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第二話 女性嫌いのエリオット
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カプデビラ王国王城に騒々しい声が響いていた。
「兄さん! どこに隠れた!」
第三王子エリオットは紫の瞳を細めて周囲を睨みつけるように見回している。
「ここか!」
エリオットが押し入ったのは第一王子メイナードの執務室だ。
「朝から騒々しいぞ、エリオット」
答えたのは部屋の主であるメイナードだ。
彼の前髪の間から除く紅い瞳に睨まれると恐怖で身体が動かなくなると怯える者もいるが、見慣れているエリオットはまったく動じない。
「お騒がせしています、メイナード兄さん」
自らと同じ黒色の髪を持つ長兄に一礼し、その横に立つ次兄キースに視線を移した。エリオットから剣呑な雰囲気が漂い始める。
「やはりここに逃げ込んでいたんですね。キース兄さん」
キースはエリオットの怒りを気にすることなく、元々下がりがちな目をもっと下げて穏やかに笑った。
「元気そうで何よりだよ、エリオット」
「元気ではない。見てください、この隈を。ひどい寝不足です」
「キース。いったいエリオットにどんな迷惑をかけたんだ?」
キースがエリオットをからかうのは馴染みあるできごとだ。またか、と思いつつメイナードはキースに話を聞いた。
「迷惑なんてかけてませんよ」
「どの口がそれを言うんですか」
「ちょっとした荒療治じゃないの」
肩をすくめてキースは昨夜の作戦を語りだす。
「ちょっと女の子に頼んでエリオットのベッドに潜り込んでもらったんだ」
「不審者と間違えて危うく斬り殺すところでした」
就寝しようとしたところでベッドが奇妙に盛り上がっているのに気付き、そのまま剣の柄に手をかけて毛布を剥いだ。
先に気付いたから相手が安全な不審者であると分かって斬らずに済んだが、もしも相手が後から忍び込んできていたとしたら確認する余裕もなく斬り捨ててしまっていただろう。
「それは大丈夫。彼女は魔女団の子だから、ちょっとやそっとじゃ死なないよ」
「それなら……いや、よくないですよ」
カプデビラ王国の女性は魔力を生み出す核を有して生まれてくることが多い。魔力は人体を巡っており、鍛えれば自在に肉体強度を上げることもできる。魔力が強くて有望な人物だけが魔女団に所属できることを鑑みれば、エリオットの寝室にいた女性は普通の剣では斬れなかっただろう。
「なんて言い含めて寄越したか知りませんせんが、追い返すのにすごく苦労したんですよ」
「あれ? 追い返しちゃったの?」
「当然だろう。ほかにどうしろというんですか?」
「えー、ほら、ほかにもイロイロやることあるじゃないよ」
「ない」
エリオットがいけずな態度を取ると、キースは唇を尖らせた。せっかくエリオットでも怖くない女の子を選んで送り込んだというのに。これでもダメなのか。
そこにノックの音が鳴る。
「入れ」
メイナードの許可で入室してきたのはフェリクス=セドラン。メイナードの忠臣だ。
「おや。三人揃っておいででしたか。仲がよろしくて結構なことです」
フェリクスはメイナードと同い年……のはずだが、それよりも年上に感じさせる奇妙な包容力を持ち合わせる男だった。
フェリクスはエリオットたちと遠い遠い親戚といえる。
半世紀以上前、カプデビラ王国では血で血を洗う王位継承権争いが起こった。その時に敗北した王族は王族を追放された。その系譜を持つのがフェリクスだ。
平和で安定している今のカプデビラ王国で同じことが繰り返されるとは思えないが、フェリクスは口癖のように「兄弟仲良く。仲良きことは至高の幸福」と謳う。
それはそれとしてエリオットはフェリクスに苦手意識がある。悪い男ではないと頭で理解していても、考えていることが分からずモヤモヤさせられるからだ。
「もうすぐ訓練の時間ですから、失礼します」
エリオットは王宮騎士団に所属している。ゆくゆくは指揮官になり、メイナードを武の力で支えていく予定だ。
そんなエリオットだから、「訓練に行く」というのは逃げるための言い訳として充分な効果を発揮するはずだった――相手がフェリクスでなければ。
「そうですか。そんなに私が苦手ですか」
内心を見抜いたフェリクスの言葉にギクリとする。
当のフェリクスはエリオットが図星を指されてギクリとしたことまでお見通しだった。
「フェリクス、エリオットをからかってやるな。相手が欲しいならキースにするがいい」
「え。俺、そういう役割ですか?」
いやいや俺だって、フェリクスの淡々とした中にトゲを潜ませてくるタイプのいじりは得意じゃないんだけどな。けどま、エリオットはもっと苦手だろう。
弟を思いやり、キースは甘んじてフェリクスの餌食になる覚悟を決めた。
「まったく、メイナード様はエリオット様に甘過ぎです」
「そうか?」
「そうです。いくら末弟が可愛いからといって……」
くどくどとしたフェリクスの長い話が始まってしまった。あまり表情を変えないメイナードの顔にも、少し影が落ちる。
「飛び火してきたか」
「うん、これなら俺が盾になるまでもないね」
そそくさと扉に近づき、キースは危険地帯から遠ざかる。
「じゃあ、俺はこれで!」
パチンとウィンクを決めてキースは去って行った。
「私も行きます」
弟二人が相次いで部屋を出るのを眺め、メイナードは小さく言った。
「よかろう。これが兄の役目だというのなら、喜んで引き受けよう」
それから数日。
キースは相変わらずエリオットをからかっているし、エリオットも相変わらず女性を避けている。
「どうしたものか」
エリオットもキースも可愛い弟だ。信頼できる弟でもある。
だからキースが単に遊びでエリオットにちょっかいを出してあるわけではなく、エリオットのためを思ってやっているのだということも分かっていた。
頑ななエリオットの態度に、メイナードもなんとかしてやらねばと思いが湧いてくる。
「おや?」
中庭を見下ろしていると、そこに件のエリオットが姿を見せた。驚いたことに、女嫌いの彼がメイドと話をしているではないか。
興味を持ったメイナードはしばらく様子をうかがっていたが、数分で二人は話を切り上げていった。
なるほど。エリオットが女嫌いとはいえ、仕事の時は話をするのか。
それならば――。
さらに数日が過ぎたある日。
エリオットは夕方、メイナードの執務室を訪れた。
「なんの御用ですか? というか、この面子で集まっているのは嫌な予感しかしないのですが」
エリオットが入ると、そこにはメイナードだけでなくキースとフェリクスまで控えていた。
「お前の女嫌いの件についてだ」
「失礼します」
「おっと。逃がさないよ」
キースに扉を塞がれてしまい、退路が断たれる。仕方なくエリオットはメイナードに向き直る。
「メイナード兄さんまでキース兄さんに毒されてしまったんですね。けれど私はいくら言われても女性と関わる気はありませんせんよ」
このエリオットの言葉を聞いて、やはり自分のしようとしていることは間違いじゃないとメイナードは確信した。
このままでは可愛いエリオットが一生独身で過ごすことになってしまう。兄としてそれは回避させてやりたい。
「これより先は第一王子としての命令である。心して聞け」
エリオットたちの前ではあまり見せない公の顔になったメイナードに、エリオットは我知らず背筋が伸びた。
「騎士団の次期団長といわれるエリオットに魔女の試練の護衛を頼みたい。十人程度の隊を編成し、南の森へ向かってくれ」
「魔女の試練……」
エリオットも魔女の試練についての知識はある。左手に円形の痣があるものの中から、「奇跡の魔女」を決める儀式だ。
当然ながら試練の地には候補の魔女と儀式を手伝う魔女が集まるだろう。
そうか。そういうことか。もっともらしい命令にかこつけて、無理矢理にでも女性と関わらせようという魂胆か。
「恨みますよ、兄さん」
「返事は」
「承知しました。すぐに出発の準備をしてまいります」
「出発は明後日だ。早急に頼む」
命令は命令だ。問題を排して遂行する覚悟を決めた。
しかしそれでも、これだけは言っておきたい。
「兄さんが何を期待しているか知りませんが、私は軽々しく女性を好きになったりしませんからね」
メイナードにとってまったく嬉しくない決意を述べて、エリオットは執務室を出て行った。
「兄さん! どこに隠れた!」
第三王子エリオットは紫の瞳を細めて周囲を睨みつけるように見回している。
「ここか!」
エリオットが押し入ったのは第一王子メイナードの執務室だ。
「朝から騒々しいぞ、エリオット」
答えたのは部屋の主であるメイナードだ。
彼の前髪の間から除く紅い瞳に睨まれると恐怖で身体が動かなくなると怯える者もいるが、見慣れているエリオットはまったく動じない。
「お騒がせしています、メイナード兄さん」
自らと同じ黒色の髪を持つ長兄に一礼し、その横に立つ次兄キースに視線を移した。エリオットから剣呑な雰囲気が漂い始める。
「やはりここに逃げ込んでいたんですね。キース兄さん」
キースはエリオットの怒りを気にすることなく、元々下がりがちな目をもっと下げて穏やかに笑った。
「元気そうで何よりだよ、エリオット」
「元気ではない。見てください、この隈を。ひどい寝不足です」
「キース。いったいエリオットにどんな迷惑をかけたんだ?」
キースがエリオットをからかうのは馴染みあるできごとだ。またか、と思いつつメイナードはキースに話を聞いた。
「迷惑なんてかけてませんよ」
「どの口がそれを言うんですか」
「ちょっとした荒療治じゃないの」
肩をすくめてキースは昨夜の作戦を語りだす。
「ちょっと女の子に頼んでエリオットのベッドに潜り込んでもらったんだ」
「不審者と間違えて危うく斬り殺すところでした」
就寝しようとしたところでベッドが奇妙に盛り上がっているのに気付き、そのまま剣の柄に手をかけて毛布を剥いだ。
先に気付いたから相手が安全な不審者であると分かって斬らずに済んだが、もしも相手が後から忍び込んできていたとしたら確認する余裕もなく斬り捨ててしまっていただろう。
「それは大丈夫。彼女は魔女団の子だから、ちょっとやそっとじゃ死なないよ」
「それなら……いや、よくないですよ」
カプデビラ王国の女性は魔力を生み出す核を有して生まれてくることが多い。魔力は人体を巡っており、鍛えれば自在に肉体強度を上げることもできる。魔力が強くて有望な人物だけが魔女団に所属できることを鑑みれば、エリオットの寝室にいた女性は普通の剣では斬れなかっただろう。
「なんて言い含めて寄越したか知りませんせんが、追い返すのにすごく苦労したんですよ」
「あれ? 追い返しちゃったの?」
「当然だろう。ほかにどうしろというんですか?」
「えー、ほら、ほかにもイロイロやることあるじゃないよ」
「ない」
エリオットがいけずな態度を取ると、キースは唇を尖らせた。せっかくエリオットでも怖くない女の子を選んで送り込んだというのに。これでもダメなのか。
そこにノックの音が鳴る。
「入れ」
メイナードの許可で入室してきたのはフェリクス=セドラン。メイナードの忠臣だ。
「おや。三人揃っておいででしたか。仲がよろしくて結構なことです」
フェリクスはメイナードと同い年……のはずだが、それよりも年上に感じさせる奇妙な包容力を持ち合わせる男だった。
フェリクスはエリオットたちと遠い遠い親戚といえる。
半世紀以上前、カプデビラ王国では血で血を洗う王位継承権争いが起こった。その時に敗北した王族は王族を追放された。その系譜を持つのがフェリクスだ。
平和で安定している今のカプデビラ王国で同じことが繰り返されるとは思えないが、フェリクスは口癖のように「兄弟仲良く。仲良きことは至高の幸福」と謳う。
それはそれとしてエリオットはフェリクスに苦手意識がある。悪い男ではないと頭で理解していても、考えていることが分からずモヤモヤさせられるからだ。
「もうすぐ訓練の時間ですから、失礼します」
エリオットは王宮騎士団に所属している。ゆくゆくは指揮官になり、メイナードを武の力で支えていく予定だ。
そんなエリオットだから、「訓練に行く」というのは逃げるための言い訳として充分な効果を発揮するはずだった――相手がフェリクスでなければ。
「そうですか。そんなに私が苦手ですか」
内心を見抜いたフェリクスの言葉にギクリとする。
当のフェリクスはエリオットが図星を指されてギクリとしたことまでお見通しだった。
「フェリクス、エリオットをからかってやるな。相手が欲しいならキースにするがいい」
「え。俺、そういう役割ですか?」
いやいや俺だって、フェリクスの淡々とした中にトゲを潜ませてくるタイプのいじりは得意じゃないんだけどな。けどま、エリオットはもっと苦手だろう。
弟を思いやり、キースは甘んじてフェリクスの餌食になる覚悟を決めた。
「まったく、メイナード様はエリオット様に甘過ぎです」
「そうか?」
「そうです。いくら末弟が可愛いからといって……」
くどくどとしたフェリクスの長い話が始まってしまった。あまり表情を変えないメイナードの顔にも、少し影が落ちる。
「飛び火してきたか」
「うん、これなら俺が盾になるまでもないね」
そそくさと扉に近づき、キースは危険地帯から遠ざかる。
「じゃあ、俺はこれで!」
パチンとウィンクを決めてキースは去って行った。
「私も行きます」
弟二人が相次いで部屋を出るのを眺め、メイナードは小さく言った。
「よかろう。これが兄の役目だというのなら、喜んで引き受けよう」
それから数日。
キースは相変わらずエリオットをからかっているし、エリオットも相変わらず女性を避けている。
「どうしたものか」
エリオットもキースも可愛い弟だ。信頼できる弟でもある。
だからキースが単に遊びでエリオットにちょっかいを出してあるわけではなく、エリオットのためを思ってやっているのだということも分かっていた。
頑ななエリオットの態度に、メイナードもなんとかしてやらねばと思いが湧いてくる。
「おや?」
中庭を見下ろしていると、そこに件のエリオットが姿を見せた。驚いたことに、女嫌いの彼がメイドと話をしているではないか。
興味を持ったメイナードはしばらく様子をうかがっていたが、数分で二人は話を切り上げていった。
なるほど。エリオットが女嫌いとはいえ、仕事の時は話をするのか。
それならば――。
さらに数日が過ぎたある日。
エリオットは夕方、メイナードの執務室を訪れた。
「なんの御用ですか? というか、この面子で集まっているのは嫌な予感しかしないのですが」
エリオットが入ると、そこにはメイナードだけでなくキースとフェリクスまで控えていた。
「お前の女嫌いの件についてだ」
「失礼します」
「おっと。逃がさないよ」
キースに扉を塞がれてしまい、退路が断たれる。仕方なくエリオットはメイナードに向き直る。
「メイナード兄さんまでキース兄さんに毒されてしまったんですね。けれど私はいくら言われても女性と関わる気はありませんせんよ」
このエリオットの言葉を聞いて、やはり自分のしようとしていることは間違いじゃないとメイナードは確信した。
このままでは可愛いエリオットが一生独身で過ごすことになってしまう。兄としてそれは回避させてやりたい。
「これより先は第一王子としての命令である。心して聞け」
エリオットたちの前ではあまり見せない公の顔になったメイナードに、エリオットは我知らず背筋が伸びた。
「騎士団の次期団長といわれるエリオットに魔女の試練の護衛を頼みたい。十人程度の隊を編成し、南の森へ向かってくれ」
「魔女の試練……」
エリオットも魔女の試練についての知識はある。左手に円形の痣があるものの中から、「奇跡の魔女」を決める儀式だ。
当然ながら試練の地には候補の魔女と儀式を手伝う魔女が集まるだろう。
そうか。そういうことか。もっともらしい命令にかこつけて、無理矢理にでも女性と関わらせようという魂胆か。
「恨みますよ、兄さん」
「返事は」
「承知しました。すぐに出発の準備をしてまいります」
「出発は明後日だ。早急に頼む」
命令は命令だ。問題を排して遂行する覚悟を決めた。
しかしそれでも、これだけは言っておきたい。
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