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ショッピングモールで手当たり次第にナンパする酔っ払い
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その日は週末で僕とロン毛は僕の部屋でべろんべろんに酔っ払っていた。ロン毛が「暇だし飲みに行こう」と座った目で言う。金もガソリンもないと僕が両手でバツを作るとロン毛はへらへらしながら尻ポケットから財布を取り出し中から3万円を抜き取った。ロン毛の彼女が土日と実家に帰っており、生活費として3万置いていったという。もちろん車は彼女が使ったため、僕の軽自動車にガソリンを入れて出かけようというありがたい提案をしてくれる。僕がビールロング缶を4本飲んだので運転できない。代わりに運転してくれ、と返すと「原付きしか持ってないんだよね」とへらへら。仕方がないので僕が運転しセルフのスタンドでロン毛が彼女からむしり取った金で満タンまで入れる。
途中コンビニでロン毛が彼女からむしり取った金でライトなアルコールを購入しふらふらしていると大型ショッピングモールが見えてきた。「あそこに入ろう」とロン毛がへらへらするので飲みに行くんじゃないんですかと反論すると「まだ昼の2時だよ」とへらへら。屋上の駐車場に車を停めて中へ入る。
「ナンパで勝負しよう」とロン毛がへらへらするので僕はナンパなんかしたことないと拒否するが「渡辺君が勝ったらあいつと1回やっていいよ」と小指を立ててにまにまする。あいつとはもちろんロン毛の彼女で、まだ10代なのにロン毛みたいな不細工と付き合い、まともに働かないロン毛に代わって夜のスナックで飲めない酒片手におじさんの相手をしている健気な少女だ。不美人でもないのに苦労して生きているのは前世になにかあったのだろう。という僕の彼女もまともに働かない不細工と付き合っているのでやはり前世になにかあったのだろう。
ぐらぐらする頭で少女の顔と体を思い出しているとロン毛が「俺あいつに飽きちゃってさ。渡辺君とやってるところを見るってのもいいもんかなと思ってさ」とへらへらする。僕が負けたらどうするのかと聞くと「負けたらあいつとやっていいよあははははは」とへらへらする。どうせ酔いがさめたらお互い覚えてないよなと思いながらも少女とタダでセックスできるのはありがたい話なので勝負に乗っかる。
ロン毛は名の通り金髪ロン毛の不細工で僕も同じく金髪ロン毛の不細工なので、当然ナンパをしたところで誰もついてくるわけがない。その金髪も店ではなくブリーチ剤で済ませたためとても汚い。ついでに服装も汚い。なにもかも汚い上に泥酔した赤ら顔についてくる女などいない。べろんべろんでないと女に声をかけることすらできない僕たちは存在する価値もない塵芥である。
3階から挑戦する。片手に缶チューハイという武器を握り通りすがる女に手当たり次第に声をかける。もちろん一人二人で歩いている若い女しか声をかけない。男がいるとスルーするし怖そうなのがいそうな女もスルーする。べろんべろんになっていてもそこの判断はつくのが悲しいところだ。
一人、二人、五人、十人……ろれつの回っていない赤ら顔の汚い男二人が虚しく時間を消費する。しばらくすると警備員が現れたので僕とロン毛の酔いは一気にさめ慌てて帰宅した。
数日後、少女にスナックへ呼び出された。そこでロン毛との関係を相談される展開となった。相談に乗るふりをしてセックスするのがパターンなので親身になって話を聞いた。ロン毛のセックス発言も告げ口すると少女はおいおいと泣き始めた。将来を考えろと別れを勧めつつ僕はロン毛とは違うというアピールを欠かさず挿入する。このまま少女に挿入できればいいなと想像しテンションも上昇した。それからずっと少女とセックスすることだけを考え続けていた。
結局二人は別れることになった。別れを告げる少女にロン毛は号泣しながら俺を捨てないでくれと繰り返し、少女はそれを冷たく見下ろしていた。それを僕はにやにやしながら見ていた。最初が肝心なのでちょっといいホテルにしようか。その前にまずは酔わせないと。そのためには資金が必要だな。ゴムは一応持っておくがあんな男に尽くす馬鹿女だからつけなくても別にいいだろう。
数日後、少女が電話番号を変え姿を消すことになるともしらず、数カ月後、別れを告げる彼女に号泣しながら僕を捨てないでくれと繰り返し、彼女はそれを冷たく見下ろすことになるともしらず、僕は少女とのセックスを夢想し幸せに浸り続けていた。
途中コンビニでロン毛が彼女からむしり取った金でライトなアルコールを購入しふらふらしていると大型ショッピングモールが見えてきた。「あそこに入ろう」とロン毛がへらへらするので飲みに行くんじゃないんですかと反論すると「まだ昼の2時だよ」とへらへら。屋上の駐車場に車を停めて中へ入る。
「ナンパで勝負しよう」とロン毛がへらへらするので僕はナンパなんかしたことないと拒否するが「渡辺君が勝ったらあいつと1回やっていいよ」と小指を立ててにまにまする。あいつとはもちろんロン毛の彼女で、まだ10代なのにロン毛みたいな不細工と付き合い、まともに働かないロン毛に代わって夜のスナックで飲めない酒片手におじさんの相手をしている健気な少女だ。不美人でもないのに苦労して生きているのは前世になにかあったのだろう。という僕の彼女もまともに働かない不細工と付き合っているのでやはり前世になにかあったのだろう。
ぐらぐらする頭で少女の顔と体を思い出しているとロン毛が「俺あいつに飽きちゃってさ。渡辺君とやってるところを見るってのもいいもんかなと思ってさ」とへらへらする。僕が負けたらどうするのかと聞くと「負けたらあいつとやっていいよあははははは」とへらへらする。どうせ酔いがさめたらお互い覚えてないよなと思いながらも少女とタダでセックスできるのはありがたい話なので勝負に乗っかる。
ロン毛は名の通り金髪ロン毛の不細工で僕も同じく金髪ロン毛の不細工なので、当然ナンパをしたところで誰もついてくるわけがない。その金髪も店ではなくブリーチ剤で済ませたためとても汚い。ついでに服装も汚い。なにもかも汚い上に泥酔した赤ら顔についてくる女などいない。べろんべろんでないと女に声をかけることすらできない僕たちは存在する価値もない塵芥である。
3階から挑戦する。片手に缶チューハイという武器を握り通りすがる女に手当たり次第に声をかける。もちろん一人二人で歩いている若い女しか声をかけない。男がいるとスルーするし怖そうなのがいそうな女もスルーする。べろんべろんになっていてもそこの判断はつくのが悲しいところだ。
一人、二人、五人、十人……ろれつの回っていない赤ら顔の汚い男二人が虚しく時間を消費する。しばらくすると警備員が現れたので僕とロン毛の酔いは一気にさめ慌てて帰宅した。
数日後、少女にスナックへ呼び出された。そこでロン毛との関係を相談される展開となった。相談に乗るふりをしてセックスするのがパターンなので親身になって話を聞いた。ロン毛のセックス発言も告げ口すると少女はおいおいと泣き始めた。将来を考えろと別れを勧めつつ僕はロン毛とは違うというアピールを欠かさず挿入する。このまま少女に挿入できればいいなと想像しテンションも上昇した。それからずっと少女とセックスすることだけを考え続けていた。
結局二人は別れることになった。別れを告げる少女にロン毛は号泣しながら俺を捨てないでくれと繰り返し、少女はそれを冷たく見下ろしていた。それを僕はにやにやしながら見ていた。最初が肝心なのでちょっといいホテルにしようか。その前にまずは酔わせないと。そのためには資金が必要だな。ゴムは一応持っておくがあんな男に尽くす馬鹿女だからつけなくても別にいいだろう。
数日後、少女が電話番号を変え姿を消すことになるともしらず、数カ月後、別れを告げる彼女に号泣しながら僕を捨てないでくれと繰り返し、彼女はそれを冷たく見下ろすことになるともしらず、僕は少女とのセックスを夢想し幸せに浸り続けていた。
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