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第四章:離れて気づくもの
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榎本に声をかける――そう思ったのに、何を言えばいいのか迷っているうちに、時間が無駄に過ぎ去った。
俺を笑わせるためだけに日参していたというのに、榎本は相変わらずB組に顔を出さないし、特別な用事がない限り俺が榎本のクラスに赴くことはない。
(――まいったな。何かキッカケさえあれば……)
放課後の廊下は、部活へ向かう生徒たちの足音と笑い声でざわめいていた。窓から差し込む夕日が床に長く影を落とし、いつもの校舎がほんの少し違って見える。
廊下の向こう――金髪の背中が見えた瞬間、心臓が一拍跳ねた。榎本虎太郎。いつも通り友人たちとふざけ合っているのに、その笑い声には作り物めいた軽さがあった。
「え……榎本っ」
気づけば声が漏れていた。榎本が肩をビクつかせて振り返る。一瞬、きょとんとした顔。その表情が、妙に胸に刺さる。
「……委員長?」
仲間たちが空気を察して「先、行ってる」と軽く手を振り、去っていった。廊下にふたりきりで残る。榎本は片手をスラックスのポケットに突っ込み、少し照れ隠しのように顎を引いた。
「なんだよ、呼び止めるなんて珍しいな。説教か?」
いつもの軽口――のはずだった。だが俺は足を止めたまま、まっすぐに榎本を見つめていた。
「……お前、最近どうした」
それだけで、榎本の笑みが僅かに揺らぐ。
「どうしたって……別に。俺はいつも通りだろ」
「違う」
短く切り捨てると、夕陽が榎本の横顔を照らした。曖昧な笑顔が赤に染まり、どこか儚く見える。
「以前のお前なら、無遠慮に俺のクラスに現れて、くだらないことで騒ぎ立てて……無理やり俺を巻き込んでいた。だが今は……」
言葉が喉で止まる。“寂しい”など、言えるはずもない。“もっと騒いでほしい”なんて、なおさら。けれど胸の奥にぽっかりと空いた穴は、否定できなかった。
榎本はぽかんと俺を見て、それから目を逸らした。
「悪ぃな。なんか、ちょっと……どうしていいかわかんなくなっただけだ」
軽く笑い飛ばそうとした声は、少しだけ震えていた。その震えを聞き逃すはずがない。俺は無意識に数歩、近づいていた。
「わからないなら……俺に言え」
短く強い響きを持つその言葉に、榎本の肩がびくりと揺れた。沈黙がふたりの間を満たす。夕陽はさらに傾き、廊下の影を濃くしていく。
「なぁ、委員長」
榎本の掠れた声が耳に届いた。
「俺、前にさ……告っただろ。あのあと断られて……正直、どうしていいかわかんなくなった」
胸の奥がざわめく。思い出したくなかったやり取りが、痛いほど鮮やかに蘇った。あの時、俺は確かに切り捨てた――「やめろ」と。
「でもさ断られたのに、今までみたいにガツガツ行ったら、マジでもっと嫌われんじゃねぇかって……」
榎本は頭を掻き、照れ隠しの笑みを浮かべるが、目元は全然笑っていない。
「委員長のことは気になる。放っとけねぇ。でも、また拒絶されたら……って思ったら、やっぱ怖くて」
夕陽に照らされた金髪が、赤く燃えるように光る。いつもは馬鹿みたいに明るい男が、初めて見せる素顔だった。
「俺さ……どうすりゃいいんだよ」
告げられた榎本の心情に息が詰まる。俺の言葉が、榎本をこんなにも迷わせていた――その重さが胸にのしかかる。何も言えない俺を見て、榎本は自嘲気味に笑った。
「ほらな。やっぱ俺、空回りしてんじゃん」
踵を返そうとする背中に、咄嗟に声が飛び出した。
「榎本!」
無意識に手が伸びる。触れる直前で止まった指先が、宙を彷徨う。胸の奥が、不器用に脈打っていた。この背中を、このまま見送るなんてできなかった。
「榎本……待て」
低く響いた声に、榎本が振り返る。その腕を、俺の指先が僅かに掴んでいた。
「委員長?」
自分でも驚くほど、自然に体が動いていた。視線を揺らしながら、必死になって言葉を探す。
「榎本、お前が空回りなんて、していない」
「え?」
榎本の目が、大きく見開かれる。俺は逸らさずに続けた。
「俺は……どう接すればいいのかわからなかった。お前のことを拒絶したくせに、結局気にしてばかりいた。だから最初に距離をとっていたのは、俺のほうなんだ」
口にした瞬間、自分の本心が輪郭を持ち始めた。榎本のことが気になって仕方がなかった――それは、紛れもない事実だった。
「……委員長」
掴まれた腕を見下ろし、榎本は目を上げる。その瞳は期待と戸惑いが入り混じり、どこか泣き出しそうなほどにまっすぐだった。
夕陽が差し込み、ふたりの影が長く伸びる。息遣いが近い。鼓動の音が混ざり合う。
「だから、その……お前のことを、もっと知りたい」
我ながら、震える声だった。榎本は一瞬驚き、それからゆっくりと――顔に光が差したように笑った。
「佐伯……今、なんて言った?」
「聞こえただろう。俺は、お前のことを知りたいんだ」
胸の奥に熱が駆け上がる。榎本は抑えきれない衝動に突き動かされたのか、俺との距離を詰めた。
「ふざけてなんか言わねぇよな?」
「俺は、そんなことしない」
「なら……もう遠慮しねぇからな」
榎本の手が俺の肩に置かれる。夕陽に染まった頬が赤く輝く。至近距離で目を合わせると、いつも冷静な俺の瞳が、僅かに揺れているのが自分でもわかった。
「俺も……もっと知りてぇ。委員長のこと」
「……」
「どんな顔して笑うのかとか、何考えてるのかとか、全部」
囁くような声が、胸の奥に染み込んでいく。榎本の顔がぐっと近づき、息が触れるほどの距離で見つめ合う。目の前がボヤける至近距離に、睫毛が微かに震える。
「もう逃げんなよ……俺、止まれねぇから」
ふざけもごまかしも一切ない、まっすぐな言葉。榎本の胸の高鳴りが、まるで伝わってくるように俺に響いていた。
俺を笑わせるためだけに日参していたというのに、榎本は相変わらずB組に顔を出さないし、特別な用事がない限り俺が榎本のクラスに赴くことはない。
(――まいったな。何かキッカケさえあれば……)
放課後の廊下は、部活へ向かう生徒たちの足音と笑い声でざわめいていた。窓から差し込む夕日が床に長く影を落とし、いつもの校舎がほんの少し違って見える。
廊下の向こう――金髪の背中が見えた瞬間、心臓が一拍跳ねた。榎本虎太郎。いつも通り友人たちとふざけ合っているのに、その笑い声には作り物めいた軽さがあった。
「え……榎本っ」
気づけば声が漏れていた。榎本が肩をビクつかせて振り返る。一瞬、きょとんとした顔。その表情が、妙に胸に刺さる。
「……委員長?」
仲間たちが空気を察して「先、行ってる」と軽く手を振り、去っていった。廊下にふたりきりで残る。榎本は片手をスラックスのポケットに突っ込み、少し照れ隠しのように顎を引いた。
「なんだよ、呼び止めるなんて珍しいな。説教か?」
いつもの軽口――のはずだった。だが俺は足を止めたまま、まっすぐに榎本を見つめていた。
「……お前、最近どうした」
それだけで、榎本の笑みが僅かに揺らぐ。
「どうしたって……別に。俺はいつも通りだろ」
「違う」
短く切り捨てると、夕陽が榎本の横顔を照らした。曖昧な笑顔が赤に染まり、どこか儚く見える。
「以前のお前なら、無遠慮に俺のクラスに現れて、くだらないことで騒ぎ立てて……無理やり俺を巻き込んでいた。だが今は……」
言葉が喉で止まる。“寂しい”など、言えるはずもない。“もっと騒いでほしい”なんて、なおさら。けれど胸の奥にぽっかりと空いた穴は、否定できなかった。
榎本はぽかんと俺を見て、それから目を逸らした。
「悪ぃな。なんか、ちょっと……どうしていいかわかんなくなっただけだ」
軽く笑い飛ばそうとした声は、少しだけ震えていた。その震えを聞き逃すはずがない。俺は無意識に数歩、近づいていた。
「わからないなら……俺に言え」
短く強い響きを持つその言葉に、榎本の肩がびくりと揺れた。沈黙がふたりの間を満たす。夕陽はさらに傾き、廊下の影を濃くしていく。
「なぁ、委員長」
榎本の掠れた声が耳に届いた。
「俺、前にさ……告っただろ。あのあと断られて……正直、どうしていいかわかんなくなった」
胸の奥がざわめく。思い出したくなかったやり取りが、痛いほど鮮やかに蘇った。あの時、俺は確かに切り捨てた――「やめろ」と。
「でもさ断られたのに、今までみたいにガツガツ行ったら、マジでもっと嫌われんじゃねぇかって……」
榎本は頭を掻き、照れ隠しの笑みを浮かべるが、目元は全然笑っていない。
「委員長のことは気になる。放っとけねぇ。でも、また拒絶されたら……って思ったら、やっぱ怖くて」
夕陽に照らされた金髪が、赤く燃えるように光る。いつもは馬鹿みたいに明るい男が、初めて見せる素顔だった。
「俺さ……どうすりゃいいんだよ」
告げられた榎本の心情に息が詰まる。俺の言葉が、榎本をこんなにも迷わせていた――その重さが胸にのしかかる。何も言えない俺を見て、榎本は自嘲気味に笑った。
「ほらな。やっぱ俺、空回りしてんじゃん」
踵を返そうとする背中に、咄嗟に声が飛び出した。
「榎本!」
無意識に手が伸びる。触れる直前で止まった指先が、宙を彷徨う。胸の奥が、不器用に脈打っていた。この背中を、このまま見送るなんてできなかった。
「榎本……待て」
低く響いた声に、榎本が振り返る。その腕を、俺の指先が僅かに掴んでいた。
「委員長?」
自分でも驚くほど、自然に体が動いていた。視線を揺らしながら、必死になって言葉を探す。
「榎本、お前が空回りなんて、していない」
「え?」
榎本の目が、大きく見開かれる。俺は逸らさずに続けた。
「俺は……どう接すればいいのかわからなかった。お前のことを拒絶したくせに、結局気にしてばかりいた。だから最初に距離をとっていたのは、俺のほうなんだ」
口にした瞬間、自分の本心が輪郭を持ち始めた。榎本のことが気になって仕方がなかった――それは、紛れもない事実だった。
「……委員長」
掴まれた腕を見下ろし、榎本は目を上げる。その瞳は期待と戸惑いが入り混じり、どこか泣き出しそうなほどにまっすぐだった。
夕陽が差し込み、ふたりの影が長く伸びる。息遣いが近い。鼓動の音が混ざり合う。
「だから、その……お前のことを、もっと知りたい」
我ながら、震える声だった。榎本は一瞬驚き、それからゆっくりと――顔に光が差したように笑った。
「佐伯……今、なんて言った?」
「聞こえただろう。俺は、お前のことを知りたいんだ」
胸の奥に熱が駆け上がる。榎本は抑えきれない衝動に突き動かされたのか、俺との距離を詰めた。
「ふざけてなんか言わねぇよな?」
「俺は、そんなことしない」
「なら……もう遠慮しねぇからな」
榎本の手が俺の肩に置かれる。夕陽に染まった頬が赤く輝く。至近距離で目を合わせると、いつも冷静な俺の瞳が、僅かに揺れているのが自分でもわかった。
「俺も……もっと知りてぇ。委員長のこと」
「……」
「どんな顔して笑うのかとか、何考えてるのかとか、全部」
囁くような声が、胸の奥に染み込んでいく。榎本の顔がぐっと近づき、息が触れるほどの距離で見つめ合う。目の前がボヤける至近距離に、睫毛が微かに震える。
「もう逃げんなよ……俺、止まれねぇから」
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