捧魂契約のリセットスイッチ

白城海

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第八章 運命叛逆のファイナルリープ

9・クライマックス・ジャンプ/??:??

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 意識が戻った先でディスプレイに映る時計を確認する。
 心は穏やかで、自分が一度死んできただなんて信じられなかった。

『戻ったか』
 いつもと同じ調子でグリードが語りかけてくる。
 時刻は五時四十五分。

 背筋が、凍った。

『どうした。顔色が悪いぞ。いつもの《儀式》だ。起きた事、そしてやるべき事を口に出して確認するんだ』

 彼の言葉は耳に届かない。

――駄目だった、か。

 僕は賭けに負けた。運命を覆す事は出来なかった。
 ありとあらゆる知恵と勇気を振り絞った結果は、敗北だった。

 力が、抜けていく。
 それでもどうにか椅子から立ち上がり、ベッドの上の携帯電話を探す。

――あれ?
 違和感。あまりにも、大きな違和感。
 携帯電話は枕元に無い。パソコンの前に置かれていた。

――まさか。
 跳ねるように机へと飛びかかり、時間を確認する。

《2012 11/25(Fri) 5:45》

「……やった?」
 僕はさっきまで二十七日の日曜日にいた。

 つまり、今は――

『おいお前、オレの話を聞いているのか?』
「聞いてるよ。でもちょっと忙しいから待ってて」
 何も事情を知らないグリードにぞんざいな言葉を投げかける。少しだけ彼の気分が分かった気がした。
 携帯電話を開き、リセット条件を確認する。

《リセット条件→感電死》


 幸先がいい。これなら三十分以内に達成できそうだ。

――幸先? 違うだろ。
 一度でも失敗すれば終わりだ。だからこそ、グリードも僕を見逃した。
 全てを賭けて立ち向かってきた僕の《選択》を尊重する為に。

 無言で椅子から立ち上がりドアへと足を向ける。確か工具箱の中に必要な材料があったはずだ。

『おい、どこに行くんだ』
「ちょっと過去まで。またすぐ会えるよ」
 悪戯っぽく笑いかけ、部屋から飛び出す。
 全てを理解した悪魔が怒鳴りかけてくるが聞く耳を持つつもりは無かった。

 ■
 
 工具箱からノコギリと針金を見つけ、安堵する。針金の両端を、それぞれノコギリとと僕の首に巻きつけ、外に出る。狙いは電線だ。きっと楽に死ねる。
 そして、実行。衝撃により一瞬で気を失い、僕は自分が焦げる様子を確認する事は出来なかった。楽に死ねたのは幸先がいいと言えよう。



 次に目を覚ました先は、九行さんが死ぬ前。ロト6の当選発表の前だった。

 リセット条件は服毒自殺。
 しかも、特定の化学物質を指定してのもの。バリエーション豊かで嫌になりそうだった。

「グリード。この薬品ってどうやって作ればいいの……? 九行さんが、このままだと……死んじゃうんだ」
 全てに絶望した表情でパソコンに向かって告げる。

『何でもかんでも人に聞くのは悪い癖だぜ。だが悪魔は寛大だ。今のお前はパニックになっている。落ち着く為に、一つずつ何があったのかを口に出して整理するんだ。その間に調べておいてやる』
「……分かったよ」
 思わず、吹き出してしまいそうだった。

 僕は嘘なんて一言も言っていない。このまま放っておけば、九行さんは死ぬ。僕がトリガー解除の行動をとらない限り。
 一つずつ思い出しながら、ロト6が当たるまでの行動を逐一報告。彼は分かったような顔をして相槌を打ちながら僕の望む情報を調べ続けている。

 今や、僕たちの立場は完全に逆転していた。

 数分後、薬品は家庭内にあるもので作れることが判明。すぐさま作業に取り掛かる。

 怪訝な顔をするグリードに全てを説明してやりながら。

 残機数、二。

 辿りついたのは二度目のセーブポイント。
 九行さんと初めてまともに顔を合わせ、僕たち三人のコンビが結成された日。林田章吾の死を確定させた瞬間だ。
  リセット条件は、《錘を巻き付けて、水底での溺死》。
 予想していた《条件付き》の死に方だった。だが、まだ問題無い。石を積んだ自転車と体をビニール紐で繋ぎ、近所の川へと突っ込む。
 肺が泥と水で満たされ、水の中を全力でもがきながら意識を失う。

 残機数、一。

 そして、とうとう僕は戻ってきた。
 最初の、セーブポイントに。林田の死を確定させた、あの瞬間に。 
 目が覚めた瞬間、携帯電話を探し、メールを確認する。

《リセット条件:内臓破裂からの死》

 舌打ちが、漏れた。
 何度か説明しているが、人間はそう簡単に死なない。
 グリードに頼る事はもうできないだろう。
 現在、最初のセーブにして残機数一。しかも、彼にはセーブを行った記憶が無いと言うのに僕はリセットしてきているのだ。

 不審に思った悪魔が僕の手助けをするはずが無い。僕が死んだ後に次の契約者を探す方が手っ取り早いと考えるかもしれない。
 今の彼は、《取り消してきた世界》と違い、僕を喰らおうとする純粋な敵でしかないのだから。

 僕の考えを裏付けるように、スピーカーは無言を貫いていた。様子を窺うように、牙を剥く瞬間を狙っているように。

――自分で、考えるしかない。

 迷っている間にも時間は過ぎていく。

――動かなければ、何も掴めない。
 内臓破裂からの死。手っ取り早いのは走行中の乗用車に正面からぶつかることだ。
 だが、相手は急ブレーキをかけるだろうし救急車を呼ばれて命を救われる可能性もある。
 例え、三十分と言う制限が無くとも辛い死に方だった。もし、助かれば死の苦痛を再び味わわなければならないのだから。

――契約は絶対だ。厳密に守らなきゃ僕は、ただ死ぬ。
 失敗は許されない。緻密な作戦を立てなければ。

――違う。
 緻密な作戦? 違うだろう。この世に完璧なものなんて無い。探すべきものは完璧なものでは無く、契約の穴だ。

――そう、だ!
 一瞬の閃き。今まで繰り返してきた日々があったこそ浮かび上がってきたアイデア。
 契約の穴。全てを終わらせる《最後のリセット》に相応しい死に方だ。

「黙りこくってても何も進まないよ、グリード。自分から動きださなきゃね」
 別れの言葉を口にし、部屋から飛び出す。
 どうしてだろう。
 これから死ぬと言うのに、リセットした先に希望があるとも限らないのに、僕の中には《生の実感》が溢れんばかりに満たされていた。

――けど、皮肉だね。
 悪魔と契約した事により、僕の《死の引き金》は引かれた。
 だが、トリガーを解除できるのも契約による試練の日々があったからなのだ。

 階段を駆け下り工具箱から錐を取り出し、外へと飛び出る。自転車を漕ぎ、夜闇に染まる国道へと向かう。

 錐は、《取り消した世界》で愛沢の脳を掻きまわしたものだ。未来において他人を殺した凶器で、僕は死ぬ。最高のブラックジョークだった。

 時計を確認する。まだ十五分と経っていない。タイムリミットには間に合いそうだった。

――歯をくいしばれ。意識を絶対に失うな。やるべき事から目を逸らすんじゃない。
 片側二車線の道路は混雑していなかった。つまり、通過する車は例外なくスピードが出ている。

 自転車から降り、構える。

 大きく息を吸う。

 目を焼くヘッドライト。唸るエンジン音。近付く白い車影。

 タイミングを見計らい、迷う事無く飛び出す。

 生きる為に。生きて、未来あすを迎える為に。

 ライトに視界が奪われる。聴力をブレーキ音だけが支配する。

 響く衝撃。吹き飛ばされる体。

 ゆっくりと流れる時間。

 地面に激突する。

 何度もバウンドする。それでも、頭だけは庇い続ける。

 何も見えない。何も聞こえたい。それでも、意識だけはあった。

――腕は、動く。
 まだ僕は生きている。意識がある。
 やはり楽には死ねないらしい。恐らく、あと十五分以内に死ぬと言う事は無いだろう。

――だったら、やる事は一つだ。
 既に内臓は破壊された。文字通り破裂していることだろう。
《内臓破裂からの死》。つまり、破裂してしまえば後はどんな死に方でもいいということだ。

 僕が取るのは、積み重ねてきたリセットの中で、最も確実な死に方。
 眼窩から脳を串刺しにしての死亡。
 愛沢を殺した時と同じ手段だ。

 ポケットから錐を取り出し、感覚だけで目へと当て――
 そしてそのまま――

 押し込んだ。

 ■
 
 目が、覚める。
 最後のリセットを終え、僕はここに戻ってきた。

 全ての始まり。十月六日、午前三時半。自室のパソコンの前に。

 息が、荒い。心臓が凄まじい勢いで波打っている。それでも、僕は賭けに勝利した。

 実を言えば、勝率なんてほとんど存在しなかった。
 空白の三十分でリセットする事で前のセーブポイントに戻れる保証はどこにも無い。
 例え、戻れたとしても次のリセット条件を三十分以内に満たせるかどうかも分からない。

 だが、可能性はあった。ゼロではなかった。
 契約違反によるちゃぶ台返しよりは遥かに高い勝率だと言っても良い。
 だからこそ、グリードは隠し通そうとした。リセットスイッチのバグの事を。

 僕が今までセーブした回数は五回。
 グリードが三十分を守り抜けば、例えエクステンドしても十月六日に戻る事は出来なくなる。
 彼はどうしても僕をこの時間に辿りつかせる訳にはいかなかったのだ。

《契約するより前の時間》に。
 
 後はグリードからの契約を拒否すれば全ての《死の引き金》は解除される。
 彼としては早いうちにセーブを重ねさせ、可能性を潰しておきたかったに違いない。
 しかし、何度もセーブを強要させれば怪しまれるかもしれない。しかも、間に多くの事件が起こっているのだ。
 だからこそ、僕のセーブは五回で済んだ。ギリギリで、間に合った。

 今まで襲いかかってきた多くの困難が僕を助けてくれたのだ。

――勝っ、た。けど、先生は。
 愛沢だけは、今の時点でウィスパーと契約し最初の殺人を犯しているはずだ。
 彼女だけは、僕がどう足掻こうと救う事は出来ない。悪魔と契約した事により、彼女のトリガーはもう引かれてしまっているのだから。
 無力感を払うように、深く息を吐きだす。

 最後のリセットは終えた。
 だが、やらなければならない事は山ほど残っている。

 三人組への対処をしなければ、僕達か九行さんのどちらかが犠牲になる。
 夏秋の対応も必要だ。九行さんの《死の引き金》の一つとなっているのだから。
 愛沢もどうにかしなければならない。彼女が契約者であり、一ヵ月半後に我が家を狙ってくるのだから。

 問題は山積みで、時間は足りない。

 だが、僕には何より最優先でやらなければならないことがあった。

「……水。飲みたい」
 誰にともなく一言だけ呟き、僕は《準備》の為に部屋から出るのだった。



 数分後。オレンジジュースを片手に部屋へと戻り、ベッドへと座りこむ。
 ポケットから携帯電話を取り出しメール画面を開く。
 時刻は午前三時三十九分。《リセット条件》のメールは届いていない。確か、今から数えて十数時間後に初めてのメールが届くはずだ。

――あと、三十秒。
 終わりの時。後始末は残っているが、とりあえずの幕引きはすぐ目の前に迫っていた。

――あと二十秒。
 契約してからの出来事が鮮やかに駆けていく。
 悪魔との出会い。
 九行さんとの小さな冒険。
 そして、死。

――あと十五秒。
 失敗した事。何度も絶望した事。その度に立ち上がってきた事。
 僕の傍には、いつもグリードがいた。
 口が悪くて、その癖文句を言いながらも僕を助けてくれる親友が。

――あと十秒。
 涙が溢れそうになるのを、必死に堪える。
 躊躇ってはいけない。歩みを止める訳にはいかない。
 僕は生きると決めたのだから。

《親友であった、悪魔グリードを滅ぼして》

――あと、五秒。

 ベッドから立ち上がる。

――四、三。
 既に仕込みは終わっている。

――二。
 ベッドからパソコンへと向かい。

――一。
 そして。

――ゼロ。
  視界が闇に包まれた。
 同時に、パソコンの電源ケーブルを引っこ抜く。
 何者かが息を飲む気配を感じた。

「いるんだろ。グリード」
 返事は、無い。
 だが、僕は知っている。彼が既にパソコンの中に潜んでいる事を。
《体験版》の期間中もずっと感じていた。何者かの視線を。
 誰もいない部屋で僕を見る奴なんて一人しかいない。

「返事をしないならそれでもいい。けど、逃げ場は無いよ。分かってるはずだ」
 寝ている妹を叩き起こし、三時四十分ちょうどに家のメインブレーカーを落とすように頼んだ。
 そして停電と同時に、電源ケーブルも引っこ抜く。
 十月六日の時点で、僕のおんぼろパソコンには無線通信機器は付いていない。
 つまり、彼は完全に逃げ道を失っているはずだ。

「これから、手に持っているジュースをパソコンに零す。どうなるかは分かるはずだよ」
 いくら一体化しているとはいえ、所詮は機械だ。破壊する事が可能な事は愛沢が証明してくれている。
 ただし、連続殺人犯の襲撃の時のように、傷つきながらもどこかに身を隠す道を僕は完全に塞いだ。

 後は、手を伸ばして彼の命を奪うだけだ。
 最高に濃密な三十分を共にした親友との別れは、爆発の中で終わらせてきた。
 目の前の悪魔は、友人では無い。生贄を誑かす、人類の敵だ。
 ここで見逃せば、他の多くの人々が僕と同じ絶望に落とされる。放置する訳にはいかなかった。

『止めろっ! 早まるな!』
 電源の落ちたはずのスピーカーから声が漏れてくる。
 同じ言葉を、何度聞いただろうか。囁くような懇願が僕の耳へと届けられた。
 よく知った声が、凍りついた僕の心にイバラのように絡みつく。
 これは、毒のイバラだ。閉ざした心をこじ開ける、甘美な毒だ。

「惨めに命乞いまでして生き延びたいのかい。けど、お前に殺された人間も、同じ事を思ってたんだよ。死にたくない、死にたくないって」
 必死に拳を握りしめ、目を逸らさず、悪魔に向かって冷たく言い放つ。
 一切の情を捨て去らなければならない。全ての感情をゼロにしなければ、目的は達成できない。

「『死者を愚弄し、己の保身を図る。悪魔にでも分かる邪悪さだ』。僕の友人が言ってた言葉だよ」
 多くの人々の血に濡れた腕を振りかざし、告げる。

「同時に、彼はこう言っていた。『オレには、お前を止める権利も義務も無ければ、そんな気もさらさらない』ってね」
 淡々と言葉を紡ぐ僕に、相手は一言も口を挟んで来ない。覚悟を決めたのか、それとも僕の隙を狙っているのか。判断は付かなかった。
 言いたい事は全部言いきった。後は、全部終わらせるだけだ。

『取り返しのつかないことになるぞ』
 馬鹿だな。もう、とっくに取り返しのつかない所まで来ているんだよ。
 もう、後に引けない、戻れない所まで来ているんだよ。

「言い訳を聞くつもりは、無い」
 暗闇の中で、涙が零れた。
 一度流れ出た涙は、止まる事を知らずに溢れていく。
 それでも僕はやらなければならない。始末をつけなければならない。

「さよなら、グリード」

 ゆっくりと、手を伸ばし――

「君とは、親友になりたかった」

 僕はそいつの命を、奪った。
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