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兄貴の困惑

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「……本当にヤるんですか?」

「だってこんな短い時間じゃ、辰之くんの中を解すだけで終わるだろ。どんなに頑張っても、早漏の俺だって無理な話」

(いやいや、記録更新すべく頑張ってみればいいのに。僕の予想では、ちゃっちゃと解してぱっぱと挿入し、サクッとイけるって。だって若林先輩は超早漏でしょ!)

「だからさ、リモコン型バイブを辰之くんの中に挿れて、俺がブルブルさせたいタイミングで、スイッチオンするわけ! 何度もブルブルされて我慢できなくなった辰之くんが俺のをほしがって『若林先輩、お願いっ! 早くちょうだい!』とまぁこんなふうに、自ら強請る展開にいけたらなぁと」

 耳元で最初に語られた『小型バイブを仕込みたい』という卑猥なセリフだけでもおいおいと思ったのに、詳しく説明される内容に顔の片側だけ歪むのがわかった。

 そんな僕の表情で感じていると勘違いしたのか、若林先輩の責めが激しくなっていく。胸の頂きに触れていた指先が強く先端を摘まんだせいで、腰から下がじんじん疼いた。

「あっあっ…若林先輩の好きなタイミングでブルブルしたら、授業に集中できなくて疎かになるっ」

「1階から3階まて飛ばせるような、高性能なリモコンじゃないから安心しろ。まぁそれでも同じフロアにいたら、震わせることができるけどな」

「うわぁ……。休み時間毎に、わざわざここまで上がって来てスイッチを押して、教室の外から僕が耐え忍ぶ姿を覗き見るわけか。悪趣味を極めてる!」

 開けたワイシャツをズラして乳首を露にしたと思ったら、舌先でぺろぺろする。

「あぁん、くすぐったい」

「くすぐったいだけじゃないくせに。ココとアソコを硬くして」

 山のような教材の壁に僕の躰を押しつけ、乳首を食みながら下半身に触れられた。前の手はち〇ぽの根元をやんわりと扱くように、後ろの手は割れ目をなぞるように強く触れていく。

「ん、ふ、あぁ……」

「この間のように、嫌がらなくてもいいんだよ。もっと淫らになってみてくれ」

「充分に淫らだと思いますっ…けど。ぁっ…っぁあ」

「やっぱあれか。黒瀬に操たててるから、全力で楽しめない感じ?」

 そんなものを壊してやると言わんばかりに、前を弄る手の力が強められた。
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