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1.転生しちゃいましたっ!
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生きてた時のことは覚えてる。……あ、今も生きてるんだけど、覚えてるのは前世のこと。
日本っていう国に住んでて、小学校、中学校って、順調に通ってたんだよね。
ただ……高校生になった時、友達ができなくて悲しかった。そのうちできるだろう、なんて楽観視してたのがいけなかったんだ。友達は何もしなかったらできない。
そんなわけで、学校にいる時は基本的に携帯ゲーム機でボッチ充極めちゃってた。その時にハマってたのが、『はぴ☆はぴ学園物語』っていう乙女ゲーム。平凡な女の子がかっこいい男の子と学園生活を送るっていう、夢みたいな話。
あまりにもハマりすぎちゃって、ゲームだけじゃ収まらなかった。グッズも買ったし、ドラマCDも予約して買った。
それでも足りなくて非公式……いわゆる夢小説にも手をだしちゃって……。
あぁ、私の思い出はもういいの!
そうじゃなくて、私が言いたいのは……この世界、『はぴ☆はぴ学園物語』そっくり、ってこと!
「幸せの国学園……」
正門前。
達筆で書かれた名前を読み上げる。
……やっぱり見覚えも聞き覚えもある。
「えっと……これはいわゆるあれだよね……転生ってやつだよね」
乙女ゲームに転生したのか。あぁ前世の友達に自慢したい。私、来世で乙女ゲームの世界に転生したんだよって自慢したい…………まぁそんな相手すらいなかったんだけど。
……思い出して悲しくなってきた。
「……ってそんなこと考えてる場合じゃない。早くしないと遅刻しちゃう」
実は今日が登校初日。パパの仕事の関係で今月こっちに引っ越してきて、今日から『幸せの国学園』に通うってわけ。
職員室で先生に会って確認すると、どうやら私は二年二組に入ることになるらしい。
先生から先に教室に行っているようにと言われ、私はそのまま職員室を出た。
棟と棟をつなぐ渡り廊下から下を見ながら、私はふと考えた。
――同じクラスの攻略対象って誰だろう?
うん。やっぱり気になっちゃうよね。生活の中で一番近くで見られる美形だもん。
えーっと、と前世の記憶を思い出そうとした時――。
「そこの女子生徒、何をぼさっとしている?」
後ろから突然掛けられた声に、私はビクッと肩を揺らした。
「あ……」
振り向くと、そこには見知った顔があった。
黒縁眼鏡をかけ、仏頂面をした男子生徒――二宮悠斗が私を睨んでいた。いや、彼の場合は睨んでいたというよりも、ただ目つき悪いだけなんだろうけど。
思わぬ出会いに私の顔は熱くなる。二宮悠斗は『はぴ☆はぴ学園物語』の攻略キャラ、かつ、私の最愛キャラでもあったから。
というか最愛キャラに最初に出会えるなんてラッキー!
「え……えぇ……っと」
「早く体育館に向かえ。あのバカ……いや、生徒会長が緊急集会をやるそうだ」
「えぇ!? 伊吹様がっ?」
と言った瞬間、悠斗くんの眉間のしわがぐっと深くなった。……しまった。失言だ。
「ほーう、お前は小鳥遊先輩のファンなんだな。だったらなおのことさっさと移動したらどうだ?」
「いえ私は別に……」
だって伊吹様って呼ぶのが普通だったから。別に特別好きとかそんな意味合いはなかったんだけどなぁ。
悠斗くんは伊吹様のことを嫌ってる。
悠斗くんは同学年で向かうところ敵なしの超天才で、模試でオール満点は当たり前という頭脳の持ち主だ。その上、剣道も得意で去年は一年生にして全国優勝をしているという凄腕。さらに実家も大企業経営をしているお金持ち、とくれば誰も文句のつけようもない。
そんな悠斗くんだから、最高学年を待たずとも生徒会長になる可能性は充分あった。
……もしも一学年上に伊吹様がいなければ。
悠斗くん同様、伊吹様――小鳥遊伊吹もまた超天才だった。伊吹様も同学年に敵はなく、当然模試でも全科目満点。問題に不備があり、その条件だけでは答えが導けない時には、可能性として存在する条件を場合分けして回答したとか。
そして文武両道も共通していて、伊吹様はバスケ部で全国制覇を成し遂げている。伊吹様が入学した当初は無名だったバスケ部を、たった二年で全国ナンバーワンまで導いたのだ。
実家のお仕事という点でも遜色ない。お父様は科学研究所の所長で、お母様はそこの研究員だそうだ。
能力と家柄が同等なら、あと比較できるものは学年だけだった。
悠斗くんの方が一つ年下というだけで、伊吹様が生徒会長に、悠斗くんが副会長に決まった。
そのせいで、思いつきからとんでもない行動を起こす生徒会長の伊吹様を、常識人な副会長である悠斗くんがフォローするのが日常になってしまった。
目の上のたんこぶかつ迷惑を振りまく相手に好感を持てるはずもなく、悠斗くんは伊吹様のことを大嫌っている。
というのがゲームでの悠斗くんと伊吹様の関係だった。
「ごめんなさい。二宮くんの前で小鳥遊先輩のことを褒めるような言い方をしてしまって」
「……別に謝る必要なんてないが」
そうは悠斗くんはそういったけど、やっぱり謝って良かったと思う。何となくだけど、悠斗くんを取り巻く空気が和らいだ気がしたから。
ピピピと無機質な電子音が鳴る。
どうやら悠斗くんのスマホの音だったらしく、彼はポケットからそれを取り出した。
「……」
画面を確認した悠斗くんが、険しい顔をしたまま固まった。着信はまだ続いている。
「小鳥遊先輩からですか?」
「どうして分かった……」
そりゃあね。何もなければすぐ出るだろうし、悠斗くんにそんな顔させる人って考えた時に真っ先に頭に浮かぶのは小鳥遊先輩だし。
「はぁ……。……もしもし?」
『あー! やっと出た!』
スマホから漏れる声。電子機器を通してもやっぱり美声。伊吹様の声だ。
「うるさいですよ。もう少し静かにしゃべってください」
『ごめんごめんごー! あははははは!」
まったく声が小さくなってないですが? まだ私のところまで充分届く音量だよ。
「それで用件は?」
先輩に声量調整を依頼するのをあきらめたらしい。スマホを耳から離して話題に移る。
『そうそう。ちょっと困っちゃってさ~。悪いけど体育館裏まで来てくれない?』
日本っていう国に住んでて、小学校、中学校って、順調に通ってたんだよね。
ただ……高校生になった時、友達ができなくて悲しかった。そのうちできるだろう、なんて楽観視してたのがいけなかったんだ。友達は何もしなかったらできない。
そんなわけで、学校にいる時は基本的に携帯ゲーム機でボッチ充極めちゃってた。その時にハマってたのが、『はぴ☆はぴ学園物語』っていう乙女ゲーム。平凡な女の子がかっこいい男の子と学園生活を送るっていう、夢みたいな話。
あまりにもハマりすぎちゃって、ゲームだけじゃ収まらなかった。グッズも買ったし、ドラマCDも予約して買った。
それでも足りなくて非公式……いわゆる夢小説にも手をだしちゃって……。
あぁ、私の思い出はもういいの!
そうじゃなくて、私が言いたいのは……この世界、『はぴ☆はぴ学園物語』そっくり、ってこと!
「幸せの国学園……」
正門前。
達筆で書かれた名前を読み上げる。
……やっぱり見覚えも聞き覚えもある。
「えっと……これはいわゆるあれだよね……転生ってやつだよね」
乙女ゲームに転生したのか。あぁ前世の友達に自慢したい。私、来世で乙女ゲームの世界に転生したんだよって自慢したい…………まぁそんな相手すらいなかったんだけど。
……思い出して悲しくなってきた。
「……ってそんなこと考えてる場合じゃない。早くしないと遅刻しちゃう」
実は今日が登校初日。パパの仕事の関係で今月こっちに引っ越してきて、今日から『幸せの国学園』に通うってわけ。
職員室で先生に会って確認すると、どうやら私は二年二組に入ることになるらしい。
先生から先に教室に行っているようにと言われ、私はそのまま職員室を出た。
棟と棟をつなぐ渡り廊下から下を見ながら、私はふと考えた。
――同じクラスの攻略対象って誰だろう?
うん。やっぱり気になっちゃうよね。生活の中で一番近くで見られる美形だもん。
えーっと、と前世の記憶を思い出そうとした時――。
「そこの女子生徒、何をぼさっとしている?」
後ろから突然掛けられた声に、私はビクッと肩を揺らした。
「あ……」
振り向くと、そこには見知った顔があった。
黒縁眼鏡をかけ、仏頂面をした男子生徒――二宮悠斗が私を睨んでいた。いや、彼の場合は睨んでいたというよりも、ただ目つき悪いだけなんだろうけど。
思わぬ出会いに私の顔は熱くなる。二宮悠斗は『はぴ☆はぴ学園物語』の攻略キャラ、かつ、私の最愛キャラでもあったから。
というか最愛キャラに最初に出会えるなんてラッキー!
「え……えぇ……っと」
「早く体育館に向かえ。あのバカ……いや、生徒会長が緊急集会をやるそうだ」
「えぇ!? 伊吹様がっ?」
と言った瞬間、悠斗くんの眉間のしわがぐっと深くなった。……しまった。失言だ。
「ほーう、お前は小鳥遊先輩のファンなんだな。だったらなおのことさっさと移動したらどうだ?」
「いえ私は別に……」
だって伊吹様って呼ぶのが普通だったから。別に特別好きとかそんな意味合いはなかったんだけどなぁ。
悠斗くんは伊吹様のことを嫌ってる。
悠斗くんは同学年で向かうところ敵なしの超天才で、模試でオール満点は当たり前という頭脳の持ち主だ。その上、剣道も得意で去年は一年生にして全国優勝をしているという凄腕。さらに実家も大企業経営をしているお金持ち、とくれば誰も文句のつけようもない。
そんな悠斗くんだから、最高学年を待たずとも生徒会長になる可能性は充分あった。
……もしも一学年上に伊吹様がいなければ。
悠斗くん同様、伊吹様――小鳥遊伊吹もまた超天才だった。伊吹様も同学年に敵はなく、当然模試でも全科目満点。問題に不備があり、その条件だけでは答えが導けない時には、可能性として存在する条件を場合分けして回答したとか。
そして文武両道も共通していて、伊吹様はバスケ部で全国制覇を成し遂げている。伊吹様が入学した当初は無名だったバスケ部を、たった二年で全国ナンバーワンまで導いたのだ。
実家のお仕事という点でも遜色ない。お父様は科学研究所の所長で、お母様はそこの研究員だそうだ。
能力と家柄が同等なら、あと比較できるものは学年だけだった。
悠斗くんの方が一つ年下というだけで、伊吹様が生徒会長に、悠斗くんが副会長に決まった。
そのせいで、思いつきからとんでもない行動を起こす生徒会長の伊吹様を、常識人な副会長である悠斗くんがフォローするのが日常になってしまった。
目の上のたんこぶかつ迷惑を振りまく相手に好感を持てるはずもなく、悠斗くんは伊吹様のことを大嫌っている。
というのがゲームでの悠斗くんと伊吹様の関係だった。
「ごめんなさい。二宮くんの前で小鳥遊先輩のことを褒めるような言い方をしてしまって」
「……別に謝る必要なんてないが」
そうは悠斗くんはそういったけど、やっぱり謝って良かったと思う。何となくだけど、悠斗くんを取り巻く空気が和らいだ気がしたから。
ピピピと無機質な電子音が鳴る。
どうやら悠斗くんのスマホの音だったらしく、彼はポケットからそれを取り出した。
「……」
画面を確認した悠斗くんが、険しい顔をしたまま固まった。着信はまだ続いている。
「小鳥遊先輩からですか?」
「どうして分かった……」
そりゃあね。何もなければすぐ出るだろうし、悠斗くんにそんな顔させる人って考えた時に真っ先に頭に浮かぶのは小鳥遊先輩だし。
「はぁ……。……もしもし?」
『あー! やっと出た!』
スマホから漏れる声。電子機器を通してもやっぱり美声。伊吹様の声だ。
「うるさいですよ。もう少し静かにしゃべってください」
『ごめんごめんごー! あははははは!」
まったく声が小さくなってないですが? まだ私のところまで充分届く音量だよ。
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