ドS上司の意外な一面

相沢蒼依

文字の大きさ
83 / 83
この想いのお味はいかがですか?

この想いのお味はいかがですか?

しおりを挟む
 互いの料理を食べ合って後片付けをし、お風呂に入って人心地がついたところで寝室に向かう。薄暗がりの中で、先にベッドに横になっている正仁さんに目が留まった。

(私を喜ばせるためにたくさんの買い物をしたり、美味しいカレーを作ってくれた旦那さまを喜ばせてあげたい――)

 すごく恥ずかしかったけれど全裸でベッドの中に潜り込んで、正仁さんにぎゅっと抱きついてみた。

「へぇ、スパイスの効能のお蔭で随分と積極的になったんですね」

「スパイスの効能って?」

 抱きついた私の躰を正仁さんはいとも簡単にベッドの上に磔にして、素早く跨った。

「滋養強壮剤と呼ばれるものを中心に使いましたから。ここぞとばかりに性欲が増しているのではないですか?」

 言うなり目の前にある顔が近づいてきて、私の唇を貪るように塞いだ。そして舌は激しく口内を犯す。いつもは優しいキスから始めるのに、正仁さんもスパイスの効能で性欲が上がっているのかな?

 そんな事を考えている内にようやく唇が解放されると、互いの舌を透明な糸が結んでいた。激しいキスに息をするのもやっとで、正仁さんの顔をぼんやりと見つめるのが精一杯だった。

「そんな可愛い顔を、他の男に見せてはいけませんよ。いいですね」

 着ていたパジャマの上下を素早く脱ぎ捨てて掠れた声で告げるなり、首筋に正仁さんの唇が這っていく。

「ぁあっ、んっ!」

 肌の上を這う舌先にぞくぞくしたものを感じて、甘い声をあげずにはいられない。

「下着を脱がす楽しみはありませんが、こうして積極的な君を堪能する時間が増えるのがいいですね」

 大きな両手で乳房を揉みしだかれ、舌を出した正仁さんの顔がその先端に近づいた。それを目の当たりにして、とっても恥ずかしいのになぜだか目を逸らせない。

 そのままじっと見つめていると、唇から出た舌先が先端にそっと触れる。

「んんっ!」

 恥ずかしがる私に見えるようにわざと口には含まず、舌先だけで硬くなったソレを転がされた。視覚と聴覚を使っての愛撫に、自然と声が漏れてしまう。

「あっ、はぁあっ、まさひ、とさ……」

「感じる君の声を聴かせてください、もっと」

 今度は乳房を寄せて、両方の突起を音を立てながら交互に吸われた。

「やっ、恥ずかしぃ、のにっ……ああん!」

 いつもより感じてしまうのは、カレーのせいなのかな。堪えきれない快感が下半身に伝わってじんじんと熱を持ち、秘部にじわりとした湿り気をもたらした。

「君がこれだけでこんなに感じているということは、ここはどうなっているのでしょうね」

 片側の口角を上げて私の膝の間に躰を割り込ませ、両足を左右に大きく開かされた。正仁さんの細長い指が秘部に触れる。

「ちょっと触れただけなのに、もう濡れているんですね。それにここも堅くなってる」

 秘豆と蜜壺を一緒に音を立てるように触れられ、気がおかしくなりそうだった。

「駄目っ、そんなに弄っちゃっ……ああっ、我慢できないっ」

「分かりました。少々早いですが、美味しくいただきましょう」

 正仁さんの張り詰めて大きくなっているモノが、蜜の溢れる場所にあてがわれる。今か今かと待ち焦がれていると、躊躇なく一気に最奥まで貫かれてしまった。

「ひゃあぁんっ!」

「ひとみの中、すごくヒクついて悦んでいますね。それにいつもよりキツいです。きゅうきゅう締め付けられるせいで、我慢するのが大変……」

 耳元で吐息混じりに囁かれるせいで、くすぐったくてしょうがない。

「正仁さ、我慢し、ないで。いっぱい感じて……」

「感じるたびに俺のを締め上げるから、美味しく堪能できる余裕がありません」

 そんな事を言いながら、様々な角度で私の中をえぐるように何度も貫いた。

「ぁあっ、も、イキそ……ぅうんっ」

「まだまだイカせません、もう少しだけ」

 限界に近づくと、正仁さんはそのたびに動きを止める。

「やぁん、いじわる……しないでくださぃ」

 眉根を寄せて哀願した私を見て、切なげに微笑んだ正仁さんがふたたび動き出した。

「しょうがないですね。イカせてあげましょう」

 今までにない速さで一番奥をずんずんと突きまくったその瞬間に、声にならない声でイった私を見て、正仁さんの動きが更に加速する。

「イくっ!」

 痙攣している私の中に、正仁さんの膨張したソレが弾けるのを感じた。

「ありがとう、ひとみ。とても甘くて美味しい君をいただくことができました」

「私も。ありがとうございます」

 結局勝負は引き分けになり、互いの願い事を打ち明け合った。それぞれの願いを叶えた今、そのまま抱き合って、互いの愛情を深さを確かめ合うことができた一日になったのでした。

おしまい

最期まで閲覧ありがとうございました(*- -)(*_ _)ペコリ
しおりを挟む
感想 1

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(1件)

2018.05.06 ユーザー名の登録がありません

退会済ユーザのコメントです

2018.05.07 相沢蒼依

タイトル通りにこれでもかと、意外な展開を網羅してみました(・∀・)
文章に多少癖が出ているのですが、それを『味』と受け取ってくださっているのが嬉しいです。
ふたりのその後も連載していきますので、楽しんでいただけたら幸いです。

コメントありがとうございました!

解除

あなたにおすすめの小説

エリート警察官の溺愛は甘く切ない

日下奈緒
恋愛
親が警察官の紗良は、30歳にもなって独身なんてと親に責められる。 両親の勧めで、警察官とお見合いする事になったのだが、それは跡継ぎを産んで欲しいという、政略結婚で⁉

黒瀬部長は部下を溺愛したい

桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。 人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど! 好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。 部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。 スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。

イケメン副社長のターゲットは私!?~彼と秘密のルームシェア~

美和優希
恋愛
木下紗和は、務めていた会社を解雇されてから、再就職先が見つからずにいる。 貯蓄も底をつく中、兄の社宅に転がり込んでいたものの、頼りにしていた兄が突然転勤になり住む場所も失ってしまう。 そんな時、大手お菓子メーカーの副社長に救いの手を差しのべられた。 紗和は、副社長の秘書として働けることになったのだ。 そして不安一杯の中、提供された新しい住まいはなんと、副社長の自宅で……!? 突然始まった秘密のルームシェア。 日頃は優しくて紳士的なのに、時々意地悪にからかってくる副社長に気づいたときには惹かれていて──。 初回公開・完結*2017.12.21(他サイト) アルファポリスでの公開日*2020.02.16 *表紙画像は写真AC(かずなり777様)のフリー素材を使わせていただいてます。

【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜

来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、 疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。 無愛想で冷静な上司・東條崇雅。 その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、 仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。 けれど―― そこから、彼の態度は変わり始めた。 苦手な仕事から外され、 負担を減らされ、 静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。 「辞めるのは認めない」 そんな言葉すらないのに、 無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。 これは愛? それともただの執着? じれじれと、甘く、不器用に。 二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。 無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

恋とキスは背伸びして

葉月 まい
恋愛
結城 美怜(24歳)…身長160㎝、平社員 成瀬 隼斗(33歳)…身長182㎝、本部長 年齢差 9歳 身長差 22㎝ 役職 雲泥の差 この違い、恋愛には大きな壁? そして同期の卓の存在 異性の親友は成立する? 数々の壁を乗り越え、結ばれるまでの 二人の恋の物語

美しき造船王は愛の海に彼女を誘う

花里 美佐
恋愛
★神崎 蓮 32歳 神崎造船副社長 『玲瓏皇子』の異名を持つ美しき御曹司。 ノースサイド出身のセレブリティ × ☆清水 さくら 23歳 名取フラワーズ社員 名取フラワーズの社員だが、理由があって 伯父の花屋『ブラッサムフラワー』で今は働いている。 恋愛に不器用な仕事人間のセレブ男性が 花屋の女性の夢を応援し始めた。 最初は喧嘩をしながら、ふたりはお互いを認め合って惹かれていく。

数合わせから始まる俺様の独占欲

日矩 凛太郎
恋愛
アラサーで仕事一筋、恋愛経験ほぼゼロの浅見結(あさみゆい)。 見た目は地味で控えめ、社内では「婚期遅れのお局」と陰口を叩かれながらも、仕事だけは誰にも負けないと自負していた。 そんな彼女が、ある日突然「合コンに来てよ!」と同僚の女性たちに誘われる。 正直乗り気ではなかったが、数合わせのためと割り切って参加することに。 しかし、その場で出会ったのは、俺様気質で圧倒的な存在感を放つイケメン男性。 彼は浅見をただの数合わせとしてではなく、特別な存在として猛烈にアプローチしてくる。 仕事と恋愛、どちらも慣れていない彼女が、戸惑いながらも少しずつ心を開いていく様子を描いた、アラサー女子のリアルな恋愛模様と成長の物語。

貧乏大家族の私が御曹司と偽装結婚⁈

玖羽 望月
恋愛
朝木 与織子(あさぎ よりこ) 22歳 大学を卒業し、やっと憧れの都会での生活が始まった!と思いきや、突然降って湧いたお見合い話。 でも、これはただのお見合いではないらしい。 初出はエブリスタ様にて。 また番外編を追加する予定です。 シリーズ作品「恋をするのに理由はいらない」公開中です。 表紙は、「かんたん表紙メーカー」様https://sscard.monokakitools.net/covermaker.htmlで作成しました。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。