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第一章 運命炸動のファーストリープ
4・振り抜いたその先に
しおりを挟む何度目か分からない月曜日の夜。
狂ったような悲鳴を上げる僕のもとに家族が駆け付けるなどの些事はあったが、どうにか無事に戻る事ができたようだ。
心配する両親を追い出した後、予定にあったようにグリードに僕がやるべき事をしっかりと話す。
決意表明する事で冷静さを取り戻していくのが自分でも分かった。
さすが。契約者の事をよく分かっているとしか言いようがない。
『話は早い方がいいな。オレは《仕込み》に入る。お前は九行あかりに連絡しろ。携帯電話がピカピカ光っているぞ』
彼の言葉に反応しベッドの上の携帯電話を見ると、着信を告げる青ランプが点滅していた。
僕の記憶が正しければ、電話は九行さんからのものだ。月曜日の午後十時半前には必ず、彼女から当選金の受け取りの方法や口座の指定について連絡が来る。ただ、今回は僕が《リセット》のショックから立ち直れずに着信に気付かなかっただけだ。
電話をする前に《リセット条件》を確認する。
「……何だよこれ」
うんざりするのは何度めだろうか。またもや現れた嘘の様な条件に、携帯電話を投げつけたくなる。
――こんな事、出来るわけがないだろ。
とは言っても、使う予定は無いので今は頭の隅に追いやるべきだ。そのまま操作を続け、着信履歴から九行さんへと発信。
『あ、もしもしー』
三コールとせずに彼女の元気な声が聞こえてきた。声が震え、泣きだしそうになるのを必死に堪え、告げる。
「宝くじの計画は中止することにしたよ」
挨拶も無い。前置きも無い。ただ、決定だけを述べる。
『へっ?』
彼女の戸惑う声が、僕の胸を締めつけた。
どうして僕はもっと気の利いた事が言えないのだろう。
彼女は、僕にロト6を当てさせるために手を尽くしてくれたのに。
「色々聞きたい事はあると思う。けど、今は無理なんだ。だから明日話す」
『何か問題でもあったの?』
「うん。九行さんが思ってるよりずっとマズい事になってる」
『……分かった。電話じゃ無理なのね』
「うん。ちょっと混み入った話になると思う」
『だったら、今からじゃ駄目?』
思わぬ提案に、唸り声が漏れる。
説明は早ければ早いほど良いと思うが、今はもう午後十一時を回ろうとしているのだ。今話題の通り魔事件の事が頭をかすめる。
とは言っても、《取り消した世界》でも深夜の対策会議は行った事があるので、そこまで抵抗は無い。
「グリード。調査にはどれくらいかかる?」
『データは見つかったが、資料として纏めるのに三十分はかかるな』
電話口に手を当て、グリードと簡単な打ち合わせ。彼には、九行さんを説得する為の《資料》集めを行ってもらっていた。
資料とは夏秋の借金について。経緯や借用書などを彼女に見せるための物だ。
「じゃあ、十二時半に天野丘駅前のファミマでいい?」
『うん、りょーかい』
通話が切断される。予定は前倒しになったが、これからが本番だ。
僕達がこれから行う作戦は、九行さんの助けが絶対に必要なのだ。
改めて気を引き締め、僕は《左拳》を握りしめるのだった。
……うん。繋がってる。
■
グリードが最初に出した案。
幾つものアイデアの中で最も手っ取り早く確実なのは、《夏秋を殺す》事だった。
あの男さえ死ねば九行さんの《死の引き金》は簡単に解除される。
後は、どうにかしてロト6を外せばいい。
もちろん、そんな事は出来るわけがない。救いようのない男とは言え、彼女のたった一人の兄なのだ。真っ先に却下した。
次に、僕が出した案はやはり競馬だった。税金の問題、法律の問題などの壁があるが、手っ取り早く現金を手に入れるにはこうするしかない。
「でも、どうするの?」
向き合って座る制服姿の九行さんが、覇気のない面持ちで僕に問いかけてきた。
現在、火曜日の午後五時。天野丘駅前のファストフード店。
昨夜は大変だった。《前回》より念入りな準備と共に事情説明したにも関わらず、前回と同じように九行さんがパニックになったのだ。
どうにか説得し、協力を取り付けることに成功したが、元気がないのは仕方がない事と言える。
《死の引き金》や《死の運命》など、一晩やそこらで受け入れられる事実ではないのだから。こうやって彼女が今、目の前にいてくれることさえ奇跡としか言いようがない。
「一か八かで大穴の馬券を狙うか、小さい当たりをかき集めて五百万を集めるかってところかな」
しばらく考え、言葉を選びながら彼女の問いに答える。
前者を行う気はさらさらなかった。
ラストチャンスに分の悪い賭けをするほど僕は愚かでは無い。不慮の事態が連続し、どうしようもなく追いつめられた場合の最後の手段だ。
「実はさ、もう下準備は終わってるんだよね」
そう言って、バッグから数十枚の紙束を取り出し、狭いテーブルへと広げる。
「え、これって?」
「そう、ロト6」
広げられた紙束は全て次回抽選分のロト6だ。それも、全て当たりクジ。
「ただし、これは全部四等。ここに来る前に色んな売り場で四十枚買ったんだ」
高額賞金を当てる訳にはいかなかった。
「三等以上だと振り込みに数日がかかるからね。間に合わない可能性が高い」
僕たちには《タイムリミット》がある。ただ、一等を当てない事によってリミット――九行さんの寿命――は間違いなく何日か延びる。その間に、この当たりクジを元手に五百万を稼ごうという計画なのだ。
既に今週末に行われる中央競馬の当たり番号も暗記し、メモも自室に保管している。
「じゃあミライさんがお金を集めてる間、私は兄さんを問い詰めて、最終的にお金を受け取らせればいいのね」
「そう言う事。絶対に刺激しないように頼むよ。何かあってからだと、遅いから」
《前回》は夏秋の説得に成功したとは言え、不安はある。細心の注意を払って欲しかった。
「うん、わかった。けど宝くじを買うお金はどうしたの。四十枚だったら、八千円だよね。結構な額じゃないの?」
「それはまあ、企業秘密かな」
ちなみに、資金源は相も変わらず親の口座から。父親のへそくりのような口座なので、滅多なことでは見つかる事は無い。
ただ、《奴ら》に奪われた分と合わせて、もう残高は残っていなかった。バレた際、殴られるくらいで済めばまだいい方だと思う。
「ごめんね。絶対に、返すから」
「そんな事は生き残ってから考えるんだな、ってグリードなら言うだろうね」
ちなみに、彼と通話は繋げてはいるが、街中では口数を減らすように頼んでいる。今も話を聞く事だけはしているはずだ。
「生き残ってから、かあ。あっ、そう言えば気になってたんだけど、どうして《前の世界》では宝くじを当てた事が強盗にばれちゃったんだろ」
「何でだろうね。宝くじを当てたら寄付やうさんくさい営業の電話がひっきりなしに来るって話は聞くけど」
「うん、私もドラマで見た事あるんだけど《どこから洩れるのかなー》って。犯人は何か言ってたの?」
「それなんだけど……強盗犯は拘置所内で自殺したんだ」
一応、強盗犯について水際で止められないかと考えて調べはした。しかし、九行さんを殺した犯人は調書に書かれた名前も住所もデタラメなまま、自らの命を断ったのだ。
グリードが警察にハッキングした結果分かった事なので確実な情報である。
「だから、犯人の情報源は不明のまま。銀行の人とか売り場の人が漏らしてるのかもね」
何処へ行った個人情報保護法。と文句を言いたいところだが、起きてしまった事は仕方がない。
ちなみに、グリードに銀行口座の書き換えは出来ないのかと聞いたら『ばれるに決まっているだろうが馬鹿』と呆れられた事は秘密だ。
「とにかく、今は事実だけを見て《トリガー》に集中する方が正解だと思う」
僕の言葉に、九行さんも頷――かなかった。
「何か、ひっかかるの」
「何かって、何が?」
「見落としてるって言うか。最近はプライバシーの事は厳しいし、銀行の人が漏らす訳無いって言うか……」
どこか歯切れの悪い彼女を見て思案する。
少なくとも彼女は、兄の事さえ絡まなければ僕より遥かに賢い子だ。その彼女が、何かが引っかかると言っている。
一度、煮詰めるべきなのかもしれない。
その時だった。
『おい、待て』
唐突に、テーブルの上に置かれた携帯電話から声が漏れたのは。
「どうしたのさ、グリード」
不安が、よぎる。
手詰まりになった強盗犯の情報より、《トリガー》を優先すると言うのは《取り消した世界》において二人で出した結論だ。その彼が待てと言ったのだ。とてつもなく嫌な予感がした。
『もしかしたら、オレ達はとんでもない勘違いをしていたのかもしれない』
「「勘違い?」」
僕と九行さんの声が重なる。
『ロト6の情報を漏らせる奴なら他にもいるだろうが』
「それって、夏秋さんの事? けど、分配する際に黙ってるように約束したはずだよ」
『そりゃあ、自分からは喋らないだろうよ。だがな、奴に金を貸している連中はどうだ? 十九の大学生がいきなり五百万を準備したんだ。不審に思わないわけがないだろう』
グリードの推理は無神経にも程があった。
思わず、渋面になる。九行さんも少なからずショックを受けているようだ。
「そんな馬鹿な。だって相手は借金取りだろ。強盗なんて無茶、するわけ無いよ」
『違う、オレが言いたいのはそんな事じゃあない。良く考えろ、噂は拡散・歪曲するんだ』
「どこかで噂が歪んで広がって、耳にした強盗犯が兄さんのアパートじゃなくて私の家に来たって事?」
『それだ。そこにオレ達の勘違いがあった』
相変わらず、もったいぶるグリード。彼の悪い癖だと思う。
それでも僕たちは彼の言葉に耳を傾けるしかない。黙って続きを待つ。
『結果から言おう。《ロト6で四億当てる事がデッドトリガーで無い可能性がある》』
彼が口にしたのは、余りに衝撃的な推測だった。
人間二人の目が大きく見開かれ、言葉が失われる。
『九行夏秋が妹の力添えで借金を返す。借金取りは金の出所を調べる。相手は暴力団とも繋がりがある連中だ。金の臭いには敏感だぜ』
ニュースやマンガでも見かける話だった。支払い能力があるなら、悪党はさらに絞り取ろうとする。その為の労力を割くであろうことは、不自然ではない。
『調べてみるとどうも、妹と一緒に四億当てたらしい。事実は噂を呼び、噂は憶測を生み、偶然にも歪みきった噂に食い付いたチンピラが九行あかりの家を襲う。小さなきっかけが生みだす大きな変化。分かるか? 風が吹けば桶屋が儲かり、蝶の羽ばたきは嵐を生む』
「……バタフライ・エフェクト」
沈痛そうな面持ちで九行さんが呟く。
言葉の意味は分からないが、言っている意味は何とか理解できた。
「つまり、《四億じゃなくてもこの流れは成立するって事》?」
自分の口から出てきた言葉では無いようだった。
だってそうだろう。
《ロト6でも、競馬で五百万当てても九行さんは死ぬ》と言う事なのだから。
『可能性は非常に高い。今までオレ達はロト6を外し、九行夏秋の借金を返せば二つの《死の引き金》を解除できるのだと思い込んでいた。
だが、実際は《オレ達が大金を手にする》《それを九行夏秋に知られる》。さらに《夏秋自身の借金》と言う三つのトリガーを相手にしなければならなかった訳だ』
頭が、こんがらかって来た。整理しなければならない。
夏秋の借金がデッドトリガーになっている以上、すぐにでも僕たちは五百万を用意しなければならない。タイムリミットは金曜日の夜、あと三日。
しかし、僕達が大金を手にして夏秋に渡す事がまた別のトリガーになり九行さんは死ぬ。
もはや、ロト6を外すなどと言う生易しい問題では無い。
完全に抜け道のない袋小路だった。
「素直に両親に話すしかないよ。立て替えて貰うしかない」
五百万の借金。血の繋がりの無い家族で乗り越えるには高すぎるハードルだとは思う。
それでも、彼女が死ぬよりは何万倍もマシだった。
「うん、それしかないよね。だけど五百万なんて……三日で用意できるわけがないよ」
そうだった。三日と言う期限があるからこそ、僕はギャンブルと言う手段を取ったのだ。
「って言うか、そもそもトリガーになる《大金》って、いくらからなんだろ」
既に僕は四十万円強の当たりクジを手にしている。既に彼女の《引き金》が引かれている可能性もあるのだ。
『恐らく、デッドラインは夏秋の借金返済の目処が立つレベルだ。四十万では間違いなく影響は無いだろう。だが、正確な値が欲しければ、実際に調べる他ない』
無理だ。僕は既に《最後のリセット》と言う約束をしている。例え約束がなくとも残りリセット回数は一回。
検証など行いようがないし、そもそも今回のリセット条件は達成する事すら不可能に近いのだ。
『ともかく、これ以上は現金を増やさない方がいい。リスクは最小限に抑えるべきだ』
「だったらどうしろってんだよ!」
何もしなくても九行さんは死ぬ。行動を起こしても同じ。
どうしていつも僕はこうなんだ。肝心な時にいつも悪い方にばかり転がる。
九行さんも随分と追いつめられているようだった。頭を抱え込んで、ひたすら何かを考えている。
「大丈夫?」
「うん。ちょっと考えごとをしてただけ」
平気とは言うが、顔色は優れていない。顔は青白いし、唇からは血の気が失せている。
「無理しないで。後は僕達に任せて休んでていいから」
彼女に協力してもらい、兄に現金を渡す作戦は破たんした。今まで積み重ねてきたものの意味は全て失われたのだ。
これ以上、彼女に負担をかけるべきではない。
「本当に大丈夫だから。今だって、えーっと。《兄さんから借りたマンガだと、拾った当たりの宝くじを換金する話》があったなーなんて、下らない事考えてただけだし」
強がりだと言うのが、手に取るように分かる。
どんなに頭の回転が早い彼女だろうと、今の状況を冷静に分析し、打開策を考えることなどできるわけがないのだ。
『アレか。中々面白いマンガだったな。人間の想像力と言うのは恐れ入るよ全く』
空気を読まないグリードの発言に、思わず携帯電話を睨みつける。
「どうでもいいよ。拾った宝くじを《当てる》話なんて。こっちは《外す》事を考えなければいけないんだか……ら」
その時。
ちりっ、と脳に焼けつくような刺激が走った。
何かが、思い浮かびそうな気がした。
「えっと、九行さん。もう一回今の話してもらっていい?」
「え? 《拾った宝くじを換金するマンガ》のこと?」
「そう、それ」
生憎、僕はその漫画の内容は知らないが何か《引っかかる所》があった。
《それ》が何かは分からない。ただ、喉に魚の小骨が引っかかったかのような不快感があるのだ。
何か、思い付こうとしている?
自問に答える声は無い。頭に違和感があったのは一瞬の事で、既に霧の向こうに隠れてしまっている。
やはり駄目だ。どれだけ考えても新しいアイデアなんて出てこない。
大金を当てては駄目。だけど、当てないことには借金の問題は解決しない。
所詮、僕には何も出来ないんだ。諦観の念がただひたすらに僕の心を蝕んでいく。
――諦めるな。
僅かに残った立ち向かう意志が、必死に叫び声を上げる。
――腕を吹き飛ばしてまで僕はここに戻って来たんだろ。
「……そうだ。諦めちゃ駄目だ」
口の中で呟き、目を閉じる。外界からの刺激の全てをシャットアウトし、先程浮かびあがった違和感に意識を集中させる。
出来る、はずなんだ。分かる、はずなんだ。やらなきゃ、いけないんだ。
確かに僕は頭も悪いし腕力も無い。九行さんのように強い心を持っている訳でもないし、頭の回転が速い訳でも無い。
それどころか、《死の引き金》のシステムを知る前は無策に《リセット》した程に愚かだ。
それでも、何度となく脳の容量をオーバーしそうな情報や状況に今まで耐えてきたんだ。
契約する前の僕ならば、リセット条件やデッドトリガーについて理解する事は出来なかっただろう。否、理解しようとしなかったに違いない。
辛いことから目を逸らし、苦難に立ち向かうことから逃げていた人生。
それは僕の生き方、思考に影響を与え、考える事を拒否していた。
だが、今の僕はどうだろうか。上っ面だけでもグリードの話す理屈の意味を理解し、必死にトリガーの解除に頭を巡らせている。
――今、気付いた。
思考にリミットをかけていたのは自分自身だと言うことに。
自分はどうしようもなく馬鹿で駄目な奴なんだと思い込んでいた僕の逃げようとする心だった。必死に考えた結果、失敗する恐怖に向き合いたくなかっただけだったんだ。
僕は、立ち向かわなければならない。幻想の限界を作りだす僕の心と。
九行さんの言った《拾った宝くじを換金する話》。ここに全ての答えがあるはずだ。
蜘蛛の糸ように細い道。今にも消えてしまいそうな閃き。
今、形に出来なければ僕が契約した意味どころか、生きている意味すらない。
考えろ。
手繰り寄せろ。
糸を紡げ。
出来る。数えきれないほどの苦痛を乗り越えてきた今の僕ならば、きっとできるはずだ。
きりきりと痛む頭を押さえ、必死に脳を回転させる。
「……当てずに、当てる。拾った、宝くじ」
徐々に、霞みかかった思考の視界から霧が晴れていく。
もうすぐ。もうすぐ何かが掴めそうなんだ。
今まで繰り返してきた日々の中に、九行さんの言葉の中に応えがある。
「いつか、グリードが言ってた……経験との合致。嘘に対しての説得力」
「どうしたの? 何か思いついた?」
ただひたすらに集中する僕の耳に、九行さんの声は届かない。
「そう、だ。そうだよ!」
唐突に上げた大声に、周囲の客が一斉に僕へと視線を向けた。恥ずかしさなんて感じなかった。興奮が、羞恥に勝っていたからだ。
「《当てずに当てる》んだ! そうすれば、きっと成功する」
高らかに宣言を聞き、九行さんどころか姿の無いはずのグリードまで目を白黒させているようだった。
「九行さん。お兄さんには四億の事は何て説明してある?」
「えっ。えっと、『友達がロト6を買ったから、もし四億当たったら一緒に受け取ってよ。バイト代出すから』って」
「それは、間違いない? 勘違いも、誇張も嘘も無いよね」
「う、うん。昨日のことだし、間違えようが無いよ」
彼女の答えは、僕の満足のいく物だった。
これならば、《行ける》!
「頼みがあるんだ」
彼女の目を見据え、口を開く。
「何も聞かずに、僕にお金を貸してほしい」
奇行から世迷言のワン・ツー。自分でも何をやっているのか分からない。
ただ確かなのは、九行さんの《トリガー》を解除する為には必要な事だということだ。
当の彼女は当然のことながら口をあんぐりと開けて、何だかよく分からない表情をしているのだった。
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