顔を覗かせた。
ライリーさんとクロエさんが、少し距離を空けて寝転がっている。
クロエさんは寝ているけれど、ライリーさんはクロエさんを穴が開くのではないかというほど見つめていた。
「ライリー、楽しいか?」
ジーンさんが声をかけると、ライリーさんは飛び起きた。私とジーンさんを見て、顔を覆いながら「クロエには黙ってて」と漏らす。
クロエさんは綺麗だもんね。ライリーさんが見惚れる気持ちはわかる。
「クロエさんは全然起きませんね」
「ライリー、起こさせてやる」
隣のジーンさんに顔を向ける。ジーンさんはライリーさんを見下ろしながら指示を出した。
戸惑いの表情を見せるも、ライリーさんはクロエさんの肩を揺する。
クロエさんはパッチリと目を開いた。ライリーさんと視線が絡むと「おはよう」と言って伸びをした。クロエさんは寝起きがいい。
「二人はそこで何を?」
パーテーションの上から覗いている私たちに、クロエさんが目を向けた。
「食事ができたから、ここから声をかけようとしただけだ」
クロエさんとライリーさんがこちらにくる間に、私はイスから降りて靴を履いた。
席に着いて手を合わせて食べ始める。
温かい食事って、心の中まで温かくなるみたい。美味しくて、みんなでペロリと食べ切った。
小屋を出て、街道を休憩しながら進んでいく。のどかな平原が続き、道がなければ迷ってしまいそうだ。
休憩を何度も挟みながら進んでいく。
歩きっぱなしで少し息が上がった。私は鍛えた方がいいのかも。家事や仕事で体力はある方だと思っていたけれど、剣や魔法で戦う三人には遠く及ばない。
上り坂になり、悲鳴をあげそうになった。直後、身体が軽くなり、足が浮く。
「大丈夫?」
「あの、私も自分で歩きますよ」
移動でジーンさんの魔力を使いたくない。
「丘の上までね。そんなに長くないから平気だよ」
ジーンさんが目を細める。綺麗な微笑みに胸が高鳴った。
「甘えたらどうだ? まだ歩かなきゃならないんだから」
ライリーさんに言われ、ジーンさんに「お願いします」と頭を下げた。「頼られて嬉しい」とジーンさんが満面の笑みを見せる。
「登ったら休憩にしようか」
先を行くクロエさんが振り返った。
みんなはなだらかな斜面を登る。登り切ると座り込んで、お菓子を食べながら水で喉を潤した。
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