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第二章 無償の愛
63 Aランク昇格祝い
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帰りはチアの風の魔術で飛んで帰った。
テアペルジに着き、道具屋に向かう。
俺はシーナに報告をしたかったし、チアはルルを預けているらしい。ルルがいたら俺たちにバレるもんな。
道具屋にはシーナとマナとアレンがいた。「Aランクになった」と言えば、シーナは自分のことのように喜んでくれる。
「お祝いしよう! 美味しいものを作るね」
「俺も手伝うよ」
「マイルズさんのお祝いなんだからゆっくりしていてください。私も一緒に作るので」
シーナとマイルズとマナが料理をすることになる。
「俺は店番をしてるよ」
アレンが言うが、シーナがアレンをじっと見つめる。マナ目当ての客につっかからないか心配をしているようだ。
「俺もアレンと店にいるから」
シーナはホッとしたように口元を緩める。
「じゃあお願いね」
「私は味見係する!」
チアはウキウキと料理をする三人についてリビングに入った。
俺はアレンとカウンターに立つ。
「なぁ、ボンドの受付に繋がってる緊急用のボタンってどこにあんの?」
「ここ」
アレンがしゃがみ、カウンターの裏についている小さなボタンを指した。
これならすぐに押せるだろうし安心だ。
「押すなよ、絶対に押すなよ」
アレンに釘を刺されるが、無性に押したくなるのはなぜだろうか。なにもないのに押したらボンドに迷惑がかかるから押さないが。
誘惑に負けて押さないために、立ち上がって店内を見渡す。
「俺、どこに何があるかもわからないし、接客もしたことないけどなにすればいいんだ?」
「『いらっしゃいませ』って愛想よくしとけばいいよ」
商品のことはアレンに任せて、俺はアレンがマナ目当ての客に突っかかって行かないかを見張っていよう。
扉が開き「いらっしゃいませ」と声をかける。
男女の二人組で、薄い茶色の髪と目がよく似ていた。血縁者なのだろうか?
男の方が俺とアレンを見て大きく息を吐き出した。失礼なやつだな。
「えー、美人姉妹が営んでる道具屋って聞いて楽しみにしてたのに、なんでヤローしかいねーんだよ」
「妹の彼氏だから」
「姉の彼氏だから」
俺とアレンの声が被った。
女の方が男の頭を叩いて「すみません」と詫びる。
「あの、傷薬がよく効くと聞いてきましたの。一ついただけないでしょうか?」
女の方はすごくまともだ。
アレンが傷薬を出し、代金と引き換えに傷薬を手渡した。
「ありがとうございます。……いつまでブツブツ言っていますの! 行きますわよ」
男は「美人姉妹……」と嘆きながら、女に引き摺られて店を出て行った。
「ありがとうございました」
初めての客が帰って息を吐き出す。
「カイも俺の気持ちわかっただろ?」
しっかり牽制してしまい、アレンのことをなにも言えなくなってしまった。
「でもよかった。女の方が買ってくれて」
今のをシーナに見られていたら、怒らせていたかもしれない。
「俺らだけの秘密な」
声を顰めるアレンに頷いた。
食事ができると呼ばれて、ドアにかかっている札をクローズに変える。
リビングの扉を開けば、肉の焼ける香ばしい匂いが食欲を刺激した。
テーブルについているチアと、膝の上のルルが満足そうに寛いでいた。いっぱい味見をしたのだろう。
「チアも料理できるんだろ?」
ライハルで見た時は、手際も良かったような気がする。
「私は料理よりも味見の方が得意だから」
自信満々のチアに同意するようルルも鳴いた。
「味見が得意って、チアは味見させても『美味しい』しか言わないじゃん。味の参考にならないよ」
シーナがテーブルに料理を運びながら肩をすくめる。
「だってシーナもマイルズくんもマナちゃんも美味しいのしか作んないんだもん。不味かったら不味いってはっきり言うよ」
テーブルにはチキンステーキと野菜のたっぷり入ったポトフ。サラダは葉物野菜に、かぼちゃサラダが添えられている。ミートパイも出てきて、テーブルの上に隙間なく料理が埋め尽くされた。
「カイくん、マイルズくんおめでとう」
祝われて料理を食べる。
「めっちゃ美味い!」
シーナが頬骨をあげて笑う。
マイルズは楽しそうにチアへ取り分けて、チアは夢中で料理を食べていた。アレンとマナは「あーん」と食べさせ合っている。
俺が食べると、シーナは嬉しそうに顔を綻ばす。幸せに浸りながらたくさん食べた。
次の日の朝、マイルズとギルドハウスに行くと、受付でバージルさんからと報酬を受け取った。
報酬はバージルさんからもらえると言っていたが、樹海でのことやAランクになったことですっかり忘れていた。
「チアがカイとマイルズに用があるみたいよ。二人が来たら『道具屋で待ってる』って伝えてほしいって」
受付の人に言われて、俺たちは頷いた。
「わかりました、行ってみます」
道具屋に着くと「いらっしゃいませ」とシーナとマナが笑顔で出迎えてくれる。
チアが「リビングを使わせて」と言い、俺とマイルズはその後をついていく。
正面にチアが座り、俺とマイルズへ交互に目を向ける。
「相談なんだけど、五日後にあるギルド入団試験を手伝ってくれない?」
「俺たちでよければ、手伝うよ」
「今回の試験官はチアなんだな」
Sランクのメンバーが交代で試験官をしていると教えてくれた。
「今回は希望者が二人しかいないから、初めてでもやりやすいんじゃないかって任されたの」
チアは大きく息を吐き出す。
「今回の希望者は双子の姉弟で、剣士の姉と魔術師の弟。ここは強い繋がりがあるだろうけど、マイルズくんとカイくんの四人で魔物討伐をさせて、二人を助けるか見てみたい」
「俺たちがバージルさんみたいに、やられたふりをすればいいってこと?」
マイルズが聞けば、チアは頷く。
「最初に少し実力を見て、マイルズくんとカイくんをルルに襲わせる。ルルの攻撃に合わせて私が二人を飛ばしたりするから、やられたフリをして」
ルルはやる気がみなぎっているようで、右前足で素振りを始めた。
その姿も今は小さくて愛らしいが、初めて会った時は大きなルルに前足で踏みつけられて生きた心地がしなかった。それを思い出して身震いする。
「実力はあったに越したことはないけど、味方を大事にできるかってことを重視する。ランクはDまであるし、戦えない治癒術師だってボンドにはいるから」
「俺らも一緒に魔物をやっつけていいの?」
「攻撃は姉弟が危ないと思った時だけにして。戦えない味方の守り方も知りたいから」
ギルド入団試験の細かいことを話し合い、道具屋に戻る。
シーナと二人で少し早めだがランチを食べに行く。
楽しく食事をした後はシーナを送り、マイルズとチアと合流をして、素材採取の依頼をこなした。
テアペルジに着き、道具屋に向かう。
俺はシーナに報告をしたかったし、チアはルルを預けているらしい。ルルがいたら俺たちにバレるもんな。
道具屋にはシーナとマナとアレンがいた。「Aランクになった」と言えば、シーナは自分のことのように喜んでくれる。
「お祝いしよう! 美味しいものを作るね」
「俺も手伝うよ」
「マイルズさんのお祝いなんだからゆっくりしていてください。私も一緒に作るので」
シーナとマイルズとマナが料理をすることになる。
「俺は店番をしてるよ」
アレンが言うが、シーナがアレンをじっと見つめる。マナ目当ての客につっかからないか心配をしているようだ。
「俺もアレンと店にいるから」
シーナはホッとしたように口元を緩める。
「じゃあお願いね」
「私は味見係する!」
チアはウキウキと料理をする三人についてリビングに入った。
俺はアレンとカウンターに立つ。
「なぁ、ボンドの受付に繋がってる緊急用のボタンってどこにあんの?」
「ここ」
アレンがしゃがみ、カウンターの裏についている小さなボタンを指した。
これならすぐに押せるだろうし安心だ。
「押すなよ、絶対に押すなよ」
アレンに釘を刺されるが、無性に押したくなるのはなぜだろうか。なにもないのに押したらボンドに迷惑がかかるから押さないが。
誘惑に負けて押さないために、立ち上がって店内を見渡す。
「俺、どこに何があるかもわからないし、接客もしたことないけどなにすればいいんだ?」
「『いらっしゃいませ』って愛想よくしとけばいいよ」
商品のことはアレンに任せて、俺はアレンがマナ目当ての客に突っかかって行かないかを見張っていよう。
扉が開き「いらっしゃいませ」と声をかける。
男女の二人組で、薄い茶色の髪と目がよく似ていた。血縁者なのだろうか?
男の方が俺とアレンを見て大きく息を吐き出した。失礼なやつだな。
「えー、美人姉妹が営んでる道具屋って聞いて楽しみにしてたのに、なんでヤローしかいねーんだよ」
「妹の彼氏だから」
「姉の彼氏だから」
俺とアレンの声が被った。
女の方が男の頭を叩いて「すみません」と詫びる。
「あの、傷薬がよく効くと聞いてきましたの。一ついただけないでしょうか?」
女の方はすごくまともだ。
アレンが傷薬を出し、代金と引き換えに傷薬を手渡した。
「ありがとうございます。……いつまでブツブツ言っていますの! 行きますわよ」
男は「美人姉妹……」と嘆きながら、女に引き摺られて店を出て行った。
「ありがとうございました」
初めての客が帰って息を吐き出す。
「カイも俺の気持ちわかっただろ?」
しっかり牽制してしまい、アレンのことをなにも言えなくなってしまった。
「でもよかった。女の方が買ってくれて」
今のをシーナに見られていたら、怒らせていたかもしれない。
「俺らだけの秘密な」
声を顰めるアレンに頷いた。
食事ができると呼ばれて、ドアにかかっている札をクローズに変える。
リビングの扉を開けば、肉の焼ける香ばしい匂いが食欲を刺激した。
テーブルについているチアと、膝の上のルルが満足そうに寛いでいた。いっぱい味見をしたのだろう。
「チアも料理できるんだろ?」
ライハルで見た時は、手際も良かったような気がする。
「私は料理よりも味見の方が得意だから」
自信満々のチアに同意するようルルも鳴いた。
「味見が得意って、チアは味見させても『美味しい』しか言わないじゃん。味の参考にならないよ」
シーナがテーブルに料理を運びながら肩をすくめる。
「だってシーナもマイルズくんもマナちゃんも美味しいのしか作んないんだもん。不味かったら不味いってはっきり言うよ」
テーブルにはチキンステーキと野菜のたっぷり入ったポトフ。サラダは葉物野菜に、かぼちゃサラダが添えられている。ミートパイも出てきて、テーブルの上に隙間なく料理が埋め尽くされた。
「カイくん、マイルズくんおめでとう」
祝われて料理を食べる。
「めっちゃ美味い!」
シーナが頬骨をあげて笑う。
マイルズは楽しそうにチアへ取り分けて、チアは夢中で料理を食べていた。アレンとマナは「あーん」と食べさせ合っている。
俺が食べると、シーナは嬉しそうに顔を綻ばす。幸せに浸りながらたくさん食べた。
次の日の朝、マイルズとギルドハウスに行くと、受付でバージルさんからと報酬を受け取った。
報酬はバージルさんからもらえると言っていたが、樹海でのことやAランクになったことですっかり忘れていた。
「チアがカイとマイルズに用があるみたいよ。二人が来たら『道具屋で待ってる』って伝えてほしいって」
受付の人に言われて、俺たちは頷いた。
「わかりました、行ってみます」
道具屋に着くと「いらっしゃいませ」とシーナとマナが笑顔で出迎えてくれる。
チアが「リビングを使わせて」と言い、俺とマイルズはその後をついていく。
正面にチアが座り、俺とマイルズへ交互に目を向ける。
「相談なんだけど、五日後にあるギルド入団試験を手伝ってくれない?」
「俺たちでよければ、手伝うよ」
「今回の試験官はチアなんだな」
Sランクのメンバーが交代で試験官をしていると教えてくれた。
「今回は希望者が二人しかいないから、初めてでもやりやすいんじゃないかって任されたの」
チアは大きく息を吐き出す。
「今回の希望者は双子の姉弟で、剣士の姉と魔術師の弟。ここは強い繋がりがあるだろうけど、マイルズくんとカイくんの四人で魔物討伐をさせて、二人を助けるか見てみたい」
「俺たちがバージルさんみたいに、やられたふりをすればいいってこと?」
マイルズが聞けば、チアは頷く。
「最初に少し実力を見て、マイルズくんとカイくんをルルに襲わせる。ルルの攻撃に合わせて私が二人を飛ばしたりするから、やられたフリをして」
ルルはやる気がみなぎっているようで、右前足で素振りを始めた。
その姿も今は小さくて愛らしいが、初めて会った時は大きなルルに前足で踏みつけられて生きた心地がしなかった。それを思い出して身震いする。
「実力はあったに越したことはないけど、味方を大事にできるかってことを重視する。ランクはDまであるし、戦えない治癒術師だってボンドにはいるから」
「俺らも一緒に魔物をやっつけていいの?」
「攻撃は姉弟が危ないと思った時だけにして。戦えない味方の守り方も知りたいから」
ギルド入団試験の細かいことを話し合い、道具屋に戻る。
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